虹とモンスーン

アジア連帯講座のBLOG

反基地

【報告】1.27オスプレイ反対全国集会-日比谷野音に4000人

DSCF1634 一月二七日午後三時、日比谷野外音楽堂で「NO OSPREY 東京集会─オスプレイ配備撤回!普天間基地の閉鎖・撤去!県内移設断念!─」がオスプレイ配備に反対する沖縄県民大会実行委員会の主催によって行われ、全国から各沖縄県人会や全労協・全労連・連合などの労働組合、基地反対運動を続ける市民団体など四〇〇〇人が集まった。壇上には沖縄選出の七人の国会議員、市町村首長、県会・市町村議員・議長ら一四〇人がオスプレイ反対の赤いゼッケンをつけて並んだ。
 

 沖縄では昨年九月九日に一〇万人が集まる県民大会を開き、米軍のMV22オスプレイ機配備に反対してきたが、日米政府は一〇月に強行配備した。配備後は日米合意に反し、危険な飛行が続けられている。さらに追加配備や嘉手納基地へ特殊作戦用CV22オスプレイ配備を米軍は明らかにした。

 このため安倍首相や関係大臣に対し、直接、配備撤回を求めるため、沖縄県内四一市町村長全員と全政党・会派の県議会議員、市町村議員など約一四〇人による上京行動となった。二八日には政府や関係省庁への要請行動、院内集会を行う予定となっている。
 
 喜納昌春さん(共同代表・県議会議長)が「沖縄に配備されたオスプレイはルール無視の訓練を昼夜行っている。これは単なる機種変更ではなく基地の強化であり、今後も新たな配備が予定されている。そして、日本全国でも訓練が行われる。沖縄と同じような危険にさらされる」とオスプレイ配備反対、普天間基地撤去、基地の県内移設に反対する立場を表明し主催者あいさつとした。

 次に、市町村代表があいさつをした。翁長雄志さん(共同代表・市長会会長)は「沖縄は二七年間米軍の施政権下に置かれ、憲法の適用がなかった。この間に日本は高度成長した。〇・六%の面積に七四%の基地を押しつけ基本的人権は無視された。その頂点にオスプレイの配備がある」と指摘し、「こうした事態に、オール沖縄で基地の縮小を求め希望と勇気を持てるように立ち上がった。米軍基地は経済発展の阻害となっている。日米安保体制は砂上の楼閣だ。沖縄が日本に甘えているのか、逆に日本が沖縄に甘えているのか」と鋭く問うた。

 城間俊安さん(町村会会長)は「今日の行動は歴史的第一歩だ。平和の町、武器を持たない沖縄の痛みを日本国民が知り、痛みを分け合ってほしい」と訴えた。永山盛廣さん(市議会議長会会長)は「日本を良くするためにも沖縄の平和と安全を守ろう」と語った。中村勝さん(町村議会議長会会長)は「オスプレイが移駐してきたが決して許さない。一日も早くオスプレイの撤去を。日本の安全は日本全体で考えてほしい」と話した。

 各沖縄県人会を代表して渡久山朝輝さん(東京沖縄県人会会長)が「これほど反対している沖縄県民の意思を無視するのか。それは沖縄差別だ」と指摘し、オスプレイ配備問題は日本全体の問題だと提起し、県人会も共に闘うと激励のあいさつをした。

 次に平良菊さん(共同代表・婦人連合会会長)が安倍晋三首相宛の建白書(別掲)を読み上げた。行動提起とガンバロー三唱、照屋義実さん(共同代表・商工連合会会長)が閉会のあいさつをした後、銀座を通り東京駅までのデモ行進を行った。オスプレイの配備を撤回させ、普天間基地閉鎖、高江ヘリパッド反対、辺野古への新基地建設を許さない闘いを日本全国で強化しよう。(M)
 
:::::::::::::::::

内閣総理大臣 安倍晋三殿

             建白書
 

DSCF1646 我々は2012年9月9日、日米両政府による垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの強行配備に対し、怒りを込めて抗議し、その撤回を求めるために、10万余の県民が結集して「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」を開催した。
 
 にもかかわらず、日米両政府は、沖縄県民の総意を踏みにじり、県民大会からわずかひと月も経たない10月1日、オスプレイを強行配備した。

 沖縄は、米軍基地の存在ゆえに幾多の基地被害をこうむり、1972年の復帰後だけでも、米軍人等の刑法犯罪件数が6000人近くに上る。

 沖縄県民は、米軍による事件・事故、騒音被害が後を絶たない状況にあることを機会あるごとに申し上げ、政府も熟知しているはずである。

 とくに米軍普天間基地は市街地の真ん中に居座り続け、県民の生命・財産を脅かしている世界一危険な飛行場であり、日米両政府もそのことを認識しているはずである。

 このような危険な飛行場に、開発段階から事故を繰り返し、多数にのぼる死者をだしている危険なオスプレイを配備することは、沖縄県民に対する「差別」以外なにものでもない。現に米本国やハワイにおいては、騒音に対する住民への考慮などにより訓練が中止されている。

 沖縄ではすでに、配備された10月から11月の2ヶ月間の県・市町村による監視において300件超の安全確保違反が目視されている。日米合意は早くも破綻していると言わざるを得ない。

 その上、普天間基地に今年7月までに米軍計画による残り12機の配備を行い、さらには2014年から2016年にかけて米空軍嘉手納基地に特殊作戦用離着陸輸送機CV22オスプレイの配備が明らかになった。言語道断である。

 オスプレイが沖縄に配備された昨年は、いみじくも祖国日本に復帰して40年目という節目の年であった。古来琉球から息づく歴史、文化を継承しつつも、また私たち日本の一員としてこの国の発展を共に願ってもきた。

 この復帰40年目の沖縄で、米軍はいまだ占領地でもあるかのごとく傍若無人に振る舞っている。国民主権国家日本のあり方が問われている。

 安倍晋三内閣総理大臣殿。

 沖縄の実情を今一度見つめて戴きたい。沖縄県民総意の米軍基地からの「負担軽減」を実行して戴きたい。

 以下、オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会実行委員会、沖縄県議会、沖縄県市町村関係4団体、市町村、市町村議会の連名において建白書を提出致します。

1.         オスプレイの配備を直ちに撤回すること。及び今年7月までに配備されるとしている12機の配備を中止すること。また嘉手納基地への特殊作戦用垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの配備計画を直ちに撤回すること。

2.         米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念すること。
 

【案内】1.27 オスプレイ配備撤回、普天間基地閉鎖・返還を求める東京集会

オスプレイ配備撤回、普天間基地閉鎖・返還を求める東京集会

1月27日(日)午後3時〜4時 日比谷野外大音楽堂

<主催>オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会実行委員会

【拡散希望】
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
沖縄県民大会実行委が、1月27・28日総理直訴東京行動へ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
最大の集まりで沖縄の人々とオスプレイ配備撤回を訴えよう
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


<総理直訴東京行動の日程>

◆オスプレイ配備撤回、普天間基地閉鎖・返還を求める東京集会
1月27日(日)午後3時〜4時 日比谷野外大音楽堂
集会後、銀座パレード

◆総理直訴行動・関係大臣等要請
1月28日(月)午前から

<最寄り駅>
東京メトロ丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口約3分
東京メトロ日比谷線又は千代田線「日比谷駅」A14出口約5分
東京メトロ日比谷線「霞ヶ関駅」A5出口約4分
東京メトロ千代田線「霞ヶ関駅」C4出口約3分
都営地下鉄三田線「内幸町駅」A7出口約3分
JR山手線・京浜東北線「有楽町駅」「新橋駅」
日比谷口出口約15分
http://hibiya-kokaido.com/

<主催>オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会実行委員会

 オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会実行委員会は、オール沖
縄で政府へ突きつける総理直訴東京行動を決めました。オスプレイ配
備撤回とともに、県民大会の決議文に沿って、米軍普天間基地の早
期閉鎖・撤去も求めていきます。

 41市町村長や県議、市町村議員ら総勢約100人の代表団が出向
き、集会には、東京、埼玉、千葉、神奈川など関東圏の沖縄県人会を
はじめ、オスプレイ沖縄配備と低空飛行訓練に反対する市民が集い、
大規模の集会を実現します。

 沖縄の人々とともに私たちの問題として強くアピールするため、多く
のみなさまが参加することを呼びかけます。また、総理直訴行動には
国会周辺での連帯・激励行動も計画中です。詳しくはホームページを
ご覧になるか、お問い合わせ下さい。

★チラシをダウンロードできます。
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/130127_28bill.pdf

*****************************
<呼びかけ>オスプレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワーク
      http://noosprey.xxxxxxxx.jp/
連絡先:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(電話:090-3910-4140)
     沖縄意見広告運動(電話:03-6382-6537)
     ピースボート(電話:03-3363-7561)
*****************************

【報告】11.17 基地づくり! 海づくり? 天皇の沖縄訪問反対!緊急行動

IMG_1487 11月17日、「基地づくり! 海づくり? 天皇の沖縄訪問反対! 緊急行動」実行委は、東京・水谷橋公園で集会とデモを行い、50人が参加した。

 天皇アキヒトとミチコは、天皇制統合装置の一つである第32回全国豊かな海づくり大会出席(18日)のために17日から20日までの日程で沖縄県を訪問する。天皇制の侵略戦争の推進と戦争責任を反省せず、あいまい化させるために国立沖縄戦没者墓苑(17日)、久米島(20日)にも渡る。天皇訪沖は、「本土資本」による乱開発と環境破壊、オスプレイの強制配備、辺野古と高江の新基地建設、普天間基地の不撤去、基地集中化、米兵による女性への暴力、自衛隊配備拡大など日米安保と沖縄支配を強化するために強行した。

 公園周辺は、大量の公安政治警察と機動隊が配置につき、面割と盗撮、不当な規制を策動してきた。沖縄現地でも天皇訪沖・海づくり大会反対行動への重弾圧態勢が敷かれ、警視庁も特科車両隊と第6機動隊の隊員およそ400人を派遣した。天皇のための暴力発動を許さず、沖縄現地行動に連帯を込めて集会を開始した。



天皇行事の「海づくり大会」は欺まんだ



 どしゃぶりの雨という悪天候だったが主催者から力強く開催あいさつが行われ、「沖縄の石油基地では原油が漏れ出しており、収束作業中だ。環境破壊は続いており、辺野古に新基地を作ろうとしている。『海づくり大会』の欺まん性は明らかだ。沖縄民衆はNOと言っている。だが天皇は、人々の怒りを抑えるために訪沖する。日米の方針にもとづく政治行動だ。琉球処分と沖縄戦、米軍政支配、『本土復帰』と踏みにじり続けてきた象徴天皇制の犯罪をアピールしていこう」と発言した。

 沖縄現地からまよなかしんやさん(「海づくり大会」への天皇出席反対アクション)の「久米島への発上陸は、皇軍による朝鮮人虐殺等をわい曲する動きであり断じて容認できない。アキヒトは皇位を継承したのであるからヒロヒトの戦争責任を担っている存在である。謝罪や反省をしないままの来沖を容認しない。琉球の海の破壊を許さない。琉球民族の自己決定権、先住権確立、脱植民地化運動を潰そうとする日米のアメとムチに屈することなく前進していこう」というメッセージが紹介された。

 吉田正司さん(沖縄・一坪反戦地主会・関東ブロック)は、「沖縄ではオスプレイ配備反対行動に対して米軍は、報復弾圧として基地周辺にある市民駐車場、市民ひろばを閉鎖してしまった。市民生活に欠かせない場所だった。だがゲート前で毎週金曜日抗議行動が続いている。辺野古新基地のアセス評価書が出た。埋め立てして海を破壊して、なにが海づくりだ。いいかげんなアセスを批判していこう」と糾弾した。

 井上森さん(やってる場合か!「スポーツ祭東京」実行委員会)は、「天皇訪沖でメディアに出てくるのは、『歓迎』ばかりだ。国体も天皇のための行事だ。2013年9月28日から東京国体が行われる。1000億円以上の金が使われる。無駄使いもはなはだしい。東京国体反対運動を公然と登場し続けていくことが大事だ」とアピール。

 続いて中川信明さん(靖国・天皇制問題情報センター)、国富建治さん(反安保実)の発言が行われた。

 デモに移り、銀座一帯にわたって「天皇は基地づくり海つぶしの現実を隠蔽する儀礼をやめろ!」「沖縄を日米安保の道具にするな!」のシュプレヒコールで訴えた。途中、「在日特権を許さない市民の会」や街宣右翼の挑発があったが断固として日比谷までデモを貫徹した。

 解散地点で渡辺健樹さん(日韓民衆連帯全国ネットワーク)の発言。

 続いて松本和史さん(「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会)は、「11月13日、がくろう神奈川の組合員が免状等不実記載容疑で神奈川県警公安三課によって不当逮捕された。だが横浜地裁は拘留請求を却下し、被弾圧者は14日釈放された。県警の弾圧を許さない」と報告した。

(Y)
 

【案内】基地づくり! 海づくり? 天皇の沖縄訪問反対!11.17緊急行動 銀座デモ!

基地づくり! 海づくり? 天皇の沖縄訪問反対! 緊急行動 銀座デモ!

日時:2012年11月17日(土)15:00集合

水谷橋公園 
中央区銀座1-12-6
(東京メトロ有楽町線・銀座1丁目駅徒歩5分)
 
主催:基地づくり! 海づくり? 天皇の沖縄訪問反対! 緊急行動

  
 今年11月17-18日、「復帰40周年記念事業」の一環として、沖縄の糸満で天皇出席の儀式である「全国豊かな海づくり大会」が準備されています。「大会開催の意義」には、「生産の基盤となるサンゴ礁も地球温暖化の影響による白化現象など」の厳しい状況にあり、「海づくり大会」の開催は「県民一人ひとりの(中略)意識の高揚と併せて、本県の水産業振興と発展を図るうえで、大変意義深い」とあります。ここでは、沖縄の海にかかる問題として、「復帰」を前後して大規模に進められた「本土資本」による開発の結果としての環境破壊、現在的には辺野古の海上基地建設問題についてなど一切触れられていません。

 また、沖縄の人々の怒りをかきたて、粘り強い抵抗を持続させているのは、オスプレイの強制配備、辺野古と高江の新基地建設問題、普天間基地の不撤去問題、全国の74%を占めるという基地集中化の問題、あるいは米兵による途絶えることのない女性への暴力や、領土問題」を口実にした自衛隊配備の強化という現実であり、その構造を作りだした日米安保~日米地位協定の問題と、その発端を作った昭和天皇であることは間違いありません。そして、その根底には、近代以降継続する、日本による沖縄支配という現実があります。

 日本政府は基地問題に対してアメリカと交渉するどころか、アメリカと一緒になって安保と基地を沖縄に押しつけています。その沖縄で開催される「海づくり大会」という天皇の政治パフォーマンスとは、琉球処分と沖縄戦、米軍政支配、「本土復帰」と踏みにじり続けてきた沖縄を、あらためて日本に「統合」していく儀式でしかありません。

 これらすべてに対して、私たちはこの首都圏からできる限りの大きな抗議の声を大きく上げていきたいと考え、緊急行動を呼びかけます。「海はつくれない!」「天皇は基地づくり海つぶしの現実を隠蔽する儀礼をやめろ!」「沖縄を日米安保の道具にするな!」等々の声をあげていきましょう。

【報告】止めるぞ!オスプレイの沖縄配備 許すな!低空飛行訓練11・4全国集会

114オスプレイ 
 一一月四日、東京・芝公園で「止めるぞ!オスプレイの沖縄配備 許すな!低空飛行訓練11・4全国集会」がフォーラム平和・人権・環境とオスプレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワークの共催によって開かれた。平和フォーラムに結集する全国の労働組合の旗が芝公園全体を埋めつくし、首都圏を中心に基地反対運動を続ける市民団体も参加した。

 集会の開始にあたって司会者が「一〇月一日に沖縄にオスプレイが配備されたが低空、夜間飛行、コンクリートブロックを吊り下げての飛行、そして騒音とひどい状態だ。一昨日の全国知事会で野田首相は沖縄の負担の軽減のために、全国で訓練を行う、と発言したがとんでもない。全国が沖縄化することだ」と述べ、本日の全国集会の重要性を促した。

 主催者あいさつを藤本泰成さん(平和フォーラム事務局長)と野平晋作さん(ピースボート共同代表)が行った。藤本さんは「①何回も事故を起こしている欠陥飛行機だ。そして安全に着陸するためのオートローテーション機能がなく、日本の空を飛ぶことができない飛行機だ②日本政府は米国側の立場に立っている③米政府はニューメキシコやハワイでは市民の反対で訓練飛行をやめた。なぜ、日本で飛ばすのか」と問題点を指摘し、「全国への訓練開始は沖縄の負担軽減にならない。アジア諸国との信頼・友好のためにも配備反対の声を上げよう。事故が起きてからでは遅い」と訴えた。

 野平さんは首都圏での沖縄連帯の取り組みを報告した後、「一一月から全国各地で訓練飛行が行われるが、それに反対する共通のスローガンは、沖縄の配備反対が第一であり、それと連帯して自分の所でも配備反対と、沖縄のためになる運動でなければならない」ことを強調した。

 沖縄からの訴えを山城博治さん(沖縄平和運動センター事務局長)と桃原功さん(普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団事務局次長、宜野湾市議会議員)が行った。山城さんは一二月中旬、普天間基地ゲート前に大結集し、基地封鎖をやろうと訴えた(別掲)。

 次に桃原さんは普天間基地が銃剣とブルドーザーによって土地を強制的に奪いとって建設された歴史を語り、九月二六日からのゲート前の闘いを紹介した。「三ゲートを一〇〇人足らずで数時間封鎖した。こうした行動は初めてであった。もう少し人がいればもっと封鎖できただろう。二〇〇二年普天間基地の爆音訴訟を起こし、判決が出、爆音被害は認定したが飛行差止めは認めなかった。それで第二次訴訟を起こした。オスプレイが墜落しないか心配しながら毎日生活している。高齢者などさまざまな人々が毎日基地の前で「マリーゴーホーム、ヤンキーゴーホーム」と叫んでいる」。

 「また婦女暴行事件、住居侵入暴力事件が相次いで起きた。『ぬがわささん』=絶対にゆるさん。外も歩けないのか、寝ることもできないのか。涙が出てくる。野嵩ゲートにある基地の抗議行動などの時使っている駐車場が使えないようにされた。これは運動への報復だ。反省もせず、謝罪もしない。許せない」。

 「沖縄とやまとの温度差を感じる。それは沖縄差別とも感じる。どうしたらなくすことができるのか。やまとの人たちにはもっとがんばっていただきたい。いっしょに闘っていきたい。沖縄のマスコミは闘いを大きく報道するがやまとのメディアは報道しない。ぜひともマスコミが報道するようにあらゆる工夫をしてほしい。そして沖縄のことを知ってほしい。県民だけではなく全国の問題だから。米軍への思いやり予算は毎年一八八〇億円であり、五年で一兆円だ。これに反対する署名に協力してほしい。そして何よりも沖縄に来てほしい」。

 次に、新倉裕史さん(非核市民宣言運動・ヨコスカ)と本山央子さん(アジア女性資料センター事務局長)がそれぞれ問題提起した。

 新倉さんは「配備反対に何ができるかで、①渉外知事会、県知事への要請②アピール文のとりまとめ③沖縄紙への意見広告、以上三点を準備している」と報告した上で、「七月オスプレイが低空飛行をしてもよいと閣議決定した。これは日本の航空法を適用しないということであり、安保の特例法だ。沖縄で基地間移動でごまかして公道で行軍訓練をしたのに対して反対運動でこれが出来なくなっている。今回地位協定上の根拠を示していないので、オスプレイの低空飛行は違法だ。七つのコース下の知事は飛行に反対している。反対の根拠を与えるものだ」と指摘した。

 本山さんは「一〇月に起きた女性集団暴行事件は①軍隊と性暴力は切っても切れないものだ②何度も性暴力が繰り返されるのは女性への差別があるからだ。軍隊がある限り性暴力はなくならない。加害者が放置されている法制度があるからだ。これを変えさせなければならない」と訴えた。

 岩国の愛宕山を守る会の連帯アピールが読み上げられた。キャンプ富士を拠点にオスプレイが訓練飛行を行おうとしている静岡県の鈴井孝雄さんが九、一〇月に集会・デモや県への申し入れを行ってきたが、県は運用ルールや負担について、国から何も説明もないと回答があったことを報告し、地元で闘いをつくっていくと決意を明らかにした。沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委の田附高正さんが取り組みの報告をし、一一月、一二月と連続した連帯行動を行うと発言した。

 首都圏で開かれた集会でのカンパ三九万円が山城さんに手渡され、本日の集会のカンパは集計途中だが五〇万円を超え、後日送ることが報告された。その後、「OSPREY OUT!!」のプラカードを掲げ、配備撤回のシュプレヒコールを行い、デモに出発した。(M)

山城博治さんの訴えから

 一〇月一日、オスプレイが普天間基地に強行配備された。これは一〇万人の県民大会、三度の県議会決議、四一市町村の決議、そして代表団が政府に要請しても、いっさいを無視したものだった。私はこれだけの反対があるのだから、せめて一一月にずれ込むと思っていた。しかし、県民の思いに対する配慮はひとかけらもなかった。怒り、憤り、悲しみが頂点に達している。沖縄の言葉で「わじわじ わじてわじならん」という怒りの言葉がある。「骨をバラバラに砕いて行進する言葉がある」。米軍を木っ端微塵にして、太平洋の彼方に送りたい。

 命と暮らしを守る闘いでもある。凶悪事件が相次いで発生している。官房長官は犯人を引き渡せと言っていないと発言した。日米地位協定の運用の改善ですむのか。怒り、悲しみがそれですむのか。そんなことですむなら体を張って叫ぶことはないだろう。総決起して闘いを取り組むしかない。
 沖縄は日米政府による軍事植民地、軍事管理用地だ。自らの手でこのような野望を粉砕する。沖縄がふたたび戦場になれば、島は木っ端微塵になってしまう。そんなことはさせない。

 次は何をするのか。一二月中旬、万余の人間が普天間をデモしゲートを封鎖する。基地の運用ができなくさせる。機動隊に守られなければならない基地は成り立たない。全国の仲間に呼びかける。北海道から鹿児島まで、全国の決意を普天間の現地に現してほしい。憲法改悪の動きが強まっているが、われわれは憲法を変えさせない。戦争をさせない、平和を守っていく。(発言要旨、文責編集部)
 

【案内】止めるぞ!オスプレイの沖縄配備 許すな!低空飛行訓練 11.4全国集会

日時  11月4日(日) 集会/午後2時~  デモ/午後3時~
場所  芝公園23号地
       住所 東京都港区芝公園3丁目‐4
       交通 地下鉄三田線「芝公園」・「御成門」  地下鉄浅草線「大門」  
           地下鉄大江戸線「赤羽橋」・「大門」
           JR線「浜松町」
       芝公園のサイトはココ
       23号地の場所はココ
       芝公園はとても広い公園です。23号地は、その一部です。
        初めての方は、必ず上記の芝公園のサイトで23号地の場所を確認してください。


発言  山城博治さん(沖縄平和運動センター事務局長)
       桃原 功さん (普天間基地爆音訴訟原告団事務局次長・宜野湾市議会議員)
       ほか
その他 集会終了後にデモ行進を行います。
       沖縄では、凧や風船でオスプレイ配備に抗議しています。
       東京の集会とデモにも、ぜひ凧や風船を持参してください。
       楽器の持ち込み、お手製のプラカードなども大歓迎です。

共催  フォーラム平和・人権・環境(電話 03-5289-8222)
       オスプレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワーク



 アメリカ海兵隊は10月1日から6日にかけて、MV‐22オスプレイ12機を沖縄県宜野湾市にある普天間基地に配備しました。オスプレイは開発段階から現在までに、7回の墜落事故を起こして36人が死亡しています。安全性を疑問視する沖縄県民の声に対して、日米両国政府は「オスプレイは安全だ」と言うばかりで何一つまともに回答していません。

 沖縄県では9月9日、宜野湾市の海浜公園でオスプレイ配備に反対する県民大会が開催され、10万1000人が集まりました。またオスプレイの配備に際しては、市民による座り込みの抗議が行われて、2日間にわたって基地のゲートを閉鎖しました。沖縄ではオスプレイの配備に反対する声が、どんどん大きくなっています。

 また海兵隊はオスプレイを、沖縄から山口県の岩国基地や静岡県のキャンプ富士に移転して訓練を行う、全国6ルートで低空飛行訓練を行う――としています。アメリカ軍の航空機は、日本の法律の適用を受けません。そのため低空飛行訓練は、航空法の定める安全基準を下回る高度150メートルで行われます。アメリカ軍機の低空飛行訓練は、いままでに4回の墜落事故や、各地での騒音被害を巻き起こしています。危険なオスプレイが危険な低空飛行訓練を行えば、私たちの生活の安全は大きく脅かされてしまいます。

 そこで私たちは11月4日、東京の芝公園に集まり、オスプレイの沖縄配備反対、低空飛行訓練反対の声を上げることにしました。沖縄からも低空飛行訓練のルート下からも、たくさんの人があるまります。皆さんもぜひ参加してください。

【報告】10.1辺野古実が防衛省前行動

101防衛省オスプレイを米国に追い返せ
普天間ゲート前行動と共に!

沖縄現地の闘いと連帯しよう


 一〇月一日午後六時半から、防衛省前で「オスプレイの強行配備に反対する申し入れ行動」が辺野古に基地を作らせない実行委の呼びかけで行われた。

 米海兵隊は一〇月一日午前に米軍岩国基地から、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ六機を次々と飛び立たせ、午前七時七分頃から米軍普天間飛行場に飛来した。沖縄では普天間基地ゲート前で午前七時から、県民大会実行委員会に参加した首長や県会議員が抗議集会を開き、午後八時から市民団体がゲート前で座り込み抗議行動を行った。こうしたニュースがテレビなどマスコミで大きく報道される中、夕方東京・市ヶ谷の防衛省前に、多くの市民・労働者が集まった。

民意踏みにじる暴挙を許さない

 集会の最初にジュゴンを守る運動の仲間が「岩国から今朝、二機ずつオスプレイが飛び立ち、昼前後に普天間基地に着陸した。沖縄の人々は抗議行動をしている。この闘いは世界中に発信されている。普天間配備にあたり、科学的・民主的な環境アセスが必要なのにやられていない。これは違法だ。アメリカのニューメキシコやハワイで住民の反対があり、配備と演習が取り止めになった。沖縄では県議会とすべての自治体で反対の決議をあげている。全国の自治体も反対している。沖縄タイムスは『民意は踏みつぶされた。沖縄のせっぱつまった気持ちが本土の人々に届いているだろうか』と社説で書いている。これから本格的な演習が全国で行われる。本土のわれわれも脅威となる。沖縄と連帯してがんばろう」と発言した。

 次に、全労協・全国一般東京労組が「オスプレイはグアムでもハワイでもアメリカ本土でもいい、団結して持ち帰らせよう。オスプレイは民家の上を飛んでいる。沖縄の人権なんか何も考えていない」と強く批判した。東京都学校ユニオンは「増田都子さんが東京都から分限免職された理由は授業で普天間の小学校の上を米軍機が飛んでいるNHKの映像を教材として使ったことにあった。オスプレイ配備の問題はヘリの危険性もあるが、その攻撃性にもある。航続距離が四〇〇〇㌔㍍もある。かつてF4戦闘機に爆撃能力を付加する時、航続距離が二五〇〇㌔㍍で、海外の基地を叩く能力があり憲法に抵触するということで問題になった。日本の軍事力強化は中国、北朝鮮に軍拡競争を起こさせている」と語った。

戦争をあおる政府・マスコミ

 司会が「沖縄の闘いの報告をお願いしていたが現地では闘いが緊迫して実況できるような状況にないと報告があった。野嵩ゲート前で七時から県会議員、首長らがゲートを半分封鎖している」と報告した。続いて上原成信さんが「この二日間、十数人で昼からずっと防衛省前で行動している。IWJがずっと闘いを中継している。オスプレイにOO番があるがそれは沖縄にいかずに戻ってきた。きっと欠陥機だろう。試験飛行していないオスプレイもある。沖縄ではマグマが噴き出している。防衛省正門を封鎖し機能不全にしよう。そうすれば日本も立ち直れるだろう」と檄を飛ばした。

 練馬の仲間は「大泉学園駅で情宣・署名活動をやった。その時、高校生など若者も署名に応じてくれた。沖縄の闘いは広く本土にも影響を与えている。今朝一一時、六機のオスプレイが普天間に着陸した。怒りで仕事にならなかった。普天間を閉鎖し、沖縄に返してほしい」と報告した。キリスト者平和ネットは「沖縄は植民地だ。沖縄をこれ以上戦争のできる島にするな」と語った。

 防衛省前で土・日曜日に座り込み抗議行動をした仲間は「オスプレイ配備は中国、朝鮮への戦争をあおるものだ。闘いによって止めさせよう。明日、残りの六機も沖縄へ配備されようとしている。午後五時から抗議行動を行いたい。参加を」と訴えた。神奈川県央共闘は「日本はアメリカの属国のように追随するだけだ。オスプレイの配備にあたって、①航空法を適用しない、②事前協議対象からはずすことを閣議決定した。厚木基地も強化されている。外交の失敗を軍事的強化で対抗しようとしている。今後オスプレイを二四機に増やし配備する計画がなされている。追い返す闘いをつくろう」と語った。防衛省に対して要請文を読み上げ手渡した。今後、一〇月四日官邸前行動をはじめ連続した抗議行動を予定されている。行動への参加を。(M) 

【報告】10.4 オスプレイ配備に抗議して400人で首相官邸前行動

オス官邸全国で沖縄に続く闘いが必要だ

 一〇月四日午後六時から、首相官邸前で「オスプレイ沖縄配備反対」行動がオスプレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワーク(「沖縄県民大会と同時アクション」改め)の呼びかけによって行われ、四〇〇人以上が集まった。

 一〇月一日、二日にわたり、アメリカ軍の新型輸送機オスプレイ九機が沖縄普天間基地に配備された。そして、多くの沖縄県民の抗議の声を無視して、早くも四日には二機が飛行訓練を開始した。一〇月五日のNHKニュースは次のように伝えている。

 「一機目は沖縄本島の東側を北上したあと、本島西側の伊江島にあるアメリカ海兵隊の補助飛行場を経由して、離陸からおよそ二時間後の午前一〇時五六分に普天間基地に着陸しました。続いて午前一一時三九分には、二機目が離陸しました。一機目と同じく伊江島に向かい、離陸からおよそ二五分後の午後〇時五分ごろ飛行場に着陸したのを、現地で取材していたNHKの記者が確認しました。二機目はその後、いったん離陸して滑走路の周りを回って再び着陸する動作を三回繰り返したあと、伊江島を離れ、午後一時三三分に普天間基地に着陸しました。海兵隊の報告書によりますと、伊江島の飛行場は訓練空域が広いことなどから、オスプレイの配備で年間の訓練が現在の二倍以上のおよそ六八〇〇回に増えるとされています」。

基地封鎖行動に保革問わぬ支持

 行動の始めに司会者から、「オスプレイは普天間の市街地や高江を飛び回っている」と報告があった。福島みずほ・社民党党首が「オスプレイ配備にあたっての合意点として、一五〇㍍以下では飛ばない、住宅密集地では飛ばない、としたが普天間に配備されたことはこの合意が踏みにじられていることだ。断固反対だ。全国の低空訓練飛行にも反対していこう」と決意表明した。

 沖縄一坪反戦地主会関東ブロックが沖縄での反対行動の報告をした。

 「九月二一日、米軍普天間基地野嵩(のたけ)ゲート。二六日、車を横付けしてゲート封鎖行動。二八日、野嵩、大山ゲート封鎖。車で閉鎖行動。普天間基地の中には兵舎がなく、米兵は外から通勤している。だからゲートが閉鎖されると基地機能が麻痺してしまう。二九~三〇日、全ゲート閉鎖行動。こうした行動を多くの県民が支持している。保革を問わずオール沖縄で県議会議員や首長まで封鎖行動に参加することは今までなかった。これは県民大会の成功・熱意が作り出したものだ。連帯行動をやっていこう」。

 参加者が次々と発言を行った。東京全労協久保事務局長。「毎年沖縄平和行進に参加して、辺野古や高江に行っている。東京に帰り闘いを作るために努力している。例えば、横田基地にフィールドワークに行った。普天間に配備されている戦闘機が横田基地にも来ていると説明があった。こうした事実は地域住民に知らされていない。オスプレイ配備問題は沖縄だけの問題でなく全国の問題だ。体を張って闘わなければならない」。

 ゆんたく高江の仲間は天然記念物に指定されている希少生物のノグチゲラの形をした帽子をかぶり発言した。「東村高江は人口一六〇人余りの小さな村だ。そこに広大な北部訓練場がある。住居から四〇〇㍍の所にヘリパッド建設のための工事が行われている。九月に抗議行動に参加した。朝七時から工事が始まるので、六時前に行動を起こしている。工事業者はゲートを使わず、山の中から歩いて現地に向かって工事をやっている。高江は危険と厳しさの中にある。高江に行って、工事を止めよう。日本カトリック正義と平和委員会。「二週間前に沖縄に行ってきた。沖縄が植民地のように差別されている。日本政府はアメリカにオスプレイ配備反対、普天間基地を撤去するように申し入れよ」。

 先週火曜日から金曜日まで、高江と普天間に行き抗議行動に参加してきた仲間の発言。

 「高江の座り込みをいっしょにやった。作業員は一〇カ月間でヘリパッドを作るといっている。真っ暗な朝の五時に工事現場の近くまで来て、反対派の隙をついて入っていく。止められない状況だ。強引にやってきている。待ったなしだ。私は明日また行きます」。

 「私は野嵩ゲート閉鎖の時からいた。金曜日の朝から大山ゲート抗議行動に一五〇人が参加していた。参加者の七割はおじい・おばあだ。六五歳以上は前に出ろと指示が飛ぶ。逮捕を覚悟してのことだ。警官隊は五~六人が一人に対してあたり、力づくでごぼう抜き排除した。その時、容赦なく暴行のしほうだいだ。排除、座り込みの繰り返しだ。台風が来たのでなくなく封鎖を解いた。一〇月一日、車を入れて閉鎖した。警察は新たな部隊を投入してやってくる。人手が足りない。現場に足を運んで闘ってほしい」。

叩き出すまで手を緩めない

 午後七時に首相宛の抗議文を読み上げ、内閣府に手渡した。この後も集会は続いた。沖縄の安次富浩さんが電話を通してアピールした。

 「県民大会後初めて、名護市で一〇〇〇人の市民集会を行った。森本防衛相が辺野古への移設を発言していることへの抗議集会だ。辺野古のテント村近くをオスプレイが二度にわたって試験飛行を行った。新基地建設に向けたデモンストレーションだ。普天間基地の野嵩、大山ゲート前で基地の機能を麻痺させる闘いを貫徹している。風船やアドバルーンを上げる闘いを行った。かつて毒ガス、B52撤去をさせる島ぐるみの闘いがあった。ひるむことのない闘いが沖縄にはある。日米両政府の沖縄差別、戦場としようとするたくらみを止めていこう。平和的生存権を自らのものとして取り戻す。政治的変革をめざす。沖縄・ヤマトで闘いをつくりあげよう」。

 平和運動センターの山城さんが電話で、「野嵩ゲート前の抗議集会を今終えたところ。米軍の横暴、オスプレイの訓練をやめさせ、たたき出す。最後まで連帯して共に闘おう」と訴えた。神奈川県央共闘、東京東部労組、東京東部沖縄連帯実行委員会、立川自衛隊テント村など次々と参加した仲間たちがアピールした。

 最後に、行動提起がされ、官邸に向けてひときわ大きなシュプレヒコールが行われた。ゆんたく高江の行動。一〇月九日(火曜日)、一五日、二二日、二九日、防衛省前行動。午後六時~八時まで。オスプレイ配備反対行動。一〇月八日午後二時から、代々木公園並木通りから出発して渋谷の街で風船・たこあげアピール行動。一一月四日、芝公園で集会。一一月五日、防衛省行動。      (M) 

【報告】9.25 米大使館前で「原子力空母Gワシントン帰れ」とアクション

CIMG0598 東電前アクションは「原子力空母ジョージ・ワシントンは帰れ!9・25米大使館前アクション」と題して行動をおこなった。

この日はジョージ・ワシントンが横須賀に拠点港として入港して4周年の日である。横須賀ではこれに対する抗議デモが取り組まれる中、横須賀現地にいけない仲間もアメリカ大使館に集まろうという趣旨だ。

主催者の仲間からアピールがあり、福島第一原発の事故以来さまざまな行動を起こしてきたが、原子力空母もオスプレイもその危険性、アメリカ政府と日本政府がごり押ししている姿において共通の性格を持っている。しかしわたしたちはただ危険だから反対しているわけではない。空母もヘリも人殺しのためだけに存在しているということが許せないのだ」と米大使館前をアクションの場所として選んだ思いをぶつけた。

栗原さんからは、2000年には米軍基地反対の行動で大使館前の芝生に座り込んで徹夜で抗議したこともあった。現在JTビルの前から先を通さないと警察は不当に規制しているが、この200メートルの距離を埋めるべく抗議の意思をぶつけていこうと気勢をあげ、原子力空母即時撤去、オスプレイ配備断念などを盛り込んだ申し入れ文を読み上げた。

 その後、参加者からの発言として、オスプレイ墜落の「人為的ミス」を繰り返し事件を繰り返す米兵はいらない、という訴えなどが続いた。中には白幕に核事故をデザインした美術学生も参加しており作った意図を説明してくれた。壁画の様でもあり、広島・長崎以後綿々と続く核被害のおどろどろしさを一望できる図だった。

 園さんからは、福島からの避難体制を組まない現状で子供たちを人体実験の材料にするなと訴え、福島疎開裁判の支援呼びかけがあった。同時に、領土ナショナリズム扇動もあり沖縄配備が迫る中でオスプレイ阻止のため普天間基地ゲートで座り込む沖縄の人に連帯していこうという呼びかけとがあった。参加者は「ジョージ・ワシントンは帰れ」、「オスプレイを沖縄にもっていくな」、「アメリカ政府は核事故被害者の人体実験をするな」などシュプレヒコールと喚声をあげ、行動を終了した。           

(海)

::::::::::::::::::

                  要請文

                                                  9月25日

アメリカ合州国大統領:バラク・オバマ 殿
 
東電前アクション!
BLOG: http://toudenmaeaction.blogspot.com/
MAIL: toudenmae.action@gmail.com
TEL :

*最初に、アメリカ合州国で生活する親愛なる人々へ。

 私たちは、原発を止めることができず福島第一原発事故を引き起こした責任の一端を持つ日本の市民の一員として、福島事故がもたらした放射性物質による深刻な大気汚染と海洋汚染についてアメリカで生活する人々とりわけ太平洋諸島と太平洋沿岸で生活する人々に謝罪したい気持ちでいっぱいであることをここにお伝えします。

 そして、ともに手を携えて、日本、アメリカ、そして世界からすべての原子力発電所・核兵器・原子力施設を廃絶していきたい、という意思の一環として、アメリカ政府およびオバマ大統領に以下のことを要請するものです。

 「核なき世界」の実現のために連帯しましょう!

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 現在、日本では原子力発電所は、50基中稼動しているのは2基です。原子力空母ジョージ・ワシントンが停泊している横須賀を含む東京電力管内では原子力発電所は稼動していません。また、日本では南海トラフによる新たな大地震と大津波の危険も指摘されています。横須賀は三浦半島北断層群の震源域によるマグニチュード7規模の地震が想定されていて、横須賀基地内の大部分は埋立地であり、原子力空母の停泊地12号バースは極めて危険な地盤です。

 このような状況で、日本の原子力規制機関の検査を受ける義務を一切持たない60万kw級原子炉を2基搭載している空母が東京湾に停泊している異常なあり方を終わらせて、原子力およびアメリカの軍事力がもたらす危険を除去するために、私たちは以下のことをアメリカ政府およびオバマ大統領に要請します。

一、 現在、横須賀を母港としている原子力空母ジョージ・ワシントンを横須賀から即時撤去してアメリカ本土へ帰国させること。横須賀基地内の原子力空母関連施設を解体撤去すること。

一、 原子力潜水艦による放射能漏えい事故、衝突事故の事例が多数あり、私たちは重大な事故危険要素を危惧するものです。したがって、原子力潜水艦を日本の港に寄港させないこと。さらに日本の領海に立ち入らないこと。

一、 アメリカ軍が核兵器および大量破壊兵器を持ち込んでいないか、米軍基地内を日本の市民に査察させること。

一、 事故を繰り返している新型輸送ヘリ:オスプレイについての一方的で根拠のない「安全宣言」を撤回して、日本配備を中止すること。岩国基地に駐機しているオスプレイを直ちに撤去して、沖縄配備を断念すること。

一、 福島の原子力事故は、アメリカ政府が欠陥を隠蔽したまま日本に売り込んだ米ゼネラル・エレクトリック(GE)社製の「沸騰水型軽水炉(BWRマーク1型)」の欠陥によるものであることも一つの要因であることが、元GE社の技術者からも指摘されています。アメリカ政府は福島事故を引き起こした責任の一端を認めて、福島の人々およびすべての事故被害者に謝罪すること。

一、 アメリカ政府は謝罪の証として、福島第一原発の収束に一定の責任を持つこと。福島事故の収束のための技術や、事故によって被ばくした人々の治療のための放射線障害医療のための技術や機材を無償で提供すること。

一、 このかんのアメリカ政府関係者による、日本の「脱原発」に向かう動きに敵対する発言や動き(「日本の原発の維持」を訴える「アーミテージ報告書」、あるいは新米国安全保障センター(CNAS)のクローニン上級顧問による9月13日の発言「具体的な行程もなく、目標時期を示す政策は危うい」など)を直ちに撤回すること。

一、 アメリカ政府は、日米原子力協定を破棄して、日本が「脱原発」に向かう動きをつぶす黒幕のような振る舞いを直ちにやめること。今後一切、日本の原子力政策に介入しないこと。

一、 オバマ大統領は「核なき世界」をめざすと言うのならば、貴国が所有するすべての核兵器と原子力施設を直ちに無条件で撤廃して世界に率先して範を垂れること。

一、 米軍横須賀基地は戦後日米安全保障条約に基づき、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガン戦争などの侵略戦争の前線基地として機能してきました。私たちはその反省から戦争に直結する横須賀基地に反対するものです。したがって横須賀基地を直ちに撤去すること。

 最後に、私たちは原子力空母もオスプレイも単に「危険だから」というだけでなく、戦争で人を殺すためだけに存在する船やヘリコプターであるからこそ反対の意を示すものです。したがって、他国を侵略するために存在する米軍基地を、沖縄をはじめ日本全土から直ちにすべて撤去することを求めるものです。

 以上、貴アメリカ合州国政府およびオバマ大統領に要請するものです。大使館スタッフの皆様におかれましては、この要請を確実に本国政府にお伝えすることも要請します。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::
 

【報告】9.28 沖縄へのオスプレイ配備を許すな!緊急抗議行動

DSCF1391オスプレイ沖縄配備許すな
防衛省前に響く抗議の声
沖縄の怒りを共有しよう


 九月二八日午後六時半から、防衛省前で「沖縄へのオスプレイ配備を許すな!緊急抗議行動」が主催:オスプレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワーク(「沖縄県民大会と同時アクション」改め)で行われ、多くの参加があった。

 九月二六日、防衛省沖縄防衛局は沖縄県、宜野湾市などに対し、米軍岩国基地に駐機中の海兵隊のオスプレイについて、早ければ二八日にも、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への移動を開始すると通告した。沖縄では二六日から連日、普天間基地ゲート前で座り込み・抗議集会などが開かれ、絶対にオスプレイを配備させない闘いが続けられている。こうした沖縄の闘いに連帯するために防衛省行動が取り組まれた。


基地ゲート前で座り込み行動

 木村さん(沖縄一坪反戦地主会関東ブロック)が司会を行い、沖縄現地の動きを報告した。「本日にも岩国から普天間基地へオスプレイを配備したようとしていたが、台風の沖縄への接近で延期になった。防衛省は県に対して電話一本でオスプレイ配備を通告した。こんな失礼な態度はあるか。沖縄では二六日から連日ゲート前で座り込み闘争が行われている。午前七~八時まで国会議員、県会議員、自治体の首長など、八時以降は市民や労組などが担っている。県警やガードマンの排除に対して身を挺して闘っている。沖縄では大きな共感の声が上がっている。配備が延期されたのは台風の影響のみではない。闘いの大きな成果だ」。

 続いて参加者からのアピールが行われた。基地のない平和な沖縄をめざす会の大久保さんが「危険なオスプレイ配備を許さない闘いを」と訴えた。神奈川ピースニュースの松本さんが「九・九オスプレイ配備反対国会包囲行動の前には駅頭で署名活動を行った。八月末、大和でオスプレイ配備反対の神奈川集会が開かれた。九月二五日、横須賀で米空母ジョージ・ワシントンの母港化四周年抗議集会が開かれ、オスプレイ配備にも反対していこうと一五〇〇人が集まった」と報告した。辺野古への基地建設を許さない実行委、全労協全国一般東京労組の発言が続いた。

 ふぇみん婦人クラブからは「昼間に参院議員会館で、「『領土問題』の悪循環を止めよう!日本市民アピール」の集会・記者会見が開かれた。このアピールには短期間にも関わらず、一二七〇余人の個人が賛同した。沖縄八重山の女性から中国を敵視する偏狭なナショナリズムを『恐い』と感じる。領土問題を平和的に解決してほしい、という魂の叫びが届けられた。尖閣問題とオスプレイ配備反対と通じている」と報告した。次に、九月二四日に発表されたオスプレイ配備に反対する学者・文化人声明が読み上げられた。

連続闘争に起ち上がれ

 神奈川県央共闘の仲間は、「二月八日に厚木基地の艦載機が大きなパネルを落下させ、乗用車に当たる事件があり、また厚木基地兵士による強かん事件が起きている。沖縄と同じことが起きている。オスプレイの日本本土での訓練にあたり、厚木基地を中継基地として使うだろう。オスプレイは航続距離の長いヘリなのでハワイやグアムにおいても使える。沖縄に配備する理由がない」と指摘し、全国でオスプレイ配備に反対する闘いを作ろうと訴えた。

 9・9意見広告運動の仲間は「九月七日の東京新聞に全面意見広告を出した。国会包囲の時この新聞を持っている参加者を何人も見かけた。少なからず運動に貢献している。これからも続けたい」と発言した。上原成信さんが個人の意見と前置きして「沖縄では米軍基地ゲートでしっかりともみあっている。防衛省のゲートをふさぐことも必要と思う。防衛省はいらない」と訴えた。参加団体の要請文が読み上げられ、防衛省に渡された。

 最後に今後の闘いの予定が紹介され、シュプレヒコールが行われた。九月三〇日、岩国で一〇〇〇人規模の集会が開かれ、一〇月一日にも申し入れ行動が行われる。一〇月一日、防衛省正門前、一〇月四日、首相官邸前行動。行動に参加しよう。     (M)
 

【報告】9.19みんなで考える配備の危険性

オスプレイオスプレイ「安全宣言」許すな

日米安保こそが問題だ沖縄と共に全国で反対を



試験飛行を目前にして

 九月一九日、連合会館で「オスプレイ配備の危険性」みんなで考える9・19集会が開かれた。『オスプレイ配備の危険性』(真喜志好一、 リムピース、非核市民宣言運動・ヨコスカ:著、七つ 森書館発行)の発売記念講演会として開催の予定だった。しかし、一八日の日米防衛相会談で「一定の配慮」をする約束をし、一九日日本政府は「オスプレイの安全」を確認し配備を強行することを明らかにした。そして、九月二一日に岩国基地からオスプレイは試験飛行に飛び立った。岩国や沖縄では反対行動が取り組まれている。こうした緊張した中で集会が開かれた。

 労働情報編集長の浅井さんが司会を行い、藤本泰成さん(平和フォーラム事務局長)が開会のあいさつを行った。

 「共同記者会見を行ったが、何回県民大会を開いたら県民の要求を聞くのか。三つの問題がある。第一、オスプレイは安全ではない。自動車に遊びがないのと同じでちょっと間違ったら事故を起こす。第二、日米安保の事前協議制を一度もやったことがない。誰のための政府か。第三、米政府の姿勢だ。ニューメキシコ州では一六〇〇人の反対があり、訓練を中止した。沖縄では一〇万人集まっているのに声を聞かない。オスプレイは日本を守ると言っているがウソだ。全国の空に飛ばしてはいけない」。

危険きわまる低空飛行訓練

 次に四人によるパネルディスカッションに移った。発言者は頼和太郎さん(リムピース)、新倉裕史さん(非核市民宣言運動・ヨコスカ)、真喜志好一さん(沖縄平和市民連絡会)、コーディネーターは金子登貴男さん(リムピース)。

 頼さんは「フロリダの事故は後方乱気流が起きて、それに巻き込まれて墜落事故が起きた。影響を受け易い翼を持っている。オートローテーションが効くから普天間に安全に帰れると米軍が言うが、それがないといっていいほど不充分だ。アメリカをしばるものがまったくない。最も危険な航空機を飛ばすことになる。許してはならない」と報告した。

 真喜志さんは「エンジンが止まったら、滑空して降りるしかない。それには速度が必要だ。しかしそれがない。時速一〇〇キロメートルで落ちる。それでオートローテーションが必要でゆらゆら降りるものだが、それが機能せず墜落している」と模型を示しながら分かりやすく説明した。そして、SACO合意、ジュゴン訴訟とその成果、アセス法違反の日本政府、高江・ヘリパッド建設について報告した。その中で一九七二年の施政権返還前は米軍政と直接対決し、演習を中止させるなどしてきたが返還後は日本政府がじゃましていると指摘し、日米安保の問題を指摘した。

 新倉さんは次のように発言した。

 「安保問題として考えたい。戦争に巻き込まれないようにするために歯止めとして事前協議がある。しかし一度も使われてこなかった。これが問題だ。低空飛行訓練問題。国内の航空法では五〇〇フィート(一五〇m)以下での飛行を禁止しているが、特例を作って米軍には許している。一九九〇年代に高知県で米軍が訓練を行い、反対運動が起こり、一九九九年に自治体の要望で国内法の一部を守ることになった。固定化して考えないことがすごく大事だ。みんなの力で動かせる」。

 「二〇〇八年、原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀を母港化した。この時、修理はしない、放射性廃棄物は外に出さない、と約束した。しかし、原子炉の修理はしない、船から船に廃棄物を移すのだからと約束が反故にされている。核持込み密約と同じことが行われている」。

 金子さんは「低空飛行訓練ルートをはじめて認めて明らかにした。それは日本全国に六ルートある。普天間に常時置き、訓練の拠点として岩国とキャンプ富士を使う。このルートはすでに米軍の低空飛行訓練で使われている。一九九四年、四国の早明浦ダムサイトを攻撃目標にしていた米軍機がダム湖に墜落するという事故を起こした。全国各地で反対する闘いが重要だ」と報告した。

できることは何でもやろう

 第二部として、今後どう闘うかが話し合われた。

 金子――五〇〇フィート以下は行わないとしているがそんなわけがない。より低く飛ぶことが訓練だ。

 頼――安全高度、安全に着陸できると改めて言い出している。それは今でも決まっていることだ。二〇〇~三〇〇フィートで飛ぶのがざらだ。低いほうに流れていく。実態は低くなる可能性がある。被害が出る可能性がある。今まで奈良県十津川村の材木運搬ロープを切断したり、塩釜の山林の木にぶつかった。

 真喜志――CH40ヘリは二〇〇フィートで飛んでいる。市街地の上空は可能な限り避けるとしているが普天間は避けることができない。ハワイの先住民の墓の上空は飛行禁止になっている。米軍が飛べなくなった状況を調べて、アメリカに直接訴えていく。

 新倉――キャッチピースが低空飛行訓練問題で全国アンケート調査を行った。被害地図が作られた。これから訓練区域の国会議員にアンケートをすることだ。さざ波を作り、自治体へ働きかけることだ。今でも飛行ルートの広島県議会が反対の意見書を採択している。オスプレイ配備反対のはがきを三万枚作った。厚木基地の爆音反対同盟は団扇を作った。米陸軍第一軍団の本体がキャンプ座間に来る計画が発表された時、ラムズフェルズ国防長官あてに一万枚はがきを作った。そのご前方部隊の三人しか配置されていない。ウルトラCはないので、できることを何でもやろう。

 この後、福島みずほ社民党党首の連帯メッセージの紹介の後、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック木村事務局長が「九月二四日、配備反対署名一四万筆を官邸に届けるために行動を行うので参加してほしい」と閉会のあいさつをした。今後オスプレイ配備反対の実践的な闘いに突入するにあたっての重要な集会であった。 

(M)

【案内】原子力空母G.ワシントンは帰れ!9.25アメリカ大使館前アクション

≪拡散歓迎≫
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
 
 ~東京湾に浮かぶ「原子炉」~
原子力空母G.ワシントンは帰れ!
9.25アメリカ大使館前アクション


   呼びかけ:東電前アクション!
BLOG: http://toudenmaeaction.blogspot.com/
TWIT: http://twitter.com/toudenmaeaction
MAIL: toudenmae.action@gmail.com

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

日時:2012年9月25日(火)
   19時~20時

場所:虎ノ門JTビル前集合

東京都港区虎ノ門2丁目2−1
(地下鉄銀座線「虎ノ門駅」3番出口より、外堀通りを溜池山王方面へ直進、徒歩4分)

地図⇒ http://bit.ly/U9G73Q

■横須賀現地デモとの同時アクション。可能な方はぜひ横須賀現地デモへ!
・原子力空母G・ワシントン配備4周年抗議!空母の母港化撤回を求める集会
 (18:30~神奈川・横須賀市ヴェルニー公園 JR横須賀駅徒歩1分)

■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。
■このアクションを「非暴力」「反差別」の行動として呼びかけます。
■当日は米政府への「G.ワシントンの横須賀からの撤去、オスプレイ配備反対」などを求める申し入れを行います。
■昨年の横須賀現地デモ⇒ http://youtu.be/3QqD4e0WRPA

☆原子力空母も、オスプレイも、米軍基地も、戦争も、そして原発もいらない!

アメリカの原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀を母港としてから4年。

南海トラフの大地震・大津波の危険が取り沙汰される現在においても、
日本の原子力規制機関のチェックを一切受ける必要がない原子炉が二つも東京湾に浮かんでいる異常な状況の日常化。

福島事故を経て、反原発運動は一時すべての原発を稼動ゼロに追い込み、いまは50基中たった2基の稼動。
しかし、こんな一番危なっかしい原子炉が日常にあるのではたまらない。

4年前、日本政府は「原子力空母は安全と米政府が言っている」とG.ワシントンの配備を容認。
そして、おなじ理屈で墜落事故を繰り返している新型輸送ヘリ:オスプレイの配備を強行しようとしている。
根拠のない「安全神話」で地方に負担を押し付けるのは原子力空母もオスプレイも原発も同じ。

そして、現在オスプレイが駐機している岩国基地では、88年に戦闘ヘリが伊方原発の数百m先に墜落するという事故も起こしている。
遠くの人に犠牲を押し付けていれば、いずれ自分にその犠牲がめぐってくる。
これが「福島」の教訓ならば、原子力空母もオスプレイも米軍基地もいらない!
なによりも戦争で遠くの人を殺すためだけに存在する船もヘリコプターもいらない!

9月25日に米大使館前で「すべての核はいらない!」と叫ぼう!

:::::(ここまで)::::::::::::::::::::            

【報告】9.9 沖縄県民大会と同時アクション-国会包囲に一万人の結集

DSCF1363 九月九日、午前一一時~一二時半まで「オスプレイ配備を中止に追い込もう―沖縄県民大会と同時アクション」国会包囲行動が行われ、一万人が集まって行動を成功させた。九月だというのに、うだるような暑さの中、午前一一時に国会正門前をメイン会場にスピーチが開始された。

 主催者を代表して、沖縄出身の外間さんが「沖縄で県民集会が開かれている。一〇万人は集まっていると思う。オスプレイ配備阻止の闘いはこれからが本番だ。命をかけて闘う」と決意表明した。次に東京・沖縄県人会の島袋とおるさんは「一九四五年に普天間基地は農家の土地を接収して作った。こんな基地は撤去以外にない。世界一危険な飛行場に世界一危険なオスプレイを配備しようとしている。沖縄戦でたくさんの人を亡くしたわれわれは安全に関心がある」と配備の中止を求めた。

 前田哲郎さんが「今日、岩国、相模原など全国で闘われている。岩国にあるオスプレイを飛ばしてはならない。米国に持ち帰ってもらおう。四月モロッコ、六月フロリダで死者の出る事故を起こした。またノースカロライナでは五カ月に四回の事故を起こした。オスプレイは危険で欠陥の航空機だ。一〇月に米軍は運用するといっているが日本政府もこれを容認している。普天間配備後、日本全土で七コースにわたって訓練飛行をするとしている。安保条約こそ犠牲のシステムだ」と指摘した。

 沖縄意見広告運動の尾形さん、共産党参議院議員の田村智子さんがそれぞれ報告と意見を述べた。社民党党首の福島みずほさんは沖縄の現地集会に参加しているということでメッセージが読み上げられた。あいさつの合間に国会に向けてシュプレヒコールをたたきつけた。

 沖縄一坪反戦地主会・関東ブロックの上原誠信さんがこの闘いによって世の中を変えると発言した後、哲学者の高橋哲哉さんが「森本防衛相はオスプレイに試乗し『快適だった』と述べ、安全性を強調した。それならば自分達で危険を引き受けてもらおう。日米安保を廃棄できず、沖縄に基地を押しつけてきたのはわれわれにも責任がある。沖縄の基地撤去のために市民の声をあげよう」と語った。

 沖縄一坪反戦地主会・関東ブロックの大仲尊さんがオスプレイ配備反対の署名を行い、第一次で一三万余筆集まっていること、引き続き第二次を行っていること、これから強行配備に対する緊急の闘いが予想される、こうした闘いを成功させようと行動提起を行った。

 正午から一二時半まで国会を包囲する行動が行われ、配備阻止のシュプレヒコールを繰り返した。一二時半に主催者が包囲行動参加者は一万人に達し成功したことが報告された。

(M)

【報告】9.9 オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会

DSCF7791 【沖縄】九月九日、宜野湾海浜公園において「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」が開催され、主催者発表で一〇万一千人の人々が集まった。この集会は、沖縄県下の各政党、自治体、議会、教育委員会連合会、労働組合、商工会連合会、農協中央会、漁協連合会、PTA連合会、婦人連合会、生協連合会等の主要二二団体が実行委員会を結成し、さらに様々な一五三団体が共催団体として名を連ね、準備が進められてきた。当初八月五日に予定されていたものの、台風接近により延期となっていた。なお、宮古・八重山地区でも同じ時間帯に、本島の闘いに呼応する集会がそれぞれ開かれた。



 この日は天候に恵まれ、厳しい日射しの中、午前一一時の開会の何時間も前から、会場を目指す人々の流れが続いた。年齢や男女を問わず幅広い層の人々が参加していることが見て取れた。家族連れも多く、車いすやベビーカーは珍しい存在ではなかった。

参加した人々の多様性はのぼり旗にも表現されていた。県内各地の市町村自治体の旗、地域の自治会旗が県内のあらゆる地域からの参加があることを示し、そこには米空軍基地をかかえる嘉手納町、辺野古新基地建設計画を阻止し続けている名護市、高江のヘリパッド建設と対峙している東村の旗があった。嘉手納爆音訴訟原告団の旗や各種の労働組合などの社会運動体の旗に加えて、農協の旗、病院の旗、生協の旗、大学の旗など、優に一〇〇種類を超える様々な旗が彩り豊かに風になびいている様は壮観であり、沖縄に住む人々がそのままこの宜野湾海浜公園に集まっているのだと実感させられた。なお、岩国からの参加者など内地からの旗がここに加わっていたことも付け加えておきたい。
 
 

IMG_5040 今回の県民大会のイメージカラーは赤とされ、服装やプラカード等、そのほか家庭にある赤いものを持ってくるように実行委員会は呼びかけた(注)。これは前回二〇一〇年五月の県民大会で、黄色をイメージカラーとして、普天間基地の県外移設を求め、日本政府にイエローカードを突きつけたことに続くものだ。
この時の県民大会に対する政府の回答は、米国に屈して県内建設へ回帰するという裏切りであった。そして、今また、沖縄県民の普天間基地へのオスプレイ配備反対の声にもかかわらず、政府は米国に配備撤回を求めるどころか、あべこべに県民に対して受け入れを「説得」しようとしている。このような政府の姿勢に対して、もはやレッドカードを突きつけるほかないという県民の意思が、この赤にこめられていた。

それぞれの参加者は思い思いに、赤いTシャツをきたり、赤いリボン、タオルを身に着けたりしていた。紅白帽や野球帽をかぶっている子どもや、赤い風船をもった子どもたちの姿も見られた。



 集会はまず、開会に先立って、沖縄出身の音楽アーティストが舞台に上がり、炎天下で開会を待っている人々に音楽を届け、また自らの思いを語りかけた。午前一一時に開会が宣言され、永山盛廣さん(県市議会議長会会長)が開会挨拶にたち、集まった参加者に感謝の意を述べ、オスプレイ配備を拒否し、日米両政府に基地撤去を求めていく闘いが、日本全国に燎原の火のごとく広がっていくことを期待すると述べた。大会事務局からこれまでに集まったカンパの報告があり、二〇〇〇万円以上が寄せられたことが報告された。登壇者紹介が行われ、主催各団体からの代表者、各自治体の首長、議員、駆け付けた国会議員などが起立する形で手短かに紹介された。

 集会は、実行委員会共同代表のあいさつへと移った。共同代表は県内各界を挙げての取り組みであることを示すために、県議会議長、市長会会長、商工会連合会会長、連合沖縄会長、県婦人連合会会長の五人が立てられており、それぞれがスピーチを行った。

喜納昌春さん(県議会議長)は、この二〇年で世界は大きく変わってきたが、沖縄への基地集中という差別的状況は変わらず、住民が日常的に騒音被害と危険に曝されていると訴えた。マグルビー在沖米総領事による普天間基地について「特に危険とは認識していない」とする暴言、住民の安全を守ることを優先しない政府を批判し、この集会を闘いの大きな一里塚としていこうと述べた。

 翁長雄志さん(県市長会会長)は、沖縄のすべての反対を押し切ってのオスプレイ配備は、銃剣とブルドーザーによる土地の収奪の歴史の継続ではないかと憤った。「普天間が固定化される恐れがある」として辺野古新基地建設をせまる論法にも怒りを表明した。日本の安全と称して沖縄だけが危険に曝されていると指摘し、このことを日本国民全体に訴えていきたいとした。そして、アメリカの言い分を追認するだけの政府や、沖縄と内地との温度差を考えると、楽観視はできない、沖縄の心をひとつにして頑張ろうと呼びかけた。

 照屋義実さん(商工連合会会長)は、商工連合会は経済団体ではあるが、地域社会を暮らしやすくする使命もまた負っていると前置きし、誰もが犠牲者になる可能性を持っているオスプレイは、中小企業の経済活動の前提となる安全・安心を脅かすものだ、知恵と勇気を以てそれぞれの立場から協力して運動していこうと訴えた。そして、オスプレイ配備に際して、米国はたった一篇の通知をするだけで済むという地位協定そのものに問題があると指摘した。この地位協定のために沖縄の人間の尊厳が踏みにじられて悔しい思いをしてきた、その本質が問われるべきだと聴衆に訴えかけた。



 仲村信正さん(連合沖縄会長)は、まず県の内外からの参加者に謝意を述べた。米国の言いなりとなっている政府に「ここはどこの国なのか」と怒りを表明し、オスプレイの事故をパイロットのミスと決めつけた米国の報告書について、むしろわずかなミスで制御不能になる機体の危険性を証明していると指摘した。

この危険性は米国内でも繰り返し指摘されているにも関わらず、沖縄に、それも住宅密集地にある普天間基地に配備しようとしていることを強く批判した。オスプレイは本土にも飛来する計画となっており、「抑止力」という言葉に惑わされることなく、全国へ広げ、連帯して阻止の闘いを作っていこうと述べた。

 平良菊さん(県婦人連合会会長)は、女性を代表する立場から、女性は子や孫を守るため今日ここに結集したと述べ、子どもたちが騒音や危険と隣り合わせの状況に置かれていると訴えた。国民の命を守るのが政府の役割ではないのかと憤り、島の心と子どもを犠牲にしてはならない、オスプレイを沖縄のどこにも配備することを許さない、と訴えかけた。

 仲井眞弘多沖縄県知事は大会前から表明していたとおり欠席したため、メッセージが代読された。県下自治体の首長、議員の大半が顔をそろえるなかでの県知事の欠席は島ぐるみ闘争に水を差す形となった。メッセージの朗読中には会場からはブーイングが起こり、白けた空気が漂った。「安全性が確認されない限り」反対するという仲井眞知事は容認へ転じる余地を残しているとみられており、今回の欠席は沖縄振興予算と引き換えの政府との取引ではないかと観測する向きもあった。



 普天間基地を抱える地元自治体である宜野湾市の佐喜眞淳市長が演壇に立ち、SACO合意で勝ち取られた基地負担軽減の原点はどこにいったのか、いつになったら基地がないふつうの生活が手に入るのかと憤った。宜野湾市では市民大会を通じて訴えてきたが無視されてきた、安全保障のためというのであれば国民が等しく負担すべきではないのか、早期閉鎖返還を、と訴えた。

 加治工綾美さん(沖縄国際大学生)が「未来へのメッセージ」として演壇に立った。加治工さんはまず、二〇〇四年の沖縄国際大学でのヘリ墜落事故の当時、テレビで見て本当かと目を疑った、それまでは若い世代にとって基地が当たり前の存在になってしまっていた、と振り返った。

窓を閉めていても航空機の騒音で授業が中断されるという沖縄国際大学の状況を訴えた。そして、なぜ日本政府は断れないのか、どうして安全だというばかりなのか、沖縄差別ではないのかと怒りを表明した。若い世代が基地への認識を深め、基地が返還されて、大いに地域に役立てられた未来を想像してみようと呼びかけた。青い空、海は 沖縄県民のものだ、基地のない沖縄のために頑張っていこうと訴えた。

 続いて大会決議案が読み上げられ、拍手で承認された。この決議を日米両政府に届け、オスプレイ配備の撤回、普天間基地の撤去を求めていくと表明された。行動提起として、この大会が出発点であることを全体で確認し、今後は市町村単位でも集会を開いていくことや、曜日を決めて基地ゲート前で集会を継続することなどが提案された。

また、使節団を組織して本土の基地を抱える自治体と連携していくこと、訪米団を組織する計画が表明された。また、この日の結集が一〇万を超え復帰後の最大結集となったことが報告された。ガンバロー三唱が行われ、参加者はオスプレイNO!のプラカード、こぶし、あるいはそれぞれの旗を天に突き上げた。

DSCF7801 最後に加藤裕さん(県弁護士会会長)が閉会挨拶に立った。これまでの沖縄の人々の闘いの歴史を振り返り、サンフランシスコ講和条約にあたって米軍がどのように使用しようとも自由とされた沖縄が、その後本土復帰をはたし、痛ましい少女暴行事件を経て普天間返還合意にまでこぎ着けた歴史を振り返り、頑張っても無駄なのか、そうではない、未来をつくっていくのは、あなたであり私だ、心を一つにしようと会場に語りかけた。オスプレイ配備阻止、宜野湾、嘉手納、高江…、沖縄のどこにも飛ばさせない、という加藤さんの訴えに呼応する参加者の万雷の拍手によって集会は幕を閉じた。



 今回の集会では、単純にオスプレイという航空機一機種の危険性のみが問題とされているのではないと感じられた。太平洋戦争で捨石にされて凄惨な犠牲を払った後で米国に売り渡され、一九五九年の宮森小学校米軍機墜落事故をはじめとする基地被害、軍人による犯罪の被害を被ってきた沖縄に、ようやく約束されたはずの普天間基地の閉鎖・返還である。それが果たされない上に、さらなる負担・犠牲を強いようとする日米両政府に対する怒り、住民でなく米国に向いている(政権交代をしても変わることのない)日本政府の姿勢への憤り、そしてあえて付け加えるなら、多少は同情しても結局のところ基地を沖縄に押し付けて良しとしている内地の人々への不信が、参加者一〇万人という復帰後最大の県民集会に結果したように思われた。内地、すなわちヤマトを変えていくために、どのような社会運動を形成していくかが重大な課題となっている。

(注)大会事務局は集会のために赤いプラカードや団扇などを準備した。不愉快なことに、この大会を貶める目的で、「幸福の科学」メンバーらが偽物の団扇を作成し、公式の団扇の配布所に紛れ込ませるということが行われた。初期の段階で注意が喚起され、大きな影響はなかったとみられる。この偽物の団扇は中国国旗を模したデザインとなっており、裏面には大会趣旨に真っ向から反する文章が記載されたものであった。この他にも、同グループのメンバーは大会会場においてオスプレイ配備に賛成する内容の冊子を配布するなどの活動を行った。 

【案内】9.9沖縄県民大会と同時アクション『国会包囲』 ~オスプレイ配備を中止に追い込もう!~

【転送・転載・拡散希望】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

      9.9沖縄県民大会と同時アクション『国会包囲』

     ~オスプレイ配備を中止に追い込もう!~


   
http://www.jca.apc.org/HHK/2012/NoOspreyDepioyment.html

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 開発段階から多くの墜落事故を引き起こし、今年も2度墜落しているMVオスプレイが沖縄に配備されようとしています。8月5日に予定されていた米海兵隊のオスプレイ配備に反対する沖縄県民大会は台風のため延期され、9月9日に開催されることになりました。

 オスプレイの問題は沖縄だけの問題ではありません。全国知事会も、オスプレイの普天間飛行場配備と全国各地での低空飛行訓練について、「安全性の確認ができていない現状では受け入れることができない」として、政府に慎重な対応を求める緊急決議を全会一致で採択しています。

 安全という米軍の通知を知らせるだけの政府なら、この国のどこに民主主義があるのでしょうか。オスプレイの配備は日本に暮らす人間の命と安全の問題であると同時にこの国の主権在民が問われています。

 特に沖縄においては、日本全土の0.6%に過ぎない土地に在日米軍基地の74%が集中しています。民家や学校が隣接し、すでに世界で最も危険だと言われている普天間基地にさらに危険なオスプレイが配備されようとしているのです。これは「県民の命を危険にさらし、墜落の死の恐怖を押しつける」(那覇市議会決議より)行為です。日本の「安全」(防衛上必要だと仮定した場合)のために沖縄の住民を日常的に危険に晒してもいいのでしょうか。

 非常に危険なものを地方に押しつける。危険なものを安全だと強弁するなどオスプレイをめぐる日本政府の姿勢は原発問題と共通するものがあります。また、沈黙は沖縄に対する差別構造を容認することにつながります。

 全国から怒りの声をあげ、その民意を目に見える形にすることで、オスプレイ配備を中止に追い込みましょう。9月9日、国会前での抗議行動に一人でも多くの方が参加されることを期待します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とき:2012年9月9日(日)11:00~12:00
場所:国会周辺(国会正門向かいの通りから集まり、国会包囲を目指します)
   最寄り駅(国会議事堂前、永田町)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
主催:9.9沖縄県民大会と同時アクション
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
問い合わせ:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
      TEL:090-3910-4140
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【報告】オスプレイの配備阻止-8.5首都圏集会に千人の結集

DSCF1259 八月五日、東京・日本教育会館大ホールでオスプレイの配備に反対する「10万人沖縄県民大会に呼応する首都圏集会」が沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックなどの呼びかけによって開催され一〇〇〇人が集まった。

 大仲尊さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)が呼びかけ団体を代表して開会のあいさつを行った。「台風一一号が沖縄に接近したので、沖縄での集会は水入りになったが九月に向けてさらに拡大してやることになっている。首都圏の呼びかけ二八団体は相談会を開き、沖縄に呼応する集会の準備をしてきた。森本防衛相がアメリカに行き、オスプレイに試乗し、安全をアピールしているが、沖縄はオール沖縄で反対している。今日は第一弾の闘いだ。沖縄に連帯して共に闘おう」。

 次に高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)が「沖縄構造的差別とオスプレイ配備について」問題提起を行った(別掲)。中野の沖縄出身者の歌、沖縄エイサーの踊りの後、東京沖縄県人会の島袋徹さんが「悲惨な沖縄戦の経験者を身内にもつ会員が大勢おり、平和と安全を強く願う」立場から、普天間基地の固定化とオスプレイの配備に反対するとアピールした。続いて、ゆんたく高江実行委員会がオスプレイの実際の大きさを十字型の白い布にして、それを会場に広げていかにオスプレイが巨大なヘリコプターなのかを示すパフォーマンスを行った。「五年前からオスプレイが配備されるのではないかと危惧してきたが、政府からは知らないとはぐらかされてきた。高江のヘリパッド工事にも反対してほしい」と訴えた。

 呼びかけ団体のフォーラム平和・人権・環境に参加している自治労東京の金子さん、藤田榮治さん(厚木基地爆音防止期成同盟委員長、第四次厚木爆音訴訟原告団長)、花輪伸一さん(JUCON(沖縄のための日米市民ネットワーク))が発言した。

 藤田さんは「五〇年以上運動を続けている。基地の機能は強化されている。爆音の被害は拡大している。三回にわたる裁判で違憲状態にあると東京高裁は判決した。危険な物を日本に持ち込むなと言わなければならないのに、なぜ普天間なのか、日本各地で訓練するのになぜノーと言わないのか。厚木は嘉手納や普天間の仲間と密接に連携して闘ってきた。八月二五日厚木で大行動を起こす。オスプレイは持ち帰れ、との闘いを日本全土ですすめよう」と訴えた。花輪さんはオスプレイ配備問題を隠して環境アセスにひっかからないようにしてきたと日米政府のやり方を批判した。福島みずほ社民党党首が連帯のあいさつをした。

 沖縄の山城博治さん(沖縄平和運動センター・事務局長)と安次富浩さん(ヘリ基地反対協・共同代表)がそれぞれ電話メッセージを寄せた。山城さんは「台風で延期になり断腸の思いだ。さらに倍増して大きな大会を成功させたい。日米政府にオスプレイ配備を断念させるために力を合わせて取り組んでいこう」と話した。

 安次富さんは「森本防衛相は三〇分程度の試乗で安全だと言うが、一〇万時間の事故率が問題になっているのであり、森本さんには一〇万時間乗り続けてもらわなければならない。沖縄島の北部市町村長会が七月三一日に、名護市辺野古移設の撤回を求める決議をした。現職の東(アズマ)宜野座村長はV字形沿岸案に賛成してきた人だが、これは稲嶺名護市長をバックアップするもので重要だ。前原民主党政調会長が辺野古誘致派と面会するなど辺野古基地建設に動いている。それに対して厳しく対処していく」としたうえで、「一〇万人県民大会を成功させ、普天間基地の機能を麻痺させる闘いをつくりあげる」と語り、さらに、国を変えていく新たな政策集団をつくるべきだ。差別構造を脱却し、沖縄の未来を切り開いていきたい。日本の変革と沖縄の自立を求めて」と結んだ。

 岩国の田村順玄さん(岩国市議、リムピース共同代表)の「八月三日、岩国爆音訴訟に続き、オスプレイの飛行差止め・エンジンテストの差止めを追加提訴し、沖縄へオスプレイを送り込むことを阻止しよう」というメッセージを紹介した。

 集会の合間にジンタらムータの演奏とオスプレイの危険を分かりやすく伝えるものと普天間爆音を知らせるDVDが上映された。団結ガンバローの後、水道橋に向けてデモ行進を行った。(M)


 高橋哲哉さんからの提起

 森本防衛相はオスプレイ試乗後「ああ、快適だった。しかし沖縄の人々を説得できない」と言った。オスプレイの事故について「人為的ミス」と米政府は発表してきたが、政府高官や国防省の何人かは「そもそも危険だ。とりわけ普天間配備は危険だ」と証言している。

 日米政府は「安全性を確認しなければ運用しない」と発言しているが全然信用できない。野田政権は大飯原発の再稼働で本質が露わになっている。オスプレイでも安全は二の次だ。米国の方を向いて政治をやっている。国民の安全を無視している。断固反対しなければならない。原発と沖縄は犠牲のシステムの上に作られ同じだ。日米安保体制は沖縄の犠牲の上に作られた。両方に反対しなければならない。

 憲法上も許せない。平和的生存権、幸福を追求する権利がある。沖縄はこの外に置かれている。オスプレイ配備は憲法違反だ。
 「本土・ヤマト」の側に温度差がある。脱原発で数万・数十万人が集まっているが、沖縄連帯ではそうなっていない。ヤマトは他人事だと思っているのではないか。構造的沖縄差別、植民地主義の問題がある。これを許せば差別者の側にあり続けることになってしまう。ヤマトは日米安保を支持しているのが多数であり、沖縄はその逆だ。沖縄に基地を押しつけている差別者・加害者をやめる。

 岩国に一二機のオスプレイが来ているが、五つのルートで飛行訓練をする予定にしている。私たちはヤマトが沖縄化するから反対するのではない。岩国・ヤマトが中止すれば反対しないのか、そうではない。沖縄の犠牲化をやめさせる、大きな声が求められている。(発言要旨) 

【案内】オスプレイ配備阻止!8・5 10万人沖縄県民大会と同時アクション!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
オスプレイ配備阻止!8・5
10万人沖縄県民大会と同時アクション!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


◎沖縄県民の命を危険にさらす政府を許さない!
◎全国から怒りの声をあげ、配備中止に追い込もう!

【集会名称】10万人沖縄県民大会に呼応する8・5首都圏集会

【日 時】8月5日(日)午後1時開始 集会後、デモ行進

※注意 7・11集会でお知らせした午後2時から変更

【会 場】日本教育会館・一ツ橋ホール

【参加費】500円

【最寄駅】地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅
(A1出口)下車徒歩3分
http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html

【問題提起】高橋哲哉(東京大学大学院教授)

【問い合わせ】
090-3910-4140(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)

沖縄では、島ぐるみで怒りのマグマが湧き上がり、8月5日に10万人規模の超党派の県民大会を開催し、県民の総決起でもってオスプレイ配備絶対阻止に向けて立ち上がろうとしています。
私たちは、沖縄県民大会に呼応して、首都圏においても同日、集会を開催します。

★沖縄へのオスプレイ配備中止を求める共同行動への賛同のお願いこの共同呼びかけによる諸行動は、署名運動に始まり、一連の集会開催など、沖縄県民大会に合わせての取り組みをおこないます。
 (一口)個人500円、団体1,000円 
できれば2口以上お願いします。以下の振込、または、賛同用紙の申し込み欄に記入して手渡しください。
郵便振替00150-8-120796 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
※通信欄には必ず、「オスプレイ」と公表の可否を記載してください。

★集会チラシ、署名呼びかけ文書、署名用紙、賛同用紙は、次のアドレスのページからダウンロードできます。
http://www.jca.apc.org/HHK/2012/NoOspreyDepioyment.html

*****************************
【呼びかけ】(順不同)
フォーラム平和・人権・環境、沖縄意見広告運動、原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめざす県央共闘会議、ピースボート、沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会、全国労働組合連絡協議会、日韓民衆連帯全国ネットワーク、ピース・ニュース、アジア共同行動日本連絡会議、ジュゴン保護キャンペーンセンター、許すな!憲法改悪・市民連絡会、本郷文化フォーラム ワーカーズスクール、すべての基地にNOを・ファイト神奈川、相模補給廠監視団、平和をつくる大和市民の会、厚木基地を考える会、非核市民宣言運動ヨコスカ、戦争反対・平和の白いリボン神奈川、ヨコスカ平和船団、辺野古への基地建設を許さない実行委員会、JUCON(沖縄のための日米市民ネットワーク)、ゆんたく高江実行委員会、金城驍(東京沖縄県人会)、島袋徹(東京沖縄県人会)、平良愛香(牧師)、川平朝清(東京沖縄県人会名誉会長)、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック

【報告】 7.16 陸上自衛隊市街地訓練反対行動

P7168038 陸上自衛隊第1普通科連隊による情報・伝達訓練が強行され、その監視抗議行動が東京北部地域や、都内各地の労働者市民によって取り組まれた。
 
 情報・伝達訓練とは練馬駐屯地の陸場自衛隊第1普通科連隊がが、7月16日夜から17日にかけて、都内各地で偵察・情報収集そして練馬駐屯地との間での情報伝達訓練(無線機を使って指揮命令系統を確立する)を行うというもので、迷彩服、ヘルメット姿で都内各地の区役所に進出し、当初は16日夜に都内全ての区役所で宿泊訓練を行う事を目論んでいた。
 
 自治体の災害訓練に自衛隊が参加するというものではなく、自衛隊が独自に行うものであり、「災害対処」とは名ばかりの治安出動訓練であることは論をまたないだろう。災害が起こった時に、自衛隊が都内各地に進出し、独自に指揮命令系統を確立した上で、自治体との連携に入るのである。
 
 16日当日、有事立法・治安弾圧を許すな!北部集会実行委員会の呼びかけで、都内各地から駆けつけた労働者市民65名が部隊が出動する、南門前に6時45分結集し、8名から十数名の部隊で他内各地に徒歩で出動する部隊を監視し、抗議の声をあげた。また、練馬区役所では地域の仲間が約20名で監視行動を行った。
 
 南門では練馬、目黒、墨田、豊島など各地で区に対して抗議、申し入れ行動を行ってきた仲間が次々にマイクを握り報告を行った。
 
 南門前には「隊友会」ののぼり旗と日の丸を掲げたチンピラが十名ほど登場し、抗議行動に敵対し、妨害してきた。「お前ら、今日は代々木とこっちで2回も日当がもらえて良かったな!」「世界の植民地を解放したのが日本軍だ!、歴史を勉強しろ!。」といったレベルのどうしようもない連中であったが、自衛隊警務隊に守られながら最後まで、抗議行動への妨害を行った。
 
 予定では8時25分には全ての部隊が出動を終える予定であったが、9時過ぎまで大きくずれ込んだが、最後まで監視・抗議行動を貫徹した。
 
 行動のまとめでは北部実の仲間が「今回の訓練では米軍との伝達訓練も行われたとの情報もあり、また、隅田川で海上自衛隊がボートによる遡上訓練を行ったとの情報もあり、当初考えられていたよりも、規模の多きな訓練であったと考えられる、今後その全容を解明していかなくてはならない。」と結び、この日の行動を終えた。       

(板)

【報告】基地も原発もいらない!今こそ反戦の声を 6・3練馬駐屯地抗議デモ*

P6037567 六月三日、 基地も原発もいらない!今こそ反戦の声を 6・3練馬駐屯地抗議デモが、同実行委員会の主催で行われ、練馬や板橋など東京北部地域の労働者市民を中心に二十五人が参加した。
 
 一時より東武東上線・東武練馬駅近くの徳丸第二公園で行われた集会ではまず実行委員会の仲間が発言にたち、五月十八日に湯浅一郎さんを迎えて「今、反戦・反核運動の課題を考える」という講演集会を行った事を報告。また、四月八日には駐屯地祭抗議行動を行ったが、昨年の三・一一の大震災を受けて、地域住民の対応も激しくなってきている、マイクを持っていると「お前は朝鮮人か?中国人か?」などと言いがかりをつけてきて、制服警官に「こいつを逮捕しろ!」と、排除を先導するという事態になってきている事などを報告した。
 
 そして、現在の軍事情勢について、在日米軍基地の見直し、日米安保・防衛協力の強化を進め、国連PKOの枠組みを超えて自衛隊・米軍の共同作戦行動によってアジア太平洋地域への出撃を目論んでいる。と喝破した。
 
 そして、普天間基地の撤去、危険なオスプレイの配備反対などの闘いを沖縄の民衆とともに闘っていこうと訴えた。
 
 続いて板橋・歩こう会の仲間が発言し、六月十二日に自衛隊が行おうとしている市街地でのレンジャー訓練の問題を提起した。荒川戸田緑地にヘリコプターで降り立った三十名の隊員たちが徒歩で板橋区、練馬区を通り、練馬駐屯地まで七キロに渡る、歩行訓練を行うというもので、三月から、九週間の殺傷、破壊のサバイバル訓練を行い、その締めくくりの四泊五日の訓練の最後に行う訓練で、今までは、基地内で行っていたものを、今回、大震災以降の自衛隊の浸透という事態の中で、市街地で行うという。
 
 数日間ほとんど食事、睡眠を取らず、ギリギリの状況の隊員たちが、小銃、銃剣を携行し市街地を行軍するというこの訓練が、通過する町内会などにも連絡が行われていないという事が明らかになっている。
 
 こんな事を許しておいてはいけないと訴えた。
 
 さらに、三多摩合同労組、学校と地域を結ぶ板橋の会、五月三十日の東京スカイツリーでの対テロ訓練監視行動に参加した仲間、戦争協力をしない!させない!練馬アクション、北部労働者行動闘争会議の仲間が発言し、デモに出発した。
 
 練馬駐屯地正門前では南スーダン派兵反対などを骨子とした申し入れ書を読み上げて手渡し、基地に向けたシュプレヒコールを行った。
 
 解散地では反天連、2・9竪川弾圧救援会の発言を受け、実行委員会の仲間のアフガン復興東京会議や、この間の「改憲」状況の中で、地域で持続的に闘っていこうというまとめの発言を受けて、この日の行動を終えた。               (板)

【報告】60年目の沖縄デーに植民地支配と沖縄を問う4・28集会

428 四月二八日、反安保実行委員会は四・二八~二九連続行動の企画として反「昭和の日」実行委員会とともに「60年目の『沖縄デー』に植民地支配と日米安保を問う」集会を東京・文京区民センターで行った。八〇人が参加した。

 今年の四月二八日は、一九五二年のこの日、サンフランシスコ講和条約が発効し、沖縄を米国の施政権=米軍による単独支配下に残したまま、日本が「独立」を達成した日から六〇年目にあたる。沖縄を「本土」から切り離して米国の軍事植民地として打ち固めることになったサンフランシスコ講和条約は、安保条約とセットのものとして、一九七二年の「本土復帰」以後も今日まで続く米日両国による沖縄支配の結節点だった。そして「本土」による沖縄の切り捨てと米軍による単独支配、基地の重圧をもたらしたサンフランシスコ怖条約と日米安保条約のいずれにおいても昭和天皇裕仁の意思がくっきりと刻みこまれているのである。それはヤマトによる沖縄への植民地主義的差別と支配の構造をどう清算・克服するのか、という課題を提起している。



 この日の集会の講師は、沖縄NGOセンター代表で写真家でもあり、また沖縄キリスト教短大で平和学の講座を持っている新垣誠さんと、編集者で民族問題研究者の太田昌国さん。

 この日沖縄は「梅雨入り」した。「デイゴの花が咲く梅雨の季節には、落ちつかなさを感じる年寄りが多い。それはどうしても戦争の記憶がよみがえるからだろう。日米安保が生きているかぎり沖縄の戦後は終わらない」。一九七二年の「復帰」当時は小学校一年生だったという新垣誠さんは、こう切り出した。そして昨年末の沖縄防衛局による辺野古環境アセスメント評価書提出に対する沖縄の人々の抗議活動などの画像を写しだしながら、「土地の記憶」の持つ意味について語った。

 「私が住んでいる場所は、母校でもある首里高校の近くだが、その場所は鉄血勤皇隊(沖縄戦で戦闘任務に動員された一四~一七歳の旧制中学生、師範学校生、職業学校生などからなる学徒部隊)の出撃拠点でもあった。そこでは私の子どもの時にも不発弾が掘り出されることがよくあった」。新垣さんが写真を撮るようになったのは、「言葉にならないものを表現できないのか」という思いからだった。新垣さんの写真は人々の日常生活や集会の場でのちょっとした表情や笑顔を切り取って、「言葉では伝わらない意思」を伝えることに成功しているように思われた。

 新垣さんは「日本政府に再統合されてから四〇年」の今日、いま取り沙汰されている「嘉手納統合案」をグローバル資本主義とグローバル軍事の最悪の形での結合だと批判した。そしてPAC3の配備にふれて「米軍よりも日本政府の動きにこそ警戒しなければならないし、辺野古新基地阻止と合わせて日米両国が積み上げてきた軍事化=安保に注目し、祖父・祖母たちの悲惨な体験を継承していかなければならない」と訴えた。



 次に太田昌国さんが、「戦後日本国家と継続する植民地主義」というテーマで報告。太田さんはまず「戦争と植民地支配」の問題について内省的に問題を取り上げようとする際に「いつまでも謝罪を求められるのは日本だけだ。西欧の植民地帝国は過去を謝罪したことなどない」という反論が出されることについてふれ、そうした意見への批判を次のように語った。

 「近代植民地主義の問題を考える時、ソ連崩壊後のグローバル資本主義の制覇の中で、改めて第一期のグローバリゼーションの画期となった一五世紀末のコロンブスのアメリカ大陸到達と侵略への歴史的な捉え返しが進んでいった。一九四五年の第二次世界大戦の終焉は、枢軸三国の敗北であり、それとともにアジアなどの旧植民地諸国の独立に導いたが、東西冷戦の中では植民地主義の問題がきちんと論議されることはなかった」。

 「しかし東西冷戦の終結は、あらためて奴隷貿易の歴史について英米が謝罪しなければならない状態をもたらした。謝罪と補償の間に大きな溝があったことは事実だったとしてもである」。

 「日本の植民地侵略の歴史は明治政府による蝦夷地と琉球の併合から始まった。一九四五年の日本の敗戦は、しかしそうした植民地主義の歴史との断絶を経験しないままであった。ドイツと日本との違いは、日本が身にしみて『敗北』の実感をかみしめることがなかったことにある。東西冷戦構造の中で、日本はそうした過去と向き合うことをしないで済まされたともいえる」。

 「二〇〇一年の九月、南アのダーバンで開催された人種差別と奴隷制に反対する世界会議は、欧米による奴隷貿易・奴隷制、人種差別を人類に対する犯罪」と告発した。多くの点で不十分性を持っているものの、少なくともここまで来たことについては確認すべきだ」。

 このように語った太田さんは、侵略・植民地主義・人種差別の克服に関して、遅々たる歩みではあれ「ここまで来た」と前向きに考えることも必要だ、と語った。

(K)
 
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

「最新トラックバック」は提供を終了しました。
  • ライブドアブログ