さる4月5日、宮古島にて陸上自衛隊は、同島における部隊編成を終了したとする式典「結団式」を行った。
この式典に関して宮古島市医師会は「この時期に大規模な式典を行うのはコロナリスクを拡大させる可能性があり中止するべきだ」と申し入れを行ったが、政府自衛隊はまだ基地工事が完成もしておらず宮古島保良地区のミサイル・弾薬持ち込みも住民の抗議で止まっている状況であるにもかかわらず自衛隊配備態勢の既成事実つくりを優先して、式典開催を強行した。
そして、この式典の直前に熊本から宮古島に出張していた自衛官のコロナ感染が発覚。4人の宮古島の隊員が自宅待機を命じられるという事態に発展した。地域住民・地元医師たちの提言や忠告を無視した結果、宮古島におけるコロナリスクを高めた政府自衛隊は、挙句の果てにコロナ陽性の自衛官の在島中の足跡りを「軍機」として公表しないという、許されざる態度をとり続けている。
また、沖縄島辺野古新基地建設工事は、事業関係者にコロナ感染者が判明したことを受けて無期限工事停止という体になっているが、全市民の外出自粛が呼びかけられている石垣島でも宮古島同様、自衛隊基地建設工事は依然として続けられている。
(F)