虹とモンスーン

アジア連帯講座のBLOG

沖縄-反基地闘争

報告:美ら海壊すな土砂で埋めるな5・26国会包囲行動

26沖縄 5月26日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会、基地の県内移設に反対する県民会議、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会の主催で「美ら海壊すな土砂で埋めるな5・26国会包囲行動」が国会正門前、首相官邸前、議員会館前、国会図書館前のエリアで行われ、1万人が参加した。

 安倍政権は、米軍とともに対中国、北朝鮮軍事シフト、グローバル派兵の実戦化に向けて沖縄辺野古新基地建設を強引に進め、警察権力を大量に動員し暴力を前面に押し出してキャンプ・シュワブゲート前の闘いなど沖縄民衆を先頭にした反基地闘争を押し潰そうとしている。しかも県の許可を得ないままの違法な辺野古護岸工事を強行し、6月には辺野古側の浅瀬の海を護岸で囲い込み、土砂を投入することをねらっている。辺野古の海の破壊でしかない。

 ところが基地建設の埋め立て予定地の海底がマヨネーズ並みの超軟弱地盤で活断層の存在もあり、工事そのものが困難な状況に陥ることが明白になってきている。沖縄防衛局は、「当初想定されていないような特徴的な地形・地質」と報告せざるをえない状態なのだ。地盤改良が必要だとしても、設計変更のための県知事の承認を得なければならない新たな困難な事態が発生しつつある。このような人権と環境破壊に満ちた辺野古新基地建設に対して憲法九条改悪反対の闘いと結びつけて国会包囲行動を行った。

 国会包囲実行委員会の野平晋作さんは、「『軟弱地盤と活断層』の言葉を拡散してほしい。辺野古新基地工事の地盤が『軟弱地盤と活断層』であることが明らかになった。政府は『活断層がある』ことを知っていながらウソをついていた。森友・加計問題と同じだ。政府に不都合な真実を隠蔽する安倍政権の姿勢は一貫している。辺野古土砂投入をなんとしても止めよう」と訴えた。

 山本隆司さん(オール沖縄会議事務局長)は、「2013年1月28日に安倍首相に対して沖縄全市町村長が署名した建白書(辺野古新基地阻止、普天間基地閉鎖、オスプレイ撤去)を提出した。県民総意の要求だ。しかし、米軍基地による被害は悪化し続けている。憲法の平和・人権・地方自治をともに実現していこう」と発言。

 安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会共同代表)は、「安倍政権を倒さなければ
沖縄問題は一歩も前進できない。今日、辺野古基地建設に向けて作業車輌300台が入った。瓦礫を運ぶ船も動いている。日本政府と米国が一緒になって民主主義を破壊している。基地建設工事はマヨネーズ地盤、活断層問題があることが明らかになっているが、さらに米航空基地は海抜55m以上の建物を作ってはならないという規定がある。ところが小中学校、国立専門学校、鉄塔などは高さ制限に引っかかっていることが大きな問題となっている。この問題は、政府はすでに知っていたことだ。米国ではジュゴン裁判で一審差し戻しになっており、環境問題が大きく浮上している。辺野古新基地は国際問題として批判が強まっている。世界の人々と共に基地建設を阻止していこう」とアピール。

 さらに福山真劫さん(総がかり行動実行委員会)、高田健さん(9条壊すな!実行委員会)の発言。

 国会議員の発言では近藤昭一立憲民主党副代表(衆院議員)、小池晃共産党書記局長(参院議員)、福島みずほ社会民主党副党首(参院議員)、伊波洋一参院議員(「沖縄の風」)が沖縄辺野古新基地反対と安倍政権打倒を訴えた。

 最後に各地の仲間から取り組み報告と辺野古新基地反対がアピールが行われた
後、全体で抗議のシュプレヒコール、人間の鎖包囲を行った。

(Y)

【沖縄報告】2018年4月18~23日(辺野古500一日目)

沖縄報告2018年4月23日の本文は掲載され次第リンクを張ります。


2018.4.18キャンプ・シュワブゲート前座り込み。工事車両に「不法工事やめろ」とアピール

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2018.4.18キャンプ・シュワブ第1ゲート。米軍車両に抗議。「人殺し工事やめて」「海兵隊は撤退を」

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2018.4.18キャンプ・シュワブゲート前座り込み。この日2回目の資材搬入・強制排除を前に、歌を歌い団結。

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2018.4.18キャンプ・シュワブゲート前座り込みの向かいで、ひとり読経し新基地反対を訴える。

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2018.4.21キャンプ・シュワブゲート前座り込みに150人。終日資材搬入はナシ。稲嶺進前市長も駆けつけ、「勝つまであきらめない」とアピール

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2018.4.21キャンプ・シュワブゲート前座り込みに150人。終日資材搬入はナシ。生物学者の屋冨祖さんがヒメサンゴの骨格を手に埋立阻止を訴え。

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2018.4.23ゲート前連続一週間500人行動。早朝から結集したたくさんの人が座り込み。県警はあえて排除に乗り出した。午前9時。

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2018.4.23ゲート前連続一週間500人行動。座り込みの力を軽く見て排除に乗り出した警察機動隊。午前910分。

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2018.4.23ゲート前連続一週間500人行動。午前11時。ゲート前の人海は、排除されても減らない。

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2018.4.23ゲート前連続一週間500人行動。この日のゲート前行動に参加するためアメリカから駆けつけたVFPの人びと。

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2018.4.23ゲート前連続一週間500人行動。警察の排除は相変わらず乱暴。人に対する節度がない。救護班が倒れた人を看護。12時。

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2018.4.23ゲート前連続一週間500人行動。防衛局は無理やりダンプの進入をはかったが、ゲート前の人波に阻まれ立ち往生。午後1

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報告 : 3.14辺野古埋立て差し止め訴訟判決、山城博治氏らの裁判判決 不当判決糾弾「首相官邸前行動」

IMG_2364三月一四日午後六時半から、首相官邸前で「辺野古埋立て差し止め訴訟判決、山城博治氏らの裁判判決
不当判決糾弾」行動が沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの呼びかけによって行われた。三月一二日、森友学園データ改ざん問題が明らかになり、安倍内閣退陣行動が官邸前や国会前で連日行われている中で、志をいっしょにする行動としても行われた。午後六時半から一時間を沖縄の枠として明けてもらった。

二〇一七年七月二四日、辺野古の新基地建設で県の岩礁破砕許可を得ずに工事を進めるのは違法だとして、沖縄県が日本政府を那覇地裁に提訴した。あわせて工事の差し止めの仮処分申請をした。この裁判は、漁業権の存否、岩礁破砕許可の要否が争点になる。翁長知事は「国は恣意的に漁業権の見解を変えた」と批判した。三月一三日、那覇地裁は辺野古基地建設問題に踏み込んだ判断をせず、門前払い的に国の言い分を認める不当判決を出した。
そして、山城博治さんらの闘いに対して、基地建設NOの圧倒的な民意を背景にした沖縄の民衆の抵抗に対し威力業務妨害、公務執行妨害、傷害罪などをでっち上げ、不当逮捕と長期勾留の弾圧をかけてきた。三月一四日、那覇地裁は山城博治さんに懲役2年、執行猶予3年を言い渡し、他二人の仲間にも不当な有罪判決を言い渡した。

最初に、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが両日の判決を批判し、今後も辺野古新基地建設を許さない闘いをしていくと主催者あいさつを行った。続いて、伊波洋一さん(参議院議員、沖縄の風)が「基地建設による自然破壊に抗議した仲間たちを国が弾圧し、それに追随して裁判所は有罪判決を下した。そして、県の岩礁破砕を認めない決定を却下した。基地建設の中身を問題にすることなく門前払い判決を下した。これを許すことはできない。アメリカで行われているジュゴン裁判が地裁に戻され、重要な局面に来ていて、五月にも判決が出される。都合の悪いことは隠す安倍内閣が窮地に立っている。安倍内閣はいらない。退陣すべきだ」と訴えた。

次に、警視庁機動隊の違法な沖縄派遣に対しての住民訴訟第六回公判が三月一四日にあり、その報告がされた。「都は最初からこの問題で裁判をやる必要がないと、実質審理を拒否してきた。それに対して裁判所は『機動隊派遣の必要性について、都としての説明を次回まで回答しなさい』と要求した。次回は五月二三日、いよいよ実質審理の本番だ。ぜひ傍聴席をいっぱいにして、都の責任を追及し、弾圧のための機動隊派遣を中止させよう」。

日韓ネットの尾沢さんが米韓合同訓練中止を求める三月一八日米大使館行動参加を呼びかけた。昨年一月にMXテレビが「ニュース女子」での沖縄基地建設反対行動をねじ曲げ、ねつ造報道をしたのに対して、謝罪と訂正を求める運動が続けれてきた。運動の仲間が「BPOが問題ある番組であり、是正を求める判断を下したことにより、MXテレビが『ニュース女子』の番組打ち切りを決めた。しかし、MXテレビはこの放送について、謝罪も訂正もしていない。スポンサーのDHC(大手化粧品会社)は地方局で『ニュース女子』で放送することを明らかにしている。地方局での放送を辞めさせるように運動を全国化しよう」と呼びかけ、四月一五日午後六時から、東京・文京区民センターで集会を予定していると発言した。最後に抗議文を読み上げ、今後の予定を提起した。3.24午後2時、新宿駅東口アルタ前集合、その後デモ。4.2午後6時半、防衛省申し入れ行動。5.26国会包囲行動。

IMG_2367「不当判決許さないぞ。山城さんたちは無実、無罪を勝ち取ろう。工事は違法だ。門前払いは許さない。民意は辺野古新基地NO!。海を壊すな、埋め立てるな。不当逮捕繰り返すな。座り込みで阻止しよう」と官邸に向けてコールした。引き続き行われた安倍退陣行動に合流した。この行動は一万人の参加者で官邸前は人で埋め尽くされた。(M)


報告 「護岸工事・土砂投入で海を殺すな」辺野古新基地建設NO!2.25首都圏大行動

DSC_0114 二月二五日午後二時から、東京・東池袋公園で「護岸工事・土砂投入で海を殺すな 辺野古新基地建設NO!2・25首都圏大行動」、集会とデモが行われた、非常に寒いなかではあったが四〇〇人が参加した。

 主催者を代表して、辺野古実の尾沢さんが、「名護市長選は敗北したが、住民は基地を容認したわけではない。六月にも本格的な土砂投入が行われる予定になっている。これを絶対に許さない」と述べた。

 続いて、沖縄から安次富浩さん(ヘリ基地反対協)が電話でアピールした。

 「名護市長選では政府が企業への依頼などの大きな肩入れをし、創価学会によるしけつめが功を奏した。一一月の県知事選では若者対策などいろいろやっていかなければならない。何より大切なのは現場での闘いを大事にし、それを共有化することだ。名護の新市長は普天間基地の県外・国外への移設と日米地位協定の改定を選挙公約とした。現在進めている辺野古での基地建設と矛盾している。これをどうするか追及していかなければならない」と名護市長選問題を提起した。そして、今後起こっている問題点を詳しく提起した。

 「三月一三日、県が起こした埋め立て中止訴訟の一審判決が出る。そして、浜のテントについても行政処分が出てくるだろう。対抗策を考えなければならない。名護市長は菅官房長官に、天下りを要請している。副市長と教育長の人事だ。名護市は政府の代理店に成り下がっている。九月に名護市議選がある。野党が現状の過半数を超え増やす必要がある」。

 「土砂搬入に対する闘い、建設工事遅延をどう作るか、県外からの土砂搬入に
ついて、県の罰則条例がある。それをどのように活用するか。辺野古ダム周辺の土砂の搬入問題もある。埋め立て予定地は活断層がある。ポセイドンの調査結果が出る。アメリカでのジュゴン裁判は五月に結審する。工事が止まる可能性がある。これからも翁長知事に埋め立ての撤回を求めていく。その闘いを県知事選へつなげていく。名護市議補選に出て悔しい思いをしたが、勝つまであきらめない。これからも闘いぬいていきたい」。

 「希望はある。南城市長選でオール沖縄候補が勝った。石垣市長選も自衛隊ミサイル基地配備問題を争点として闘われている。安倍政権は日米安保の要として沖縄の米軍基地を拡充していく。辺野古新基地が完成すればオスプレイ一〇〇機が配備され、全国を飛び回る。自衛隊も一七機配備する。沖縄の問題ではないのだ。核拡散防止条約を拒否し、トランプに賛同する安倍政権をどう倒すか。われわれの闘いはアジアの人々への誠意であり、東アジアの平和を作る闘いだ」。

 次に、抗議船の西川船長が護岸建設の進ちょく状況について報告した。辺野古への土砂搬出反対首都圏グループは「これまでは浅い所の工事しかできていない。今後、鉄の板を入れたり、ケーソン(構造物)を投入し、そこに大量の土砂を投入する。西日本各地からの土砂の搬出もまだできない。アルゼンチンアリなど環境に影響を与える害虫などを入れさせない条例がある。長崎県は沖縄の県条例に従うと言っている。香川県では二月一八日、全国港湾などが反対のイベントを行った」とアピールした。

 練馬で沖縄連帯運動を進めている仲間は「自分たちの問題として、沖縄のことを考えている。沖縄の歴史や文化を知るために、毎年映画祭を開催している。労組と市民団体で集会を行い、自衛隊練馬基地の強化にも反対している」と報告した。

 宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備に反対している仲間は「宮古島の飲料水は地下水だ。自衛隊基地が作られればこの貴重な飲み水が汚染される。とんでもないことだ。昨年一〇月三〇日から工事を始めた。現地で抗議行動を行が行われているが人数が少ない。全国の仲間のカンパ・支援をお願いしたい」と話した。最後に今後の行動提起(3・13沖縄県埋立て中止訴訟判決、3・14山城博治さんらの判決、いずれも午後6時半から、官邸前行動。3・24天皇・与那国島訪問を問う集会・駒込地域文化創造館)とシュプレヒコールを行い、池袋一周のデモに出た。

(M)


資料

ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会より
運動資金のカンパのお願い


宮古島の陸自ミサイル部隊配備反対運動に、いつも連帯・共闘し、心を寄せて下さる皆さまに、深く感謝申し上げます。

 千代田地区の元ゴルフ場では、隊舎の建設のための造成工事が始められていますが、私たちは、工事現場の車両出入ロゲート前での抗議行動、集会開催、チラシ配付、DVD上映会、防衛省や宮古島市長あての要請行動等々、絶えることなく反対運動を続けています。

 横断幕やのぼり旗も、沖縄防衛局に撤去されてもされても、めげないで掲げ
続けています。

 旗や横断幕作成費、チラシ作成の紙、インクなど印刷費、集会会場費、通信郵送費などなど、関わる個人個人の負担で賄っていて、運動資金の余裕がまったくありません。強風でも飛ばない「団結小屋」も作りたいと思います。

 心苦しいお願いではありますが、下記のように郵貯振替口座を開設いたしまし
たので、お知らせと、寄付のお願いを申し上げます。

 物心両面での、ご協力・ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

2018年2月3日
           
ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会
共同代表 奥平一夫 仲里成繁
事務局住所 宮古島市平良久貝287-2 S090-9784-1545(清
水)


郵貯振替 記号番号 01710-5-147047
口座名称 ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会

他行からの振り込み店番

ゆうちよ銀行 一七九店(179)
預金種目 当座 口座番号 0147047


報告 : ジブチでの自衛隊による労働争議弾圧と宮古島自衛隊基地着工に対して11.3緊急行動が行われる

IMG_20171103_16042110月26日付「赤旗」の一面に、昨年6月に自衛隊のジブチ基地において基地労働者90人が解雇され、ストライキなどで解雇撤回を求める労働者たちに対して、自衛隊の部隊が銃を向け威嚇するという事件が報道された。


赤旗の報道によると、雇用主は日本の神奈川にある企業であり、解雇された90人のうち70人は復職を果したが、争議を指導した中心メンバーら20人は争議を継続中で、ジブチの労組から日本政府に抗議文も出されている。ちなみに、この「赤旗」の報道に際しても、日本共産党の幹部たちはツイッター上で沈黙し続けている。


この報道を受けて、南西諸島の自衛隊配備計画に反対してきた「琉球弧自衛隊配備反対アクション」は、この自衛隊による労働争議弾圧事件への抗議と、自衛隊基地建設着工が目前となっている状況に対して、11月3日に首相官邸前で緊急抗議行動を行った。


主催からとして、栗原学さんは「昨年の事件だが、報道され知ってしまったからには日本から誰も抗議の声が上がらなかった、というのではあまりにまずいので抗議を行うこととした」と語った。

「今回の事件は、騒擾や暴動ですらない労働争議への自衛隊部隊の介入という点で、自衛隊は一線を越えている。しかしこれは、グローバル企業の権益を守るという点で、海外派兵の本質そのものを示している事件だ。ソマリアの海賊は減少していると伝えられているが、自衛隊が実績作りのためだけにジブチに基地を作って居座り続けている。南スーダンからの自衛隊撤退を求める運動は一定の盛り上がりを見せて、少なくとも実力部隊の撤退を勝ち取った。ジブチからの撤退も求めていこう」と栗原さんは訴えた。

そして、「内閣府PKO事務局のホームページでは、南スーダン派兵の意義として『ダイヤや鉱物が豊富にある』などとあけすけに書いている。また、イラク派兵に際しても、『見返り』として油田を獲得して『日の丸油田』などと称している。資源獲得のための戦争という点で、いまの自衛隊派兵は戦前の侵略戦争とほとんど変わらない。また、2007年に辺野古の海中調査支援と称して海自艦『ぶんご』が出動し、昨年も高江のヘリパッド建設のために自衛隊ヘリが出動している。沖縄ではすでに『民衆に銃を向ける自衛隊』として立ち現れている。そして、2020年以降には日本版海兵隊と言われる水陸機動団を沖縄本島のキャンプハンセンに配備しようという計画も報道された。琉球弧の軍事化とは自衛隊の侵略部隊化そのものだ。自衛隊配備反対と海外派兵反対を一体のものとして闘っていこう」とアピールした。

宮古島の動きについて、当地出身の下地さんからの訴え。

「宮古島の基地建設予定地にされている千代田カントリークラブで、工事資材搬入用のゲートが設置されていた。敷地内ではすでに工事の整地のために木が切られ始め、実質的な工事が始まってしまっている。また、平安名岬に近い保良地区でも海保の射撃訓練場や弾薬庫が具体化してきている。先の選挙では、自衛隊基地反対を訴えた仲里さんと市議選で石嶺さんが二人とも落選で厳しい状況が続いている。とりわけ、仲里さんは宮古島ではかなりの大差がついた。沖縄県政やひいては反戦反基地運動も、地域の振興とは何か、ということを考え提示していく必要を痛感している。しかしまた、今日のような行動を地道にでも継続していきたい」

参加者にマイクを回して、それぞれ自らの思いを訴える。

西表島から来たという参加者は「島の一部が国立公園指定から外された。石垣島の自衛隊基地と連動して、上陸訓練場にされるのではと警戒している。いま、石垣島やどこの島も中国や韓国からの観光客が多い。しかし、巨大基地が作られ、そして軍事的緊張が日常的になれば、観光もだめになるだろう。それぞれの島と本土と分断されることなく、連帯していきたい」と語った。

他に参加者からのアピールでは、「日米地位協定と同じような不平等条約を日本はジブチに強いている。こういうことも問題視していきたい」、「自衛隊を容認して平和が作れる、という平和運動があるとすればおかしい。憲法九条の実現=自衛隊の廃止をもう一度正面から平和運動は語るべきだ」、「北朝鮮危機を安倍が語るが、その負担をさせられるのがまず南西諸島だ。冷戦が終わっていないのは、アメリカが続けたがっているからだ。そして日本もまたアメリカに追随して、戦争利権で生き残りを図っている。この悪循環を終わらせるための政治の転換や平和外交のあり方を運動の側から模索していこう」などの声が上がった。

参加者20人は、最後に首相官邸にむけて「ジブチから自衛隊は撤退しろ」「自衛隊基地をつくるな」とシュプレヒコールを上げて、この日の行動を終了した。

(F)

【沖縄報告2017年10月28日】フォトレポート

沖縄報告20171028日の本文はこちら

 

2017.10.21済州道カンジョン。毎朝7時に海軍基地正門前で百回の祈りを捧げる「百拝」

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2017.10.21済州道カンジョン。毎日12時、海軍基地正門前の道路一帯で繰り広げられる「人間の鎖」行動

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2017.10.21済州道カンジョン、「サムゴリシクタン(三叉路食堂)」と海軍基地反対の鉄塔。

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2017.10.21済州道カンジョン。「平和の風」のクジュンソさんがピョンテク、クンサンの米軍基地が生み出す環境汚染などの被害について報告。

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2017.10.22済州道カンジョン。聖フランシスコ平和センターの一角にあるムン・ジョンヒョン神父の作業場。「魂」とハングルで掘った木彫りの彫刻をいただいた。

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2017.10.21済州道カンジョン。聖フランシスコ平和センターの一角にあるベトナムピエタ像。ベトナム戦争での韓国軍の暴虐を伝える。

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2017.10.25キャンプ・シュワブゲート前座り込み。警察機動隊による排除に対し、こぶしをあげて抗議。

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2017.10.25キャンプ・シュワブゲート前座り込み。警察の排除は乱暴。力のある若い警察官が女性の腕をねじって運ぶ。

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2017.10.25キャンプ・シュワブゲート前座り込み。工事用ゲート前で待機する工事車両にプラカードを掲げて抗議。

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2017.10.25カヌー80艇、抗議船6隻が参加した海上大行動。パドルをいっせいに高く掲げて「違法工事反対」のアピール。(写真=カヌーチーム千葉さん)

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2017.10.25カヌー80艇、抗議船6隻が参加した海上大行動に連帯する集会。挨拶するヘリ基地反対協安次富浩共同代表。

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2017.10.25カヌー80艇、抗議船6隻が参加した海上大行動に連帯する集会。横断幕のアピールをするカヌー・チーム
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【沖縄報告2017年10月20日】フォトレポート

沖縄報告2017年10月20日の本文はこちら

2017.10.8普天間基地ゲート前座り込み5周年集会。宮城秋乃さんがやんばるの米軍訓練の状況について報告。

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②やんばるの森周辺を低空飛行で飛び回るオスプレイ。電線近くを飛んでおるように見える。

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2017.10.8普天間基地ゲート前座り込み5周年集会。ゴスペルを歌う会のリードで、全員で「We shall overcomeWe shall overcome

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2017.10.18米軍ヘリが炎上大破した事故現場の牧草地の所有者・西銘さんの住宅に集まる取材陣。

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2017.10.18米軍ヘリが炎上大破した事故現場の牧草地の所有者・西銘さんの住宅に集まる取材陣。

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2017.10.18 米軍ヘリが炎上大破した事故現場の牧草地の所有者・西銘さんの住宅に集まる取材陣。現場から出てきた海兵隊の車。

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【沖縄報告2017年10月14日】フォトレポート

沖縄報告2017年10月14日の本文はこちら

2017.10.10辺野古埋立工事差し止め訴訟第1回口頭弁論。法廷に先立ち開催された決起集会(城岳公園)。集会開始前、談笑する議員たち。

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2017.10.10辺野古埋立工事差し止め訴訟第1回口頭弁論。法廷に先立ち開催された決起集会(城岳公園)。翁長知事が決意表明。

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2017.10.10辺野古埋立工事差し止め訴訟第1回口頭弁論。法廷に先立ち開催された決起集会(城岳公園)。手を結んで高く掲げてガンバロー

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2017.10.11キャンプ・シュワブゲート前座り込み水曜行動。テント前の様々なノボリの列。

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2017.10.11キャンプ・シュワブゲート前座り込み水曜行動。機動隊の暴力的な排除に座り込み参加者が抗議の声をあげる。

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2017.10.11キャンプ・シュワブゲート前座り込み水曜行動。ワンちゃんも座り込みに加勢。「埋め立てやめろワン」「機動隊帰れワン」

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2017.10.11キャンプ・シュワブゲート前座り込み水曜行動。テントでの集会で、10.25海上座り込みへの参加を訴えるカヌー・チーム

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2017.10.11キャンプ・シュワブゲート前座り込み水曜行動。機動隊の乱暴な排除の事実を見よ!捻挫、打撲などケガが絶えない。

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2017.10.11キャンプ・シュワブゲート前座り込み水曜行動。資材搬入にプラカードを掲げて激しく抗議。

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2017.10.14辺野古ゲート前テント。ハワイの沖縄4世のロバートさんが「沖縄の基地も反対、ハワイの基地も反対」

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2017.10.14東村高江のCH53ヘリの事故現場。間近の民家の庭から事故機のプロペラがよく見える。

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2017.10.14東村高江のCH53ヘリの事故現場。県警が警備する外周規制線。写真を撮ると言ったら警官が脇によけた。

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【沖縄報告2017年10月7日】フォトレポート

沖縄報告2017107日の本文はこちら

 

2017.9.30訪米報告会に120人。労働運動メンバーがそろって前に立ち、大城紀夫連合沖縄会長があいさつ

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2017.10.3仲里利信事務所開きで、必勝の訴えをする翁長知事 

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2017.10.4キャンプ・シュワブゲート前座り込み。二本線の帽子の機動隊隊長の合図で、座り込み排除にかかる県警機動隊員

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2017.10.4キャンプ・シュワブゲート前座り込み。腕と足をつかんで3人がかりで移動させる。ケガの原因になる危険な排除。人権侵害だ!

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2017.10.4キャンプ・シュワブゲート前抗議行動。座り込み排除の後拘束されながらも強く抗議を続ける

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2017.10.4キャンプ・シュワブゲート前座り込み。手作りのプラカードを掲げる女性。「海は私のいのち」

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2017.10.4キャンプ・シュワブゲート前座り込みの前を通り過ぎる米軍車両。火のマークは弾薬を積んでいることを示す。英語で「爆発物」との表示もある。

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2017.10.4キャンプ・シュワブゲート前。座り込み排除のあと、資材搬入を終え出てくる工事車両に抗議。カメラマンは取材の日テレ。

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2017.10.7キャンプ・シュワブゲート前。オール沖縄主催の土曜県民行動に500人。

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2017.10.7キャンプ・シュワブゲート前。オール沖縄主催の土曜県民行動に500人。

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2017.10.7キャンプ・シュワブゲート前。オール沖縄主催の土曜県民行動に500人。

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2017.10.7キャンプ・シュワブゲート前。オール沖縄主催の土曜県民行動に500人。
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【沖縄報告2017年9月30日】フォトレポート

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2017.9.22 北上田毅さんの辺野古新基地建設の学習会に70人。「工事は防衛局の思い通りには進んでいない」

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2017.9.25辺野古・高江弾圧裁判第12回公判。城岳公園の集会で、糸数慶子参院議員、山城博治さん、三宅俊司弁護士。

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2017.9.25辺野古・高江弾圧裁判第12回公判。 那覇地裁の前に掲げられた横断幕。「三人の完全無罪を勝ち取ろう」

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2017.9.27キャンプ・シュワブゲート前座り込み。警察機動隊の前で、不法な埋め立て工事に反対する座り込みの正当性を訴える平和市民の城間事務局長

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2017.9.27キャンプ・シュワブゲート前。座り込みを排除する警官は乱暴。打撲、擦り傷、捻挫等のけが人が続出。

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2017.9.27キャンプ・シュワブゲート前座り込み。資材搬入を終えゲートから出てくる工事車両に対して、工事反対を訴え。

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2017.9.27キャンプ・シュワブゲート前。島袋文子さんトーカチ祝い。オープニングにトーカチを祝うサンシン演奏。

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2017.9.27キャンプ・シュワブゲート前。島袋文子さんトーカチ祝い。伊波洋一参院議員と握手する島袋文子さん。

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2017.9.27キャンプ・シュワブゲート前。島袋文子さんトーカチ祝い。全員のカチャーシーで3時間にわたる宴に幕。

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2017.9.27キャンプ・シュワブゲート前。島袋文子さんトーカチ祝い。カチャーシーのあと、「勝利の歌」に合わせて全員でラインダンス。

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2017.9.27キャンプ・シュワブゲート前。トーカチ祝いの後行われた県警の排除と資材搬入。基地の金網越しに座り込み排除の様子を「研修」する新人警察官たち。

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2017.9.27キャンプ・シュワブゲート前。トーカチ祝いの後行われた県警の排除と資材搬入。砕石、砂利、砂、ブロック、汚濁防止膜、生コン車等。20170930_12

報告 : 翁長知事の工事差し止め訴訟支援!オスプレイ配備撤回!辺野古新基地建設を許さない10.4集会

IMG_2143 一〇月四日午後六時半から、東京・日比谷野外音楽堂?で「翁長知事の工事差し止め訴訟支援! オスプレイ配備撤回! 辺野古新基地建設を許さない集会」が主催:基地の県内移設に反対する県民会議、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会で開催され、二〇〇〇人が参加した。主催者を代表して、野平晋作さん(国会包囲実行委)と藤本泰成さん(総がかり行動実行委)が発言した。

 野平さん。「①翁長知事が岩礁破砕取消し裁判を那覇地裁に提訴した。初公判が一〇月一〇日に開かれる。翁長知事を支持し、世論を盛り上げよう。②一〇月一〇日は衆院選の公示日。一九九五年に、フランスのシラク大統領が核実験を再開した。その時、タヒチの先住民は、右派政権だろうと左派政権だろうと核実験に反対すると声明した。自公も希望の党も沖縄での基地建設を進める。辺野古基地建設問題を総選挙の争点にし、建設を止めていこう」。

 藤本さんは「安倍と小池が手を結べば戦前の大政翼賛会になる。それを止めるためにも、立憲民主党、共産党、社民党と市民が団結して総選挙に勝利を」と訴えた。

 次に大城悟さん(基地の県内移設に反対する県民会議・事務局長)が沖縄現地の闘いの現状を報告した。

 「四月から海上での工事が着工された。三カ所のうち一カ所の大浦湾側で三〇〇mのうち、一〇〇mまで進んだ。今後、辺野古側のK1、N5護岸に着手する。ダンプでは間に合わないので海上から砕石を投入する計画がある。しかし、大浦湾の海底は大きな窪みがある。活断層ではないか、大型船で調査を繰り返している。地盤が強固でないので、ケーソンなどの投下をどうするのか検討しているのではないか。工事は計画通り進んでおらず、三年遅れている」。

 「陸の辺野古では三時間おき、三回(午前九時、正午、午後三時)にわたり、延べ一六〇~二〇〇台のダンプカーが入っている。そのたびに、抗議の人を機動隊が出て排除している。しかし、みんな笑いながら阻止行動をする余裕が出来ている」。

 「岩礁破砕許可は知事の承認が必要だ。国は漁業権が放棄されたのだから、県知事の許可は必要ないとして違法な埋め立て工事を行っている。国のやり方を許してはならない。オスプレイが次々に事故を起こし、民間空港に緊急着陸している。民間空港を簡単に使用できるようにしている。オスプレイの飛行を中止しろ。人殺しの米軍基地を作らせない。沖縄・全国の力で基地建設を止めていこう。総選挙に勝利しよう」。

 次に、民進党と共産党の参院議員が参加していることが紹介された。



 糸谷欽一郎さん(全国港湾労働組合連合会・中央執行委員長)が土砂運搬を拒否し辺野古を守る闘いの特別アピールを行った。

 「一九七二年、協議会を立ち上げた。この時は職場の要求が中心で政治的運動にはかかわらなかった。二〇〇八年、連合会を立ち上げ、反戦平和を取り組むことにし、辺野古に新しい基地を作るのに反対することにした。何ができるのか。埋め立てのために大量の土砂が運ばれる。この仕事は港湾事業法で法律的制約がある。われわれは違法な土砂搬入を強行したら行動すると決めた。七月、業界団体に『違法な作業を強行するなら実力で阻止する』と通告した。基地をなくすために闘おう」。

 参加した市民団体の発言が続く。辺野古・高江を守ろう国際NGOネットの満田夏花さんは「五月の国会で稲田元防衛相が、普天間基地の代替で辺野古に基地を作ると従来言われていたことを、那覇空港を使わせなかったら(長い滑走を持つ空港を使いたい)、普天間は返さないと米軍は言っていると話した。これはわれわれをだましたことになる。許せない。理不尽な解散総選挙に対して、民主主義・地方分権の立場から、自民党政権と市民の二極対決で闘おう」と話した。

 ジュゴン保護センターキャンペーンの仲間は、「米国・カリフォルニア高裁で出されたジュゴン裁判で地裁への差し戻し判決を説明し、この裁判の行方によっては辺野古の埋め立てを差し止めることになる。そしてヤンバルの森を世界自然遺産に登録することはオスプレイの配備を止めさせることにつながる」と報告した。警視庁の沖縄派兵反対住民訴訟の仲間たちと東日本でのオスプレイの配備に反対する会からの活動報告の後に、全水道の代表が「高江のヘリパッドは森林を伐採し水源地に作られた。これは命の水を奪うことで基地は人権を侵している。嘉手納基地でもその中を通る川がある。基地から有害物質が流れ出る。そのたびに取水制限を行っている。基地撤去しかない。全国の基地をなくそう」と訴えた。

 最後に集会アピールを採択し、「辺野古新基地NO!」などのシュプレヒコールを行い、銀座方面へ向かうパレードを行った。

(M)

【沖縄報告2017年9月23日】フォトレポート

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2017.9.17昨年夏から秋にかけて攻防の舞台となった高江N1裏テント。

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2017.9.17高江。防衛局と警備員が並んだ阻止線を突破して進む。

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2017.9.17高江。北部訓練場G地区ヘリパッドに至る進入路脇の作業ヤード。赤土の山が森を汚染する

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2017.9.17高江Gヘリパッド付近の進入路の工事現場。一部コンクリート舗装されている。

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2017.9.17高江ヘリパッド付近の進入路脇の竹の植え込み。オスプレイの200度をこえる熱噴射に耐えられない。

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2017.9.17高江G地区ヘリパッド。まだオスプレイが使用していないため、表面の芝生は美しい。

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2017.9.20キャンプ・シュワブゲート前集会 。長崎のうたごえ19人による合唱。

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2017.9.20キャンプ・シュワブゲート前集会 。米軍基地の中から登場した機動隊が座り込みを取りまく。

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2017.9.20キャンプ・シュワブゲート前集会 。3人の警官がまるで動物を運ぶかのように座り込みを排除する。人権侵害を許すな。

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2017.9.20キャンプ・シュワブゲート前集会 。拘束されても激しく抗議する中、資材搬入のダンプが進入。

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2017.9.20山城さん、稲葉さん、添田さんの無罪を勝ち取る決起集会に200人。全員でガンバロー。

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2017.9.20山城さん、稲葉さん、添田さんの無罪を勝ち取る決起集会。この日が誕生日の山城さんは花束を受け取り、目に涙。

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【沖縄報告2017年9月16日】フォトレポート

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2017.9.13キャンプ・シュワブゲート前。「沖縄と連帯する島根の会」のメンバー10人があいさつ

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2017.9.13キャンプ・シュワブゲート前。指揮者の「かかれ」の号令に合わせて、機動隊が座り込み排除を始める。

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2017.9.13キャンプ・シュワブゲート前。警官隊の強制排除に抗し、違法な埋立工事の中止を訴え

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2017.9.13キャンプ・シュワブゲート前。資材搬入を終え出てくる工事車両に「埋立工事中止」を訴え

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2017.9.13キャンプ・シュワブゲート前。ゲート横のフェンスの一角で、防衛局職員の説明を受ける米兵たち。

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2017.9.13キャンプ・シュワブゲート前。わがもの顔で国道を通行する米軍車両に対し、路上に散らばり抗議。

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2017.9.15チビチリガマ。遺族の皆さんが壊された壕内と入り口付近を整理し、再び立入禁止の看板を立てた。

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2017.9.15沖縄総合事務局との交渉の席に着く県民会議のメンバー。新都心の合同庁舎5階。

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2017.9.15沖縄総合事務局との交渉に臨む県民会議の面々。新都心の合同庁舎5

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2017.9.16キャンプ・シュワブゲート前のテント。広島県尾道市の退職教職員の会の9人。

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2017.9.16キャンプ・シュワブゲート前のテント。カヌーチームがカヌー100艇による「10.25海上座り込み」への参加を訴え

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2017.9.16キャンプ・シュワブゲート前のテント。通行する車両に「海兵隊撤退」をアピールする。

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【沖縄報告2017年9月9日】フォトレポート

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2017.9.7沖縄戦の日本軍「降伏調印式」の日に合わせて開催された「命どぅ宝うまんちゅコンサート」

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2017.9.7沖縄戦の日本軍「降伏調印式」の日に合わせて開催された「命どぅ宝うまんちゅコンサート」 。歌うよっしー&どぅしんちゃー

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2017.9.9キャンプ・シュワブゲート横のフェンスに取り付けられた横断幕。

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2017.9.9キャンプ・シュワブゲート前の米海兵隊の掲示。

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2017.9.9キャンプ・シュワブゲート前のテントでの座り込み集会。うるま島ぐるみの伊波義安さんがスピーチ

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2017.9.9キャンプ・シュワブゲート前の闘い。メインゲート前で、不法な埋立て工事に抗議してデモ。

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2017.9.9キャンプ・シュワブのメインゲート前。新基地建設阻止をアピール

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2017.9.9キャンプ・シュワブゲート前の「百拝」の祈り。チェジュのキム・ソンファン神父がリードして全員で「海を守れ」と訴え

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2017.9.9キャンプ・シュワブ第1ゲート前。米軍人・軍属の車の前に立ちはだかり、新基地NO!をアピール。
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【沖縄報告2017年9月2日】フォトレポート

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2017.8.1620 石垣島でのアジア平和の海キャンプ。韓国チームが持参した横断幕

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2017.8.16~20石垣島でのアジア平和の海キャンプ。台湾チームが原発に反対する運動を報告。
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2017.8.16~20石垣島でのアジア平和の海キャンプ。沖縄戦当時の海軍平得飛行場の航空機掩体

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2017.8.16~20石垣島でのアジア平和の海キャンプ。日本軍の強制移住により3600人以上が死亡した「戦争マラリア」の碑

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2017.8.16~20石垣島でのアジア平和の海キャンプ。手書きの絵を説明しながら戦争体験を語る潮平正道さん。
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2017.8.16~20石垣島でのアジア平和の海キャンプ。自衛隊のミサイル基地の候補地とされる於茂登(おもと)岳の麓一帯
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2017.8.30キャンプ・シュワブゲート前。資材搬入を終えてゲートから出てくるダンプの列に、埋め立て工事反対を訴え。
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2017.8.30キャンプ・シュワブゲート前テント。兵庫県尼崎市から参加の21人が沖縄との連帯をアピール。

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2017.8.31高江。HGゲート(旧揚水発電所ゲート)を封鎖し、ヘリパッド工事の中止を訴え。

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2017.8.31高江。HGゲートを封鎖する車列。やんばるの森をこれ以上破壊するな!

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2017.8.31高江。HGゲートの車両バリケードの前で座り込む作業員たち
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2017.8.31高江N1ゲート前。警備員が立ち並ぶゲート前で抗議が続く。
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【沖縄報告2017年8月23日】フォトレポート

沖縄報告20178月23日の報告を含む8月26日沖縄報告の本文はこちら

8月23日、朝のシュワブ工事ゲート前での座り込み工事阻止
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8月23日、キャンプ・シュワブのメインゲート前までの抗議デモ
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8月23日午後、キャンプシュワブ工事ゲート。警察権力によるごぼう抜きと不当な路上拘束で県民を排除してしか工事車両が出入りできない。
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8月23日午後、キャンプシュワブ工事ゲート。この後、警察による暴力で座り込み参加者に怪我人と「ころび公妨」で逮捕者(翌日釈放)。沖縄の民意を無視する安倍政権の本質が垣間見える。
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【沖縄報告2017年8月19日】フォトレポート

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2017.8.12 翁長知事を支え辺野古に新基地を造らせない県民大会。45000人参加。

那覇市奥武山陸上競技場。

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2017.8.12 
オール沖縄会議共同代表の玉城愛さん。

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2017.8.12 
山城博治議長。
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2017.8.12 壇上に並んだ訪米団。
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2017.8.12 ピースアクションのポール・マーティンさん
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2017.8.12 辺野古海上行動チーム。
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2017.8.12 翁長雄志知事。
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2017.8.12 NO辺野古新基地」
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2017.8.12 「我われはあきらめない」
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2017.8.12 結んだ手を高く掲げて「ガンバロー三唱」
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2017.8.9辺野古・高江写真展(主催=沖縄平和サポート、県庁前広場)3日間で500人来場した。
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2017.8.9辺野古・高江写真展(主催=沖縄平和サポート、県庁前広場)3日間で500人来場した。
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案内 : 南西諸島自衛隊配備反対9.7アクション

【9月7日、沖縄戦'"真の"戦闘終結の日】
~日本軍の琉球での乱暴狼藉・虐殺を忘れない~
  南西諸島自衛隊配備反対9.7アクション


9月7日(木)19時 国会正門前北庭(国会向かって右岸)

呼びかけ: 琉球弧自衛隊配備反対アクション
TWITTER : https://twitter.com/nobase_ryukyuko
TEL 090-1219-4519?栗原

8回目の自衛隊の南西諸島への配備=派兵に反対アクション。
私たちは、琉球弧での自衛隊配備に反対するということは"「沖縄戦」にこだわる"という姿勢が必要だと思っています。沖縄本島での地上戦開始の4月1日に続いて、今回は「沖縄戦'"真の"戦闘終結の日」である9月7日に行動します。


通常、「沖縄戦」が終結した日は、「6月23日」とされ、沖縄現地でも「慰霊の日」とされています。
しかし、6月23日は、「沖縄防衛」の任についた第32軍司令官牛島満が切腹した日にすぎません。

その後も戦闘は断続的に続き、散り散りになった残存兵たちは沖縄-琉球各地で住民に対する略奪やレイプ・虐殺を繰り返し ていました。

そもそも、この「第32軍」は沖縄に到着するなり住民への略奪とレイプを繰り返し、軍令で「強姦は 厳罰」と繰り返し発せられるほどでした。
しかし、レイプは収まることはなく、その「予防策」として、琉球各地に判明しているだけで146カ所の「慰安所」が設置されました。
「慰安婦」にされた女性は1600人、そのうちほぼ千人が朝鮮の女性、五百人が沖縄出身の女性とされています。

そして、日本軍による住民に対する協力の強制、物資の強制的徴発、「集団自決の強要」、スパイ視による虐殺、強制移住によるマラリアの大量死...
これらのことが琉球各地で引き起こされました。ようやく日米両軍の「停戦」が合意されたのが「9月7日」です。

しかし、米軍の進駐が各島々に及ぶ1945年の12月に至るまで、日本軍の残存兵たちが住民に横暴・乱暴のかぎ りをつくし、琉球各地で住民の日本兵に対する自警団が結成されたほどです。

この恥ずべき歴史について、日本軍の最高責任者だった天皇と日本政府は一度として沖縄-琉球の人々に謝罪もしていません。
そして、この「沖縄戦」の事態を引き起こした後継政府が、今またかつて乱暴狼藉のかぎりを働いた島々に自衛隊という軍隊を送ろうとしています。

「軍隊は住民を守らない」...このことこそが「沖縄戦の最大の教訓」です。
自衛隊新基地計画は、ミサイル基地を作り、基地の司令部は地中奥深くに設置されると伝えられています。

また、この自衛隊の「新基地」は、「隣国の脅威」と「島しょ防衛」を口実にして住民の生活と環境を破 壊しながら、近隣諸国から中東までをうかがう「 侵略の前線基地」として活用されようとしています。

アジアへの侵略戦争で多大な惨禍を与えた日本が、またも「配備」という名の占領によって琉球の人々を踏みにじりながら国境沿いに軍備を増強しようなどと言う計画そのものを許すことはできません。

日本軍の所業を日本政府は琉球の人々に謝罪しろ!
自衛隊配備を許さない!琉球-アジアへの侵略の歴史を繰り返すな!

ともに声をあげましょう!


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報告 : 警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法8・25住民訴訟大集会

IMG_2043都民が働いて納めた税金が、沖縄で弾圧を行う警察官への給与に

警視庁機動隊 沖縄への派遣は違法 住民訴訟大集会


 八月二五日午後六時半から、東京・文京区民センターで「警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法8・25住民訴訟大集会」が警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民監査請求実行委員会の主催で開かれ、一八八人が参加した。主催者あいさつに続き住民訴訟の経過報告が高木一彦弁護士によって行われた。



 警視庁機動隊など全国から機動隊が高江のヘリパッド建設阻止行動を弾圧するために派遣され、反対運動をする人たちへ暴力的に襲いかかり、工事を強行した。これに対して、東京で何ができるかということで、「派遣された機動隊への給与支払いは、違法・不当な公金の支出に当たる」として、二〇一六年一〇月東京都に住民監査請求を行った。しかし、何の審理もすることなく、一一月に却下した。それに対して一二月に一八四人の原告と弁護士代理人六二人で住民訴訟を起こした。

 最初に立ちはだかる壁は、派遣決定が違法だとしても、給与の支給に財務会計法規違反がなければ、警視総監に損害賠償責任はないということになる。これに対して、第二回裁判で、裁判長は「警察法六〇条を見ても、誰が警察官の派遣決定をするのかがよく分からない。法的な権限だけでなく、その運用においても警視総監が機動隊の派遣について事前・事後にどのように関与するのかを明らかにせよ」と都にせまった。このことから門前払い判決はしないのではないか。次に、問われるのが、機動隊派遣が違法なのか、どれほど重大な違法なのかについての実態審理である。

 この裁判は闘う沖縄県民への連帯であると同時に、警察の暴走との闘い、本来自治体警察であるはずの警視庁を、都議会や都民のコントロールの下に置く、東京の住民自治を取り戻す闘いである。



 諸見力さん(全国港湾労働組合連合会、辺野古新基地建設反対対策委員会事務局長)が連帯のあいさつを行った。「二〇一五年九月、辺野古での米軍新基地建設工事は違法であり加担できない。辺野古を埋め立てる土砂の運搬作業を拒否することを決めた。業界に対して、作業を行わないよう求めて労使協定の締結も働きかけている。この闘いは土砂搬出の阻止につながる」。

 次に、高江の闘争で長期勾留された山城博治さんがあいさつした。

 「北朝鮮のミサイル問題で武力と武力の対立をやめさせるべきなのに、安倍は北朝鮮に圧力一辺倒の態度だ。マッハの速度のミサイルをミサイルで撃ち落とせない。戦争をしてはならない。対話で平和をつくるべきだ。安倍は中国の力添えが欲しいと言うが、中国包囲網のため、石垣島、宮古、徳之島、佐賀、佐世保と自衛隊を新たに配備する。中国からすればふざけるなとなる。力と力で封じることはできない。辺野古・高江の基地建設をやめるべきだ。沖縄は今、一千万人の観光客が来て、成り立っている。核弾頭が撃ち込まれ、戦争になれば観光産業が壊滅する。軍事基地は抑止力にならないし、いらない」。

 「昨年、高江の工事を強行するため、全国から五〇〇人の機動隊が派遣された。逮捕されたが闘いはくじけずだ。機動隊を派遣した地元で派遣反対の声が出て来たことが重要だ。これが広がれば警察は自分の仕事のペースが崩れる、プライドがつぶされることを最も嫌う。今後の機動隊の派遣を止めるためにもこの闘いに大きな期待をもつ。高江では補修工事を止める闘いそして、オスプレイの全面飛行を許さない闘いに入る」。

 「今後私の裁判は私の主尋問が始まる。暴力によって民主主義を奪う国家の権力行使が問われる。これでめげない。屈するわけにはいかない。平和を守り、自らの未来をかけて闘う。安倍をくたばらすまでがんばろう」。

 宮里邦雄弁護士が本住民訴訟の意義について話した。

 「住民自治が形骸化している。自治をよみがえらせ、違法な行為を抑止する。法廷の中と外の連携が必要だ。安倍首相は憲法改正をして自衛隊を憲法上の存在にしようとしている。今は法律で決められているにすぎないので憲法の制限が課せられている。加憲して九条に自衛隊が加えられれば、単に現状の追認ではなく、時の政権の思うままに自衛隊が使えるようになる。安倍政権の反憲法的なやり方との闘いとして今回の住民訴訟もある」。



 続いて、山城さんと宮里さんのトークセッションが行われた。

 宮里さん。「宮古島出身。キセンバル闘争の弁護団の一人。一九七六年九月、国道104号線を止めての米軍の実弾演習に対して、一五〇人が基地内に立ち入り阻止行動を起こし、着弾地点で狼煙をあげた。決死的闘いで四人が逮捕・起訴された。立川基地拡張反対の砂川事件で初めて刑特法が適用され七人が有罪になったが、一審で無罪判決(伊達判決)が出された。その伊達さんがキセンバル裁判の弁護団長になった。伊達さんは裁判の最初に、『憲法を忘れてはならない』と発言した。この時は、本土の支持はなく、沖縄だけの闘いであり、今と違い安保反対闘争としての基地反対闘争だった」。

 「一九九六年、大田昌秀知事の時、基地の土地を地主と契約しなければならなかった。しかし、反戦地主が契約を拒否し、土地収用がかけられた。この時、大田知事は署名を拒否した。結局、大田・橋本会談によって基地の縮小に取り組むことになった。大田さんは意見陳述で、『私は被告とされているが、政府が被告になるべきだ。あたな方こそ被告だ』と何回も言われたので、政府側がつい、私たち被告がと言ってしまったというエピソードが残っている。この大田知事の闘いが日本全国に沖縄の基地闘争を広げたきっかけになったのではないか」。

 山城さん。「キセンバルの闘いを原点として闘っている。それまでは沖縄県警とは話し合いができていたが、二〇一五年一一月、警視庁機動隊一〇〇人が高江にきてから様変わりした。命と暮らしを脅かす機動隊になり、私に指揮をとらせないようにした。二〇〇七年から私は高江に入ったがその頃から全国からも支援者が来始めた」。

 「今の状況は辺野古・高江を超えて、与那国、石垣、宮古…と基地建設が進められている。東京に核弾頭が飛んでくるかもしれない。そういう意味ではみんな当事者だ。安倍のスタンスによっては戦争が起こるかもしれない。沖縄で戦争させない」。

 宮里さん。「支持・連帯ではなく、自ら当事者だ。宮古島に基地が作られる。沖縄の世論を全国化することが重要だ。あきらめない。息長く闘う」。

 続いて、原告の二人がなぜ、原告になり訴訟を起こして闘っているのかを思いを込めて語った。九月二〇日午前一一時半、東京地裁103号法廷への傍聴などの行動提起があった。山城さんのここに座り込め、キセンバル闘争の歌など三曲が披露され、とても盛り上がった集会であった。

(M)

報告 : 「やんばるの森と高江 のいまを知ろう オスプレイ運用開始で壊されたものは?」8.21集会

IMG_2039 八月二一日午後六時半から、東京・文京区民センターで「やんばるの森と高江のいまを知ろう オスプレイ運用開始で壊されたものは?」の集会が辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク、FeO Japan、美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会の主催で開かれた。ヘリパッドはいらない住民の会、島ぐるみ会議・国頭、島ぐるみ会議・東、島ぐるみ会議・大宜味、高江現地行動連絡会が八月二二日に、「北部訓練ヘリパッド問題に関する要請書」をもって防衛省との交渉に臨むために、東京にやってきた。



 最初に、北上田毅さん(沖縄平和市民連絡会)が高江の現状と申し入れの中身について報告した。申し入れ項目。一、北部訓練場の全面返還に向けた計画を明らかにすること。二、米軍に対して、北部訓練場でのオスプレイ運用の中止を求めること。三、米軍に対して、新しく造成されたヘリパッドの運用禁止を求めること。四、米軍に対して、夜間訓練の禁止、集落上空の飛行禁止を求めること。五、今回のヘリパッド造成工事で不具合が生じた原因を明らかにすること。六、ヘリパッド造成現場周辺を完全に原状回復すること。七、米軍に部分返還地の土地の使用履歴を公開させ、枯葉剤などの調査も行うこと。

 「高江での闘いは歴史に残る画期的闘いだった。七月一日から工事が再開され、七月一一日から、N1、Hヘリパッドでオスプレイの離発着が始まった。ずさんな工事でやり直しや騒音被害がすごく、これに対する闘いを始めている」。

 伊佐育子さん(「ヘリパッドいらない」住民の会)。「オスプレイの運用開始には三村に連絡するとしていたが約束を破った。オーストラリアでオスプレイが墜落事故を起こした。基地のない自然遺産のために毎日座り込みをしている」。

 大田博信さん(島ぐるみ国頭)は「沖縄を返せ」などの歌を披露した。當山全伸さん(島ぐるみ東)。「東村の四一%が軍用地。ノグチゲラなどが棲息している。一九八八年にダムにヘリが墜落し四人の米兵が死亡した。六ケ所の水源地ダムがあり、本島の六割分を供給している。ダムの安全性を確保し、自然を生かした観光業の発展こそを。高江基地の撤去、北部訓練場の閉鎖」。

 島袋義久さん(島ぐるみ大宜味)。「大宜味には基地はない。国有地がなくすべて村有地になっている。毎月定例会を開き、毎週月曜高江へ、水曜辺野古へと行動している。村には四つのスローガンを書いた旗を立てている。世界恒久平和のために沖縄の基地に反対している」。

 間島孝彦さん(高江連絡会)。「九月末が補修工事の最終。少しでも遅らせるために闘う」。奥間政則さん(土木技術者)。「私は技術者なので、オスプレイの工事がいかにずさんであったのかが分かる」と話し、「オスプレイの離着陸で芝生が焼けてしまう。爆風除けの琉球竹が枯れている。ノリ面が崩れている」と指摘した。



 花輪伸一さん(沖縄環境ネットワーク)が日本政府の「沖縄島北部の世界自然遺産推薦地」に関して、世界遺産委員会の諮問機関であるIUCN(国際自然保護連合)の事務局長、世界遺産プログラム・ディレクター、世界保護地域委員会議長、種の保存委員会議長名宛に、意見書を送付したことを報告した。主旨は次のとおり。

 「日本政府による沖縄島北部の推薦地は、最も生物多様性が豊かな核心地域を含まず、隣接する米軍北部訓練場ではオスプレイ用ヘリパッドや道路を建設して森林・淡水生態系を破壊しています。推薦された自然遺産の範囲が不適切であり、核心地域や緩衝地帯の範囲を再検討し、やんばるの森全域へ拡大するべきです。地域住民や環境NGO、自然科学者等からヒアリングを行い、IUCNの勧告に反映されることを要請します」。

 沖縄から六人を迎えた集会はとても充実し、この問題を取り組む息吹に燃えていた。

(M)
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