虹とモンスーン

アジア連帯講座のBLOG

エコロジー

【報告】12.14-15 IAEA国際会議に抗議して福島-郡山で現地闘争

kencho1 04212月14-15日、郡山市で15日から日本政府とIAEA(国際原子力機関)の共催で開かれる「原子力安全に関する福島閣僚会議」に反対する取り組みが「原発いらない福島の女たち」の呼びかけで行われた。
 
このIAEAの会議は、チェルノブイリの放射能被害の隠ぺいを行ってきたIAEAが、日本政府の要請によって福島に常駐することを最大に目的とするものだ。そして、歴史的に原発を推進してきたIAEAが謝罪もなく福島に進出することは許されない、と「福島の女たち」が「私たちを抜きに、福島のことを決めるな!」を合言葉に抗議行動が企画された。

14日は、福島県庁への申し入れと県庁から福島駅前までのデモが行われた。デモに先だって県庁への申し入れ。申し入れ文は「IAEAの福島進出の中止」、「除染でなく汚染地域の避難の優先」、「学校単位の疎開の開始」などを求めている。「福島の女たち」は県にその場での応答を求めたが、県側は無言で申し入れ文を受け取ったのみだった。(申し入れ文は下記に全文)

申し入れ後、郡山市の黒田節子さんは「IAEAは安全安全と言って福島を亡き者にしようとしている。IAEAがどんなものか、私たちは本質を知っている。チェルノブイリでは『IAEAを日本で解体してくれ』と言われた。何があっても声を上げ続ける。福島の女たちをなめるな」とあらためて決意表明をした。

県庁のすぐそばのもみじ山公園ではリレートーク集会。田村市の武藤類子さんの発言。「自宅近くにもIAEAが常駐することになるという。チェルノブイリの健康被害を隠ぺいして、WHO(世界保健機構)も黙らせた組織だ。福島もそうなるのか、黙っているわけにはいかない。IAEAは核推進機関であり、WHOとの1959年の協定で放射能の健康被害を発表するにはIAEAの許可が必要だとされている。今回の会議の合意文書案では『最高水準の安全性をもって原発を活用』するとしている。結局、安全アピールのための福島での会議だ。そういうことを伝えていく努力を続ける。そして、感性を研ぎ澄まして見抜いていこう」と呼びかけた。

集会では、恒例となった会津抵抗の踊り「かんしょ踊り」を参加者全体で輪になって踊り、デモに出発。150人ほどのデモは、賑やかに福島駅までの短いコースをゆっくり一時間以上かけて歩き、沿道にアピール。沿道からは好意的な反応が多く目についた。解散地点の駅前広場では集会を続行。「IAEAは福島に来るな」、「被ばく隠しから子どもたちを守ろう」などのアピールが続いた。

夜には、郡山市の労働福祉会館で「脱原発福島ネットワーク」などの主催で広瀬隆さんの講演会が開催された。300人以上の参加によって熱気ある講演集会となった。広瀬さんはIAEAの核推進の実態や密売までしてきた歴史を紐解き、「IAEAは悪魔なんです。悪魔が福島のみなさんを殺しに来ると思ってください。しかし、福島のみなさんは孤立していません。このかんの反原発運動の盛り上がりは福島は孤立していない、ということなのですから」と訴えた。

kencho1 092翌15日は、朝8時からIAEA会議会場の郡山ビッグパレットのすぐそばで行動を開始。この日は福島各地や全国から250人が結集した。中には「親に内緒で参加した」という地元の高校生の姿もあった。

行動の途中からフランス緑の党やベルギーなどからも抗議の来日団が到着。そして、全体で会議会場入口に移動して、IAEAに直接申し入れ文を渡す行動に移った。「福島10基の原子炉の即刻廃炉」、「地震大国日本に原発は無理であり、日本全国の原発の廃炉を日本政kencho1 104府に働きかけること」、「子どもたちの疎開を日本政府に促すこと」などを求める申し入れにイギリス出身のIAEAの報道官は「みなさんの不安は理解した」と述べるのみだった。

最後にフクシマ・アクション・プロジェクトの佐々木慶子さんが「福島は今年の3月11日に、福島の全原子炉の廃炉を世界に宣言している。IAEAには、そのことを強調してこの申し入れを終わらせたい」と申し入れ行動を終えた。

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                              2012年12月14日

                             福島県知事 佐藤 雄平 殿

原発いらない福島の女たち

        福島県でのIAEA閣僚会議等に関する要請書

 私たちは、福島原発事故以来、原発廃止のためのあらゆる活動を続けている女性グループです。経産省前での座り込み、原発事故1周年における集会など様々な活動の中から、あらゆる生命の存在を脅かす原発廃止の声を上げ、共感を呼んできました。

 そのような中、福島県で、IAEA(国際原子力機関)閣僚会議が国の主催で開催されています。IAEAは、核管理の名の下に、核と原発を推進するための国際機関であり、収束さえしていない原発事故に今なお苦しみ続ける福島にそのような組織が進出することは、どのような理由であれ私たちは認めることができません。

 以上のことから、私たちは、貴職に対し以下のとおり要請します。



【要請内容】

1.福島へのIAEAの進出をやめさせること。

2.莫大な資金を投じて1年半続けられた除染の効果は、多くの県民から疑問視されている。除染の限界を見極め、汚染地域の住民を避難させ、避難に伴う損失を県の責任で賠償すること。

3.県外避難者の住宅補助の打ち切りなど避難者への非情な扱いを止め、支援をすること。

4.子どもたちの避難を実現するため、学校単位の疎開・保養を直ちに実施すること。

5.健康被害がないとの前提で進められている県民健康管理調査を根本的に見直し、科学的で客観的、公平なものとすること。併せて、健康被害の過小評価を目的とした検討委員会の議事進行や特定の方向への議論誘導などをしないこと。

6.「秘密会」の開催や健康被害のごまかし、隠ぺいを主導してきた責任者に対し、適正な処分をすること。

7.モニタリングポストによる測定を正しく行い真摯な情報公開を行うこと。

8.福島県民の共通の願いは核・原発の廃絶である。核推進機関を呼んだ国際会議ではなく、核・原発廃絶のための国際会議を開催すること。

9.1~8までの要請を受け入れ速やかに実行した後、今回の原発事故まで原発推進の立場を取ってきた知事として、辞任という形で県民に対し責任を取ること。

(以上)            

【報告】10.31Jパワー(電源開発)前で大間原発建設反対アクション

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10月31日、東電前アクション!は10月に大間原発の工事の再開が強行されたことに対して、電源開発株式会社(Jパワー)本社前で抗議アクションを行った。40人の参加。

 

 

司会の園さんがシュプレヒコールをあげて、主催から栗原さんが「今日の行動の位置付け」を説明。「政府のエネルギー戦略で"すでに建設中の原発の建設は容認する"という発表があって、電源開発は即座に"住民説明会"を行ってその翌日には工事再開を強行している。いかに既成事実を積み上げるかしかない拙速さだ。猛毒プルトニウムを使った発電所を住民をないがしろにしたまま活断層の上に立てるなど、まさに悪魔の所業だ」

 

「函館は市長・行政挙げてこの原発に反対を表明している。私たちは、こういう動きを応援し支持するが、函館30万人の反対に依拠して過疎地で原発を容認せざるを得なかった人々を低く見るような運動をしてはならない。大間原発の供給先は主に関東首都圏だ。なにより、その首都圏で生活する者の責任として、大間原発の建設に反対し阻止しよう。大間の燃料は東電が多額の出資をして東電出身者が社長を務める日本原燃のものが使われる。すなわち東電マネーの燃料で動かし、福島事故で原発を動かせなくなった東電に代わって首都圏に原発の電気を供給しようとしている。電源開発は主に水力発電を担ってきた会社だが、水力発電もまたダム建設によって地域を分断し、故郷を沈めて人々を追い払った歴史がある。私たちは、もうそのような犠牲を生み出さないということも念頭に置いて代替エネルギーを模索しなければならない」とアピールした。

 

途中で合流した官邸前などで抗議行動を続けている「反ACTAチーム」からは「人権侵害救済法案」が反原発運動の弾圧をも狙うものだという説明。「あらゆる社会運動を守るために、反原発運動を守るために、人権侵害救済法案と反対運動に注目してほしい。共に連帯しましょう」とアピール。

 

東電前アクション!の植松さんからアピール。「先週リトアニアへの原発輸出に反対して日立製作所前で抗議行動を行ったが、この大間の原子炉も日立製が使われようとしている。また、核燃サイクルの破たんを繕うものだ。今日の抗議は日立への抗議デモあり、核燃サイクルを未だに推し進めるものたちへの抗議行動だ。下北半島をこれ以上核で踏みにじることは許されない。原発が安全だというなら東京湾に作ってみればいい。しかし、安全な原発などあり得ないことが分かっているから下北半島に作るのだ。もうどこにも原発を作らせない」

 

最後に「大間の工事をやめろ」「もう原発の電気はいらない」とシュプレヒコールをあげて、この日の行動を終えた。

 

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【案内】日印首脳「原発会談」抗議!11.16緊急アクション

【拡散歓迎】
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クダンクラム原発稼働反対!インド政府は住民弾圧やめろ!
  日印首脳「原発会談」抗議!11.16緊急アクション


   《呼びかけ》東電前アクション!
BLOG:
http://toudenmaeaction.blogspot.com/
TWIT: http://twitter.com/toudenmaeaction
MAIL: toudenmae.action@gmail.com
TEL : 090-1219-4519

  
   《協力》ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
HP :
http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/
mail: sdaisuke@rice.ocn.ne.jp

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

時間:2012年11月16日(金)19時半~ (国会議員に署名提出)
場所:国会衆議院議員面会所前集合
地図⇒
http://tinyurl.com/abf2uav

20時から野田首相とインド・シン首相の「原発会談」に対する首相官邸前抗議アクション!


★インド首相来日と野田首相との「原発会談」に抗議!「日印原子力協定」締結-原発輸出反対!
☆インド政府は原発も核兵器も放棄しろ!「クダンクラムの血の弾圧」を許さない!
★9月にインド政府に入国を拒否されたノーニュークス・アジアフォーラムのメンバー二人がアピールします。

11月15日から17日にかけて、インドの新首相が来日します。

来日の大きな目的のひとつは「日印原子力協定」の締結のための調整と言われています。
「日印原子力協定」は、主に日本からインドへの原子力技術と設備の提供・供与を目的としています。
それは当然、近い将来の日本からインドへの原発輸出のための地ならしと考えるほかありません。
また、核兵器保有国への原発技術の提供は、核武装を積極的に是認する暴挙であり、許されるものではありません。

現在、インド政府はインド最南端のクダンクラム原発の建設を強行し、住民の強い反対の意思を踏みにじり続けています。
そして、今年9月10日には住民たちの反対デモに対して警官隊が発砲して死者まで出しています。

福島の巨大原発事故を引き起こしながら未だに原発を推進し、海外に売り込みを図る日本政府。
核兵器を保有し、さらなる「核大国」をめざして人々を暴力で踏みにじりながら原発増設を目論むインド政府。
こんな両者の思惑に対して、私たちはインドの人々とつながって「世界のどこにも原発はいらない!」と表明します。

そして、私たちは野田首相に言いたい!
核開発を推進するシン首相を広島・長崎、そして福島に案内しろ、と。
そうすれば、核兵器を保有するということがどういうことか、
原発を建設するということがどういうことか、理解できるはず、と。
それこそが被爆国そして原発事故当事国の責務であるはずと考えます。

原発も核兵器もない世界へ!



★☆日本とインドの原子力協定に反対する署名のお願い★☆

http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/119a.htm
(11月16日に日印両政府に提出します)

・クダンクラム原発:反対運動と弾圧(9月10日の映像)
http://youtu.be/zb_jyJaUAic

・クダンクラム原発反対に連帯する日本人3名がインドで入国拒否
(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン)http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/118a.htm

・連帯声明 歴史的な闘いの中にあるクダンクラムのみなさんへ
(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン)
 
http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/118b.htm


☆★☆★↓↓こちらもご参加を↓↓☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

11.15緊急集会「日本はインドに原発を輸出するのか?」
~日印原子力協力協定の問題点とインドの反原発運動~

講演「日印原子力協定の問題点」福永正明(大学教員)

クダンクラム原発反対運動の報告など
 伴英幸(原子力資料情報室)中井信介(ジャーナリスト)宇野田陽子(NNAF

日時 1115日(木)1830203018:00開場)
場所 連合会館(旧・総評会館) 402号室

千代田線新御茶ノ水駅、丸の内線淡路町駅、新宿線小川町
駅からB3出口すぐ。JR御茶ノ水駅・聖橋口から徒歩5

<主催> シン首相来日緊急集会実行委員会 <連絡先> 090-8169-9693

::::::ここまで:::::::::::::::::::::::::::

【案内】大間原発、大間違い!10.31Jパワー前アクション

≪拡散歓迎≫
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原発の電気を首都圏に供給!?活断層の上に全MOX原発!?
 ~大間原発、大間違い!10.31Jパワー前アクション~


   呼びかけ:東電前アクション!
BLOG:
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TWIT: http://twitter.com/toudenmaeaction
MAIL: toudenmae.action@gmail.com

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日時:2012年10月31日(水)
   19時~20時頃

場所:銀座・Jパワー(電源開発株式会社)本社前

東京都中央区銀座6丁目15−1
東銀座駅 徒歩3分(東京メトロ日比谷線、都営浅草線 4番出口)
有楽町駅 徒歩15分(JR山手線、京浜東北線)
地図⇒ http://tinyurl.com/96wtupz

■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。
■このアクションを「非暴力」「反差別」の行動として呼びかけます。

☆東電の代わりに原発の電気を首都圏に!?もう原発の電気はいらないっ!!
★活断層の上に全MOX原発建設なんて悪魔の所業!!!!

大間原発、大間違い!
誰が使うんだ その電力
この夏だって原発無しで足りた
建設する必要がない

大間原発、大間違い!
再処理・核燃サイクルの破たんを糊塗するために
技術の確立していない全MOX原発をでっちあげ

大間原発、大間違い!
活断層の上に建設予定
しかもフル・プルサーマルだから
事故になったら猛毒プルトニウムが飛び出して「地球終了」

大間原発、大間違い!
MOXを製造する日本原燃には東電も多額の出資をしていて現社長は東電出身
すなわち大間は「東電マネー」で動かされようとしている

大間原発、大間違い!
供給先は首都圏で
被害を受けるのはまず、青森や北海道
すでに函館市は建設差し止めを要求

こんな危険なものを地方に押し付けるな!
Jパワー(電源開発株式会社)本社に訴えに行こう
「大間から撤退しろ!」「もう原発の電気はいらない!」と!

豪雪の厳寒期明けの春の工事本格再開をみんなで止めよう!

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【報告】9.30「福島原発事故から学ぶ」集会

テント集会怒りの封じ込めと被曝の
放置を許さない道さぐる



本音を隠さず語り合った企画

 九月三〇日、日比谷図書館文化館コンベンションホールで「福島原発事故から学ぶ―脱原発のうねりの中で 福島・首都圏の集い―」が経産省前テントひろば主催でテントひろば一周年記念企画として行われた。

 主催者あいさつの後、上原公子さん(脱原発をめざす首長会議・事務局長)がコーディネーターを行い、福島の様々な立場の方からと反原発自治体議員・市民連盟の布施哲也さんが問題提起を行った。

 上原さんが「福島原発事故後、問題は何ら解決していない。福島を自らの問題として問わなければならない。日本の西と東では受け止め方がかなり違う。福島で発信できない人、いろんな立場の人が複雑にあり、発信がうまくいっていない状況がある。今日は本音を語ってもらいたい」と発言をうながした。

「お墓に避難」と自死した

 福島から報告が行われた。

 佐藤幸子さん(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)が発言。

 「一年前の普段の生活に戻りたい。学校も行政も何もなかったように動きつつある。しかし、空間線量も減っていない。川俣町に住んでいたが避難してマンションに住んでいる。マンションの方が安全だ。しかし、外にホットスポットがある。浪江町では地上一㍍の所で一八・八mSvの所もある。子どもを避難させたい。内部被曝を防ぐために、西日本から食材を取り寄せている。本当は福島のものを食べさせたいのに食べさせられない。コメは放射能が一割ではなく一%、夏野菜はセシウムが入らない、ゼロでないと食べさせたくない」。

 「お母さんたちは疲れている。ここにいても大丈夫だよ、そういうふうに変わってきている。自分の子どもを山形に一年避難させたが、元の学校に戻りたいというので川俣の中学に戻した。川俣町は一八歳未満の子どもに積算線量計を持たせている。一年間で一mSv以下といっているのに、一・九mSvあっても生活させることが異常だ。避難できない人もできた人もいろんな考えがあるので支持する」。

 安斎徹さん(飯舘村住人、伊達市に避難)。

 「飯舘村は今でも四mSv超えている。家の中で五~六mSvの所もある。避難した人の三割が仮設住宅、七割が借り上げ住宅にいる。つながりがなくバラバラにされている。居住困難地区、制限地区、警戒地区と三分割された。除染して二〇一五年に帰村させる、と村は言っている。普通の土地四〇〇㎡で六億円、水田三反歩に一〇〇〇万円の除染費がかかっているが、半分しか減らず、数カ月で元に戻ってしまう」。

 「事故直後なにも知らずに大量の被曝をした。線量計で計ったら鳴りっぱなし。五月一杯まで子どもたちも避難しなかった。それでも村長は放射能が恐くない人。教育委員会が呼びかけ一二〇〇人が動員させられ、杉浦ら学者を連れてきて、洗濯物、食べ物大丈夫と、講演会をやった。五月末に全村避難にしなさいとなった。私は六月二六日に避難した。六月二〇日に髪の毛がばっさり抜けた。その時、この世の終わりだと思った」。

 「『津波では大勢亡くなっているのに、原発で死んだ人いますか』と言われた。とんでもない話だ。原発事故後、五人が自死している。『お墓に避難します』という遺書を残した人もいる」。

 渡辺ミヨ子さん(田村市の借り上げ住宅住人)。

 「二〇km~三〇km圏内に住んでいたので、三月一二日、宮城県に逃げた。そこも電気、水道が出なかったのでたいへんだった。一カ月後に田村市の避難場所に移り、今は借り上げ住宅に住んでいる。四月六日に、早くも学校が始まった。住民の命を守るために埼玉まで逃げた双葉町長の決断はよかった。いま福島県はおきざりにされているようだ」と報告した後、本が好きという渡辺さんは宇宙飛行士が書いた『地球は母なる星』の一節を読み上げ、尖閣問題でもめているが戦争は嫌だ、奪い合うのはおろかなことだと語った。

東電、国と闘い原発廃炉へ

 特別参加の井戸川克隆さん(双葉町町長)がさまざまな角度から発言した。

 「テントひろばに顔を出さないといけないと思っていた。活動に感謝している。放射能は闘う相手ではなく、闘ってはいけない。事故直後、県外に町民を逃がした。町民の家系の継承が大事だと思ったからだ。原発に対して事故前まで安心教育をしてしまった。それは加害だと思っている。情報を後出しにされ、ウソをつかれる。避難指示は政府しか出せない。今後子どもたちが安心して過ごせるために時間を費やしたい」。

 「当分帰らない。それで良いと思う。これ程危険な所に住まわせるのは加害者だ。命の大切を判断基準にして、遠くに避難したのは間違いではなかった。国は反論してきている。一〇〇mSvから二〇mSvの低い方をとったのだ。それを正当化する人たちがいる。その人たちにあなた方が住みなさいと言っているがまったく無責任で住もうとしない。これからが闘いだ。事故後東電はベント作業をして空気中に放射能を撒き散らしたので、双葉町に高い線量が残っている。加害者は東電であり人災だ」。

 浪江町の避難地区で牧場をやっている吉沢正巳さん(希望の牧場代表)。

 「事故後も現地に留まった。浪江の町民九〇〇〇人、猛烈な被曝をした。三三〇頭の牛がいる。牛の出荷を断れた。このままでは牧場の意味がない。三月一八日、東電に出向いて『なぜ逃げるんだ、制御できないのか』と抗議した。そして一週間かけて、農水省、原子力安全委員会、首相官邸に行き『枝野に会わせろ』と要求した」。

 「三月二三日から、夏まで地獄だった。牛がつながれて餓死していく。ウジがたかり、ミイラ化していった。六月末に線量計を持ち、計ったら一五~六mSvあった。七〇軒の農家がつぶされ、一五〇〇頭の牛が餓死し、一〇〇〇頭の牛が殺処分された。一〇〇頭の牛を今も飼っているが国は処分しろと圧力をかけてくる。牛は証人だ。記録して生き残させる。殺してはいけない」。

 「県議会で福島原発廃炉の決議がされてもむなしい。チェルノブイリになってしまった。死の町、絶望の町だ。生きる意味がない、死んでしまいたい。墓は倒れ、住職は避難している。原発から六㎞の所にある。牛は逃げなかった。人生をかけて、放射能、東電、国と闘い原発をなくす。浪江に留まり、がんばりたい」。

 椎名千恵子さん(原発いらない福島の女たち)が「商工会会長が『福島第一原発の1~4号機は廃炉にし、あとは動かそう』と発言している。絶望を組織化させられている。去年の秋から、女たちは怒っている。テントに入り行動をやってきた。体をもって闘っていくしかない。かんしょ踊りをやった。アメリカやパリ、ドイツにも闘いは知られるようになっている」と報告した。

疲れにつけ込む封じ込め圧力も

 柳原敏夫さん(ふくしま集団疎開裁判の会)が一審で敗訴し、現在仙台高裁にかかっていると裁判の報告をした。布施哲也さん(反原発地方自治体市民連盟)の発言の後、再度福島からの発言が行われた。何人かの発言を紹介する。

 佐藤さん。「一番困っているのは現地の人が避難してしまって、活動できる人が少なくなってしまっていることだ。対応が遅いと怒られるが、みんな疲れてしまっている。助成金は復興事業だと出るがボランティア活動には出ない。カンパもボランティアの人件費として使えない悩みがある。海外援助だとそうしたことがないので、海外へ支援を訴えている」。

 安斎さん。「旧自民党政権が五四基の原発を作ったのに自民党総裁選では知らんぷりだ。東電、自民党、経団連、文科省は人間ではない。東電からは仮払金の一〇五万円がでただけ。三〇人が賠償の裁判を起こしている。都民にもっと声をあげてほしい。飯舘村に来て現地を見て欲しい」。

 渡辺さん。「二〇km圏内は固定資産税なし、三〇km圏内は半分。こんなひどい話はない。文句を言う人が疎外されている。田村の野菜だけは学校給食に使わないと言われた。放射能ゼロの野菜を作り食べさせない。東電への賠償相手にされなかった」。

 井戸川さん。「宣伝合戦がある。言動を封じ込める流れがある。被害は終わった、今は復興だ。ほとんどの首長がそうだ。避難区域の見直しで損害が出る人には差額を町が負担する。加害責任を町がやることになるという批判もあるが。国は地方に肩代わりをさせようとする。今は放射能から逃げるしかない。隠蔽が恐い。セシウム濃度はシーベルトではなく、ベクレルに直さないとあいまいになる。トリチウムの話が出ていないがやっかいなものだ」。

 「賠償問題について。中間指針を作って封じ込めに入っている。①加害者のシナリオに納得しないと払わない②前例をつくるのを恐れている。それでなんとか安くあげようとしている。除染について。議員立法で特措法をつくった。この法律には関係事業者に東電の名前は消え、協力しなければならない。国民は努めなければならないと義務になっている。二本松のゴルフ場が放射能でゴルフが開催できなかった損賠訴訟で、放射能は東電のものではないとして、敗訴とした。チッソ裁判ではチッソの責任が認められた。恐ろしいことが法曹界で起きている。ダメはダメと声を大にしたい。国とは片手で握手して、片手で闘っている。本当の電力需要予測をだせば原発がいらないことが明らかになる」。

効果の上がらない除染作業

 この後、会場から意見・質問が行われた。①原水禁・原水協の対立ではなく、全国的統一センターのようなものが必要ではないか。②除染作業がスーパーゼネコンのもうけ先になっているのではないか。③飯舘村村長選が一〇月二一日にあるが対応は。④被曝労働問題について行政はどう対応しているのか。

 井戸川さん。「双葉町は除染ではなく除去でないとやらせない。田村市の例だと日当八〇〇〇円。被曝する。除染した物は集めれば集める程高レベルになる。除染は大量の水を使い流すだけ。建物をそのままではだめだ。下流域どうするのか、被曝問題をどうするのか。行政としてはかかわっていないが、職場を守るために体を犠牲にしている。被曝させるな、生涯補償をしろ」。

 渡辺さん。「仕事がないので、除染作業したいという人がいる。日当は一万円。除染では一%しか減らない。川内村では五cm土をはがして、きれいに除染している。そこを天皇が見学するという」。

 安斎さん。「国にものを言わないからカネが出ると言われている。対抗馬を立てるのはなかなか難しい。来年村議会選挙があるのでここが勝負か。飯舘村は山林が七五%だ。除染費用として三二二〇億円が下りている。村役場はていねいな除染をしたが山林が多いので三日で元に戻ってしまった。一七〇〇戸を村外に移転させて欲しいという要望がある。これにかかる費用は除染費用の半額ですむ」。

 吉沢さん。「牛を殺さないために、募金を集めている。牛は増えているがこれをコントロールするのが難しい。地元の農家の生計がなりたたなくなっているため、首吊り自殺をする人もいる。東電職員並みに生活できる補償をしろ。農作物の転換を模索している。仕事をしなくては生きていけない」。

 福島原発原告団・関東から、全国訴訟への参加の訴えがあり、最後にテントひろばの仲間がテントひろば運動の重要性について語り締めくくった。   

(M) 

【報告】9.16 東電前アクション-郡山・いわきから四人がかけつける

IMG_1307 九月一六日、午後三時から「東電前アクション!」が東京の東電本社前で五〇人が参加して開催された。この日の行動か原発被災地の福島県郡山市から三人。いわき市から一人が参加し、フクシマの人びとの思いを切実に訴え、加害者である東京電力の責任を厳しく追及した。

 緑の党全国運営委員でもある郡山市議の蛇石郁子さん(虹とみどりの会)は、「原発事故によってどれだけの人の生命が奪われたのか、東電は自分たちの責任についてどれだけ確認したのか」と批判し、自分たちのような苦しみを二度と味わうことがないようにと結成された「福島原発事故告訴団」に多くの人が参加するよう呼びかけた。

 安全・安心アクションin郡山の宮崎さんは、「家族がバラバラになってしまう状況の中で東電や原発に反対の声を上げることのむずかしさ」につい訴え、それでも「おかしいことはおかしいと言わなければならない」と語った。いわき市の「ひまわりさん」も、二万人以上に上る双葉郡などからの避難者を含めて住民が分断されている現状を語った。

 こうした原発被災者の窮状に何の責任も取らない東電は、役員報酬には三億円もつぎ込む一方で、経営難を理由に家庭用電気料金を値上げし、北茨城市からの自主避難者への補償を認めず、障がい者の症状が重くなったことは事故とは関係ない、として賠償を拒否するなど、許しがたい対応に終始している。またトラブル続きの柏崎刈羽原発を来年にも再稼働させることをもくろんでいる。すべてはカネのためだ。

 参加者たちは東電への怒りをこめてシュプレヒコールを幾度も繰り返した。なおこの日は、日比谷公園からのデモも予定されていたが、日比谷公園管理事務所はデモの出発点に霞門、中幸門を使うことを以前は認めていたにもかかわらず、公園内の施設(公会堂、野外音楽堂など)の利用者以外は認めない、との対応に出ているためやむなく中止せざるをえなかったこと、その方針変更は丸の内著の指示によるものであることが紹介された。こうした不当なデモ規制に抗議した。

 なお九月二五日に横須賀で開かれる米原子力空母ジョージ・ワシントンの母港化撤回を求めるデモと呼応し、東電前アクション!として「東京湾に浮かぶ原子炉」ジョージ・ワシントンの配備に抗議するデモを同日夜に米大使館に向けて行うことが呼びかけられた。

(K)

【案内】原子力空母G.ワシントンは帰れ!9.25アメリカ大使館前アクション

≪拡散歓迎≫
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 ~東京湾に浮かぶ「原子炉」~
原子力空母G.ワシントンは帰れ!
9.25アメリカ大使館前アクション


   呼びかけ:東電前アクション!
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TWIT: http://twitter.com/toudenmaeaction
MAIL: toudenmae.action@gmail.com

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日時:2012年9月25日(火)
   19時~20時

場所:虎ノ門JTビル前集合

東京都港区虎ノ門2丁目2−1
(地下鉄銀座線「虎ノ門駅」3番出口より、外堀通りを溜池山王方面へ直進、徒歩4分)

地図⇒ http://bit.ly/U9G73Q

■横須賀現地デモとの同時アクション。可能な方はぜひ横須賀現地デモへ!
・原子力空母G・ワシントン配備4周年抗議!空母の母港化撤回を求める集会
 (18:30~神奈川・横須賀市ヴェルニー公園 JR横須賀駅徒歩1分)

■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。
■このアクションを「非暴力」「反差別」の行動として呼びかけます。
■当日は米政府への「G.ワシントンの横須賀からの撤去、オスプレイ配備反対」などを求める申し入れを行います。
■昨年の横須賀現地デモ⇒ http://youtu.be/3QqD4e0WRPA

☆原子力空母も、オスプレイも、米軍基地も、戦争も、そして原発もいらない!

アメリカの原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀を母港としてから4年。

南海トラフの大地震・大津波の危険が取り沙汰される現在においても、
日本の原子力規制機関のチェックを一切受ける必要がない原子炉が二つも東京湾に浮かんでいる異常な状況の日常化。

福島事故を経て、反原発運動は一時すべての原発を稼動ゼロに追い込み、いまは50基中たった2基の稼動。
しかし、こんな一番危なっかしい原子炉が日常にあるのではたまらない。

4年前、日本政府は「原子力空母は安全と米政府が言っている」とG.ワシントンの配備を容認。
そして、おなじ理屈で墜落事故を繰り返している新型輸送ヘリ:オスプレイの配備を強行しようとしている。
根拠のない「安全神話」で地方に負担を押し付けるのは原子力空母もオスプレイも原発も同じ。

そして、現在オスプレイが駐機している岩国基地では、88年に戦闘ヘリが伊方原発の数百m先に墜落するという事故も起こしている。
遠くの人に犠牲を押し付けていれば、いずれ自分にその犠牲がめぐってくる。
これが「福島」の教訓ならば、原子力空母もオスプレイも米軍基地もいらない!
なによりも戦争で遠くの人を殺すためだけに存在する船もヘリコプターもいらない!

9月25日に米大使館前で「すべての核はいらない!」と叫ぼう!

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【案内】柏崎刈羽原発運転開始から27年 ゼッタイ稼働させない!9.16アクション

≪拡散歓迎≫
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    柏崎刈羽原発運転開始から27年
  ゼッタイ稼働させない!9.16アクション
 ~もう押しつけない!もうダマされない!~


   呼びかけ:東電前アクション!
BLOG:
http://toudenmaeaction.blogspot.com/
TWIT: http://twitter.com/toudenmaeaction
MAIL: toudenmae.action@gmail.com

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日時:2012年9月16日(日)
   15時~16時 東電本店前アクション
   
(当初予定していたデモは現在東京都が日比谷公園中幸門・霞門からのデモ出発を差し止めている状態であり、やむなく中止します)

場所:東京電力本店前
東京都千代田区内幸町1丁目1番3号
JR・東京メトロ・都営地下鉄浅草線新橋駅より徒歩5分
都営地下鉄三田線内幸町駅より徒歩3分

【発言:福島は叫ぶ!】
中路良一さん(郡山在住:福島原発告訴団 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
高橋幸子(ひまわり)さん(いわき在住)

■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。
■このアクションを「非暴力」「反差別」の行動として呼びかけます。

★9月18日で柏崎刈羽原発運転開始から27年、東電の柏崎刈羽での原発建設計画発表から43年
☆中越沖地震で傷ついて眠った原発を起こすな!もうゼッタイ稼働させない!

この夏、首都圏・関東地方は
原発無しでも電力が足りました。
原発無しでも電気に余裕がありました。

しかし東京電力は事業計画で述べています。
「新潟県の柏崎刈羽原発を、来春より漸次再稼働させたい」

え?なぜ?この夏も電気は足りたのに?
わけが分かりません。

電力が足りないからではなく、東電の経営再建のための再稼働計画。
火力発電では燃料代がかさむので、原発再稼働計画。
そんな目的のために、新潟の人々を危険にさらす。
原発労働者に被曝を強いる。

やめさせましょう。
東京電力のもくろみを。
東電を支えるメガバンクや国のもくろみを。

はっきり言いましょう。
「あなた方のフトコロ具合のために、犠牲になってよい命など存在しない」
「危険に晒されても良い人間や地域は、どこにも存在しない」

27年前の9月、柏崎刈羽原発は運転を始めました。
この原発は造られるべきではなかった。
この原発は、再稼働させてはいけない。
ましてや、東電の経営再建のための再稼働など。

私たちは東電本店の前で訴えます。

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【報告】8.24 東電前アクション - 「金曜ムーヴメント」の一角として貫徹


00:00〜 プレイベント:映写アクション
07:14〜 本アクション・スタート
08:40〜 東電への申し入れ文読み上げ・受渡し・シュプレヒコール
19:20〜 大飯再稼働阻止現地闘争報告
24:50〜 福島・いわきで30年以上原発に反対してきた斎藤さん
33:40〜 埼玉に避難している双葉町の人々の映像を上映
38:45〜 「かんしょ踊り」
48:10〜 シュプレヒコール〜環境省包囲ヒューマンチェーンに移動


 
8月24日、東電前アクション!は、新橋の東電本店前で「〜福島は叫ぶ 8.24 東電前アクション〜 かんしょ踊りで東電を揺らせ!」を行った。

このかん展開されている首相官邸前や原子力規制委員会人事に反対する環境省前のでの行動、経産省前での有志の行動など、霞が関から永田町一帯に反原発の声がとどろいている。これに東電本店前も加わる形となった。参加者は、他の行動に行く人、逆に他の行動から参加してくる人合わせてのべ80人。

19時から20時までは福島の現状を伝える映像の映写アクションを東電を常駐警備する機動隊員の妨害をはねのけて貫徹。20時から正式のアクション開始。まずは東電前アクション!による「収束作業員の健康管理の徹底・下請け構造の一掃・歴代東電役員の全財産の返上と福島の人々への賠償・避難の権利の拡大」を柱とした東電会長と社長宛ての申し入れ書(全文下記転載)を主催者が怒りを込めて読み上げ、東電本店に渡した。

大飯原発の再稼働に反対して一カ月のテント泊まり込みをしていた臼田さんから現地報告。「ゲートの封鎖行動に各地の仲間とつながれた。とりわけがれき搬入阻止で実力で闘った北九州の仲間がたくさん結集していたのが印象的だった。原発監視テントには"主催者が参加者の行動を統制しない"という決めごとがあった。原発を止めるという権力と真っ向からぶつかるという時に、参加者が活動家を当てにせず乗り越えればいいし、それを受けて活動家が参加者を乗り越えればいい。そういう相乗効果が運動を豊かにする。再稼働をめぐる攻防は続く。ぜひ、また現地で行動しましょう」

そして、福島からいわき在住で反原発運動に30年以上参加されてきた斎藤さんは「自分が運動に関わって来てから5回くらい事故があった。2003年の事故隠し発覚と全原発停止のあと"もうそういうことはしない。心を入れ替える"と誓った翌年にデータ改ざんが発覚している。こんな企業に原発を扱う資格はない。柏崎刈羽原発の地震による火災の時も国の調査が入る前に隠ぺい工作をして、それが福島の事態につながった。東電に責任をとらせるためにはどうしても東京の人々の力が必要です。力を貸してください」と力強くアピールして、福島と東京との連帯の強化を訴えた。
 
33その後、再び映写アクション。双葉町から埼玉の旧高校跡地に避難している人々の姿を上映。いまだに炊事設備のない場所で三食弁当で暮らしている避難者たちの姿に、参加者は皆固唾を呑むかのようだ。主催者の一人は叫んだ。「東電の皆さん、よく見てほしい。これが東電がやったことの結果だ!」

このあと、「福島の抵抗の踊り」として明治政府に弾圧されながら、福島で原発に反対している人々によって蘇った「かんしょ踊り」を全体で踊る。そして最後に「東電解体! 原発はいらない!」と全体で声を出して、東電本店前での行動は終了。その後、全体で環境省包囲ヒューマンチェーンに合流していった。

(F)

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                申し入れ書
                                  8月24日

東京電力株式会社 取締役会長   下河邉和彦 殿
東京電力株式会社 代表執行役社長 廣瀬 直己 殿

                           東電前アクション
                           Tel
                           Mail

 私たちは、貴東京電力株式会社(以下、東電)に対して、以下のように申し入れ、実行に移すことを求めます。

■収束作業労働者の待遇などに関して

一、 福島第一原発の収束作業に関わるすべての労働者の被ばく管理を行い、多大な被ばくをさせることのないように徹底すること。

一、 これまで収束作業に関わったすべての労働者の追跡調査を行い、健康面の影響を把握するように努めること。そして、必要な補償を行うこと。また、健康調査の結果を社会的に公表すること。

一、  収束作業及び原発労働に関する人材派遣企業を介在させた多重下請け構造を一掃し、すべての収束作業員を東京電力の直接雇用とすること。そして、すべての収束作業員を国家公務員並みの待遇とすること。

一、 安全対策を怠り、福島事故を引き起こした最大の責任者である勝俣前会長をはじめ、東電の歴代経営陣を収束作業に携わらせること。
 
■福島の人々への賠償などに関して

一、 東電は「拡散した放射性物質は無主物」などとする立場を撤回すること。自らの社会的に許されない立場を自覚して、被ばく地域行政に多大な負担を押し付けている除染の費用を全額負担すること。

一、 「警戒区域」住民か否に拘らず、福島及び宮城南部・茨城北部を含むすべての避難者への補償 ・賠償を誠実に行うこと。

一、 東電は、福島及び東北全域、北関東に至るまで、放射性物質に汚染され、あるいは「風評被害」で値崩れした農産物・海産物を福島事故前の価格で全て買い取ること。

一、 福島事故で200以上の核種が漏れ、拡散した状況で、いわゆる「低線量被ばく」(100ミリシーベルト以下の放射線量の被曝)だから将来も影響はないと断言することは誰にもできるはずがありません。東電は、最低限不安に思う者の避難の権利を認め、積極的に避難費用を補償すること。

一、 福島第一原発の4号機の危険は、今や世界中で認識され報道されています。東電は、一方的な「安全宣言」に終始するのではなく、地震などによる倒壊リスクをあますことなく公表すること。そして、4号機 の倒壊の危険が完全に去るまで、福島の人々を優先的に東日本全域で生活する人々の避難の権利を認め、必要な補償を行うこと。そのための協議を政府と直ちに行うこと。

■その他

一、 福島第一原発の5、6号機および福島第二原発の全原子炉を使用不能と認め、閉鎖のための手続きに入ること。

一、 柏崎刈羽原発の再稼働を絶対に行わないこと。福島事故を引き起こした加害当事者たる東電に原発を扱う資格はもはやなく、東電は所有のすべての原発の閉鎖し、あらゆる原子力事業から撤退すること。

一、 福島事故の責任と負担を電気利用者に一方的に押し付ける電気料金の値上げをしないこと。東電歴代経営陣の全財産を福島事故被害者の賠償のために返上すること。
 
 以上 、私たちは求めます。 

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【報告】8.24反原発行動が官邸・国会・霞が関一帯を取り囲む

DSCF1331 八月二四日、首都圏反原発連合有志が呼びかけた反原発行動が官邸・国会・霞が関一帯を取り囲み、熱気に包まれた。八月二二日、首都圏反原発連合有志は野田首相と会談し、原発の即時廃止、再稼動を止める、保安庁規制委員会人事を白紙撤回することを求めたが、野田首相は旧来の立場を変えず、要求をすべて拒否した。二度と会わないという今後の立場も明らかにした。

 こうした状況の中で、連続して続けられてきた金曜日官邸前行動がどうなるか注目されていた。午後六時前には官邸前に通ずる歩道は警察によって厳しく規制されて、官邸前に行くことはできない。官邸から離れて歩道につながるか、国会正門前に行くしかない。国会正門前にはスピーチと子どもエリアが作られた。規制もそれほどではなく、気持ちよく行動できるスペースが作られていた。

 二週間前に参加した時は、官邸前ではスピーチはごくわずかで、ほとんどコールが行われた。ところが、国会正門前では、スピーチが中心で、それもだれでも参加者が発言できるので、のびのびと自分の思いをぶつけていた。

 ハンガリーに長く滞在している男性は、「ハンガリーでは、原発一基で国の電力の三分の一をまかなっているが、電気を輸出するために、新たに原発を新設計画があったが福島原発事故後、その計画は取りやめになった」と報告。

 「それまで原発問題に関心がなかったが飯舘村にボランティアで行って以来、自分たちの問題だと自覚して、行動に参加するようになった」と語る男性。唯一原発裁判で違法性を認める判決を出した元判事が「第二の福島を作るな、子どもを守れ」と訴えた。「娘が孫を連れて東京から関西に避難したと原発によって家族が引き裂かれた」と訴える車椅子の男性。小学生くらいの男児が「切々と命を守るために、原発社会をやめよう」と語り、共感をえていた。

 国会周辺の辻辻で、たんぽぽ舎を中心に訴えが行われていた。歩道をドラム隊が練り歩く。経産省正門、裏別館前でも呼びかけが行われていた。八時過ぎから、環境省前、東電前などで行動が取り組まれた。行動に参加した人々は自覚的、意識的に、解放感を持って行動を行っていた。脱原発・反原発運動の高まりは持続し発展している。

(M)

【案内】8.24 東電前アクション

≪拡散歓迎≫
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~福島は叫ぶ 8.24 東電前アクション~
  かんしょ踊りで東電を揺らせ!

呼びかけ:東電前アクション!
BLOG:
http://toudenmaeaction.blogspot.com/
TWIT: http://twitter.com/toudenmaeaction
MAIL: toudenmae.action@gmail.com

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日時:2012年8月24日(金)
   20時~22時まで

場所:東京電力本店前

東京都千代田区内幸町1丁目1番3号
JR・東京メトロ・都営地下鉄浅草線新橋駅より徒歩5分
都営地下鉄三田線内幸町駅より徒歩3分

■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。
■このアクションを「非暴力」「反差別」の行動として呼びかけます。
■性別問わず浴衣での参加歓迎。
■収束作業員への賃金・安全・健康面の保証、賠償と避難の権利の拡大、福島第一原発の情報開示などを求める申し入れを行います。
 (参加者の申し入れ文持参歓迎)

★原発を止めるということは福島とつながり続けようとすること
☆金曜ムーヴメントの一角として東電前を埋め尽くそう! そして揺らそう!

いまや世界中で語られるようになった「4号機クライシス」。

最悪の場合は、東日本壊滅どころか北半球全体に深刻な影響を及ぼすことが懸念されている。

しかし、
過酷な猛暑の中で大量被曝を強いられながら収束作業にあたっている作業員たちは鉛で被曝線量をごまかされ、
福島の人々は被曝にさらされながら日々を送っている。

「避難区域」外で放射能を不安に思う人々が要求する避難の権利を無視したうえに、
低く見積もった「安全」を言いたて、放射能汚染地帯への帰還を促す政府と東電。
原発被害者と避難者たちへの賠償から逃れることを何よりも優先する政府と東電。
そして、政府は大飯原発の再稼働を多数の世論を押し切って強行して、
東電は来年4月の柏崎刈羽原発の再稼働を公言している。

もうみんな分かってしまった。
いまだ原発を動かすということは、福島を踏みにじり、切り捨てることなのだということを。
ならば、私たちは福島とつながろうとすること、つながり続けようとすることで原発を止めよう。
人々が一つになることを恐れた権力によって撲滅させられた福島の民衆の踊り『かんしょ踊り』を今再び。
それぞれの思いを込めて東電前で踊り、「大きな声」をあげ、金曜の夜に東電を揺らそう!

■9.16(日)柏崎刈羽原発稼動開始から27年に合わせて「柏崎再稼働反対!アクション」(仮)を実施します。

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【報告】「脱原発をめざす8.12労働者集会」が1260人の参加で大成功!

DSCF1289脱原発社会実現に向けた労働運動の第一歩

 「脱原発をめざす8.12労働者集会」が大成功!

 

"小出裕章が語る原発のない世界へ「放射線の現実を超えて」と題した「脱原発をめざす8.12労働者集会」"が、東京都江東区の「ティアラこうとう」において1260名の労働者市民の参加で開催された。この集会は、労働組合として「脱原発社会と実現していくための具体的取組み」の第一歩として、全港湾労働組合、国鉄労働組合、全日本建設運輸連帯労働組合、全国一般労働組合全国協議会、東京清掃労働組合、全水道東京水道労働組合、東京都労働組合連合会の7労組呼びかけに応えて結集した労働組合による実行委員会の主催で開催された。「お盆」休日でかつ残暑のなか、開会2時間くらい前から当日券を求める市民が集まり、協力券を持たない方を実行委員が断る対応が出るほどの盛況であった。



集会の始めに、大分県から駆けつけた「唄う農民」(シンガーソング・ファーマー)姫野洋三さんによる原発批判の楽曲「若狭の海」、原発予定地の上関の小学生が書いた「スナメリの唄」など、迫力ある歌が披露された。



労働組合のありかたが問われている

続いて、全港湾労働組合の伊藤委員長の集会基調報告が提案された。伊藤委員長は、「福島第一原発事故を受けて、これまでの労働組合が取り組んできた脱原発運動を今まで以上に取組みを強化すること。労働組合が推進勢力の一部として見られているが脱原発を掲げる労働組合が存在するということを明らかにし、再稼動を許さず、命を大切にし脱原発社会を実現する取組みを職場、地域から展開すること。何年も続くであろう放射能の汚染から命と暮らしを守る取組みを職場現場から作り出すこと。労働者被ばくに関しては、原発労働者の健康管理、汚染処理、廃棄物処理に携わる労働者の放射能安全対策を単に政府の法令や指針に基づく対策だけではなく、現場労働者の知恵を出し合い、情報交換しながら追求していくこと。地域運動、住民運動と連携して経済優先ではない命を大切にした社会のあり方を問いながら運動を進めていくこと。」を提案し、「さようなら原発1000万人アクション」を労働運動の側から担うことを表明した。

 

放射能が空気中に流れれば地球全体を汚染
 
koide小出さんの講演は、広島、長崎の原爆投下と世界で行われてきた核実験を示し、それによる放射能汚染の実態と原発を比較させながら話を始めた。広島原爆で燃えたウランの重量800gが放出した核分裂生成物と100万kwの原発1基が1年間運転することに燃やすウランの重量1トンで作り出される核分裂生成物を比較すると数千倍であり、800gで広島の町が廃墟になったが、これだけでも原発の危険性がわかるだろうと指摘した。そして、チェルノブイリ事故が8100km離れた小出さんが働く京都大学の原子炉実験所まで1週間後に飛んできたこと、その後20日経て地球を一周して戻ってきた調査資料を示し、放射能が空気中に流されれば全地球を汚染してしまうことを明らかにした。

この危険性をごまかしながら安全神話のもと推進派が取った対策は、「原発や核施設を都会に作らないこと」であり、原子力立地審査指針で示している内容は、原子炉の周囲は「非住居地域」で、その外側は「低人口地域」であることと原子炉敷地は「人口密集地帯」から離れていることと、都会で引き受けられない危険を過疎地に押し付けることであったこと、東電が所有している原発はすべて東北電力管内(福島、柏崎、東通)にあることを示し、差別、犠牲の上に原発政策があることを指摘した。

 政府は収束を宣言したが、福島原発事故は進行中であり、広島原爆の実に168発分のセシウム137が大気中に放出され、4号基は危機の状態が続いていること、東日本全体に拡散した放射能汚染のマップを示し、「放射線管理区域から1㎡あたり4万ベクレルを超えて放射能で汚れたものを管理区域外に持ち出してはならない」という法律があるが、福島県の東半分を中心に、宮城県と茨城県の南部、北部、栃木県、群馬県、千葉県の北部、新潟県、埼玉県と東京の一部地域が「放射線管理区域に指定しなければならないくらい汚染を受けたこと」を示し「福島県の人たちが私の実験室に避難してきた方がまだましなくらいだ」とその深刻さを明らかにした。

 

大人の責任として子どもを守る取組みを

小出さんは、「放射能で汚れた世界で生きていくしかない」として、どうするのかいくつかの課題を提起した。その第一は、この事態を許した大人の責任として「子どもを被ばくさせないこと」第二に「一次産業を守ること」だと提起した。第一の点について、「原子力を選んだことに責任のない子どもたち」は被ばくに敏感であり、内部被ばくも外部被ばくからも守ることを大人の責任としてやり切ることであると強調した。そして、放射能で汚染された農業、漁業、酪農、畜産業などをどう守るのか、福島の一次産業はこのままでは崩壊してしまうこと、基準値を更に低くしていく対策を求めながら、それを食べることも必要であり、「R18」の喩えを使って、年齢別の使用制限をかけることなどみんなで知恵を出し合うことを訴えた。



労働運動の奮起が求められている

まとめとして、労働組合に期待するとして小出さんは、東京電力労働組合新井幸夫中央執行委員長が中部電力労働組合大会で「裏切った民主党議員には、報いをこうむってもらう」「不法行為はない。国の認可をきちっと受け、現場の組合員はこれを守っていれば安全と思ってやってきた」と発言したことや関西電力労働組合が「大飯原発再稼動問題で政府に慎重な判断を求める署名」に名を連ねた民主党議員に対して「署名を撤回するように」と求め「さもなくば、次の選挙は推薦しない」と脅したことを上げ、これが労働組合の姿なのか、推進勢力そのものではないかと糾弾した。一方で、水俣病と闘えなかったチッソ労働組合が1968年の組合大会でこれまで闘えなかったことは恥であったとして心からの反省と自分たちの闘う課題だとした「恥宣言」を示し、その宣言をした労働者、労働組合に賞賛を送り、今後の脱原発社会実現に向けて労働組合の奮起を求めて講演を終えた。

質疑討論では、福島第一原発事故の実態と今後の深刻な事態になりうるのか、子どもの被ばく、外部被ばくと内部被ばく、除染の問題、労働者被ばくの問題をどうするのかという質問が出された。小出さんは、国会事故調査などが報告しているが、誰もその現場の状況を知らないし、炉心溶解もじわじわと進行していると考えられる。4号基については、使用済み核燃料広島原爆5000発分の処理があり、時間のかかることを指摘した。また、原発現場で働く96%が下請労働者であり、被ばく線量隠しに見られるように、被ばく線量が切り売りされる事態を憂い、そこでは働く労働者の健康管理、対策を労働組合がしっかり受け止め対策を求めていくことが重要であり、労働組合の真価が問われていることを訴え、さらなる奮起を求めた。

続いて、連帯の挨拶にたった平和フォーラムの井上年弘事務局次長は、自民党や県知事まで福島第一原発の廃炉を求めているのに連合福島だけがそれを表明していないことを批判して、労働組合の任務として脱原発社会実現に向け闘っていくと決意を述べた。

閉会の挨拶で全水道東水労委員長は、脱原発運動の一翼としての労働運動が問われていること、地域運動、住民運動と連携して脱原発社会実現にむけた取組みを展開してくことを表明して集会を締めくくった。

(H)

【報告】 7.16 さようなら原発10万人集会に17万人の人の波

716 七月一六日、東京・代々木公園で「さようなら原発10万人集会」がさようなら原発一〇〇〇万人アクション実行委の主催で開かれ、一七万人が集まった。会場には照りつける強い日差しにもかかわらず、午前一〇時前から人々が続々と集まった。会場はサッカー場の第一ステージをメイン会場としながら、野外音楽堂を第二ステージ、そしてそれを取り囲む道路などに第三・四案内カーの上からの訴えが行われた。各会場ともライブ、トークや訴え、全国の原発立地からの訴えが行われた。

 全国各地の団体の旗、反原発の思い思いの旗やゼッケン、全労協や全労連などさまざまな旗が林立した。全共闘世代のいくつのかの大学の旗もあった。若者から中高年世代、女性や男性、子どもたちまで、「野田政権の再稼働への怒り、原発ゼロの世界をつくりだそう。被災地を見捨てない」、そんな気持ちであふれかえった。

 メイン会場では催しが始まる前に、全世界へのメッセージを書いたたくさんの旗が数十メートルにわたり会場の中心に掲げられた。そして一二時一五分から小室等&こむろゆい+梅津和時&モアのライブが行われた。永六輔さん、佐高信さんが登壇し、短いアピールをした。続いて、神田香織さんが司会を行い、福島弁で開会のあいさつを行った。最初に参加した呼びかけ人のあいさつがあった。

  鎌田慧さんが次のように発言した。

 「集会は大成功だ!一〇万人を超えている。まだ会場に向かって歩いてきている。原発を止めるための署名七八〇万筆を集め、六月一五日官邸に届けた。しかし野田内閣は翌日に大飯原発の再稼働を決めた。再稼働を決めた内閣にNOをつきつけたい」。

 「福島原発がどうなるかまったく分からない。爆発するかもしれない。生命をないがしろにする政府を弾劾していきたい。政府は二〇三〇年までに原発を一五%する、で逃げ切ろうとしている。ただちに〇%だ。パブリックコメントやエネルギー環境会議をパンクさせよう。八月エネルギー構想を転換させよう。秋にもう一度大きな集会をやる」。

 メイン会場の絵の作者で、現代アート第二世代の代表とも言われる奈良美智(よしとも)さんが「何かしなければならないと思いながら、実行できずにきた。しかし、自分の絵をデモに使っていいかと言われた。そうした形で運動に参加してきた。がんばろう」とあいさつした。

 坂本龍一さんが「四二年前、日米安保反対の代々木公園での集会に参加して以来のことだ。官邸前と同じ市民が多く来ている。四〇年ぶりに日本の市民が声を上げている。原発政策への怒りが充満している。官邸前の行動だけでは原発は止まらない。大きな集会を開く、パブリックコメントを書く、脱原発の市長を増やす、長期的に電力会社への依存を減らしていく。こうした運動をつくりだしていこう。たかが電気のために命の危険にさらせてはならない。おカネより命、経済よりも命。『福島の後に沈黙しているのは野蛮(ママ)だ』」と檄を飛ばした。

 内橋克人さんは「代々木公園のすべてを埋め尽くし、外まで広がっている。ゆがんだ社会を照らす確かな力となっていくだろう。大飯原発に続き、伊方、泊、美浜と全国で再稼働計画が目白押しだ。福島の悲惨な現実はどこへやられてしまったのか。原発反対運動に対して、二つの反発がある。一つ目、原発反対と叫んでいても対案がないではないか。決してそうではない。人間の魂に備わっている危険を避けようとする感性がある。二つ目、新しい原発への安全神話だ。原子力基本方針に、わが国の安全保障に資するという改正案が通った。これは核武装に道を開くものだ。福島から学ばない議員を国会に送ってはならない。さらに高い志を掲げ進もう」と呼びかけた。

 大江健三郎さんは「昨年の明治公園六万人集会参加から、さようなら原発運動は勝つと思うようになった。七五〇万筆の署名を官邸に届けたが翌日には大飯原発の再稼働を決めたのを知り、落ち込んだ」と語った。そして戦前の中野重治さんへの弾圧の例を紹介しながら、「原発再稼働というわれわれは侮辱の中に生きている。次の原発の大爆発に打ち破られないために、政府を打ち倒さなければならない。しっかりやり続けよう」と訴えた。

 落合恵子さんは「コンクリートから人へと言った政権が命より原発になっている。犯罪行為の共犯者にはならない。闘うことを人間の誇りとしたい。ひるまない、後戻りしない。守るのは命だ。オスプレイ、基地にも反対だ。本当の民主主義を、原発と独裁を挫折させよう、子どもたちの未来のために」と語った。

 澤地久枝さんは「会場に来るとき、日本中の各県の旗、人の流れが切れ目なかった。未来のためにがんばらなくてはならない。後悔のない人生を、核のない社会を。輸出も必要ない。小さな国へ。みんなが政治の主人公だ」と語った。

 瀬戸内寂聴さんは「百年前に起きた大逆事件に触れて、過去の人たちの苦労、反逆のおかげで現在がある」と語り、「運動が勝利できるか懐疑的であったり、むなしいという時もあるが、それでもめげなく、集まりがんばろう」と話した。

 次に、広瀬隆さんが「稼働させない替わりに電気料金を上げ、関西電力の経営破たんも防ぐ」という案で持って、関西電力と話し合えと語った。

 原発立地の福井から中嶌哲演さんと福島から武藤類子さんが発言した。

P7167840 中嶌さんは「三〇年前に反対運動をしていた小浜市民が大飯3・4号機が増設されたら、子や孫へ死刑判決を受けたのと同じだと語っていた。大飯3号機がフル稼働すると①一五〇〇万キロワットを関西に送ることになる②一日に発電する電気料金は五億円③一日に出る放射性廃棄物は広島型原爆の三個分だ。若狭は第二の福島になりうる。こうしたビッグピンチをビッグチャンスに変えていこう」と訴えた。

 武藤さんは詩人のように語りかけた。「六月に関さんはたった一人東京に向かって歩き始めた。明日東電と経産省にあなた方が出して物を返しに来たよと行くのだそうです。暑い日も雨の日もてくてく歩くうちに、一人二人と同情者が増え、今日会場に到達した」。

 「福島の現状は余りにも厳しい。4号機、再稼働、がれき問題、安全保障、廃墟と復興の狭間で絶たれていく命たち。アメリカのジョアンナ・メーシーという人がかつて『絶望こそが希望である』と語った。福島原発事故という最悪の中から、私達はかすかな光をたぐり寄せ、賢くつながりあっていこう。共に歩んでゆきましょう」。

  原宿、渋谷、新宿の三つのコースに分かれて都内をパレードした。この力をさらに強め、再稼働阻止、原発ゼロへ。(M)

【報告】6.27東電株主総会抗議-「再稼働前提の事業計画反対」と150人でデモ

DSC_03035月9日に政府が認定した東電の新「事業計画」は、柏崎刈羽原発全7基の再稼働を前提にし、福島第二原発はおろか福島第一原発5、6号機の廃炉費用も計上されていないという福島事故を経てもなお原発推進に固執するあり得ない内容の代物として発表された。

そして、「東電の実質国有化」とメディアで言われるこの「事業計画」の正体は、原発事故で息も絶え絶えになった東電に代わって政府が「責任を持って原発を動かす」という言わば「原発救済」政策でしかない。それはまた、原発の「不良債権化」を阻止して、東電に4兆円を融資している銀行団を「救済」する意味合いも含まれている。

また、賠償費用は20msv未満の汚染地域は全員帰宅を前提に計算し、除染費用は「放射性物質は無主物」とばかりに一切計上されていない。そして、勝俣恒久会長や清水正孝前社長ら経営陣が一切の責任から逃れながらその一方で、東電単独で3600人、関連会社併せて7400人の労働者のリストラ計画も盛り込まれている。

こんな「東電再建」と「政府による原発救済」の「事業計画」は認めない、と東電前アクション!は6月27日の株主総会で最終決定されようとしている「事業計画」に反対しようと、株主総会会場でのアピールと夜の東電前でのデモ行進を行った。

朝の対株主総会行動で株主たちに「脱原発株主の提案の賛成を」とアピールし、夜の「あらためて"東電解体"」宣言デモは日比谷公園に集まって前段集会。呼びかけの東電前アクション!から「今日の位置付け」をアピール。

"東電「再建」計画とは、柏崎刈羽原発を再稼働し新潟の人々を危険に晒すことを前提にした「再建」、福島の事故被害を隠蔽し、賠償責任を大きく放棄することを前提にした「再建」、その不十分な賠償責任すら電力料金に上乗せ、つまり料金値上げを前提にした「再建」、下請け労働者に被曝労働を強いて責任を取らないことを前提にした「再建」、言い換えると企業延命計画です。これに対し、私たちははっきり宣言する。それらを前提にしなければ「再建」できないのなら、「再建」などきっぱり諦めろ"

そして、福島で反原発を訴えている武藤類子さんが、東電の株主総会で提案した議案説明の文書であり、この集会へのメッセージとして送られたものを代読。

"東電は被害を受けた全ての人々に対し、本来はお金などでは償えないことではありますが、事故を発生させた企業として出来る限りの賠償をしなければなりません。国から支援された2兆4千億円を今も困難な中にいる人々、除染費用、すべての収束作業員の補償のために使ってほしい"と訴えるメッセージが読み上げられた。

そして、この日は福島第一原発の収束作業に携わっている労働者からのアピールがあった。

"原発の問題は差別の問題。福島の収束作業に従事しているのは都市部の貧困の人々、福島の貧困な地域の人々、東北の出稼ぎ労働者が日給1万円にも満たない状況のなかで働いている。しかし、都市部の反原発運動住民は無責任に「ハイロ、ハイロ」コールする。だけど、その廃炉の作業をしているのは人間です。収束作業員です。都市の人たちに本当に言いたい。無責任な「ハイロ」という言葉ではなくて、その廃炉に向けて皆でこの原子力という技術が生み出す差別の問題を、自問自答しながら、そしてこの新しい社会、新しいエネルギーをこれから皆で考えてほしい。"

この反原発運動への厳しい突きつけは、ともすれば「原発の危険排除」のみに集中するあまり、そこで必然的に生じる犠牲を仕方のないものとして追いやりかねない運動のあり方に、大きな波紋を投げかけるものだった。

デモ前集会を終えて、東電に向けてデモが出発。途中の関西電力東京支社前では「大飯原発再稼働反対!」とアピール。その先の東電前では全体で立ち止まりさらに大きな声で「柏崎刈羽再稼働反対!」「電気料金値上げ反対!」「東電解体!東電解体!」と150人がアピールした。

(F)

【報告】6.29 大飯再稼働反対-首相官邸前に押し寄せる抗議の人波

官邸前~2五月五日、日本のすべての原発が止まってから、初めて、七月一日に大飯原発3号炉が再稼働されようとしている。

 なんとしても、これを止めようとする人々が六月二九日、首相官邸前に集まった。六月一六日の大飯原発3・4号炉の再稼働を決定する前日の六月一五日以後、数万人の人々が首相官邸前に集まり大規模な抗議行動を毎週金曜日展開してきた。六月二二日には、主催者発表で四万五千人が集まったと言われた。

 午後六時前には、首相官邸に渡る交差点方向の歩道は人で埋め尽くされ、逆方向に下がるしかなかった。反原発を掲げるさまざまなプラカード、ウシトラ旅団、%旗、みどりの未来、日大全共闘や芝工大全学闘などさまざまな旗がなびいている。埼玉や千葉の旗もある。参加者の中で目立つのは若者たちだ。幼児を連れた家族連れが多いのも他の行動にはないものだった。

 官邸前で集会のような訴えがあったようだが、そのアピールは全体に届かない。ひたすら「再稼働反対!」を大声で繰り返し、それに参加者が呼応する。「政府が勝手に決めるな!」、「世論調査でも六割以上が再稼働反対の声を無視するな! なんとしても原発ゼロを実現したい」。こうした怒りを直接に表現するために、デモに参加した者たちの熱気が渦をまいていた。デモに参加する人の波は失せることがなかった。

 午後七時半過ぎ、国会議事堂と官邸前をブロックしていた機動隊の装甲車が移動して、官邸前の道路をブロックした。六車線の道路は完全に解放され、デモ隊で埋まった。官邸へ、官邸へと解放感あふれる人の波が押し寄せた。ぞくぞくする緊張感が続く。このまま押していったらケガ人が出るかもしれない。そんな迫力だ。午後八時前になると、主催者が「今日の行動は終わりです。次にも行動を行うために、速やかに解散して下さい」とアナウンスが繰り返された。もっと頑張ろうという声や、なぜここで終わるのか、という声も聞こえた。ここには、決して引き下がれないという、人びとの息吹きが感じられた。それは回を繰り返すごとに増加し、雪だるま的にふくれ上がる参加者の規模に示されている。

 この日の巨万の結集、七月一日の大飯現地の体を張った闘いにつづき、七・一六代々木公園一0万人大結集の成功へ! (M) 

【案内】7.16 「さようなら原発10万人集会」

7・16「さようなら原発10万人集会」

 

0716集会

日時:7月16日(月・休)11:00~
会場:東京・代々木公園B地区全体(サッカー場、イベント広場、ケヤキ並木周辺)
内容:場内にステージを5~6ヵ所設置します。

   メインステージ 12:30~ オープニングコンサート
                  小室等、フライングダッチマン
           13:00~14:00 集会
           呼びかけ人から 内橋克人さん、大江健三郎さん、落合恵子さん、
                   鎌田慧さん、坂本龍一さん、澤地久枝さん
   パレード出発:13:30~(集会中に出発します)。
           ※コースは3コースで調整中です。
   第2ステージ(野外)
   第3ステージ(トラック)
   第4ステージ(トラック)

※詳細内容調整中(随時更新していきます)。
※当日、お手伝いいただける方を募集しています。メールをいただきましたら、折り返しご連絡差し上げます。sayonara.nukes▲gmail.com(▲を@に変えてください)。

【呼びかけ文】
7・16「さようなら原発10万人集会」への呼びかけ
原発はいらない!この声で、代々木公園を埋め尽くそう


 福島第一原発で発生した、世界最大級の過酷事故によって、日本の豊かな自然――田んぼや畑、森、林、川、海、そして雲も空も放射能によって汚染されました。原発周辺で生活していた多くのひとびとは、家も仕事も失い故郷を追われ、散り散りになっていつ帰れるかわからない状態です。

 福島のみならず、さまざまな地域のひとびと、とりわけ子どもたちやちいさな生物に、これからどのような悪影響がでるのかの予測さえつきません。

 メルトダウン(炉心溶融)とメルトスルー、そして原子炉建屋の水素爆発という、あってはならない最悪事態はいまだ収束されず、圧力容器から溶け出た核燃料の行方さえ把握できない状況です。

 さらに迫り来る大地震が、原発を制御不能の原爆に転化する恐怖を現実のものにしようとしています。それにもかかわらず政府は、電力会社や財界の要求に応じて、やみくもに再稼動を認めようとしています。

 日本に住むひとびとの八割以上が、「原発は嫌だ」と考えています。世界のひとたちも不安を感じています。しかしその思いを目に見える形で表現しなければ、原発を護持・存続させようとする暴力に勝つことはできません。私たちはいまこそ、日本の指導者たちにはっきりと、「原発はいらない」という抗議の声を突きつけましょう。

 電気はいまでも足りています。さらに節電ができます。いのちと健康を犠牲にする経済などありえません。人間のための経済なのです。利権まみれの原発はもうたくさんです。反省なき非倫理、無責任、無方針、決断なき政治にたいして、もう一度力強く、原発いやだ、の声を集めましょう。

要請事項

1、停止した原子力発電所は運転再開せず、廃炉にする。建設中の原発と建設計画
  は中止する。

2、もっとも危険なプルトニウムを利用する、高速増殖炉「もんじゅ」と再処理工
  場の運転を断念し、すみやかに廃棄する。

3、省エネ、持続可能な自然エネルギーを中心に据えた、エネルギー政策に早急に転
  換する。

二〇一二年五月五日

全原発停止の日に

内橋克人
大江健三郎
落合恵子
鎌田慧
坂本龍一
澤地久枝
瀬戸内寂聴
辻井喬
鶴見俊輔

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

報告:5.26成田プロジェクト―今だからこそ花崎さんの話を聴く会

花崎講演会 「いま成田空港で何が起きているのか」プロジェクト(成田プロジェクト)は、5月26日、文京シビックセンターで「今だからこそ花崎さんの話を聴く会」を行い、四〇人が参加した。

 成田国際空港会社は、現行の年間発着枠23・5万回から2014年度中に30万回へ突き進んでいる。B滑走路南端の東峰地区は、着陸するジェット機が約二分間隔で頭上四〇メールで通過して、すさまじい騒音と排気ガスの撒き散らし、航空機事故の危険性が強まっている。人権と生存権に対する著しい侵害だ。

 成田プロジェクトは、東峰住民と連帯する「声明 人権・生存権を侵害する航空機騒音をただちに止めるべきです」(2010年12月)を出し、国土交通省と成田空港会社に騒音問題で申し入れ、現地騒音調査、成田バスツアーなどの取り組みを行ってきた。

 さらに昨年五月、福島第一原発事故後、「空港と原発―巨大科学技術を考える」というテーマで鎌田 慧さん(ルポライター)、伴英幸さん(原子力資料情報室共同代表)、平野靖識さん(地球的課題の実験村)、三里塚農民と共に集会を行った。

 今回の講演会は、福島第一原発事故と原発開発破産という歴史的局面を哲学者花崎皋平さんの提起をヒントにして論議を掘り下げていくことになった。

 司会の中里英章さん(成田プロジェクト)から開催あいさつとこの間の活動報告が行われた後、花崎講演が始まった。



エコロジーと倫理



 花崎さんは、昨年4月、「ドイツの脱原発論に接して」を発表している。その中で三里塚農民が主張した「腹八分目」の思想を「節 度(ソープロシュネー)」という詩で取りあげた。「急速に進んでいる地球環境の破壊の真の原因は『抑制を失った自由』という思想」だと批判し、だからこそ「科学技術を神のように崇め自然を切り刻んできた文明の転換のためには賢慮(フロネーシス) 節制(ソープロシュネー)が必要だ」とアピールしていた。

 この延長から花崎さんは、今回、「エコロジーと倫理」というテーマを設定し、以下のように問題提起した。

 ドイツ政府の安全なエネルギー供給に関する倫理委員会の提言書「ドイツのエネルギー転換―未来のための共同事業」の「倫理的立場」を取りあげ、「核エネルギーの利用やその停止やエネルギー生産の別の形態への変更についてのあらゆる決定は、社会の価値決定にもとづくものであり、技術的経済的観点に先行する」という提起に焦点をあて、「この優先順位の置き方はきわめて重要である。社会の価値決定が第一にされなければならないのである」と確認する。

 そのうえで学び、継承すべきものとして「近現代史の持続可能性の倫理の提唱者として田中正造がもっとも重要な思想家だ。石牟礼道子が水俣の被害者たちにまなびながら語っている倫理思想もより切実に顧みられるべきだ。持続可能性の倫理を農の現場から生み出した重要な文書として『三里塚芝山連合空港反対同盟/児孫のために自由を律す―農的価値の回復を』(1994年7月)がある。東北の大惨事で被災した人たちの中からも重要な思想が表現されている。昨年九月の『さよなら原発五万人集会』での武藤類子さんのスピーチだ。反原発の行動宣言であると同時に、いまを生きるすべての人が胸に刻むべき倫理を示している」と浮き彫りにした。

 最後に、「どうしたら原発のない世界を作っていけるか」と問いかけ、「まだ明確な答えのない課題に対してできることは、一人一人が自分で考え、決断して行動することであると思うという個の自立の決意が表明されることだ」と結論づけた。

 質疑応答では、「自然に対する人間のエコロジー的責任」、「持続可能性と責任」、「世界責任憲章と国際社会共通の倫理原則」、「人間の自然に対する特別な義務」「三里塚の『腹八分目の思想』と地球的課題の実験村」などについて意見交換が行われた。



闘う拠点を防衛しよう



 「三里塚現地はいま」では山下一夫さん(成田プロジェクト)から報告があり、「三里塚闘争破壊のために横風用滑走路の完成を阻む横堀地区の柳川秀夫さん(対同盟世話人)持分土地裁判、現闘本部一坪共有地裁判、横堀くぼ地一坪共有地裁判を提訴した(2010年10月)。併せて三里塚大地共有委員会(Ⅱ)(加瀬勉代表)の連絡先である横堀団結小屋(労闘―労活評現闘)の撤去・土地明け渡しを求める裁判も起こした。

 千葉地裁は、現闘本部裁判、柳川裁判、横堀裁判で空港会社の単独所有を認める不当判決を出した(11年9月)。横堀・団結小屋破壊裁判も一審不当判決に続いて東京高裁も団結小屋の「撤去・土地明け渡し」追認した(12年4月25日)。しかし空港会社は、木の根ペンションとプールの共有地、横堀大鉄塔と団結小屋、案山子亭、横堀研修センターなどの闘う拠点への破壊にまったく着手できないでいる。東峰地区住民への追い出しを許さず、闘う拠点を防衛し、空港会社を追い詰めていこう」と訴えた。(Y)
 
●成田プロジェクトブログ 
http://berita.sakura.ne.jp/naritapj/
 

【案内】5.12 東電前アクション

【拡散歓迎・核不拡散】
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柏崎刈羽の再稼働なんてありえない!
東電「事業計画」を撤回させよう5.12アクション


<呼びかけ>
東電前アクション!
Blog
http://toudenmaeaction.blogspot.jp/
Email toudenmae.action@gmail.com

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

■日時:2012年5月12日(土)
 15時~16時頃まで
(アクション後、交流会やりますのでぜひご参加を!)

■場所:東京電力本店前
 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号
 JR・東京メトロ・都営地下鉄浅草線新橋駅より徒歩5分
 都営地下鉄三田線内幸町駅より徒歩3分

【柏崎刈羽の再稼働なんてありえない!東電「事業計画」を撤回させよう5.12アクション】

東電の「総合特別事業計画」が酷すぎる。(収支悪化を防ぐため)柏崎刈羽原発を2013年度中に再稼働、今年7月家庭用電力値上げ…。
完全にダメ!東電前に集まって私たちの声を突きつけよう!

5月5日に全原発が停止
「もう絶対動かさせない」
この決意を胸に刻んで、実現させるための日が5月12日です!

東電本店前を埋め尽くそう!

【参考-朝日新聞】
2013年度中に柏崎刈羽原発を再稼働させる、、、。
柏崎刈羽原発「13年度再稼働」 東電の事業計画に明記
http://www.asahi.com/business/update/0425/TKY201204240803.html

■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎
■非暴力・反差別の取り組みとして呼びかけます      

報告:4.27 チェルノブイリ―福島キャンドルナイト ~チェルノブイリ事故から26年、福島とつながるアクション~

fuku0427


 四月二七日午後七時から、経産省正門前で「チェルノブイリ―福島キャンドルナイト~チェルノブイリ事故から26年、福島とつながるアクション~」が東電前アクション!呼びかけで行われ、降り続く雨の中一〇〇人が参加して行われた。

 最初に、東電前アクション!の栗原さんが行動の趣旨を以下のように述べた。

 「二六年前の四月二六日、チェルノブイリ原発事故で大量の放射能がヨーロッパ・世界中にばら撒かれ深刻な汚染・被害が起きた。三〇〇〇キロも離れたスカンジナビア半島のトナカイを飼って生活する少数民族は一年間に一〇万ベクレルという高濃度の放射能汚染にさらされた。日本にも放射能は飛んできて一九八八年二月脱原発二万人集会が実現した。しかし、その後、脱原発の大衆的な運動は衰退した。そして、昨年の福島原発事故が起きた。何回事故を繰り返すのか、忘れてはならないことを忘れてしまう。そんなあり方を直していこう。絶対にチェルノブイリ、フクシマを繰り返すな」。

 「福島の子どもたちに甲状腺異常が出ているという。ウクライナでは放射線量が1mSVの場所は移住する権利が認められている。しかし、福島では20 mSV以下であれば大丈夫だと住まわそうとしている。チェルノブイリの経験が生かされていない」。

 「いまだ、福島原発事故は収束していないのに、政府・電力会社は原発再稼働をしようとしている。五月五日、泊原発の一基が止まれば原発ゼロの日がやってくるが福島原発事故があったからであり、祝う気にはなれない。それでもその後の闘いがあったからこそつかみとったものだ。このかすかな希望を生かそう。原発停止後は燃料棒を取り出し、廃炉にむけた作業を行わせよう。プラカードは中国語、ハングル、英語、ドイツ語、フランス語などを用意した。今日の行動は全世界のグローバルアクションの一環だ」。

 キャンドルをともしながら、参加者が経産省に向けて、再稼働をやめろと訴えた。テント広場でハンガーストライキを続ける福島出身者は「福島の若者たちが事故の収束のために被曝しながら働いている。再稼働なんかとんでもない。福島をこれ以上踏みにじるな」と怒りの発言をした。ドイツに数十年間住んでいて、一時帰国した人が「日本の脱原発を支援したい気持ちでやってきた。私は核兵器反対運動に参加してきたが、チェルノブイリ以後、反核と反原発はメダルの裏表だと思うようになった。ドイツではチェルノブイリ以後の脱原発の流れが逆戻りしそうになっていたが福島事故で脱原発が決まった。この問題は世界中の問題だ。被爆国の日本がなぜ原発大国になっていったのかドイツ市民にとっては疑問だらけだ。再稼働なんて考えられない。皆で手をつなげば脱原発は可能だ」と報告した。

 参加者からは次々に再稼働の動きを強める経産省に怒りの発言、シュプレヒコールを繰り返した。九週間にわたり、経産省に連続抗議行動をしているグループは午後八時から一時間経産省別館前での抗議行動を行った。首相官邸前での連続アクションには一〇〇〇人が集まり、中学生や母親などが激しい抗議行動を行った。次回は再建計画に二〇一三年度中の柏崎・刈羽原発の再稼働を明記した東電本店に対する抗議行動を五月一二日午後三時から行う予定が報告された。(M)

:::::::::::::::::::::::::

東電前アクション!の申し入れ書全文

経済産業相 枝野幸男 様
                                                      4月27日

                        申し入れ書

                                               東電前アクション!
                                               tel
                                               mail

 私たち東電前アクション!は、原発のない社会の実現を目指して活動をしています。
そして今日、旧ソビエト連邦におけるチェルノブイリ事故発生から26年を迎えるに期して、以下のように経済産業省および枝野幸男大臣に求めます。

一、 私たちは、100%安全な原発など存在し得ないと考えています。全国の原発の順次廃炉を決定し、その手続きに直ちに入ること。

一、 再処理をはじめとする核燃サイクル事業の破たんを認め、撤退を決定すること。

一、 政府自身が「点検で停止した原発は安全が確認されない限り再稼働させない」としています。しかし、福島第一原発の4号機は原子炉から燃料を抜いた状態であってもシビアアクシデントを起こしました。経産省は、「安全の確認されていない」全原発の使用前-使用済み核燃料をはじめ、事故を起こす可能性のあるすべての機器の撤去を促進すること。電力会社による再稼働に向けたあらゆる手続きや新たな燃料の搬入などを停止させること。

一、 大飯原発、伊方原発の安全性に関わる「ストレステスト」について、政府・経産省、原子力安全・保安院、原子力安全委員会のいずれもが「絶対に安全」と断言していないのが現状です。そして、手続き的にも、あるいは耐震性の計算などにおいても不備が指摘されています。経産省は、これまでの「ストレステスト」の結果を破棄し、「テスト」を根拠とした再稼働の手続きをすべて中断すること。

一、 東京電力への安全指導を怠り、福島事故を引き起こした加害当事組織である経産省と原子力安全・保安院、原子力安全委員会が、原発の安全を語る資格などないと考えます。新設されるとされている「原子力規制庁」から経産省と原子力安全・保安院、原子力安全委員会の人脈を完全に排し、原発に批判的もしくは懐疑的な識者も含め「規制」に徹した組織とすること。

一、 保安院は即時に解体して、全原発の順次廃炉のための計画と手順を作製し、廃炉作業員に多大な被曝をさせることのないように指導する「廃炉管理委員会」を設置すること。

一、 経産省は、廃炉を決定した原発立地地域の雇用や生活補償に責任を持ち、交付金に代わる「原発に頼らない街づくり」のための基金を創設し、拠出すること。

一、 枝野大臣は「電力不足の状況によっては計画停電もあり得る」などと恫喝じみたことを語っています。しかし、昨年11月1日に開催された政府・国家戦略会議における「第4回 エネルギー・環境会議 第3回電力需給に関する検討会合」では、夏のピーク時に全原発が停止したとしても、日本全国でわずか30万キロワットの「不足」にしかならないと指摘されています。
この数字は、計画停電などするまでもなく大企業をはじめとした多少の努力で乗り切れるものと考えます。社会を不要に混乱させ、昨年には少なくとも二名の交通事故死者を出した計画停電を絶対に強行しないこと。

一、 私たちは、原子力による破滅も、地球温暖化による破滅も拒否します。政府・経産省は「地球温暖化防止のために原発が必要」などとしていますが、原発はその稼動・燃料の管理・放射性廃棄物の管理などを含めれば火力発電とさして違わない「温室効果ガス排出施設」です。また、温暖化の一方の原因である海水温上昇を温排水の垂れ流しによって促進する施設です。経産省は、「地球温暖化防止のために原発が必要」という言説が虚偽であることを認め、その一切のキャンペーンを中止すること。

一、 ドイツやイタリアのようないわゆる「先進国」やニュージーランドのような日本とおなじ島国において、「原発のない社会」は実現し、あるいは実現されようとしています。経産省は「原発のない発電量」に合わせた全社会的な電力消費量の削減のためのロードマップを作製すること。

一、 とりわけ電気を大量に消費する一部上場の大企業に対しては、電力消費量に応じて課税することで消費を抑制し、その税収を原発立地地域への交付金に代わる「原発に頼らない街づくり」のための基金や自然エネルギーの普及に充てる「電力使用税」を新設すること。

一、 原子力にも火力=化石燃料の大量消費にも頼らない、その地域の特性に応じて生活・環境に配慮した小中規模の自然エネルギーによる発電とその全国ネットワーク化への転換を図ること。

一、 私たちは、電気供給のような社会的公共性の高い事業を独占的な営利企業が担うあり方が、原発の安全軽視につながり福島事故を引き起こした大きな一因であると考えます。政府・経産省は、全電力供給事業の「国有化」という選択肢を含む「脱営利事業化」を促進すること。


 以上、原子力から離脱し、低電力消費社会の実現のために、経産省が努力・まい進することを私たちは強く求めます。      

【案内】4.27 チェルノブイリー福島キャンドルナイト ~チェルノブイリ事故から26年、福島とつながるアクション~

拡散歓迎・核不拡散】
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
4.27 チェルノブイリー福島キャンドルナイト
~チェルノブイリ事故から26年、福島とつながるアクション~


キャンドルナイト実施予定!
恒例の上映アクションも!!

 <呼びかけ>
東電前アクション!
Eメール toudenmae.action@gmail.com   
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆  

■場所:経済産業省正門前

営団地下鉄霞が関駅(丸の内線・日比谷線・千代田線)
A12出口を出てすぐ!
銀座線は虎ノ門駅7番出口、都営三田線は内幸町駅日比谷寄り出口が便利です。

世界中ではチェルノブイリ、福島の大きい事故から小さい事故まで、すでに数えきれないほどの原発事故が発生している。
それでも「原発は安全です」「津波対策さえすれば大丈夫」。もう、そんな言葉に私たちは耳を貸す事はできない。
 
チェルノブイリでの衝撃、恐怖、悲しみは、遠い国のものとされ、その教訓は活かされなかった。
そして、起こるべくして起こってしまった福島事故。

もう、これ以上の悲しみ、苦しみ、怒りはいらない。
私たちは十分な被ばくをさせられ、原発労働者には過酷な被ばくをさせてきた。

もう、これ以上の無用な被ばくはいらない!

電気は足りていようがいまいが(実際は足りています)原発はいらない!

大飯に限らず、再稼働なんて私たちはうけいれない!うけいれてはいけない!

人の命よりも、お金のことにしか目がいかない政府に、NO!の意思を示そう!

キャンドルの未来を照らす温かな火を掲げ、強い意志を示そう!

4月27日(金)19:00~『経済産業省正門前』にて!
◆お手持ちのろうそくや光るもの持参歓迎          
◆フランスで呼びかけられている"Tchernobyl Fukushima - plus jamais ça !"
(チェルノブイリ・フクシマ 繰り返すな!)グローバルアクションに登録しました。
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