中国、北朝鮮はどこへ
報告:永井清隆(中国研究)/テーマ:資本主義のおくりびと~立ち上がる中国の労働者
報告:荒沢 峻(新時代社)/テーマ:張成沢はなぜ粛清されたのか? 市場経済システムへの参入と新興層の形成
日時:3月29日(土)/午後13時30分
会場:文京シビックセンター3階会議室C(地下鉄春日、後楽園駅下車)
資料代:500円
主催:アジア連帯講座
東京都渋谷区初台1-50-4-103 新時代社 気付 TEL:03-3372-9401 FAX03-3372-9402
ブログ「虹とモンスーン」 http://monsoon.doorblog.jp/
(画像は住友電工蘇州でのストライキ闘争 2013年8月)
アジアをいかに捉えるか。そのためには各国の政治、経済、民衆など丁寧な分析が優先されなければならないと考えます。今回は、中国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に焦点をあててアジア分析を豊富化していきます。
中国はGDPが世界第二位になり「世界の工場」と言われてますが、その経済成長の裏側で経済格差がひろがり、中国共産党と治安機関による人権侵害、労働者・農民の闘いに対するすさまじい弾圧が繰り返されています。
労働者は、日本企業をはじめとするグローバル資本による搾取に抗して、賃上げ、労働条件の改善を求めてストライキなど様々な闘いを押し進めています。永井は、中国労働者をとりまく状況分析、変革への闘いについて報告するとともに日本の労働者の課題を明らかします。
荒沢は、2013年11月の張成沢(チャンソンテク)国防委員会副委員長の粛清に至る一連の経過を通して見えてきた粛清劇の意図と目的を解き明かします。ここを入り口にして金正恩体制、労働党と軍部、経済、民衆の状況について報告します。
さらに 北朝鮮の核施設再稼働が伝えられているなか核惨事の危険性を訴えています。韓国在住の脱北者たちによる核施設やウラン鉱山の労働者が被曝している情報などを通して、「北朝鮮核開発と核惨事の最大の被害者は北朝鮮人民自身だという観点からの暴露と報道が今こそ必要とされている」と強調します。
2人のアプローチを踏まえ、参加者の意見もクロスさせながら論議を深め、今後の課題、方向性を提示していくことに挑戦したいと思います。ぜひご参加ください。