虹とモンスーン

アジア連帯講座のBLOG

反天皇制-反ナショナリズム

報告:天皇在位30年式典に反対しよう!銀座デモ

2.24銀座デモ 2月24日、終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)は、「天皇在位30年式典に反対しよう!派兵=戦争・格差・災害・原発・差別 悪夢の30年!」銀座デモを行い、150人が参加した。

 銀座デモのターゲットは、東京・隼町の国立劇場で午後二時から開かれる「天皇陛下ご在位30年記念式典」だ。権力は、デモの集合場所であるニュー新橋ビルと新橋駅周辺に大量の公安政治警察と機動隊を配備し、厳戒態勢を敷いてきた。断固とした反天皇闘争に対して露骨な威圧をもって対応してきた。仲間たちは、ビル内にも潜入しようとする権力の嫌がらせと挑発を許さず毅然として入場し、前段集会を開始した。
 
 主催者から開催あいさつが行われ、「今日の式典は、国民を代表して内堀雅雄福島県知事が天皇への感謝の言葉を行う。天皇作詞・皇后作曲の歌を沖縄出身の歌手、三浦大知が歌う。福島と沖縄という『平成』の二大矛盾を天皇制の中に解消していこうするものだ。なんとか共産党は、式典には参加しないということだ。下からの突き上げもあるのかもしれない。NHKとテレビ朝日が生中継する。総務省は、小中学校、大学、役所などに日の丸を掲揚しろと通達を出した。まさに国民こぞって『お祝い』するという意図だ。私たちは、こんなものを決して祝え
ないし、祝ない。30年は、とんでもない時代だったんだと逆に突きつけていくデモにしていこう」と強調した。

 福島から駆けつけた仲間は、「天皇制こそ福島の原発事故と被ばくを覆い隠す見えざる暴力だ。その暴力の下手人が内堀雅雄福島県知事だ。人間として許し難いことだ。今、復興を進めるか否か、被ばくの現実を認めるか否かの分断が起きている。被ばくの現実を認める奴らこそが福島差別を広げていると圧力をかけられている。『偉い人』が安全と言っているのだから、これ以上危険だと言わないでくださいと圧力をかけている。このような図式のおおもとが天皇制だ。沖縄も同じだ。天皇制をひっくり返そう」と訴えた。

 部落解放同盟東京都連合会国立支部は、「戦争の歴史を風化させることはできない。次の世代に伝えていかなければならない。二〇〇〇年頃から『日の丸』反対闘争をやってきた。右翼もたくさんきた。この間、『平成最後の……』という言い方でなにもなかったかのように評価する人たちが多い。差別の元凶は、天皇制だ。今こそ天皇制はいらないの声を大きくしていこう」と発言した。

 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックは、「今日は県民投票の投開票日だ。県知事選では玉城知事には39万以上の投票があった。それを上回る投票が行われるだろう。しかし、安倍首相と菅官房長官は、『結果について全く関係ない。土砂投入を続ける』と言い放っている。明仁天皇は、一一回も訪沖している。沖縄を国民国家に統合することが一番の目的だ。昨年は、与那国島を訪問している。与那国島の人々は、国境とかの意識はなく、隣人と親しくしてきた。だが安倍政権は、自衛隊の南西諸島配備再編政策のもとに自衛隊を進駐させた。天皇訪問時、自衛隊が堵列を組んで迎えた。天皇は、自衛隊の役割を確認するために訪問したのだ。これが天皇制の役割だ。明日、官邸前で県民投票の声を聞けと抗議行動を行う」とアピールした。

 再稼働阻止全国ネットワークは、「 天皇制がすり込まれている日常がある。友人の中には、『いい人だもの天皇、美智子様は』と言う人たちがいる。こういう状況が蔓延している。脱原発ツアーバスでは、参加した人たちが一言ずつ喋る時、ある人は『こんな原発がひどいなんて、もう天皇様に訴えるしかないんじゃないですか』と発言した。大熊町を訪問した時も、ある荒れた家の中の仏壇の上に歴代の天皇・皇后の写真が並んでいた。「あーあ」という想いを今でも忘れられない。天皇制を崩していくことは大変なことだと思いますが、声なき人々、私たちが繋ぎ合って、諦めることはなくやっていこう」と強調した。

 集会終了後、デモに移り、機動隊により不当な規制を許さず、式典会場に向けて「天皇在位30年式典反対!式典を中止しろ!無駄な税金を使うな!勝手に祝うな!」のシュプレヒコールを繰り返した。

(Y)



案内 : 2.24「天皇在位30年記念式典」反対 銀座デモ

2.24「天皇在位30年記念式典」反対 銀座デモ

日時:2019年2月24日(日)13時
集合時間・場所:13時 ニュー新橋ビル 地下2F ニュー新ホール集合
 ニュー新橋ビル:JR「新橋駅」西側 烏森口1分
         地図→http://bb-building.net/tokyo/deta/876.html
主催:終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク
  (おわてんねっと)
   TEL 090-3438-0263
   E-mail owaten@han.ten-no.net
   ツイッター https://twitter.com/zzomecpivqvy9g9

案内→http://han.ten-no.net/?p=361

2月24日の政府主催在位30年式典に反対しよう!
派兵=戦争・格差・災害・原発・差別 悪夢の30年!


 湾岸戦争、PKO、9.11にイラク戦争、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件。
 リーマンショックの前から続く「失われた20年」?
 固定された格差、貧困率は15%超え。
 JR、郵政、次は水道。
 民営化されカネを要求するインフラ、切り縮められる生存と権利、3.11東日本大震災、原発事故発生。
 逃げたい人、戻りたい人、被曝、廃炉、山積みのフレコンバッグ。
 地震、台風、あちこちで続く「自然」災害。
 打ち切られる支援、忘れられていく被災地。
 排外主義と差別。
 日常化するヘイトスピーチ。
 うわべだけのダイバーシティ。
 「外国人」にまで及ぶ奴隷労働化。
 民意蹂躙の沖縄新基地建設。
 オリンピック、万博、排除されるのは誰?
 イイ事ちょっとはあったかも知れないけど、災いだらけの30年。
 「天皇皇后は寄り添った」!?
 違う。
 差別と支配を強化し、問題を隠蔽した。
 式典では内堀雅雄福島県知事が国民代表として感謝の言葉を述べ、沖縄出身の
歌手、三浦大知が天皇作詞・皇后作曲の歌を歌う。
 当日沖縄では辺野古新基地建設の是非を問う県民投票。
 災害と戦争の被害をありもしない「慈悲」で封じるエグさとグロさ。
 そもそもいらない「天皇区切り」の30年!
 「天皇時間」の30年!
 災いだらけの30年!!!
 祝う?
 祝わない!!!!!!!




 政府は、天皇明仁の退位を前に、これを記念する行事を催そうとしています。

 しかし、明仁が天皇の地位にあったこの30年は、明仁を祝い記念するに値するものでしょうか?
 明仁が天皇になった1989年は、ベルリンの壁が崩壊した年でも知られていますが、バブル景気が絶頂のときでもありました。
 これがその後どうなったかは、誰もが知るところでしょう。
 そして、明仁の大嘗祭は、湾岸危機のまっただなかで催されました。

 明仁は、即位したときに何と言ったかを思い起こしましょう。
 彼は「皆さんとともに日本国憲法を守り,これに従って責務を果たすことを誓い……」と述べましたが、その直前には昭和天皇裕仁が「ひたすら世界の平和と国民の幸福を祈念され,激動の時代にあって,常に国民とともに幾多の苦難を乗り越え……」と述べています。
 裕仁が、政治的、宗教的、軍事的なあらゆる権力を有していたときに何が起きたかについて、明仁は十二分に知り、それにもかかわらずこうした発言をしたわけです。
 さらに裕仁は、戦後になってもその権威権力を行使し続け、沖縄を米軍基地へと売り渡しています。
 もちろんこのことも明仁は知っているのです。

 明仁天皇は平和主義者であると、世上に流布されています。
 しかし、こうして裕仁から引き継がれた天皇という地位において、彼が果たしたことは何だったのか。
 日本国家は「湾岸戦争」ののち、海外派兵を実質的に開始しました。
 そして、その後、天皇が自衛隊や米軍などを賞し栄典を与えることが、現在もなお続いています。
 「平和を祈る」天皇として彼の行為は語られていますが、それは、本質とは大きくかけ離れたものです。

 「平成」と呼ばれる明仁の在位期間に何があったのか、さまざまな方向から思い出してみませんか?
 そして、その中で、天皇や天皇制が果たした役割を、一つひとつ、ちゃんと見直してみませんか?
 天皇の在位30年を祝う?
 いや、私たちは祝わない!
 反対の声を上げ、行動していこう!

報告:天皇『代替わり』に反対する 2.11反「紀元節」行動

配信:紀元節 2月11日、「天皇『代替わり』に反対する 2.11反「紀元節」行動」(実行委)の集会が在日本韓国YMCAで行われ、130人が参加した。

 安倍政権は、グローバル派兵国家建設の一環として改憲攻撃と天皇制国民統合の強化をねらっている。すでに開始している天皇「代替わり」キャンペーンに抗して、全国の反天皇制運動を取り組む仲間たちによって「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)」を昨年11月に起ち上げた。

 ネットは、「2019年11月に予定されている大嘗祭まで、1年間の期間限定の活動を通じて、明仁退位・徳仁即位の全過程に抗議し、マスコミや行政などを通じて拡散される奉祝賛美キャンペーンや、巨額の税金を投入して行われる種々の代替わり儀式に反対していきます」とアピールし、様々な対抗アクションを果敢に取り組んでいる。2月24日〈日〉に「『天皇在位三〇年記念式典』反対銀座デモ」(13時/ニュー新橋ビル地下2F・ニュー新ホール集合)を行う。

 集会は、実行委から「集会基調」(①「紀元節」と右派をめぐる状況②天皇
「代替わり」儀式との闘い③戦争する国と「平和」天皇④「代替わり」諸儀式と天皇行事反対の行動へ!)が提起された。

 とりわけ「新たに一つ増えた、今年の天皇『四大行事』」(①6月2日、「第70回全国植樹祭あいち2019」②9月7日~8日、「第39回豊かな海づくり大会あきた大会」③9月15日~11月30日、「第三四回国民文化祭にいがた2019」「第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」④9月28日~10月8日、「第74回国民体育大会 いきいき茨城ゆめ国体2019」、10月12日、「第一九回全国障害者スポーツ大会 いきいき茨城ゆめ大会2019)に対して「現地における反対運動への協力・連帯を!」と呼びかけた。

 菱木政晴さん(靖国合祀イヤですアジアネットワーク、即位・大嘗祭訴訟呼びかけ人)は、「近現代の親鸞理解と宗教としての天皇制 ―『紀元節』に想う真宗門徒のつぶやき―」をテーマに講演した。

 菱木さんは、「中曽根(1985年)・小泉(2001~2005年)・安倍(2013年)首相靖国参拝違憲国賠訴訟」について報告し、「国の機関の行為に対しては住民訴訟ができないため、国家賠償(損害賠償)請求訴訟として闘われた。このことが、『侵略戦争の加害行為を担わされた兵士と遺族はどのような被害を被ったか』という問いを生んだ。一人の人間としては、殺し殺されることに利用されたこと(人を単に手段として扱うこと=平和的生存権侵害)だが、信教の自由の人権に即して(限定して)考えるならば、『(古来の自然崇拝を基盤とする神道ではない新宗教としての『国家神道』、すなわち)天壌無窮の神勅と八紘一宇の詔勅を柱とするカルト宗教の宣伝の材料として利用された』」と批判した。

 さらに「国家神道、すなわち、宗教としての天皇制の拒否」、「真宗門戸にとっての反靖国・反国家神道」「極楽の人数と護国の英霊」などのテーマをクローズアップし掘り下げながら検証した。

 連帯発言が「2019・3・1独立運動100周年キャンペーン」、「3・2神奈川集会とデモ」、「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」などから行われた。

 デモに移り、神田町一帯にわたって「建国記念の日反対!」「紀元節を認めな
いぞ!」「天皇制はいらない!」のシュプレヒコールを響かせた。

(Y)

 

案内 : 天皇「代替わり」に反対する 2.11反「紀元節」行動(集会&デモ)

天皇「代替わり」に反対する 2.11反「紀元節」行動(集会&デモ)
案内→http://www.ten-no.net/?p=1097

日時:2月11日(月・休)13:15 開場(13:30 開始)

※集会後デモ

会場:在日本韓国YMCA 9F 国際ホール
    〒101-0064 東京都千代田区猿楽町(さるがくちょう)2−5−5
    JR「水道橋駅」徒歩6分、「御茶ノ水駅」徒歩9分
    地下鉄「神保町駅」徒歩7分
    地図→http://www.ayc0208.org/jp/map1.htm
    
講師:菱木政晴さん
   (靖国合祀イヤですアジアネットワーク、即位・大嘗祭訴訟呼びかけ人)
   
資料代:500円

主 催:天皇「代替わり」に反対する 2.11反「紀元節」行動

 今年、1年をかけて行われる天皇「代替わり」儀式。

 それは、象徴天皇制の下で、隠されている皇室祭祀が、天皇制を支えるもう一つの柱にほかならないという事実をさらけだす。

 それらは 紛れもなく国家神道の儀式であることを無視してはならない。

 私たちは、この「代替わり」総体との対決という課題を掲げた、今年の反天皇制運動を、天皇制国家の起源として虚構された「紀元節」に反対する行動から開始する。

 今年は、さまざまな天皇儀式が繰り出され、天皇制が神聖かつ大切なものであるという意識が、人びとの日常意識にすり込まれる。

 それは、天皇の神聖性を通して日本国家の神聖性を自明のものとする、国家主義の攻撃でもある。

 こうした攻撃にひとつひとつ反撃し、さまざまな視点から天皇制を問い続けていこう。

 まずは、2.11反「紀元節」行動へぜひご参加下さい。


呼びかけ団体:
 アジア連帯講座
 研究所テオリア
 戦時下の現在を考える講座
 立川自衛隊監視テント村
 反安保実行委員会
 反天皇制運動連絡会
 「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会
 靖国・天皇制問題情報センター
 連帯社
 労働運動活動者評議会

報告:終わりにしよう天皇制 11・25大集会&デモ

配信:11.25 11月25日、「終わりにしよう天皇制 11・25大集会&デモ」が千駄ヶ谷区民会館で行われ、170人が参加した。主催は、終わりにしよう天皇制!「代替わり」反対ネットワーク(おわんねっと)/呼びかけ:靖国・天皇制問題情報センター、反天皇制運動連絡会、「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会、天皇制いらないデモ実行委員会)。

 「おわてんねっと」は、2019年を通した「代替わり」キャンペーン、天皇賛美行事である2・11「紀元節」、4月30日の明仁退位、5月1日の「新天皇即位」、8月15日「靖国」、11月の「大嘗祭」などに対して抗議・反対行動を行う。すでに前段の闘いを開始しているが、この日の集会は「おわてんねっと」の立ち上げだ。全国の反天皇制運動を取り組む仲間たち、連帯する仲間たちに向けて「『おわりにしよう天皇制』は、自由と平和、平等と民主主義を求める私たちの合言葉です。天皇制の名のもとに殺され、屈辱を強いられた無数の人々、天皇制テロルに倒れた人々と共にある言葉です。無理に無理を重ねなければ存続しえない彼らは決して盤石ではありません。『代替わり』という天皇制最大の動揺期に、ともに声を上げる同志を募ります」と呼びかけている。

 ぜひ「おわてんねっと」の呼びかけに賛同し、共に闘っていこう。
(E-mail
owaten@han.ten-no.net Web:http://han.ten-no.net/)

 集会は、コント『忘れられないあの娘』から始まった。秋篠宮家長女の眞子(そっくりの女性)と友人の携帯の会話を通して恋愛問題、皇室の葛藤、綱引きなどをユーモラスたっぷりに演じながら天皇制の歪んだ現実を解剖しきった。ラストシーンは「眞子ちゃんいいかげんにしなよ」と叱りつけるところからだ。会場の溢れんばかりの大笑いは「代替わり」攻撃に抗していくための「号砲」だ。
 
 栗原康さん(アナキズム研究)は、「みんな天皇制がキライ」をテーマに講演。

 冒頭、三月沖縄旅行時、天皇訪沖を「祝 歓迎」集会と遭遇し、「日の丸」旗を掲げ「天皇陛下万歳」を繰り返す親天皇派勢力1500人を直視したことを通して、天皇制権力を実感したことを紹介。

 とりわけ「明仁、美智子の『平和イメージ』によって、戦争責任が問われず、来てくれてありがとうとなってしまう怖さを感じた。天皇は私たちのことはわかってくれる、というところにからめとられてしまうのではないか。ところがタクシーに乗車したが、運転手は『あいつらのせいで交通規制となり仕事にならない。商売あがったりだ。ちくしょー天皇カネ返せ』と言い出した。ここに一つの可能性があるなと感じた。こういう身近な感覚から天皇制はキライだということは大事だ」と述べた。

 栗原さんは、①「大正時代」の天皇制批判として金子文子、大杉栄(奴隷根性
論)のイデオロギーを集約的に整理②「大正時代」の天皇制批判として金子文子、朴烈の裁判闘争の意見陳述などを紹介しながら「爆弾の想像力」「みずから『不逞』にひらきなおる(働かずにどんどん食い倒す論)」の主張を解き明した。

 これらの主張は、現在でも繋がるところがあり、「憲法の第一条は天皇条項だ。天皇制は権力のひずみが生じるたびにおもてに現れる。天皇制はいまよりもよい『統治』があると思わせる危険性がある。だから知識人の一部は、天皇制に引きつけられる。天皇制民主主義と称してからめとられている。主人と奴隷の敷居そのものをふっとばす『爆弾の想像力』を持つことは、今でも通じる。沖縄のタクシーの運転手の『ちくしょー天皇カネ返せ』がそのことを示しているだろう」と述べ、今後の方向性を提起した。

 野戦之月有志の芝居が行われた。芝居は、腐り切った社会を告発し、自力・自立しながら圧政と闘いスクラムを打ち固めながら人間的豊かさを明らかにしていった。
 
 「3分で反対!天皇制」では、島袋陽子さん(東京琉球館)、いちむらみさこさん(反五輪の会)、池田弓子さん(女たちの戦争と平和資料館)、島田雅美さん(天皇問題を考える市民ネットワーク)、桜井大子さん(即位・大嘗祭違憲訴訟の会)が天皇制と安倍政権批判などをアピール。

 元号いらない署名運動の報告と提出行動の呼びかけ(12月5日(水)13時、衆議院第一議員会館前~内閣府に署名提出)、「おわてんねっと」への賛同呼びかけが行われた。

 最後におっちゃんズによる「天皇制はいらないよ」「元号やめよう」が歌われ、
参加者全体で合唱し、デモに向けた意志一致を行った。

 デモに移り、渋谷一帯にわたって「天皇制はいらない!『代替わり』で祝わないぞ!税金の無駄遣いをするな!皇居を解放だ!皇室は解散せよ!」などのシュプレヒコールを響かせた。


(Y)


案内 : 終わりにしよう天皇制11・25大集会&デモ

★☆終わりにしよう天皇制11・25大集会&デモ☆★

日 時:2018年11月25日(日)13:15開場 13:30開始
※集会後、デモ!
会 場:千駄ヶ谷区民会館 2階
    〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目1-10
    JR山手線「原宿駅」竹下口より徒歩約6分
    地下鉄千代田線「明治神宮前駅」2番出口より徒歩約8分
    地図→http://www.j-theravada.net/tizu-sendagaya.html
内 容:
 講 演:栗原康さん(アナキズム研究)
     著書「何ものにも縛られないための政治学」他
 芝 居:森美音子さん(野戦之月)ほか
 その他:コント、歌、アピールなど予定!
主 催:終わりにしよう天皇制!「代替わり」反対ネットワーク
連絡先:東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A ゴメンダ共同行動気付
    TEL 090-3438-0263
    E-mail owaten@han.ten-no.net
    Web:http://han.ten-no.net/


⇒なお、「新元号制定に反対する署名」は下記サイトでもすることができますの
で、ぜひご友人などによびかけてください!

 http://han.ten-no.net/?page_id=150


 来年5月1日の天皇代替わりまで、いよいよ半年となりました。

 この間、みなさんにもお願いしてきました「新元号制定に反対する署名」を呼びかけてきた4団体で、来年11月の大嘗祭までの一年間に活動を区切って集中的に代替わり過程に反対するための【終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク】を呼びかけます。

 呼びかけ文は近々に出来上がる予定ですので、その節はぜひご賛同下さい。

 そのネットワークのスタートを告げる行動として、昨年も行った「終わりにしよう天皇制」大集会・デモを11月25日(日)に開催します!

 講演はお馴染み?最近本を立て続けに出版して気鋭のアナキズム研究者栗原康さん、テント芝居
の野戦之月の有志によるお芝居もあります。なかなか楽しいコントもあります。この間集めてきた元号反対署名の、集約発表も集会で行います。

 本格的な代替わり反対運動の幕開けを告げる充実した秋の1日にしたいと思いますので、ぜひぜひ総力結集で、よろしくご参加ください!

 天皇の自己申告で始まった「代替わり」も、いよいよ佳境に入りつつある。

 2019年4月30日明仁退位、翌5月1日メーデー直撃の新天皇徳仁即位。
 秋には即位札、大嘗祭。
 奉祝賛美の雨あられ。
 「お人柄」報道の大洪水。
 腐っている。
 もう全面的に腐っている。
 忖度とおべんちゃらの腐敗臭があたりに充満している。
 耐え難い。
 耐え難きは耐えられない!
 もうたくさんだ!
 結構だ!

 だから私たちは、「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク」を結成し、来年11月までの集中的な闘いを挑む。

 昨年大好評だった「終わりにしよう天皇制・大集会&デモ」を11月25日に開催
し、これをネットワークの活動のスタートとしたい。

 天皇制に反対する皆さん、「代替わり」プロセスに異議ある皆さん、よく分か
らんけど変だと思う皆さん!

 来たれ11.25集会&デモに!

 超総力結集でよろしくお願いします!




報告:ネットを悪用した『ヘイト攻撃』を考える10.3シンポジウム

配信:ヘイト 10月3日、参議院議員会館で「ネットを悪用した『ヘイト攻撃』を考える10・3シンポジウム」が菊池進さん(全日建)、松本耕三さん(全港湾)、鈴木剛さん(全国ユニオン)、嶋崎量さん(神奈川総合法律事務所)の呼びかけで行われた。

 安倍政権と自民党の差別・排外主義を背景にして、この間、レイシスト集団やネット右翼などが労働組合、辺野古新基地反対運動、差別反対運動に参加する仲間たちに対してネットやSNSなどを通して誹謗中傷、大量の嫌がらせメール攻撃を繰り返している。連動して警察権力は、正当な組合活動を違法行為だとして事件をデッチ上げ、不当な事務所家宅捜索、公安政治警察による弾圧に向けた監視強化などの対応も増えている。主催者は、レイシスト集団、ネット右翼、警察権力らによる攻撃を許さず、被害実態を共有し、反撃していくためのスクラムを
構築していく踏み出しとしてシンポジウムを行った。
 
 小谷野毅さん(全日建書記長)は、「関西生コン業界でつづく組合弾圧とネット右翼」というテーマで提起。

 「レイシストは、組合の運賃引き上げ、大阪広域生コン協組の民主化を求めるストライキ闘争に対して『ゆすり、たかり、組織犯罪』などとデマ宣伝を繰り返していた。ネットでデマ・嫌がらせを繰り返し、組合を暴力的な集団と印象づけることだった。また、自分たちの行動をすぐさま動画にし、ブログに同じ動画を繰り返し載せる。レイシストの嫌がらせは、明らかに関西生コンに敵対する大阪広域協のデマゴギーの先兵、露払いの役割を担っている」。

 「警察権力(奈良、滋賀、京都、大阪府県警)は、大阪広域協、レイシスト集団の敵対と一体となって正当な組合活動、ストライキなどに対して強要未遂、威力業務妨害事件としてデッチ上げ、3月から九月にかけて不当な家宅捜索、20人の組合員を不当逮捕した。いずれも逮捕の要件がなく、根こそぎ逮捕することによって組合を潰すことを目的にしている。不当弾圧後、業界、レイシスト、メディア、一部労組などによってデマキャンペーンが行われている。なかには生コン工場にまで押しかけ『連帯と手を切れ、脱退しろ』などと叫び、嫌がらせを行っている。このような不当弾圧を許さず、敵対勢力の攻撃を跳ね返していく」。

 鈴木剛さん(全国ユニオン会長)は、「労組批判本と差別排外主義者による攻撃と刑事弾圧の予兆」について報告。

 「青林堂(在特会等などの『ヘイト本』の出版社)から中村基秀さん(営業部長)が不当解雇され、2014年12月に東京管理職ユニオンに加入し、組合支部を結成して東京地裁に提訴し、『不当労働行為につき無効』と判断され、15年10月に復職。しかし、会社は不当な支配介入、ハラスメントが続き、損害賠償を求める裁判、東京都労働委員会への救済申し立てを行い、争議中だ」。

 「青林堂は、16年9月に『中小企業がユニオンに潰される日』というデマ本を出版したり、SNSでユニオンに対して誹謗中傷を配信する。『労働組合を装った企業恐喝集団であり、背後には反日左翼がいる』などとキャンペーンを行っている。さらに九月には差別排外主義者の瀬戸弘之らが街宣車で乗りつけ、ユニオン攻撃を行っている。公安警察も取り巻いて見ており、ユニオン運動に対する刑事弾圧の予兆を感じさせる。ユニオンは、攻撃に後退することなく、断固として闘い、青林堂闘争に勝利することを宣言する」。

 佐々木亮さん(東京弁護士会)は、「ネット右翼(190人)らによって『違法である朝鮮人学校補助金支給要求声明に賛同し、その活動を推進する行為は、日弁連のみならず当会でも積極的に行われている二重の確信的犯罪行為である』という懲戒理由で弁護士会の理事などに懲戒請求が行われた。その後も本人も含めて集団懲戒請求メールが続き合計で1000人を上回った。懲戒請求を煽ったのは、ネット右翼のブログだった。被害にあった弁護士とともにツイッター上で請求をした960人に対し損害賠償を求めて裁判を起こす記者会見(5月16日)を行った。また、青林堂闘争の原告側の代理人弁護士をしているが、集団懲戒請求メールは青林堂事件も関係していることは間違いない。攻撃に屈することなく、断固反撃していきたい」と発言。

 さらにレイシスト集団、ネット右翼らの動向、性格、嫌がらせ手法などの実態を分析し、いかに撃退していくのかなどについて和田悠さん(立教大学准教授)、香山リカさん(精神科医)、三宅雪子さん(元衆議院議員)、安田浩一さん(ジャーナリスト)、藤本泰成さん(平和フォーラム)が問題提起した。

 最後に、共に連帯し、情報を共有化し、レイシスト集団やネット右翼を許さない対抗運動を作っていくことを確認した。

(Y)


報告:「明治150年」天皇制と近代植民地主義を考える8・15行動

15反天 8月15日、「明治150年」天皇制と近代植民地主義を考える8・15行動実は、在日韓国YMCAで8・15反「靖国」行動の集会を行い、185人が参加した。

 安倍政権はグローバル派兵国家建設に向けた改憲攻撃、天皇代替わりと「明治150年」を一体化させた天皇制賛美キャンペーンを繰り広げている。連動して全国戦没者追悼式で天皇明仁は、最後の式典出席として「おことば」で「戦後の長き
にわたる平和な歳月に思いを致しつつ」の一節を加え、またしても欺瞞的な「平和主義」天皇像をデッチ上げた。日米安保体制下、戦争準備態勢を押し進めながら米軍の派兵を応援し、自衛隊が共同参戦してきた歴史を覆い隠すことに加担した。天皇制の植民地支配の犯罪、戦争・戦後責任からの逃亡について居直り続け、なんら反省することもなく、新たな戦争を射程にしながら戦争の死者を「尊い犠牲者」として賛美したのである。

 マスコミは一斉に「おことば」が「長き平和に思い」を現わしたなどと持ち上
げ、安倍首相の式辞が日本の戦争「加害触れず」などと対抗的に描き出す始末だ。

 安倍首相は、中国、韓国などの反靖国抗議を抑えるために靖国神社に玉串料の
奉納で右派対策し、閣僚には参拝を行わせなかった。だが自民党主要幹部、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」が参拝することによって靖国派としてのアピールを押し出した。また、日本会議と「英霊にこたえる会」は靖国神社で集会を行い、安倍首相の総裁選三選と改憲の加速化に向けて意志一致している。

あらためて天皇制賛美を許さず、「代替わり」を通した新天皇賛美状況に楔を打ち込んでいかなければならない。反「靖国」行動は、すでにスタートしている2019天皇「代替わり」と侵略・植民地主義の「明治150年」賛美に抗する闘いに向けたステップとして取り組まれた。

 パネルディスカッションに入り、四人のパネラーから問題提起が行われた。

 坂田弁護士は、「即位・大事要塞訴訟に関する問題提起メモ」を報告し、「30年前の即位・大嘗祭訴訟では『一切の儀式・行事に国費を支出してはならない』などを請求した。大阪地裁(1992年)・高裁(1995年)は、政教分離について疑義は一概に否定できないと認めた。さらに天皇の即位を祝うことについて、個人が祝意を表わすことを国家が事実上にしろ強制すれば、私人の思想、表現の自由の侵害になると認めた。

 しかし、控訴審判決では控訴人らの訴えを全面的に斥けた。今回は退位の礼も
あり、すでに過去の批判を踏まえた上で実施が検討されている。だから現時点における訴訟の論理構成として ①政教分離 ②主権在民 ③納税者訴訟 ④天皇代替わりの手続き の問題を取り上げ、批判していきたい」と述べた。

 黒岩さん(「北方領土の日」反対!「アイヌ新法」実現!全国実行委員会〈ピリカ全国実〉)は、8月5日の「天皇出席の 『 明治・北海道150年式典 」反対、アイヌ民族連帯決起集会」とデモの取組みを報告し、「式典はアイヌモシリ(北海道)の侵略・植民地化、アイヌ民族同化・抹殺政策の歴史の隠ぺいだ。天皇制国家による他民族侵略・支配の『原型』としてのアイヌモシリ侵略である。私たちは、この開拓史観、民族排外主義が問われている。『明治150年』式典から天皇退位・即位式典とうち続く天皇制永続化攻撃と対決する統一戦線を構築しよう」と呼びかけた。

 井上森さん(元号いらない署名運動)は、「署名は5000筆を突破し、1万筆目指してさらなる行動をしていきたい。当初、2018年夏に『新元号発表』だったが、自民党保守派などの反発もあり代替わり1カ月前に延ばした。すてに大迷惑な状況が発生しているが、中央官庁、JR、警察らは書類、コンピューター、免許証などでは元号を使わず西暦で統一化している。元号をめぐって天皇明仁は沈黙し続けている。その一方で『平成のうちに』ということでオウム大量処刑を強行している。やはり日本において最高度の国家暴力を正当化する論理は天皇制しかないことを現わしている。この論理を打ち破る闘いが問われているだろう」と発言した。

 新孝一さん(反天連)は、「反天連第Ⅱ期」(1991・4)のスタートをふり返り、「『国際化』時代の『ソフト』で『クリーン』で環境問題にも理解あるというイメージをふりまくアキヒト(天皇制)との正面からの政治的対決をこそ、主要課題として私たちは結集する」と位置づけ、明仁天皇制を性格、役割、犯罪性などを暴露し、批判してきたことを浮き彫りにした。

 つまり、「結論を言えば、時に強い独自性や個性を発揮して明確なメッセージを発信することもあった、明仁天皇の言動は、歴史と政治によって大きく規定され、変化する。同時に、天皇の憲法の規定とは別の役割がある。この間の天皇主導の『退位』と天皇による天皇制の再定義したことに現れている。30年かけてここに収斂し、天皇像の到達点だとも言える」と集約した。

 連帯アピールが沖縄一坪反戦地主会・関東ブロック、日韓民衆連帯全国ネット
ワーク、オリンピック災害おことわり連絡会、米軍・自衛隊参加の防災訓練に反対する実行委員会から行われた。

 最後に集会アピールを確認し、靖国神社に向けてデモに移った。

 権力・機動隊は、デモ隊列に対して不当な規制を行ってきた。天皇主義右翼や在特会などは、デモに対して挑発を繰り返してきた。だが仲間たちは毅然と対応し、「天皇制反対・靖国神社解体」などの横断幕、プラカード、のぼりを林立させ街頭の人々にアピールし、靖国神社に向けて抗議のシュプレヒコールをたたきつけた。

(Y)


body 報告:8.11 「平和の灯を! ヤスクニの闇へ」キャンドル行動

配信ヤスクニ 8月11日、「平和の灯を! ヤスクニの闇へ」キャンドル行動実行委員会は、在日本韓国YMCAで「2018 『明治150年』とヤスクニ、そして改憲」をテーマに集会を行い三五〇人が参加した。

 実行委は、2006年、小泉純一郎首相の靖国参拝に抗し、靖国訴訟を取り組んできた東アジア四地域(日本、沖縄、台湾、韓国)の市民運動が靖国神社反対共同行動として開始した。その柱は、①靖国神社の歴史認識が、再び戦争のできる国へと右旋回する日本の現状と直結している、 ②韓国・台湾・沖縄・日本の遺族に断りもなく合祀していることは許さない、③ 首相の靖国参拝は憲法が定めた政教分離原則に違反する、―ことを確認しこれらの点を「ヤスクニの闇」として切り結ぶ共同行動として取り組んできた。毎年、8月に集会とデモを行い、今年で13回目だ。

 安倍政権は、憲法改悪をめざして2019年「天皇代替わり」と「明治150年」を結びつけ天皇制と植民地主義賛美キャンペーンを繰り広げている。この流れに日本会議など天皇主義右派勢力は、連動して侵略戦争と天皇制を賛美する靖国神
社を位置づけ、民衆動員をしながら靖国史観を広げようとしている。実行委は、安倍政権と右派が一体となった改憲攻撃を許さず、靖国神社の犯罪をあらためて社会的に暴き出していくために行われた。

 主催者あいさつが今村嗣夫さん(共同代表)から行われ、「安倍首相は、『長期政権の維持と権力の拡大強化』を図り、『平和憲法の改正』をもくろんでいる。靖国神社は、大日本帝国の下での植民地台湾・朝鮮出身の日本兵の戦没者やキリ
スト教徒の戦没者についても例外なく『合祀』している。『合祀』は『個』を『全体』に優先する民主主義社会の条理に背くものだ。今年も靖国神社に対して『アジアの遺族の人権を侵すな』、安倍政権に対し『平和的生存権を侵すな』と訴えていこう」と発言した。

 シンポジウムは、「『明治150年』とヤスクニ、そして改憲」をテーマに内海愛子さん(恵泉女学園大学名誉教授)の司会、3人のパネリストが問題提起した。

 高橋哲哉さん(東京大学教授)は、「『日毒』の消去という課題」をテーマにして提起。「日毒」とは、石垣島の詩人の八重洋一郎の日帝侵略を糾弾した詩集のタイトル。

 高橋さんは、「日毒」を紹介し、「明治維新150年」を貫く日本の植民地主義の克服という課題を八重が言うように「必ず果たさなければならない」課題であることを強調した。

 また、「朝鮮半島情勢が激動した。さしあたり戦争の危機が遠のいたばかりか、朝鮮戦争終結と在韓米軍撤退の可能性まで話題に上るに至った。今後についてはなお予断を許さないとしても安倍政権は、帝国期の植民地支配の責任を否認し続け、戦後日本が加担し続けてきた朝鮮戦争の終結にも背を向けるに至っては、『断絶』の克服どころか、新たな極東アジアの国際地図のなかで孤立を深めるばかりとなるだろう」と指摘。

 さらに「明治維新以後150年経った今も、日本はその継続する植民地主義によって、近隣諸民族との信頼関係を構築することができないでいるということではないか」と批判した。

 吉田裕さん(一橋大学教授)は、「日本軍兵士』、靖国、そして明治憲法体制」をテーマに提起。

 吉田さんが執筆した『日本軍兵士』(中公新書)の問題意識について語った。 「『日本軍兵士』は、兵士の目線、兵士の立ち位置から戦場の凄惨な現実を再構成するために兵士の身体へと着目した。ミクロな視点とマクロな視点を組み合わせた。戦場のリアルな現実に対する想像力を鍛え上げることが重要だ」と述べた。

 そのうえで「アジア・太平洋戦争期における日本軍の現実」として「全戦没者310万人の約9割は1944年以降の死者だ。指導者の責任の問題があり、遺族のわだかまりへとつながっている。いかに殺されたか。具体的には戦病死者、餓死者の異常な多さ、海没死、特攻死の特異な死、自殺の多さ、傷病兵・投降兵の殺害、食料強奪のための日本軍兵士殺害などだ。兵士たちの死の無残さ、兵士たちのおかれた状況の苛酷さを事実をもって対置することが重要だ。『英霊』にまつりあげることへの拒否へとつながる。兵士たちの加害と被害の関係性をどう考えるかは残された課題だ」と強調した。

 権赫泰さん(韓国・聖公会大学教授)は、「韓日関係:『安保が歴史を殺す』」をテーマに問題提起した。

 「朴政権は日本と歴史的争点である『慰安婦合意』(2015・12)を内外の反対世論を押し切って合意した。この合意は、ラオスで開かれた朴・安倍会談(16・10)で日韓軍事情報保護協定締結(16・11)を確認し、そのために拙速で処理したのだ。つまり、『慰安婦』合意と軍事情報保護協定は、『安保のために歴史を殺した』のである」と指摘。

 さらに「文在寅政権の登場と南北会談を通じた南北対立の緩和の可能性の台頭は、『安保のために歴史を殺した』既存のシステムの廃棄を要求するものである。靖国問題、『慰安婦』問題などの歴史問題の解決の努力が平和秩序の構築の最も
重要な要素だ。『安保を殺し歴史をいかさねばならないという』理由がまさにここにある」と呼びかけた。

 遺族証言では李明九さん(ヤスクニ合祀取消訴訟原告)が父の思い出を語り、「私の父は日本の名前で今も靖国に利用されています。一日も早く父を靖国から解放させてあげ、私もこの苦痛から抜け出したいのです。私はその日まで皆さまとともに頑張って行きたいと思います」と訴えた。

 日本軍「慰安婦」問題解決全国行動のアピール後、コンサート。閉会あいさつを李煕子(共同代表)が行った。

 集会終了後、靖国神社に向かうキャンドルデモに移り、「靖国反対!改憲やめろ!」のシュプレヒコールを九段下一帯にわたって響かせた。

(Y)

案内 : 「明治150年」天皇制と近代植民地主義を考える8.15行動

「明治150年」天皇制と近代植民地主義を考える8.15行動

【日時】 8月15日(水)
14時開場 集会後、デモに出発!
【会場】在日韓国YMCAアジア青少年センター
9階国際ホール
 ※JR水道橋駅、御茶ノ水駅、地下鉄神保町駅

■ 今年の8月15日の全国戦没者追悼式は、明仁にとっては、天皇として最後の式典出席となります。全国戦没者追悼式は、戦争の死者を、戦後日本の発展をもたらした「尊い犠牲者」と賛美することによって、その死を美化し顕彰する儀式にほかなりません。その意味において、軍人・軍属(戦闘協力者)の死者を「英霊」として祀る靖国神社と同質のものです。

■ 8・15反「靖国」行動は、国家による「慰霊・追悼」を撃ち、天皇制の植民地支配、戦争・戦後責任を批判し抜く行動として取り組まれてきました。日本が、戦争法や治安法を整備し、海外における米軍への協力活動など、実際の軍事行動に踏み込んでいる現在、国家にとって「新たな戦争の死者」をどう位置づけ、利用していくかという課題は、ますます現実的なものとなっています。


 国家による「慰霊・追悼」それ自体が、戦争準備の一環をなしているのです。「代替わり」に伴って新たに登場する新天皇が、そこでどのような役割を果し、また果すことが期待されているのかについても問うていかなければなりません。

■ 8・15反「靖国」行動をステップに、「明治150年」から「代替わり」諸儀式に具体的に反対していく運動を強化し、向こう側からの「平成の総括」を批判しぬき、天皇「代替わり」を契機として創り出される天皇制社会の時間と空間に抗していく、私たちの自由を取り戻す闘いを準備していきましょう。

主催 ●「明治150年」天皇制と近代植民地主義を考える8.15行動

【呼びかけ団体】アジア連帯講座/研究所テオリア/市民の意見30の会・東京/スペース21/戦時下の現在を考える講座/立川自衛隊監視テント村/反安保実行委員会/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/ピープルズ・プラン研究所/靖国・天皇制問題情報センター/連帯社/労働運動活動者評議会

報告:なぜ元号はいらないのか? 7・21集会

配信:元号反対 7月21日、反天皇制運動連絡会、「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会、天皇制いらないデモ実行委員会、靖国・天皇制問題情報センターの呼びかけで「なぜ元号はいらないのか? 7・21集会」が文京区民センターで行われた。参加者は97人。

 安倍政権は、グローバル派兵国家建設に向けて憲法改悪をめざし、2019「天皇代替わり」と「明治150年」を結びつけ天皇制賛美キャンペーンを行っている。その一環として来春に新元号を発表して天皇制民衆統合の強化へと加速化している。

 しかし、この実態は、安倍政権と右派勢力などによる手前勝手な妥協の産物で
しかない。「新元号への円滑な移行に向けた関係省庁連絡会議」(議長=古谷一之・内閣官房副長官補/5・17)は、当初、生活の混乱を生じさせないため準備期間を長くとるために今夏あたりの公表としていた。だが右派などから「新元号の発表によって天皇陛下と新たに即位する皇太子さまという『二重権威』が生じる」などの圧力もあって首相官邸は「(新元号の)早すぎる発表は天皇陛下に失礼。ギリギリの時期でいい」と判断した。また、旧元号から新元号へのシステム改修が間に合わない場合は、一定期間は「平成」の利用も認めることになった。

 なお新元号システム改修特需によってIT大企業には巨額なカネが舞い込むことになった。例えば、佐賀県では新元号対応のシステム改修費約1億3200万円も計上している(佐賀新聞5・18)。一つの県でこれだけの費用を使うのだから、中央―全国でどれだけの費用がかかるのか。とんでもない無駄遣いだ。

 このように新元号への移行だけでも大迷惑な事態なのに、あくまでも天皇制強
化に向けた新元号の押し付けを貫徹しようとドタバタを繰り返している。すでにNHK世論調査(17年)では「西暦よりも元号をつかう」(28%)、「元号よりも西暦をつかう」(63%)という結果で明らかなように民衆生活にとっては元号使用は不便な存在でしかない。その一方で各所、学校で元号が慣例化し、公共機関と関係を持つケースでは元号使用を強制される。天皇制強化に向けた大迷惑な元号を廃止し、西暦で統一すればいいのだ。

 元号はいらない署名運動は、「新元号制定に反対する署名」運動で5000筆を越
える署名を集約している。運動の広がりを受け、1万筆をめざすことになった(最終集約18年11月15日)。各地区・現場で署名運動を押し進めていこう。

 集会は、井上森さんから主催者あいさつからはじまり、「2月から『新元号制定に反対する署名』運動を開始した。新元号の発表がどんどん遅れて19年4月となった。署名は5000筆を越え、1万筆をめざすことになった。11月に集約するが、継続して署名運動を広げていこう」と呼びかけた。

 坂元ひろ子さん(中国思想史・一橋大名誉教授)は、「中国の革命経験から考えるアジアの共和国」をテーマに講演した。

 冒頭、坂元さんは、「天皇制は、差別抑圧強制の根源であり、習慣化・身体化されている。『日の丸』強要、皇室への敬語・『お言葉』の強要、年号使用の強制〈政府機関・国立大学、民間企業、集合住宅管理組合等〉で明らかだ」と指摘した。また、最近の反右派を含む象徴天皇『翼賛』傾向(とりわけ退位問題以降)、批判忌避空気の現れとして、内田樹の『天皇主義者宣言』、柄谷行人の『憲法の無意識』、白井聡の『国体論 菊と星条旗』を取り上げ批判した。

 「アジアの共和国」に関して①対中国「起源」コンプレックス~漢字文化(漢
字ことば権威)②中国の「天」観念と共和「革命」について史実に基づいて検証し、「中国の君主専政政体はヨーロッパの場合に比して、中国は広大な地で独裁するだけに統治の網の目が粗らかった」と指摘。

 さらに中国同盟会(1905)の『民報』、人類館事件(1903)、亜洲和親会
(1907)から第一次世界大戦と中国、満州事変(1931)と国共内戦などの歴史的評価をしながら「中国の漢字文化そのものに革命思想はあったが地大人多による『共和』かつ『民主』の困難性もあった。日本は、中国の漢字文化にコンプレックスを持ち、真似をしながら天皇制を万世一系などとデッチ上げた。北朝鮮、韓国、中国、沖縄を直視できないことと繋がっている」と批判した。

 「反天皇市民1700ネットワーク」、「大分の島田雅美さん」からの連帯メッセージが紹介。

 中川信明さん(靖国・天皇制問題情報センター/練馬教育問題交流会)は、「今度こそ、元号とサヨウナラするために~元号反対運動の実践と展望」について次のように報告した。

 「元号反対運動の3つのピークがあった。1979年の元号法制化反対運動。1989~
1995年の〈昭和から平成〉やめよう!元号運動を行い、東日本と関西で署名運動を展開した。2017年、元号いらない署名運動の取組みだ。次の一手に向けてどうするか。年号に関して①広報物の年月日記載めぐって②国・自治体・民間企業などの手続き書類をめぐって③国・自治体などが個人に発行するものをめぐって―の3つのステージがある。これらの攻防を共有化し、次への可能性を探っていく必要がある。元号反対!改元拒否の世論形成のための署名運動を取組みながら具体化していこう」。

 大沢ゆたかさん(元立川市議)は、「元号改訂に関する2018年立川市予算委員会での質疑から」について報告し、「『元号、西暦の併記を考えている自治体』を調査した。23区26市のうち西暦のみが1市(町田市)、元号のみが2市(清瀬市、稲城市)、元号と西暦併記が5区市、併記検討中が10区市、検討していないが21区市、その他が10区市だった。東京都は必要に応じて元号・西暦併記だ。さらに『平成元号を使用しているシステム数 元号改定に伴う作業とシステム変更とその経費』についても調査し、巨額なカネが使われることがわかった。自治体に対して西暦を書かせろと要求していくことが必要だ。元号費用について決算時でどれだけ使ったのかをチェックし、公表していくことも必要だ。天皇のためにムダなカネを使うことはない」と訴えた。

 連帯アピールが茨城・戦時下の現在を考える講座、「オリンピック災害」おことわり連絡会、アジア資料センター、あいち代替わり・植樹祭を考える会(仮)から行われ、最後に主催者から今後の署名運動の提起があった。


(Y)

報告 : 報告:2020東京オリンピックいらない! まだ間に合う、返上しよう!7.22原宿 アピール&渋谷デモ

配信:オリンピック「金権五輪」の実態をあばく

 7月22日、「オリンピック災害」おことわり連絡会は、午後四時から東京・原宿駅前の神宮橋で「2020東京オリンピックいらない! まだ間に合う、返上しよう!原宿アピール&渋谷デモ」を行った。酷暑の中で100人のアピール集会とデモが行われ、多くの人々の注目を集めた。

 最初の発言者はスポーツジャーナリストの谷口源太郎さん。谷口さんはオリンピックが「マネーファースト」の拝金主義に貫かれていることを厳しく批判した。

「オリンピックでは一兆円を超す興行収入があり、NBC(米国の放送資本)な
どは放送権料として2000憶円も支払っている。放送権料や企業からの収入で多くの贈収賄逮捕者が生まれ、懲役年数を合わせると50年になる」と金権五輪の実態を暴露した。

 1925年生まれで、1932年のロスアンゼルス五輪をラジオで聴いた記憶があるという元教員の北村小夜さんは「オリンピックの弊害は道徳教育・愛国心教育の強化にも示されている」と語り「こんなオリンピックはいらない。返上しよう」と訴えた。「反五輪の会」メンバーで障がい者学校の教員である仲間は、「スポーツの本質は『排除』でもある。五輪教材には都合の悪いことは何も書かれていない。オリ・パラ教育に反対し転校を強要されたり、授業を外されたりする教員も出ている」と語った。

「人権」「復興」にだまされるな

 元大学教員の鵜飼哲さんは、オリンピックが国策教育と深い関係にあることを指摘し、1952年の「主権回復」とヘルシンキ五輪、1964年の東京五輪開会式での昭和天皇裕仁の開会宣言の例を挙げた。そして天皇代替わりと連動した2020年東京五輪が1963年のベルリン五輪=ナチス五輪との相似性を持つものとなる危険な構造を提起した。

 武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)の杉原浩司さんは、「オリンピック
が呼び込む軍事体制」をもテーマにした「川崎でイスラエル軍事エキスポを考えるシンポ」(8月3日)を紹介した。

反五輪の会の首藤久美子さんは「オリンピックが儲かるということで、皆さんの
生活が良くなるのか」と注意を喚起し、「明治公園、宮下公園からの野宿者の排除、都営住宅の解体と住民追い出し」を厳しく批判した。次に宮城県気仙沼市の木村さんは、福島原発事故災害が終わっていない現状の中で、「復興」を口実に東京五輪が使われていることを厳しく批判した。

 東京にオリンピックはいらないネットの渥美さんは「小池東京都知事は、オリ
ンピックで『人権尊重』と言っているがまやかしだ。引っ越し代を一銭も支払わず強行した都営霞ヶ丘住宅の取り壊しは地域コミュニティーの破壊だ。オリンピックこそ人権破壊のかたまりだ」と糾弾。さらにパレスチナ連帯運動に取り組んでいる八鍬さんは、イスラエルにとってはオリンピックこそ「サイバー攻撃」を口実にした「人権破壊のショーケース」となっていると批判し、大榎さんは福島原発事故の放射線被害を隠蔽したまま行われる「復興五輪」の内実を指摘した。

 集会後、原宿から渋谷へ多くの人びとでにぎわう街中を「オリンピックはいら
ない」と訴えた。  

(K)


案内 : 2020東京オリンピックいらない!まだ間に合う、返上しよう!原宿アピール&渋谷デモ

2020東京オリンピックいらない!
まだ間に合う、返上しよう!


原宿アピール&渋谷デモ

◎日時:7月22日(日) 
 16時〜:アピール
 17時:デモ出発

◎場所:原宿駅前・神宮橋
    JR原宿駅(表参道口)
    地下鉄千代田線神宮前駅(出口1)すぐ

★2020東京オリンピックいらない!これだけの理由
(1)「アンダーコントロール」という大嘘
(2)資材・人材枯渇で復興阻害
(3)嘘と賄賂で射止めた招致
(4)利権に群がるゼネコン・JOC・競技団体
(5)暗部を報じない協賛マスコミ
(6)後は野となれ祝祭資本主義
(7)野宿者追い出し再開発
(8)「日の丸」万歳!メダルを集めろ!五輪憲章無視の国威発揚
(9)児童・生徒を大動員
(10)ボランティアという無償労働者
(11)パラリンピックが生み出す新たな差別
(12)共謀罪も成立させるデタラメ
(13)監視強化・治安強化で警察焼け太り
(14)勝利至上主義がつくり出す薬漬けアスリート
(15)原発事故隠し・再稼働への大イベント

etc, etc ...



◎主催:「オリンピック災害」おことわり連絡会

連絡先
東京都千代田区神田淡路町1-21-7
静和ビル1階A スペース御茶ノ水(ATTAC首都圏気付)

info@2020okotowa.link
http://www.2020okotowa.link

fb.com/1378883338802691
twitter @ okotowa_link

★カンパ振込先 郵振 00120−7−324492
 名義  「オリンピック災害」おことわり連絡会」


報告:明治150年と領土問題~真実の歴史を見つめ直す集会

独島展示 6月30日、「明治150年と領土問題~真実の歴史を見つめ直す~」集会(主催:実行委員会、「竹島の日」を考え直す会)が連合会館で行われた。

 安倍政権は、「明治150年」関連施策各府省庁連絡会議/内閣官房「明治150年」関連施策推進室を設置し、「明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なことです」などと称して、中央・各地で「明治150年」賛美キャンペーンを繰り広げている。明治政権の侵略主義と排外主義の歴史を正当化し、居直りながら「北方領土」、「竹島」、「尖閣諸島」を「固有の領土」とでっち上げ続けている。すでに小学校の社会科・中学校の地理・公民・歴史において歴史の偽造教育も行っている。連動して内閣官房領土・主権対策企画調整室は、「領土・主権展示館」(市政会館)を常設し、竹島と尖閣諸島の関連資料を展示し、子どもをターゲットにした「じゆうちょう」(竹島と尖閣諸島の塗り絵)も配布するほどだ。

 このような「領土ナショナリズム」キャンペーンを許さず、史実にもとずく反論陣形を作り出していくために集会が行われた。

 趙吉夫さん(「竹島の日」を考え直す会・代表)から主催者あいさつが行われ、「この会は、けっして反日でも、嫌日でもない。3月の大阪集会では、初めてヘイトスピーチの妨害があった。接近したが、『出ていけ』『よその国に来てウソをつくな』などと話にならない。真実を学習していくのが苦しくなってきている。安倍総理大臣になってから、とくにそのように感じるのは、僕だけでしようか。『領土・主権展示館』に行ってきましたが、『相手国の主張も明示されたらいかがでしょうか』とアンケートに答えておいた。日本の主張は真実ではない」と強調した。

 李相模さん(韓国慶尚北道 独島財団代表理事)は連帯あいさつを行い、「今日のように一緒にセミナーができて嬉しいです。南北会談、米朝会談が行われた。戦争が終る流れだ。戦争は嫌いだし、平和が大事だ。東アジアの流れは平和の時代になればいいし、人々によって作ることもできる。一緒に作り上げていこう」と訴えた。

 黒田伊彦さん(「竹島の日」を考え直す会副代表)は、「明治150年の侵略思想と竹島・独島問題」をテーマに講演。

 黒田さんは、
①侵略と差別の明治150年史観を撃つ
②吉田松陰の海外膨張・侵略
主義と坂本龍馬の竹島開拓策動
③国権に対置する民権力としての米騒動100年
④朝
鮮の植民地化のさきがけとしての独島(リアンクール岩)の強奪
⑤侵略思想を克
服するために、福沢諭吉を1万円札から追放する民衆運動を!について提起。

 さらに黒田さんは5月に韓国の中学生3人が島根県の中学校五六校に竹島教育批判の手紙を送ったことを報告し、「日本政府の竹島見解を書かせた国定教科書によって思想統一を図ろうとしている。国策に都合の悪い情報として、

①江戸時代
の竹島は朝鮮領との認識
②日本は無関係という太政官指令
③日露戦争時の竹島・
独島強奪

など隠蔽して情報操作している。『固有の領土論、不法占拠』の一方的
決めつけは『敵』意識を扇動し、在日韓国人児童・生徒と日本人生徒を分断・対立させ『いじめ』を生む危険性を持っている」と批判した。
 
 久保井規夫さん(「竹島の日」を考え直す会理事長)は、「領土問題は明治に生じる~『固有の領土』論の破綻 長久保赤水、林子平、松浦四郎たちと領土問題」というテーマで会場の机に「幕末・維新の地理学者と領土問題史料」を展示した。久保井さんは、長久保赤水、林子平、松浦四郎が作った地図等について説明し、日本政府の竹島=固有の領土規定を反論した。
 
 パネル討論では増田都子さんが「高校学習指導要領の改訂と領土問題」、国富建治さんが「政府の『領土・主権展示館』批判」―それぞれ問題提起。質疑応答を行い、論議を深めた。今後も日本政府の「明治150年キャンペーン」「領土ナショナリズム」の展開を監視し、具体的な史実に基づく批判を共に行っていくことを確認した。

(Y)


案内:明治150年と領土問題~真実の歴史を見つめ直す~


明治150年と領土問題

 ~真実の歴史を見つめ直す~

 

日時:2018630日(土)13時半~17時(開場1315分)

会場:連合会館 201号室 (メトロ 新御茶ノ水駅 B3出口すぐ) 

会費:500

主催:明治150年と竹島・独島を考える集会 実行委員会

   「竹島の日」を考え直す会

 

◎主催あいさつ
国富建治  明治150年と竹島・独島を考える集会 実行委員会

  吉夫  「竹島の日」を考え直す会 代表

 

◎連帯あいさつ
李相模  韓国慶尚北道 独島財団 代表理事

 

◎講演 

明治150年の侵略思想と竹島・独島問題

黒田伊彦 「竹島の日」を考え直す会 副代表

 

◎原本史料展示・解説
領土問題は明治に生じる~「固有の領土」論の破綻

 長久保赤水、林子平、松浦武四郎たちと領土問題

 《竹島=独島》、《琉球、尖閣=釣魚諸島》、《蝦夷=北海道・北方領土》

久保井規夫 「竹島の日」を考え直す会 理事長

 歴史学名誉博士、アジア民衆歴史センター主宰

 

◎パネル討論

高校学習指導要領の改訂と領土問題    増田都子

政府の「領土・主権展示館」批判     国富建治

韓国中学生の日本の竹島学習批判の手紙  黒田伊彦

 

■主催■ 明治150年と竹島・独島を考える集会 実行委員会

東京都渋谷区初台1-50-4-103 

新時代社 気付 電話03-3372-9401

 

報告:天皇『代替わり』と安保・沖縄を考える4・28―29連続行動

29 4月28日、「天皇『代替わり』と安保・沖縄を考える4・28―29連続行動」(主催:実行委)の一環として「 明治150年:日本(ヤマト)による沖縄差別を問う―近代天皇制国家形成から日米安保体制のもとで」を掲げた集会が文京区民センターで行われ、106人が参加した。

 1952年4月28日、フランシスコ講和条約と日米安保条約の発効によって沖縄を「本土」から切り離し米軍による沖縄への軍事支配を承認し、米軍基地の過重な負担を押しつけた。沖縄では「屈辱の日」として抗議し続けている。

 安倍政権は天皇制賛美の「明治150年」キャンペーンを展開し、連動して天皇明仁・美智子は3月27日~29日に沖縄を訪問した。実行委は沖縄と日本(ヤマト)の関係、天皇制の役割について分析し、第一が日本と沖縄が生み出し続けている矛盾や「違和」を消去させ、日本の沖縄支配を正当化し、住民を政治的・文化的に「再統合」していくものであり、第二は遺族に「寄り添い」、「慰撫」するとされるふるまいを通して、天皇制国家の戦争・戦後責任を観念的に清算し消去してく装置であることを批判した。さらに「与那国への陸自配備、宮古島や石垣島、沖縄本島への配備計画など、軍事的な対中国シフトを強化している現政権の志向と、天皇の沖縄訪問とが、今回とりわけ露骨にリンクしていた」(集会宣言)ことを明らかにした。

 集会は、天野恵一さん(実行委)の問題提起から始まった。天野さんは、新崎盛暉さんの死去(3月31日)を通して、あらためて新崎さんが問い続けてきた課題について「日米安保体制の歴史と現在、そしてこれから」(PP研50号)、「戦後アメリカ―日本―沖縄 関係の原型」(運動〈経験〉37号)などを整理し、何を継承していくのかや今後の反天皇制運動の課題について掘り下げていった。

 湖南通さん(那覇市出身、日本近代法史研究)の「お話」。

 冒頭、辺野古新基地反対・キャンプシュワブゲート前500人6日間連続行動において座り込み闘争に対する機動隊の暴力によってけが人が続出しつつも、断固して闘いぬいたことを報告し、さらなる現地結集と連帯を呼びかけた。

 さらに「明治150年:日本(ヤマト)による沖縄差別を問う」をテーマに①幕藩体
制と天皇②明治政府による法的差別③国防の人柱とされる沖縄―日本本土の盾に④米軍統治時代から沖縄返還以降について提起した。

 その中で「沖縄における公用地等の暫定使用に関する法律」(1971年制定)、地方分権推進一括法(1999年)をとり上げ、「公用地法は、米軍に自分の土地を提供することを拒否する反戦地主の土地をも強制的に借り上げることを可能となり、沖縄だけに適用される。地方分権法は米軍に提供する土地を総理大臣の一存で取り上げができるようになった。これらの法を多数の国会議員によって制定された。このような議員を選んだ日本の有権者には、沖縄の基地を集中、固定化する差別立法を成立させた責任の一端がある」と批判した。

 連帯アピールが 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、沖縄の元海兵隊員による性暴力殺害から2年 基地・軍隊はいらない! 4・29集会、警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法住民訴訟、優生手術に対する謝罪を求める会、安倍靖国参拝違憲訴訟の会、元号はいらない署名運動から行われた。

4・29反「昭和の日」デモ

 連続行動の二日目、4・29反「昭和の日」デモが行われ、100人が参加した。

 常盤公園で前段集会。前日の集会の報告および、天皇制の戦争貢任・植民地支配責任を問い、天皇裕仁の誕生日として賛美することを許さない反「昭和の日」デモの意義について意志一致した。さらに連続行動が来年の天皇「代替わり」に反対していく取り組みのステップとしてかちとられていることを確認した。

 参加諸団体のアピール後、デモに移り、機動隊の不当なデモ規制を許さず、銀座一帯にわたって「安倍政権の改憲を許さない!天皇制はいらない!天皇『代替わり』賛美をやめろ!『昭和の日』いらない!沖縄辺野古新基地建設反対!」などのシュプレヒコールを響かせた。

(Y)

案内 : 天皇の沖縄・与那国訪問を問う3.24集会

天皇の沖縄・与那国訪問を問う3.24集会

報告「自衛隊配備と天皇の与那国訪問」
    大仲 尊 さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
報告 「アキヒト天皇と沖縄」
    天野恵一さん(反天皇制運動連絡会)

[日 時] 3月24日(土)18:00 開始
[会 場] 駒込地域文化創造館 (JR&地下鉄南北線・駒込駅からすぐ)
[資料代]500円

■来る3月27日から29日にかけて、アキヒト天皇が沖縄・与那国を訪問する。

■アキヒトが沖縄入りする3月27日は、139年前(1879年)に内務官僚・松田道之が、軍隊300名と警官160名余を率いて首里城に入り、琉球国王に城の明け渡しを求め廃藩置県を布告した日である。

■また翌28 日にアキヒトは、初めて与那国島を訪問するが、この日は、ちょうど2年前(2016年)に、自衛隊与那国駐屯地が開設され、与那国沿岸監視隊(150名程度)が配備された日にあたる。

■与那国だけでなく、宮古島、石垣島、奄美大島にも自衛隊配備が強行されつつある中での、自衛隊開設記念日の天皇の訪問は何を意図するものなのか。

■「象徴としてのありかた」を模索してきたというアキヒト天皇の今回の沖縄・
与那国訪問の意味を問う。


主催 ●天皇「代替わり」と安保・沖縄を考える4.28-29 連続行動実行委員会
【呼びかけ団体】(2018年3月6日現在)
アジア連帯講座/研究所テオリア/立川自衛隊監視テント村/反安保実行委員会/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」の強制反対の意思表示の会/靖国・天皇制問題情報センター/労働運動活動者評議会
【連絡先】090ー3438ー0263

案内 : 天皇「代替わり」と安保・沖縄を考える4.28-29連続行動

天皇「代替わり」と安保・沖縄を考える4.28-29連続行動

●4月28日(土)
明治150年:日本による沖縄差別を問う
——近代天皇制国家形成から日米安保体制のもとで
[お 話]湖南 通 さん(那覇市出身,日本近代法史研究)
[日 時]4月28日(土)18:00開場/18:15開始
[会 場]文京区民センター・3A(地下鉄春日駅・後楽園駅からすぐ)
[資料代] 500円

●4月29日(日・休)
4・29反「昭和の日」デモ
[日 時]4月29日(日)13:00集合/14:00デモ出発
[集合場所]柏木公園(予定)(西新宿7-14 *JR新宿駅西口より徒歩6分)

■武力によって大日本帝国(天皇制国家)の版図へ強制的に組み込まれ,皇民化政策のもとで植民地的支配を自ら被りながらも,侵略・植民地支配の先兵として動員され,さらに,本土防衛の「捨て石」とされ,住民の4人に1人が戦争で殺された沖縄。

■敗戦後も米国軍政下に置かれ,日本(ヤマト)の「主権回復」後も裕仁天皇の
メッセージによって占領状態が継続され,「復帰」後にも米軍基地(日米安保体制)の過重な負担を押しつけ続けられている沖縄。

■日本国家は,「明治」から「昭和」にかけての戦争・植民地支配政策の推進とその破綻(敗戦)の負担も,戦後の平和憲法のもとで併存したアメリカ核軍事力に依存した日米安保体制の負担も,沖縄に押しつけ続けてきた。

■今年政府は,「明治の精神に学び,日本の強みを再認識する」という「明治150年」キャンペーンを展開している。「明治150年」とは近代天皇制の150年である。日本(ヤマト)によって沖縄との間に作り出されてきた関係は,政府の賛美とは逆に,その醜悪な構造を露わにする。この沖縄と日本(ヤマト)の関係をみすえる集会を持ちます(4月28日:沖縄デー)。また,天皇制の戦争責任・植民地支配責任を問い,歴史の改竄を許さない,反「昭和の日」デモも行います(29日:裕仁の誕生日)。ぜひ多くの方のご参加を!

主催 ●天皇「代替わり」と安保・沖縄を考える4.28-29 連続行動実行委員会
【呼びかけ団体】(2018年3月6日現在)
アジア連帯講座/研究所テオリア/立川自衛隊監視テント村/反安保実行委員会/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」の強制反対の意思表示の会/靖国・天皇制問題情報センター/労働運動活動者評議会
【連絡先】090ー3438ー0263


報告:2.25『日の丸・君が代』強制反対!10・23通達撤回!総決起集会

25日の君 2月25日、都教委の暴走をとめよう!都教委包囲首都圏ネットは、「『日の丸・君が代』強制反対!10・23通達撤回!総決起集会」を東京しごとセンターで行い、90人が参加した。

 2003年、石原都知事と東京都教育委員会は、グローバル派兵国家建設と連動して新自由主義と愛国心教育路線の一環として「10・23通達」(校長の職務命令により、入学式・卒業式での国歌の起立斉唱・ピアノ伴奏を強制)を強行した。

「日の丸・君が代」強制反対と10・23通達撤回運動は、教育現場、地域、裁判闘
争などで闘ってきた。だが都教委は再雇用職員・再任用・非常勤教員等の合格取消・採用拒否なども行い、不当処分された教職員は延べ482人だ。しかも東京地裁で減給処分を取り消された都立高校教員二人に対し、その報復として七年前、八年前の事案で、新たに戒告処分発令(2月21日)を強行している。都教委の悪質化が強まる中、改憲―天皇代替わりに反対し、今春の学校の卒業式・入学式に強行される「日の丸・君が代」強制に抗議していく集会が行われた。

 開会あいさつを見城﨣樹さん(包囲ネット)から行われ、「総決起集会は14回目になる。安倍内閣は、『明治150年』を提示し、改憲と天皇代替わりの問題を突きつけている。『共謀罪』制定を許し、安倍政権が存続し続けている。この間の闘いを切開しながら、この状況を突破していく方向性をたぐり寄せよう。新たな団結を作りだしていく結集軸、戦略を作りだしていこう」と発言した。
 
 講演が小倉利丸さん(評論家・元富山大学教授)から行われ、「『明治150年』と改憲攻撃―『日の丸・君が代』強制反対の闘いの意義」をテーマに問題提起した。

 小倉さんは、①近代150年の断絶と継続②憲法とナショナリズム③憲法はナショ
ナリズムとどのような関係をもつのか④日の丸・君が代とオリンピックをめぐるナショナリズムの攻勢について提起。

 そのうえで「戦争法規という重要な課題は、武器や兵器を廃棄するだけでなく、
戦争の心情を形成する国家や国民へと収斂するアイデンティティ形成の文化的イデオロギー装置をいかかにして打ち砕くか、ということだ。オリンピックでいえば、『日の丸・君が代』は、歴史の記憶のなかの戦争との繋がりだけでなく、スポーツそれ自体に組み込まれた敵意の醸成の装置になっている。私たちが議論すべきなのは、近代国家としての日本と資本主義としての日本、この二つの日本を文字通り総括して継ぎの社会を『日本』とは呼びえない何ものかとして構想する創造/想像力としてどのように獲得するか、という徹底した『夢』を追求し続けることではないかと思う」と集約した。
 
 「闘いの現場から」では、佐野通夫さん(「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会)、東京「君が代」裁判第四次訴訟、根津らの「君が代」解雇をさせない会、道徳教育の教科化と闘う教育労働者、千葉県立高校で闘う仲間、「学校でのオリンピック・パラリンピック教育の強制おことわり」を取り組む仲間、破防法・組対法に反対する共同行動、練馬自衛隊基地ウォッチング、大阪の「『日の丸・君が代』処分状況と処分撤回闘争などから、この間の闘いの報告と今後の取り組みについての紹介が行われた。

 主催者から卒業式のビラ撒き行動の提起。最後に「集会アピール」を採択し、「天皇代替わりを迎える時代における『日の丸・君が代』強制反対の闘いを進めていく。『明治150年』と改憲攻撃―『日の丸・君が代』強制反対の闘いを一体的に進め、教職員・労働者・市民・学生の共同した闘いで今春期の攻防を闘いぬこう」と意志一致した。

(Y)

報告:「代替わり」と近代天皇制150年を問う!2.11「反紀元節」集会・デモ

11写真  2月11日、「代替わり」と近代天皇制150年を問う! 反「紀元節」2.11行動は、全水道会館で反「紀元節」集会を行い、180人が参加した。

 安倍政権は、グローバル派兵国家建設の一環として憲法九条改悪を射程に、
「天皇代替わり」と「明治150年」を結びつけながら民衆統合を強化しつつある。「産経新聞」(2・11)は、「社説」で中国・北朝鮮脅威を煽りながら「こんなときこそ明治の、ひいては神武創業の精神を思い起こし、政府主唱の下、国民が団結して日本の平和と国民の安全を守り抜く覚悟を決めねばならない」と叫び戦争遂行=死を強要する主張を展開するほどだ。しかも政府主催の「紀元節」式典(2005年から中止)が開催できない状況にいらだちながら政府主催で開催せよと言い出している。

 連動して天皇主義右翼らの「建国記念の日奉祝式典」(明治神宮会館)では、改憲と戦争煽動決議、高村正彦副総裁(自民党)・松沢成文参議員(希望の党)・石井苗子参院議員(日本維新の会)が決議と同様の発言を行っている。

 2・11行動は、安倍政権の野望を許さず、連動してデッチ上げの「紀元節」(初代神武天皇の即位)を「祝日」とした「建国記念の日」と称した天皇制強化に抗議する行動を行った。

 集会の冒頭、立川自衛隊監視テント村から緊急アピール。

 「この間、テント村が反天皇制運動を取り組んでいるということでテントの宣伝カーが右翼に壊されてきた。今日も反『紀元節』デモに使う宣伝カーを駐車している周辺を右翼の街宣車が取り囲んでいた。テントの事務所前にも右翼街宣車が来ていた。しかも警察は右翼を見守っていた。こういう事態でテント宣伝カーは、本日のデモに参加することができなくなった。右翼は、テントの宣伝カーが出なければデモができないと思っているらしい。この右翼の攻撃を跳ね返していくために共に考えていく必要がある。反天皇制デモに参加する宣伝カーを増やしていく努力が必要だ」と訴えた。警察権力と天皇主義右翼が一体化した「天皇制と暴力」弾圧を許さず、跳ね返していくスクラムを強化していくことを参加者全体で確認した。

 集会基調報告が実行委から行われ、①「建国記念の日=紀元節」をめぐる問題
②「明治150年キャンペーン」に反対しよう③「天皇退位特例法」と天皇状況④「天皇制国家劇場の連続興行」と改憲にNOを!―を提起した。

 とりわけ「『明治150年』(2018年)は、新天皇即位・改元(2019年)、新天皇の国際デビューである東京五輪(2020年)と連続する『天皇制国家劇場の連続興行』の皮切りとなる」と批判し、「私たちは、天皇の代替わり過程における国家儀礼・儀式に対する抗議の声をあげるとともに、戦後つくり上げられてきた天皇による国家統合のさまざまな仕組み(植樹祭、海づくり大会、国民体育大会、慰霊追悼のたび、被災地慰問等々)に対して執拗にNO!の声を上げ続ける」と強調するとともに、「明仁天皇の3月27~29日の沖縄訪問が『明治150年』の当初から今日まで連続する日本(ヤマト)国家による沖縄の植民地(的)支配、構造的差別構造を改めて厳しく問わなければならない」と宣言した。

 太田昌国さん(民族問題研究)は、「明治150年=近代天皇制を問う」をテーマに次のように講演した。

 「明治国家を評価する『明治論』に大きな影響を与えたのは司馬遼太郎の『坂の上の雲』などの関連諸作品であった。しかし、登場人物の会話は仮構性であるとことを気をつけなければならない。さらに、ペリー来航(1853)の過大視の限界があった。すでに外国船は、ロシアは18世紀後半から、欧米船も19世紀初頭から日本近海へ現れていた。江戸鎖国時代にとって外洋に面する諸藩の危機感が深まっていた。薩摩、長州連合の主導によって幕府が倒され、明治国家を形成していく。この近代国家の形成過程のイデオロギーを美化し、継承していくのが『新しい教科書運動』、『歴史修正主義』、日本会議などであった。これらを基盤にして第一次安倍政権の成立(2007)とともに在特会などが公然と民族排外主義が台頭してきた」。

 「鎖国に対し開国を迫られた。その中で中国のアヘン戦争の敗北を見ながら欧米の圧力に対して、開国派、ヨーロッパの植民地主義に学びながら強力な国家建設派の攻防があった。国家建設派の勝利によって明治新政府が発足する(1868)。その後、蝦夷地の併合を強行し、アイヌ民族を全面的に支配していった。ロシアとの対抗を維持しながら軍事的にも強化していった。さらに江華島事件(1875)を契機にして朝鮮半島支配に向かう。近代国家に組み入れるために1879年の『琉球処分』があった。明治国家は、吉田松陰が指示した道筋をたどっていった。最終的に1945年の結末を迎える。私たちとは真逆な勢力が政権の座におり、安倍政権は六年以上も続いている。支える層は、一握りではなく社会層として存在している。困難な状況にあるが、私たちは対峙している」。

 「簡単にこの状況を突破できないが、植民地主義問題をやり過ごしてきたことは確認しなければならない。思想的立場、歴史的立場、実践的な活動などの不十分であった結果だ。植民地主義を十分に清算し切っていない問題が根っこにある。ピョンチャン・オリンピックの行動、安倍政権の言葉の一つ一つに植民地主義の痕跡が日々見られる。アジアとの関係がいまだにゆがんだものとなっている。だからこそ歴史修正主義、排外主義と闘ううえで植民地主義の克服が重要であり、集団的努力を続けていこう」。

 連帯アピールは、 2020オリンピック災害おことわり連絡会、3・1独立運動99周年集会実行委員会、沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック、大軍拡と基地強化にNO!アクション2017、安倍靖国参拝違憲訴訟から行われた。

 集会後、デモに移り、神田一帯に渡って「紀元節反対!天皇のための『代替わり』反対!天皇制はいらないぞ!」のシュプレヒコールを響かせた。

(Y)
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