虹とモンスーン

アジア連帯講座のBLOG

エコロジー - 反原発・反温暖化

【案内】日印原子力協定反対!5.29緊急アクション

《拡散歓迎》
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印シン首相来日・日印首脳会談抗議!原発輸出反対!

 日印原子力協定反対!5.29緊急アクション


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日時:5月29日(水)19時~

場所:永田町首相官邸前~

呼びかけ:東電前アクション!
BLOG: http://antitepco.ldblog.jp/
TWIT: https://twitter.com/antitepco1
MAIL: antitepco1@yahoo.co.jp

賛同:ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
HP : http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/
MAIL: sdaisuke@rice.ocn.ne.jp

★核武装国(インド)に原発事故当事国(日本)が原発輸出!?ありえないっ!!

インドのシン首相が来日して5月29日に安倍首相と会談する予定とのこと。
メインの議題は、インドと日本の原子力協定締結のための最終的な詰めと考えられます。

「日印原子力協定」は、世界の抗議の声を無視して核武装化を強行したインドに、今も続いている原発事故を引き起こし国内での原発推進が不透明な中で原発輸出に活路を見出そうという日本が、原子力の設備や技術を供与するための取り決めです。

核武装のための施設でもある原発の技術を被爆国であり原発事故当事国である日本が輸出して経済侵略のごとくアジアの人々に押し付ける、、、
ありえないと思いませんか!?ありえないし、あってはなりません。

朝鮮政府の核保有・核実験を非難しながら、一方ではNPT体制を無視して核武装したインドを「特例」として原発を輸出しようという日本。それを許すIAEA。このようなダブルスタンダードで、核の不拡散も核の廃絶も実現することはできません。

インドでは福島原発事故以降、原発反対の大きな世論が沸き起こる中で、南インドのクダンクラム、西インドのジャイタルプールなどで激しい反対運動が起きています。この反対運動に対して、インド政府は血の弾圧で応え、反対派住民に死者も出ています。

「日印原子力協定」は、このようなインド政府の住民無視と民主主義破壊に、日本政府が手を貸すことにもなります。
また、安倍首相はこのかん、「過酷事故を経験した日本の水準の高い原子力の技術に対して関心が高い」などと言いながら、アラブ首長国連邦や東欧諸国、トルコなどに原発の「トップセールス」を繰り広げています。

「過酷事故」を起こした日本で生活するからこそ、私たちは日本・インド両政府のこうした姿勢を批判し、原発に反対する人々とつながって原発も核兵器もない世界を実現するひとつの努力として、「日印原子力協定」と日本の原発輸出に反対するアクションを5月29日に行います。

ぜひ、ご参加ください!

:::::(ここまで)::::::::::::::::::::::::::           

【転載】5.10弾圧糾弾!-経産省前テントひろば声明

重複をお許し願います。転送・転載を歓迎します
////////////////////// 声明 ////////////////
声 明
                      経産省前テントひろば

 2013年5月10日、丸の内署は、テントスタッフの一人Bさんを暴行の容疑で逮捕した。

 同日14時30分頃、テント放送の準備が行われている時、経産省の金子洋悦(この度の訴訟における原告指定代理人のうちの1人)が、ビデオカメラをもった氏名不詳の男C、他とともに注意に現れた。Bさんは防犯カメラの台座(コンクリート製)に腰掛けて何気なくその模様を眺めていただけであるが、Cは執拗にBさんの顔を至近距離から撮影し続けた。Bさんは当然ながら、肖像権の侵害だから止めるように、と何度も要請したにもかかわらず、顔の数センチまで接近して撮影を続けた。

たまりかねたBさんは、手でカメラをどけながら「あんたも、こうやってなでられたら嫌だろう」とCの顔をなでるようにしたとたん、Cは「暴力だ!」と突然叫びだし、別の職員が警察に緊急連絡し、丸の内署、警視庁本庁から公安刑事を含む総勢約50名ほどの警察官が駆けつけた。

 警察は私たちと経産省職員の間に入って、双方から事情を聞くというような行動となった。もちろんBさんを初め現場にいた仲間Dさん等は、いま起きたばかりの事態を説明した。ややあって、事態は収束したのであるが、最後に刑事はBさんに「丸の内署まで来て、事情を説明してほしい」とBさんに要請。Bさんは、自らやましいことは全くなかったので、何らの疑いも持たずに事情聴取のために丸の内署に同行することになった。

その際、Dさんが「一緒に行こうか」とBさんに話し掛けたが、Bさんは「大丈夫ですよ」ということであったので、Dさんも全く大した問題ではないとの判断から、Bさんは一人で丸の内署に行くこととなった。

 その後、帰還があまりに遅いので、気をもんでいたところ、救援連絡センターから連絡が入り、Bさんが逮捕されたと情報を得た。
 Bさんの容疑は暴力行為ということだが、ともかく直ぐにDさんを含む2名が丸の内署に事情を聞きに出かけた。捜査中ということで埒があかなかったが、ともかく逮捕されていることは確認された。合わせて、Bさんはペースメーカーをつけており、心臓病の関係から、病院にいっているということだけが確認された。

 事実は、Bさんが超至近距離からの執拗な撮影を拒否し、それに抗議し、「あんたも、こうやってなでられたら嫌だろう」手を挙げた時たまたま、その手がC職員の顔に触れただけである。顔を叩くとか殴るとかとは程遠い行為である。C職員は大仰に騒ぎ立てて警察を呼び、文字通り事情聴取ということでBさんを丸の内署に同行し、そのまま逮捕したのである。容疑は暴行と器物損壊ということである。

 そもそも最近の経産省職員のテントに対する対応・嫌がらせは敵愾心丸出しである。すでに「防犯カメラ」と称する監視カメラを2台もテント付近に据え付けてあるのに、ハンディカメラによる執拗な撮影は挑発的で目に余るものがある。また、経産省は、私たちの請願権さえ認めようとしていない。請願書を、請願者を一人に限定して、職員に門前で受け取らせるなどという礼を欠く卑劣な行為をした。

 経産省職員による執拗な撮影行為は、個人の肖像権を侵す犯罪である。

○直ちにこのような犯罪行為を止めよ!
○今回の「(土地)明渡訴訟」と連動したかのような、挑発行為を一切止めよ!

 警察は、経産省の職員による犯罪行為を放置し、経産省の職員の一方的な証言に基づいてテントスタッフを逮捕した。これは不当な逮捕であり、テントに対する不当で露骨な弾圧であることは言をまたない。

○警察は不当な弾圧を止めよ!Bさんを直ちに釈放せよ!
○警察は、私たちと経産省との係争に不当に介入するな!
○東京地裁は、Bさんの拘留延長を絶対認めてはいけない!

  2013年5月12日
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報告:5.10経産省前脱原発テント 訴訟を取り下げろ!経産省抗議と申し入れ行動

jpg 5月10日、経産省前脱原発テントは、「訴訟を取り下げろ!経産省抗議と申し入れ行動」を経産省正門前で行い、150人が参加した。

 安倍政権は、脱原発運動の全国拠点である経産省前脱原発テントの破壊に向けて「テント明け渡し訴訟」「1100万円の損害賠償請求」を提訴し、テント訴訟の第一回口頭弁論が5月23日に行われる(午前11時、東京地裁526号法廷)。仲間たちは、裁判闘争勝利に向けてただちに反撃を開始し、150人近くが裁判当事者となり、傍聴闘争を呼びかけている。さらに「土地明け渡し訴訟の取り下げを求める署名」を取り組み2400筆を超えて集まり、この日、署名提出行動を行った。

 経産省は、10人の申しいれに対して「一名ならいい」などと不誠実な対応をしてきた。抗議の意思として座り込みを開始し、その結果、高瀬晴久さん(テント)と福島の黒田節子さん(郡山市)の入館を認めさせ、署名提出を行った。

 経産省前では申し入れ行動への激励を行いながら抗議集会が始まっており、脱原発テント代表の渕上太郎さんは、「原発推進でやってきた経産省の責任を追及するためにテントは、経産省前に建てた。1年8カ月にわたって闘いぬかれてきた。150人の裁判当事者とともに跳ね返していきたい」と発言した。

 経産省前テント弁護団は、「国は、原発問題を矮小化するために「ひろば」代表の渕上太郎さんと正清太一さんを民事訴訟の対象者とした。しかしテントは二人だけで運営されているわけではなく、原発に反対するすべての人びとものだ。不法占拠などと言っているが、国民として抗議を表現する権利がある。テントの活動は憲法で保障された表現の自由だけでなく幸福追求権、生存権、請願権として認められていることだ。不法占拠ではない。裁判に勝利していこう」とアピールした。

 福島県富岡町から郡山に避難生活をしている女性は、「国は、いいかげんにしてください。私たちは人扱いされていない。線量が高いところなのに防護服を配ることもせず、自由に出入りしていいと国は言ってきた。人の命をなんと思っているのか。原発を輸出したり、金儲けのことしか考えていない」と糾弾した。

 落合恵子さん(作家)は、「テントに対する攻撃は、日本中の脱原発をめざしている人々への攻撃であると位置づけましょう。テントひろばは、私たちの憤り、悲しみ、その中で見つけ出した明日への希望だ。ここを廃止せよと、決して言わせてはならない。全国、世界に向けてネットを拡げ、一緒に動いていこう」と呼びかけた。

 さらに発言は、裁判当事者の仲間たち、たんぽぽ舎、福島原発事故緊急会議、再稼働阻止全国ネットワーク&反原発自治体議員・市民連盟から行われた。

 最後に経産省に向けて「テントを守ろう!撤去をやめろ!原発・再稼働をやめろ!」などと抗議のシュプレヒコールを行った。(Y)



●「脱原発テントといのちを守る闘い」今後の日程

:5月16日(木)~訴訟取り下げを求める連続共同ハンスト(22日正午まで)/22日(水)弁護団・応援団共同記者会見(午後2時テント前)/23日(木) 午前10時~11時 東京地裁前抗議行動、午前11時~第1回口頭弁論(地裁526号法廷、)、午後1時~報告集会(弁護士会館クレオA)/6月3日(月)テント裁判を考える講演会(午後6時半~ 明治大学リバティホール)

 

【報告 アジ連4.20公開講座】原発立地・大熊町民の今-木幡ますみさんのお話を聞く-

木幡さん●3.11当日とその後の様子から

 2011年3月11日に地震がありまして、ほんとにすごい揺れが、ドスン、ドスンと下から突き抜けてくるようだった。これは大きな地震だなと感じた。私は、当時、友達のところにいて、止まると思ったらドスンと揺れが始まって、屋根が崩れてきて、窓が壊れ、私たちもここにいては大変だと思いながら、98歳のおばぁちゃんもいたので、みんなで助け合いながらいた。地震が止まったかなと思ったら、近くの石垣がくずれ、ごろごろと突進してきた。危ないと思って外に出た。外の道路は寸断され、地割れがして、これで家に帰れるかなと思いながら家に帰ろうとしましたが、途中一軒の家がくずれ落ちる寸前に出会い、数秒遅れていたら、瓦礫の下になっていたかもしれない。

 ところが私の野上という部落は、家が壊れてなかったんです。大熊町中心街は滅茶苦茶に壊れていた。ここは原発で潤ったところだった。原発で働いている方々が、よく建物の雑誌に出てくるような素晴らしい家に住んでいました。ところが土地は非常に水はけが悪くて、いつもじめじめした土地に、家を建てていた。だからこの周辺の家は、大変な状況になってました。また、原発周辺は、後で聞きましたが、津波でやられたみたいでした。

 野上の土地は、岩盤なんです。家が壊れてない、倒れていない。石垣も壊れていなかった。家の前に道路があるんですが、国道288号線の田村市に向かって全く右側は全くなかった。ところが左側は、お墓なんかもあるが、崩れていた。土地の材質によってかなり被害が違っていた。地震国日本において、原発がこのようなところで作ってはいけないということを、ほんとにまざまざと見せつけられた思いでした。

 地震の後、私は夫と二人で、夫は町会議員をやっていたので、ちょっと町内を見てこようということになった。しかし黒い大群が原発から、「もうだめだ。もうだめだ」と叫びながらも走ってきた。私が「どうしたんですか?」と聞くと、「原発は地震で、配管が上になったり、下になったり、滅茶苦茶壊れている。これから津波もくるけど、あれだけ配管が壊れているから、こんなところにいたら死んじゃうよ」と、 かなり蠢いていた人がいた。

 でも助けられない。必死に起き上がろうとする人がいたんですが、起き上がれない。私も原発の放射線が怖いから、助けることができなかった。さらにガソリンもなくなって、助けられなかった。ほとんど危ない感じの人が横たわっていた。みんな大きな声で叫びながら逃げて行った。

 私は、これはいけないと思って、とにかく水とか、食料を確保しようと思ってファミリーストアーに行った。だがそこは暴動化していた。人間って浅ましいなと思った。普通はお金を払って物を買うのだけけれど、みんな根こそぎ商品を持っていくんです。店の人は、対応しきれずに諦めたという感じだった。人間は、最後はこういうものだなと思いました。この日の夜、私と息子の二人で仙台に用事があったので長男と次男と私たち三人は、仙台に向いました。

 翌日の夜、私たちは家に帰ってきたが、当然、辺り一面真っ暗闇。皆どこに逃げて行ったかわからず、14日に夫が田村市の体育館に皆で避難しているから、ここはもうだめだから出ようということになった。

 犬と猫は車に入れられませんでした。普通、2匹とも追いかけてくるんだが、追いかけもしないでじーっと私たちを見送る様にたたずんでいた。えさは、全部袋をやぶって置いてきた。ただ水があまりないので、気が気じゃなかった。後ろ髪を引かれる思いで猫と犬は置いてきました。

 糖尿病の方、血圧が高い方、ほんとに薬が必要な方が薬を持たずに逃げた。看護士さんは、夜勤で病院に入っていたんですげと、その方は白衣のまま逃げていました。子どものオシメを持たずにお母さんたちは逃げてきたとか、とにかく悲惨な状態だった。野上部落の人々もこれはただらぬことだから持ち物を必要な物は車につめて逃げようということになったとのこと。連絡が野上の方まで入ってこなかったので。

 結局、薬を飲めなかった人は、糖尿病で血圧が高かった人などは大変だった。会津若松にいる間、バタバタと亡くなって行く状態でした。

★大熊町の人々

 避難した田村市の体育館には、非常に大勢の人々が避難していました。ところが体育館に入ろうとしたら役場職員が、「あなたたち入っちゃだめだ。もう一杯だから出ていきなさい」と言われた。私たちは、「じゃどこに出ていくんだ」と言えば、「それはわかんない」。「わかんないって、それじゃ困る。私たちだって、外にいれないのだから入れてください」と言った。役場の職員は、俺たちで一杯なんだという感じだった。自分のことで一杯、同じ町民でも関係ないという感じだった。

 しかし私は、どんどん入っていったんです。隙間があり、私が知っている人たちが何人かいたので譲ってくれた。一般的にこういう非常時の時は、助け合わなければいけないと言っていますが、そんなふうには絶対ならないということが証明された。自分のことだけで精一杯で終わってしまう。人のことなんてどうでもいい感じだった(特に公のひとたちはね)。

 さらに、体育館にいるあいだは、子どもが一人泣くと、「泣かせるな、静かにさせろ」と怒号が飛んでくるんです。あるお婆さんが「まるでどっかの防空壕にいるようなもんだ」と戦争中の防空壕のことを思い出して言っていました。障がい者の子どもたちは、もうじっとしていれないのでうろうろとして泣いたり、わめいたりしてしまう。それで怒ってしまう大人がたくさんいました。

 こういうことをするのは、だいたいが男性だった。男性は、自分が思ったことをなんでも言っちゃう。お婆さんなど女性は黙っていて、なにも言わない。女性もうるさいな、いやだなと思っていてもなにも言わなかった。逆に、こういう現場に来てからは、女性たちはお互い助け合ってました。

 役場職員の男性は、普段、防災訓練をしていますからと言ってましたが、まったく訓練が生かされていなかった。体育館の中で食べ物が来た時などは、我先に集まって来て、たびたび私たちが整列させる必要があった。しかし役場職員は整列させようとしない。

 だから私たちは、子どもの頃のように先生に「整列しなさい」と言われたよう整列させていたほだ。整列させてから、こっちに持ってきなさい、このようにしなさいと、そうしてはいけないと何度も大声で言ってました。

 なんで大の大人が私たちに言われなくちゃならないのか。なんでこんなことになってしまうのだろうかと、友達と話し合った。多分これは原発の後遺症だろうと判断した。原発でお金が入り潤い、嬉しい、嬉しい、お金さえあれば良いとおかしくなってしまった。その結果として、後遺症として出てきてしまったのではないかなと思いました。

 体育館に避難してから2、3日して役場職員に「ヨウ素剤はどうしましたか。ヨウ素剤を配りましたか」と聞いたら、役場の人たちは「なにそれ。そんなの知らないよ」と言っていた。やはり後で聞いたのですが、私の他にヨウ素剤を配ってくださいと言われた方がいましたが、誰も、役場職員の方は聞いてくれなかったとのことです。

 ところが三月の終りになって、木幡さんヨウ素剤がありますよと言ってきた。私は、「今頃では遅いんだ。なんのために訓練をしてきたのか。そのためにどれだけのお金が使われてきたのか。お金はどぶに捨てているようなものだ」と痛感しました。

 体育館から会津若松に避難するという知らされた。体育館の皆さんは町長に、なんで会津に行くのか話をしてもらいたかったが、話しをしてくれない。私は、トイレの前で町長を待ち伏せして、「あなたは町長なんだから、みんなになんで会津若松に行くのかをきちんとお話をしてくださいよ。そうしないとみんな納得しないし、暴動が起きますよ」と言ったんです。初めは、困ったなという顔をしていた。役場の人は、「そんな話をする必要はない」と聞く耳持たずでしたが、私は、「皆さん聞きたいんですよ。これからどうなるかを。ちゃんときちんと話して下さい」と詰め寄って、結局、話をするようにさせた。

 町民は、町長ががきちんと一言、二言でも、「会津若松に行きますよ、今大熊町には帰れないから会津若松に避難して待ちましょう」と言ってくれれば、ある意味で安心するというか、しばらく我慢しようかなとなると思ったからでした。

 すでに東電幹部たちは、3月11日に大熊町から逃げているんです。実は、大熊町に東電の副所長が、11日の夜の9時45分頃に「危ないから逃げてください」と来ていた。ところが町長は、放射線の認識が甘く、危機意識がないから、近辺3キロ以内の人だけを体育館に逃げさせた。ほとんど逃がしたことにならない状態だったのです。

 私は、3月の終りに夫が体調を崩して仙台の病院に入院していた。会津若松に避難してから役場に行って、私は一人なので、今何が起きているのかを聞き、メモをとって、それを人に伝えるために新聞を作った。飯田山のふもとのほうに追いやられた方々、会津の奥地に避難された方々、そういう人たちがどうしているかなと思って、役場から聞いた話を遠くにいる方たちに教えようと新聞を作りました。

 そしたらその方たちが、「私たちは騙された。役場の人は毎週一回、二回来ると言っていた。病院に連れていくとか、薬を持ってきてくれるとか、色々と約束してくれたから、納得して若松市内から遠いけど、役場から遠いげと来たんだ。ところが一回も来てくれない。どうなっているのか状況がわからない」と言ってました。

 避難者は、不安でしようがないのです。私はその話を聞いて、役場の人に伝えた。「大変だから誰か行ってあげて、病院にも連れてあげて」と言ったんです。言っているだけではおさまらないなと思いまして、書いたものを直接見せるしかないと思い、それで新聞を作ることになった。体育館で友達になった人や、元々の友達、三人で新聞をあちこちに配達した。

 その時にみなさんの話を聞いた。みんな帰れると思うから、今少し我慢すればいいという感じだった。話を聞いていくと、私のお父さんが昨日死んだだよとか、うちの息子おかしくなっちゃったんだよという話も耳に入ってきた。それを役場に行って言ったが、俺たちだって大変なんだから、そんな人の話を聞いていられるかという対応だった。

 これも原発立地である大熊町は、飼いならされてきた動物みたいなもんで、自分で何もできない人だなと思った。自分で考えて行動しようということが、なかなか難しのだなと感じた。

★「帰れないから、移住先をみつけてくれ。賠償をきちんとしてくれ」

 4月に会津に来てから私は、以上のことをやっていたので大熊町とはいい関係だった。町長さんも、「木幡さんありがとうな」という感じだった。私もいい気分になって、これはいいなと思って頑張ろうとやっていたが、そのうち町民の皆さんに大熊町にはもう帰れないんだからねと、お話をしていると、そういう話はやめてくださいと言われた。

 また、女性の会で一緒にやっている仲間たちにも「放射線汚染で帰れないんだ。しばらくはもう帰れないんだよ」と言いましたが、どんなに悪い状況になっても、なぜか皆さん帰れる、帰る、今年中に帰ると信じていたんです。

 ところが、だんだん状況が悪くなってきました。一時帰宅が始まりました。皆さんその際、線量計を渡されて計測しました。家の中で70μシーベルトとか、80μシーベルトとか、ひどいところは100μシーベルトもありました。さらに高いところでは120~30μシーベルトもありました。原発の中ではなく家の中ですよ。とんでもない高さだ。これはひどいな、帰れないなと感じてきました。

 しかしこのころはネズミは、まだ出てこないんです。カラスもいない。まだ家は綺麗なままだったんですが、泥棒によって荒らされていた。

 だんだん日にちがたち女性の会で知り合った友達と、「そろそろネズミが出てきたよ」とか、「放射線量がずっと下がらないから、もう帰れないんじゃないの」という話をしていた。だから今、どうなっているんだろうかと東電に聞くことになった。東電は、「大丈夫です、帰れますよ」と言うだけだった。町長さんも「大丈夫だ、帰れる」と言っていた。

 私たちは、なんという町長だと思った。これではどうしようもない、らちがあかないと判断して、国に直接行って話をしようということになりました。大熊町に国のほうに行かせてくれと、8月の終りに要望書を出しましたが、全然対応してくれませんでした。この間、会は支援物資を配ったり、弁護士さんを呼んで話を聞いたり、放射線と原発の学習会をやったりして時を過ごしていきました。

 ところが11月の町長選挙を前にして、町長は多分、票がほしいから、突然「行ってもいいよ」と言い出した。このころは私たち女性の会は、帰れないから次のところに移住しようという考えになっていた。しかし町は、会の国との交渉について「帰れるようにしてくれ」とか、「除染を早くしてくれ」とか、「中間貯蔵施設を作るな」とか、そういう話をしてくるんだろうと思って、私たちに行ってくれと言ったのでした。私たちは、ほとんはそうじゃないんだけどなと思いながら、国に別のをするために行きました。

 私たちは「帰れないから、移住先をみつけてくれ。賠償をきちんとしてくれ」と要求しました。さらに広島・長崎と同じように将来、私たちに起きるだろうと思われる被ばくの病気に対して、被爆者手帳を作り「双葉郡だけではなく福島県全体の医療費をただにしてくれ」と要求しました。

 ところが国との要求交渉について正確に報道されずに中間貯蔵施設だけを求めたみたいな形で報道されてしまった。これでは家に帰ったら「大変」なことになると思いながら帰ってきた。やはり「大変」でした。みんな怒り、コテンコテンに罵声を浴びせられました。「なんでお前は、そんなことを言ったんだ。帰れるのに帰れないと言ったり、中間貯蔵施設を作れと言ったり、とんでもない」と言われた。友達からも言われた。ある人は離婚までしました。

 私なんかは、ほんとうは中間貯蔵施設ではなく、最終処分場まで作れと言った。原発の核のゴミを集めるのではなく、今回、大熊町から出た除染した廃棄物を大熊町が引き取るべきだと言った。このことは新聞には、最後まで出ていない。

★大熊町では何が問題となっているか

 あれから2年が過ぎました。最近、中間貯蔵施設が話題になっています。それでも町長は、帰りたい人がいる限り作れないと言っています。今、汚染水タンクの水が一杯になるとか、地下水に漏れているとか報道されている。実際に原発で働いている人は、「地下水は地震の時から漏れているんだ。海に漏れている。公表したら大変な騒ぎになるからだ」と言ってました。

 だから大熊町は、原発の事故が起きたときから、帰れないんだということを肝に銘じて言っておくべきだった。政治を携わっている人たちがやらなけれはいけないことだった。それが安易に「帰ろう」といつまでも町民に言いつづけていたのです。町民はそれだけで聞けば満足するだろうと思いますが、現実なに起きていることはそんなに甘くありません。

 その間に何人が死ぬのか。すでに年寄りは亡くなっていく。そうすると東電は、シメシメ、今日は一人亡くなった、二人亡くなった、補償をやらなくていいとほくそ笑んでいるような感じだ。すでに最近は、一人亡くなると「東電は喜ぶんだよね。補償をやらなくていいからね」ということを平気で町民は言うようになってきている。

 昨日、弁護士さんを呼んで賠償問題について学習会をやった。現在の賠償は、帰れることを前提にやっている。だから財物賠償、家とか土地に関しては、5年~6年帰れないから、その間だけを賠償しますよということだ。だけど放射線が出たところに誰が帰れるのか。

 賠償は減価償却と、土地家屋士が現場に来て査定する方法があります。今までの減価償却で計算すると私の家は、築180年です。ぜんぜん計算にならない。家は三軒あるんですが、母屋はとくに古いので賠償額は、だいたい犬小屋ができるぐらい、また、それを証明する物がなければならない。これを使うと母家は800万円近くになるのだが……。これではどうやって家を作るというのか。好きで出たんじゃない。

 弁護士は、ダム作りなどの場合の立ち退きになり、その時の収用価格が同様の家と土地を持てる額になる。だけど帰れることを前提でやっているから、全然、低額だ。

 また、住民票がある人は補償される。しかし3月11日、大熊町にいたとしても住民票がなければ補償されない。長男の住民票は大熊にはない。筑波にあるが、3月11日には大熊町に居ました。夫の兄は病院に入院しているが、住民票は大熊町にある。だが、3月11日に大熊町にいたわけではないから、補償の対象になりませんというのです。だから二人とも補償されない。

 東電職員の場合は、実家が東京にあり、ときどき帰る人もいるが、そういう人は補償されるというのです。この間、東電と交渉しているが、東電という企業は、ほんとにどうしょうもない企業だ。大熊にいて被ばくしているかもしれないのにひどい会社だ。

 賠償はぜんぜん決まっていません。精神的な補償が1ヶ月10万円と言われるが、自分で細かいとこまで色々書き、提出しないと貰えない。だけど年寄には書けない。だから東電の職員が集会所に来て、初めはペコペコするが、そのうち「判子持ってきなさい」「なになに持ってきなさい」と命令口調になってくる。年寄は、「はいはい」と足早に家に戻ってきて、言われたとおりに書いてお金を貰っている状況です。

 だけど1ヶ月10万円しかない。10万円で生活ができるかというと、仮設にいて、光熱費など全部、自分持ちだ。

 老人の方は、息子たちが大変だと思うから、自分のカネをあげちゃう。自分は食べる物も、節約しながら生きている。私が「おばさんどうしたの」と言うと、「ご飯食べていないんだ」、「どうしてよ」、「カネみんなやっちまったからよ」と言うんです。みんなから「息子にカネをやったりしてはだめだよ」と言われるが、おばあさんは「息子が車が欲しいと言うからな。やっぱり会津からいわきに通うので」。「大熊町の原発廃炉の仕事に行っている」ということでした。

 みなさんは、バスとかで逃げているので車がないんです。帰って車を取ってくる人もいるが、放射線が高い車だから、持ってくると子どもに影響があると思って、持ってこれない人が大勢いる。だからおばあさんたちは、大変だと思ってカネをみんな渡してしまう。

 だから皆さんだんだんと生活が苦しくなってきている。貧富の差が出てきている。逆に、大熊町長や役場幹部たちは、多額の年間所得が確保されている。だから必死に役場にぶら下がっていようとしている。ぎりぎりのことろに来ると、人間の本性というか、持っているものが出てくる。私は、つくづく人間とは恐ろしいと思う。

 木幡仁が三月に仮設の選挙で自治会長になった。自治会選挙には、夫ともう一人立候補した。片方の方は、絶対自分が自治会長になると思っていた。酒の席も用意したりしていたが、その人は、見事に負けた。

 これは皆さんの考えが変わってきたことです。ものすごく町に対する怒りが増えてきたんだなと思います。今まで大熊の人は、自分の思いを行動とかで現すことができない人たちが多かった。東電力があってその中でずーっと生きてきて、上の者に「ははっー」と絶対に従えと、いう感じだった。そうしないと仕事は首になるから、絶対服従だった。だから町長、役場、自治会長に対しても絶対服従だった。

 これを自分たちの意志で、選挙で、木幡仁に投票するということが、初めて行動で示された。なるほど時代は変わったなと思った。みんなの意識が変わってきたんだなと思った。

 それで町長などは、びっくりしてしまい。今度は、町長が「もうしばらく帰れないのだから、この仮設でみんなで一所懸命に生きていきましょうね」と言ったんです。町長が私たちと同じような話をしていたので、なんだあの人はと仮設の皆さんは冷ややかに見てました。

 中間貯蔵施設の話も、以前は調査を簡単に受け入れませんよと言っていたのに中間貯蔵施設を受け入れますとあっさりと答えた。このように自治会長が変わることだけで、こんなに簡単に変わってしまうのかなと、あきれました。

 焦りだけが皆さん出てきたり、なかなか仕事に復帰できなくなった若者も一杯いらっしゃる。夜になるとドカドカと暴れ出す人もいる。他の仮設に行って「お前にやられたよな」とか、何もやっていないのに自分の頭の中で幻覚症状を起している人が、結構、最近多くなってきた。うつ病になる人も増えてきています。

 大熊町は、すごく住みやすかった。自然も豊かで静かなところだった。ほんとに田舎なんです。皆さん、静かなところで、みんな一軒一軒、けっこう広い家に住んでいました。長屋はなかったんですが、今の仮設は長屋です。だから隣りの人の声が聞こえるんです。「うるせー」という言葉が飛び交ってくるんです。

 みんなテレビなどのボリュームを低くして、静かな声で話したり、非常に遠慮しいる状態だ。だからちょっとでも大きな声で話すと、「うるさい」となる。部屋を交換してくれと言う人もいる。みなさん、追い込まれている状態だ。だけど野上の部落の人は、そういうことはない。貧乏でも、山仕事、農業とか、ずーっとやってきて、必要以上に物を持たなかった人たちだ。山仕事は大変だ。大きくな木を、男も女も関係なく、木の伐採をしたりする。みんなこういう事態になっても、私の近くには90歳近くのおばあさんがいますが、みんな一所懸命。お互いにおかずを作ってあげたり、助け合っています。

 町の中心に旭台という区がありましたが、ほとんど仕事が東電関係の住宅でした。トップに東電社員、下請けの幹部がいて、住宅ではその人たちに従うようになっていました。住宅雑誌に載っているような家ばかりでした。だけどこういう人たちが避難してくると、滅茶苦茶になっているんです。誰が自分を統率してくれるのか、誰がやってくれるのか、そればっかり待っているんです。自分では何もしようとしない。

 逆に子どもたちは、非常にたくましくなっています。ある意味で大熊町から出てきてよかったかなと思う。というのは、子どもたちも大熊町にいるときは、なにがなんでも東電職員になりたがっていた。東電の下請け会社の親たちに聞かされて、俺は大きくなったら東電に入るんだぞという感じでした。そのためには電気科に入ろうとか、勉強ができなくてもコネで入ろうという感じだった。

 ところが子どもたちは、 この事態になって原発って怖いんだね、と言うようになりました。親が原発は安全だと言っていたが、「ウソだね」と言いっています。うちの父ちゃんは原発で働いているけど、原発にはもう行きたくない、と言ってます。子どもたちのほうが、この2年間の経験でものすごくかしこくなってきた。私たちの話を一番聞いてくれるのは、子どもたちです。「原発は危ないから、もう日本、世界には原発はいらないんだよね」と言うと、子どもたちもいらないと言ってくれます。ましてや「地震がある国に、なんで原発が必要なんだよな」と。学校の授業でも、若い先生などは、今おおぴらに授業で、「原発は危ないんだよ」と言えるようになった。昔だったら大熊町でそんな話をしたらとんでもないことだった。

 子どもたちも家でも「原発はあぶないんだよね」と言えるようになって来た。子どもたちのほうが脱原発だ。それに対して大人は文句を言わない。3.11があったけれども、子どもたちはいろんなことを学んだと思う。

 以前は勉強をしない子どもが多かった。私たちが勉強しなさいと言うと、「なに言っているんだ」という感じだったんですけど、人の話をまじめに聞くようになってきた。大熊で「勉強します」と言うと、「あいつはちょっと変わっている」と言われるほどでした。

 ほとんどがコネで東電、東電の大手の下請会社に入って行った。退学した子どもでもコネで東電、下請けに入れました。以前、私とお父さんに仕事の誘いがきていました。高額の給与を提示しました。うちの娘にも高校卒業したら原発の東電社員にならないかと電話がかかって来た。

 原発に反対している人には、家族には危ないことが一杯ありました。襲われた人もいました。私たちは塾をやっていたのですが、最初は原発反対なので生徒が来なかった。家庭教師で原発の下請けの子どものところで教えていたが、あの人は原発に反対しているんだよと噂話が出ると、最初はさーっと引いていった。双葉町で反対派の酒屋さんは、暴漢に襲われたり、家族も襲われたり、商品を一切買ってもらえなかった。家計は火の車になっていき、最後は屈服させられた。

 以前から大熊町は、原発周辺は危ないよとと言われ続けていた。最近、浪江町で尻尾がないウサギが出たとか、耳がないウサギが出たとかという事実をブログで見ました。私の家にネズミがたくさんいるんです。ところが家のネズミが猫ぐらいに大きくなっている。気持悪いです。なんでこんなに大きいのか。周りの人たちもネズミが異常に大きくなっていると言っています。しかしカラスはいない。やはりからすは利口だからなと思いますが、やはりカラスは線量が高いところに来ない。

 私の家は、一時帰宅で何回か戻り、雨どいを測りました。1月の時が120μシーベルトだった。3月が220μシーベルト、4月が320μシーベルトだった。山沿いだから、高くなってきている。雨どいのところが積もり積もって高くなっている。叔母は具合が悪くなってしまい、苦しくなり、具合が悪くなると言ってました。

 大熊町は除染したと言っている。役場も除染したが、2週間後、測ったら15μシーベルト以上だった。除染して下がったと言っても6μシーベルトだ。ところが1ヶ月たたないうちに測ったら、ちゃんと上がっていた。元の数字に戻っており、役場の後ろは30μシーベルトだった。だから除染したってお金の無駄使いだと感じてきた。

 以前は、除染して帰ろうというのが圧倒的に多かった。しかし集団移住を要求してきた木幡仁が自治会長になったことに現れているように、だんだん年寄りも帰れないということが分かってきた。

 一時帰宅するたびに線量が高くなってきている。新聞、マスコミは下がってきたと言っているが、表向きは下がってきている。しかしセシウム134は、2年で半減だ。セシウム137は30年だ。これだけではなく、その他に公表されてないことが一杯あると思います。プルトニウム、ストロンチュウムとかの線量状況などが全然公表されていない。

 原発事故時、風がものすごく吹いていた。だからあちこちに飛んでいるはずだ。セシウムは、へばり付いたら絶対に落ちないらしいし、溶けない、消えない。いくら除染やったって、上から落ちてくる。大熊町など現地に除染に何億円かけたって、湯水のごとく使う感じで除染は必要ないと思います。

 やっぱり郡山、福島、いわき、伊達のほうは、ほんとは住んじゃいけない。会津以外はね。だけど住んじゃいけないけども、みんなどこにも行けないでしょ。東電は補償もしてくれない。金もそんなにない。必死になって県外に出ている人もいる。仕事がなく、外に出たら家もないでは、子どもをどうやって育てることができるというのか。出ていくのが大変だから福島県に残るしかない。だからそのためには、せめて人が大勢住んでいるところは除染してほしいと、みんなは思っている。

 だけどチェルノブイリでは、低線量被ばくの被害がどんどん出てきている。チェルノブイリの50年先の線量の移り変わりを予想図を見れば、福島も同じような危険性があるということだ。続きを読む

【報告】3.10 原発ゼロ☆大行動

jpg 三月一〇日午後一時から、東京・日比谷野外音楽堂で「原発ゼロ☆大行動」の一環の集会が首都圏反原発連合の主催で開かれた。国会請願デモの後、官邸前、財務省、Jパワー、外務省、文科省、経産省、東京電力に抗議をして、午後五時から国会正門前で大集会を行った。午前一一時から共産党系の労組・大衆団体が参加する原発をなくす全国連絡会が独自集会をし、野音の本集会に参加した。野音は通路までいっぱいになり、入りきれなかった人々が周辺にいるという状況だった。

 黙祷をささげた後に、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが「事故を忘れない。抗議を続ける」と主催者あいさつをした。鈴木かおりさん(NPOいわき市民放射線測定室)は「お茶や魚から放射能が検出されていて、汚染は収まっていない。子どもたちを守るために、毎月五〇人ずつ沖縄の久米島に静養に出している。チェルノブイリから学ばなかったから事故が起きた。福島事故から学び二度と事故を起こしてほしくない」と訴えた。

 さようなら原発一千万人アクションの落合恵子さんが昨日のデモで逮捕者が出たが即日釈放されたことを報告し、脱原発に向けてがんばるとアピールした。この他、原発をなくす全国連絡会、経産省テントひろば、再稼働反対全国アクション、脱原発世界会議、脱原発をめざす議員連盟、韓国の脱原発団体からのアピールなどが行われた。集会の後、国会に向けてデモ行進を行った。

(M)

【報告】3.9 つながろうフクシマ!さようなら原発大集会

jpg 三月九日正午から、東京・明治公園で「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」が「さようなら原発」一千万人署名 市民の会の主催で開かれ、初夏を思わせる天候にも恵まれ、会場をいっぱいにする一万五〇〇〇人が集まった。会場周辺には二二のブースが設けられ、宣伝を行った。

 二〇一一年三月一一日、福島第一原発事故から二周年を迎えるにあたって、大規模な脱原発連続行動の口火を切るものであった。大江健三郎さんら九人の市民の会呼びかけ人は「一、原発は速やかに廃炉作業に入る。二、原発の新増設は認めない。三、再処理工場、高速増殖炉(もんじゅ)の運転を認めない。四、再生可能エネルギーの普及・開発を最大限に促進する。五、廃炉の過程における原発立地自治体への経済的支援を政策化する」と三・九アピールをあらかじめ発した。

 日本音楽協議会がオープニングライブを行い、その後リレートーク・音楽が引き継いだ。

 福島と全国の原発立地点からの訴えだ。小島力さん(福島県葛尾村)。「計画的避難地区になり、いま武蔵野市に避難している。一時帰宅すると見るも無残な畑・家があった。忘れられ、見捨てられ、死んでゆく村だ。国を相手に訴訟を起こした人もいるが個人では対処できない。集団で東電・国を追及するために一月二六日に二二〇人で会を作った。何よりも被災者救済が求められている」。

 柴口正武さん(福島浪江町)。「三つの苦しみがある。放射線が下がっていない。風評被害があり、物が売れない。帰宅できない。七回の一時立ち入りをしたが家は二年前と同じで朽ち果てて、住めない状態だ。子どもたちは一二%しか学校に戻っていない。災害は今も進行中だ。さらなる困難が訪れている。三月二三日の福島県民集会に参加を」。

 井戸川前双葉町長は職責を離れたので本音でものを言うとして「チェルノブイリから教訓を得ない人は職責から離れろ。北朝鮮の核実験を非難するなら、これだけの原発事故を起こして何の制裁も受けないのはおかしいではないか」と国や東電の責任を問うた。

 大石光伸さん(茨城県東海第二原発)が、昨年七月に一〇〇〇人で運転差止め訴訟を起こし、攻防が行われていることを報告した。山田清彦さん(青森・核燃サイクル一万人訴訟)が「明日、雪が残る駅前公園で二〇〇〇人規模の集会を開く。再処理工場は着工から二〇年になるがまだ動いていない。もう工場はボロボロ。もし大事故が起きたら名古屋まで放射能が飛んでいく。大間原発は昨年工事の再着工を決めたが進んでいない。むつに核廃棄物中間貯蔵場がある。国民的議論で核のゴミについて責任を持たなければならない」と訴えた。

 伊藤実さん(浜岡原発を考える会)は「菅首相の要請によって、浜岡原発は運転が止まっている。1・2号炉は廃炉が決まっているが直下型地震の震源地に立地する浜岡原発は火薬庫の中で、焚き火をするようなものだ。浜岡から東京まで一八〇キロ、福島から東京は二二〇キロだ」と事故が起きた時の危険性を語った。山口県上関原発と闘う祝島島民の会からメッセージが寄せられた。

 反原発団体のミサオ・レッドウルフさん(首都圏反原発連合)が「毎週金曜日、首相官邸前で脱原発を訴えている。官邸前は地上戦で追いつめたが、アメリカや経団連の空中戦で落ち落とされた。政府を揺るがす力にはなりえた。可能性は二〇〇%ある。夏の参議院選に向けて、党派や違いを超えて一丸となって政府に突きつけていく。望みを捨てない。脱原発の世論は変わっていない」と訴えた。その他、国際環境NGO Feo Japan、原子力資料情報室、日本消費者連盟からアピールがあり、金城吉春とアシビナーズによる踊りとエイサーが披露された。

 第二部は女優の木内みどりさんが司会を務めた。リクルマイのライブの後に、黙祷が捧げられ、本集会が始められた。最初に呼びかけ人が発言した。鎌田慧さん。「原発はカネとウソで、権力の横暴で作られた。原発依存社会をなくしていく。福島のことは絶対に忘れない。がんばって、がんばりぬこう」。最後まで歩きとおすとスニーカーできたという大江健三郎さん。「原発ゼロをなかったことにする、という政権交代後の自民党政府の姿勢だ。これと闘う。長崎で被爆した林京子さんが内部被爆のことを小説にした。この苦難は福島につながっている。再稼働を許さない」。

 内橋克人さんが「原発は安全基準を満たせば安全だという安全神話が安倍政権によって復活している。一億玉砕と叫んだ軍国日本とどこが違うか。カタカナで書くフクシマを漢字で書く福島に戻せ」とメッセージを寄こした。落合恵子さん。「どんなことがあろうと後ずさりはしない。犠牲のシステムを変えていこう。福島は私自身だ」。澤地久枝さんが、会場の旗を下ろすようにとの司会者の要請に、日の丸を掲げた男性が従ったことについて「私は戦争体験者なので、日の丸にはこだわりがある。気になっていたが従ってくれてうれしい。この会場にはさまざまな考えの人が脱原発で集まっている」と前置きして、「人間らしく生きていける社会を作ろう。世直しに希望を捨てない」と語った。

 正しい報道をする会の広瀬隆さんが「上空のヘリに山本太郎さんが乗って中継している。明日は報道写真家の広河隆一さんがヘリ取材する」と報告した後、「余震が連続して起こっている。原発を止めても燃料棒がそのままになっていることは核分裂が起こる可能性があり恐いことだ」とし、子どもの内部被曝の問題、反原発運動への刑事弾圧に支援を訴えた。韓国の「核なき世界のための共同行動」の代表が「核なきアジアをつくっていこう」とアピールした。

 斎藤夕香さん(福島県飯野町から京都への避難者)。「四人の子どもがいる。平和に暮らしていたが、放射線管理区域にされた。インターネットなどでいろいろ調べて、からくりが分かってきた。二〇シーベルト撤回問題で文科省行動に参加した。家族や周りの人、学校の先生に言っても私の気持ちが分かってもらえなかった。県外の人の方が理解してくれる人が多かった。去年の一月に自主避難することを決断した。それでも高二の子どもは福島に残った。顔で笑って心で泣いている。忘れ去られるという不安がある。子どもをどう守っていくのか。そのために避難ママの会を立ち上げた。情報を伝えるために意識を持って動かないといけない。とりわけ若い人に伝えることが重要だ」と切々と語った。

 署名が八二〇万七一一二筆集まっていること、ロンドン、パリ、アムステルダム、フィンランド、スイスなど世界で脱原発集会が行われていることを報告し、フランス、イギリスからのメッセージを紹介した。司会の木内さんが福島原発事故後、自ら変わっていたことを話し、「ここにいない人をどう動かしていくのか」と参加者に奮起を促した。

 会場から二コースに分かれて、都心で大規模な脱原発パレードを行った。
デモ出発地点の混雑の中で、警察が70代の参加者一人を逮捕した。反原発運動つぶしのための不当逮捕を糾弾する。

(M)

報告:福島を返せ!再稼働反対!3・11東電本店前アクション

jpg 3月11日、 東電前アクション!と福島原発事故緊急会議は、東電本店前で「原発事故から2年。福島を返せ!再稼働反対! 3・11東電本店前アクション~賠償、被ばく労働の責任をとことん取らせよう~」を行った。

 アクションは主催者の抗議のコールから始まった。

 栗原学さん(東電前アクション)は、「今日は『追悼の日』と言われているが違う、東京電力を追及する日だ。東電は福島原発事故で死者は出ていないと言っているが、東京新聞(3・11)によれば福島だけで事故による関連死が七八九人だ。それにもかかわらず原発再稼働させろといまだに言っている。犯罪企業を追及する私たちの行動に対して警察は妨害している。30人以上も逮捕されている。絶対に許せない!東電を逮捕しろ」と糾弾した。

 植松青児さん(東電前アクション)は主催者として、「本日の取り組みで共有したいことは、この二年間、東電を追い詰めきれなかったことだ。もっともっと追い詰めなければならない。被害者への責任を取らせるために。加害企業としての責任を取らせるために。被ばく労働を強い続けている企業としての責任を取らせるために。柏崎刈羽原発の再稼働を、完全に断念させるために。今後、この観点を強化していきたい」と問題提起した。

 ゲストスピーカーから次々とアピールが行われた。

 亀谷幸子さん(双葉町から浜松に避難)は、「事故直後、何も持たずに逃げた。一瞬にして財産がなくなった。情報がないから放射能が強いところへ逃げてしまった。東電は大丈夫と言ってきたが、だまされた。東電は閉鎖せよ。福島の子どもたちに甲状腺異常が出ている。国と東電は、放射能と関係ないと言っている。子どもたちを守るために医療費を一生ただにすべきだ」と抗議。

 ホットスポット在住者(埼玉県三郷市、千葉県柏市、流山市、千葉市)からは、高濃度に放射能汚染されている地域に住んでいることの不安と東電に対する怒りを表明。

 元・福島原発収束作業員は、「福島第一原発の重要免震棟内で放射線管理業務に従事していた。実質拘束時間は12~13時間で日給1万円だった。元請から宿代が出せないとか言い出し、解雇だ。現在、解雇撤回を闘っている。下請けは、都合がいい時に集められ、勝手に解雇される。こんなことをなくすためには元請に抗議していくことだ。危険手当が出ているのかあいまいだ。東電と交渉していく」と報告した。

 なすびさん(被ばく労働ネットワーク)は、「東電のコストカットのしわ寄せは、福島原発収束作業員のなどの下請け解雇だ。労働者を食い物にし、ばら撒かれた放射性物質を無主物だと言う。除染作業でも東電の子会社で私腹を肥やしている。東電解体まで追及するぞ」と訴えた。

 さらに福島原発事故の検証と東電批判を小川正治さん(プラント技術者の会)、木村結さん(東電株主代表訴訟)がアピール。菅井益郎さん(国学院大教授)が柏崎刈羽原発の廃炉について発言した。

 最後に東電本店に向けて抗議のシュプレヒコールをたたきつけた。

(Y)

報告:福島原発告訴団 2.22東京地検包囲~東電本店包囲行動

地検2月22日、福島原発告訴団は、東京地検包囲行動~東電本店前包囲行動を行った。福島、北海道、静岡、関西の告訴団など700人が参加した。

 告訴団は、2012年3月16日、「脱原発福島ネットワーク」と「ハイロアクション福島原発40年実行委員会」の呼びかけで「東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民で構成し、原発事故を起こし、被害を拡大した東京電力株式会社及び国の原子力委員会、原子力安全委員会、経済産業省原子力安全・保安院等の責任者を刑事告訴することを目的」(会則)に結成した。

 その後、福島地方検察庁に東電の勝俣恒久前会長、経産省原子力安全・保安院の寺坂信昭前院長、原子力安全委員会の班目春樹委員長ら33人を業務上過失致死傷罪、公害罪及び激発物破裂罪の被疑事実で、法人としての東京電力株式会社等を公害罪の被疑事実でそれぞれ刑事告訴・告発した(第1次告訴―12年6月11日/1324人。第2次告訴―12年11月15日/13262人)。

 ところが検察は告訴を12年8月に受理したが、新聞各社は「予見可能性に高いハードル」「立件にはハードル」「立証は厳しい」「起訴は困難」などと報道している。東京・福島地検は十数人態勢で捜査にあたっており、勝俣東電前会長らを任意聴取していると言う。しかし、起訴するために証拠を確保しなければならないのに東電本店の強制捜査に入り証拠を押収することもしていない。3月に立件の可否を判断すると報道では流れている。

 このような検察の不充分な対応に対して告訴団は、「福島原発事故に関し、厳正な捜査・起訴を求める署名 」を1月8日から開始し、40265人分の署名が集まり、この日の地検包囲
と提出行動が取り組まれた。また、上申書(①地震や津波への備えを検討した議事録などを東電から押収する②原発事故の現場を検証し、後世に残る調書をつくる③甲状腺がんを発症した被災者と原発事故の因果関係をよく調べる……)も提出した。



地検は起訴せよ!



 福島告訴団を先頭に全国から駆けつけた仲間たちは、東京地検前で「地検は起訴せよ!東電は自首せよ!」のプラカードが次々と怒りを込めて掲げた。集会は、佐藤和良さん(副代表)のあいさつから始まり、「多くの署名が集まった。東京地検に起訴を迫る行動を行う。代表団は、怒りの思いをつきつけていく」と力強くアピール。告訴団代表が地検に入った。

 続いて全国の仲間のリレートークが行われた。郡山から静岡に自主避難した男性は、「子どもを守るため無念の思いでふるさとを後にした。子どもたちと一緒にいると、もう放射能に侵されているのだろうか。大人たちは、この子たちを置き去りにして、どんな発展をしようというのか。子どもたちを守れない国家は健全ではない」と訴えた。

 代表団が戻り提出行動を報告。大熊町の女性は、「有機農業をやっていたが、原発事故によって土地も職業もすべて奪われた。このくやしさは皆さんと同じです。頑張っていこう」と発言。山梨、長野、新潟告発団は、「自主避難者に対してわずかな賠償で打ち切られようとしている。生活は非常に困難な状態だ。加害者の東電が賠償金を決めているからだ。責任を明らかにさせ、生活再建させなければならないという思いをつきつけた」と報告。

 河合弘之弁護士は「福島原発事故は、最大の人災だ。東電幹部がなにも裁かれない不正義を許してはならない。福島県民、全国の怒りを地検にぶつけた。巨悪を打つ検察ならば東電幹部を起訴するのは当然のことだ。本店には証拠が一杯ある。強制捜査をやらせないとだめだ」と強調した。

 広瀬隆さん(反原発活動家)は、「地検が告発を受理して半年もたっている。なにをしているんだ。地検は、3月11日午後2時46分、被災地の方々に黙祷をささげ、ただちにダンボールを持って東電本店に入れ」と発言した。

 最後に参加者全体で「強制捜査せよ!東電を起訴せよ!保安院を起訴せよ!安全委員会を起訴せよ!山下俊一を起訴せよ!」のシュプレヒコールを地検にたたきつけた。



東電は自首せよ!



 続いて告訴団は東京電力本店前に移動し、「東電は自首しろ!東電は責任をとれ!」と糾弾していった。福島被災者たちは、次々と怒りの発言を行った。大熊町の男性は、「生まれ育った土地を追い出された私たちの気持ちがわかるか。もう帰れない。東電はウソで固めており、まともな賠償もない。どうやって生活していけばいいのか。責任をとれ」と糾弾した。

 東電は、廣瀬直己社長ら幹部は登場せず、広報部の會田満男所長に対応させ、告訴団の「要請書」受け取らせるという不誠実な対応を繰り返した。参加者は、これまで以上の怒りのシュプレヒコールを響かせ東電包囲行動を終了し、首相官邸前の金曜行動に合流した。

(Y)
 

転載【東電前アクション!声明】朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議します

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東電前アクション!Blog
http://antitepco.ldblog.jp/archives/23622140.html

《転送・転載歓迎》

【東電前アクション!声明】
朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議します
IAEA-NPT体制こそが核拡散の元凶-核廃絶の唯一の道は「大国」の核放棄から!


■2月12日に、朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)が実施した地下核実験に、私たち東電前アクション!は抗議します。

それは地球を破滅させる核のエネルギーを、ましてや軍事力に利用するなどということは、どこの国のものであろうとも正当化することはできない、という立場から抗議の意を表明するものです。

また、今回の核実験は、朝鮮国内の恒常的な飢餓状態を解決するよりも、軍事力を高めて「強盛大国」化することで、世襲三代の体制の健在ぶりを内外に示そうという政策の頂点にあるものであり、キムジョンウン第一書記自身が語った「3年以内に国民経済を1960~70年代のレベルに回復させ、(金日成キムイルソン主席の目標だった)『白米を食べ、肉のスープを飲み、絹の服を着て、瓦屋根の家に住む』を、真に成し遂げねばならない」という言葉に逆行するものである点も非難されなければなりません。

今回の核実験に世界中から非難が寄せられています。しかし、「核兵器を保有することで国威発揚し、強国であることを世界にアピールする」というあり方を歴史的に形作ってきたアメリカをはじめとする核大国の政府には、言うまでもなく朝鮮政府を非難する資格はありません。

■とりわけアメリカは、戦後の世界支配体制構築のために、広島・長崎への原爆投下を強行し、戦後は1030回の核実験を行っています。そして、オバマ大統領は「核なき世界を」などと言いながら、四度の未臨界核実験を行っています。そして、たった2ヶ月前の昨年12月に行われたアメリカの核実験に、日本政府やメディアがはたして抗議などしたでしょうか。

日本政府もまた、「潜在的核保有国」であるために歴史的に原発を推進し、昨年6月には民主・自民・公明の三党は原子力基本法の変更を行い「(原発は)安全保障に資する」という項目を入れる暴挙を行っています。

そして、このような核兵器を保有し、「安全保障」と称して周辺諸国への威嚇のために原発を保有する国の政府が、IAEA(国際原子力機関)とNPT(核拡散防止条約)体制によって核保有を独占し「小国」の核保有を非難する道義的矛盾とその正当性の欠如こそが、実は核を世界に拡散させるものだと指摘するものです。

「圧倒的な軍事力を持つ"大国"に対抗するために核開発をして何が悪い」...この論理に明快に反論できる政府が、世界にどれだけあるでしょうか。そして、このIAEA-NPT体制の矛盾・ダブルスタンダードこそが、インド、パキスタンの核開発を許し、イランや朝鮮とにらみ合いながら新たな「核開発競争」を促しています。

また、IAEAは世界の核開発をコントロールしながら推進するという役目を担っています。IAEAが、チェルノブイリ事故による健康被害を隠ぺいし、そして昨年12月から福島にも乗り込んできていることと、「大国」の核の独占を前提とする組織であることは一体のものです。それは「秘密主義」と「情報の独占」こそが、核による世界支配に不可欠なものであるからにほかなりません。
私たちは、アメリカをはじめとする「大国」こそが、核兵器を放棄し、あらゆる原子力から撤退することで最低限の「道義性」を確保することなくして、核不拡散そして核廃絶の道はないと訴えます。

■政府やメディアはことさらに今回の核実験について必要以上に騒ぎたて「北朝鮮脅威論」を振りまいています。それはまるで、福島第一原発の事故を覆い隠すためのようにも見えるというものです。

しかし、私たちは忘れるわけにはいきません。福島第一原発の事故発生当時、「ただちに影響はない」と繰り返した日本政府の犯罪を。この事故が、いまも海外にどれだけ迷惑をかけているかということを。あるいは溶けた燃料が沈降を続けている福島第一では毎日が「地下核実験」をやっているようなものであることを。

今回の核実験で、東京都の猪瀬知事は2月12日に「都民の不安解消のために放射線測定体制を強化する」などと表明しています。計測された放射線がはたして東京から遠く離れた国の地下で行われた核実験によるものなのか、たった200キロしか離れていない福島由来のものなのか、どうやって区別できるというのでしょうか。

このような自国の原子力政策への反省のない、アメリカの核保有や持ち込みを追及しない政府やメディアが「小国」の核実験をことさらに騒ぎ立てるあり方こそが、「大国」が核を独占するIAEA-NPT体制を下支えするものだと言わざるを得ません。福島から目を逸らさせるために「北核実験」や「中国のスモッグ」を利用するかのようなキャンペーンはいますぐやめるべきであり、今も続く福島事故の影響こそ広く知らされなければなりません。

・朝鮮の核実験に抗議!あらゆる核開発に反対!
・「大国」の核独占体制:IAEA-NPT体制解体!「大国」の核廃棄こそ核廃絶の唯一の道!
・IAEAは福島から撤退しろ!日本の脱原発に口出しするな!
・「核実験」や「中国スモッグ」を福島事故隠し・排外主義扇動に利用するな!

アジアの人々とともに、核兵器も原発も公害もない東アジアをつくろう!

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【案内】原発事故から2年。福島を返せ!再稼働反対!3.11東電本店前アクション

【拡散歓迎】
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 原発事故から2年。福島を返せ!再稼働反対!
    3.11東電本店前アクション
~賠償、被ばく労働の責任をとことん取らせよう~


《呼びかけ》
東電前アクション!
福島原発事故緊急会議

〈協賛〉
再稼働反対!全国アクション
再稼働阻止全国ネットワーク

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

日時:2013年3月11日(月)19時~
場所:東京電力本店前
東京都千代田区内幸町1丁目1番3号
JR・東京メトロ・都営地下鉄浅草線新橋駅より徒歩5分
都営地下鉄三田線内幸町駅より徒歩3分


311原発事故から2年。
私たちは自問自答します。

私たち市民は東京電力を
しっかり追いつめきれていないのでは、と。

もう2年も経ったのに
賠償らしい賠償をほとんど行っていない東京電力。

16万を超す「難民」が生まれ、経済的困難に直面している方もおられる、
そういうなか、5兆円を超す内部留保を貯め込む東京電力。

津波以前に地震だけで大事故が起きたのでは、
そういう国会事故調の調査を、ウソをついて妨害した東京電力。

事故前と変わらぬ多重下請け構造のまま
被ばく労働を強いている責任を全く負わない東京電力。

いまだに新潟・柏崎刈羽原発の再稼働を
経営方針として打ち出している東京電力。

もっともっと。
私たち市民は、東京電力を追いつめる必要があります。
被害者への責任を取らせるために。
加害企業としての責任を取らせるために。
被ばく労働を強い続けている企業としての責任を取らせるために。
柏崎刈羽原発の再稼働を、完全に断念させるために。

…このように項目を並べてみたものの、
私たちの中には、言葉にまとめられない、
どう表現したらわからない気持ちも
たくさんあります。

あまりに巨大な暴力を受け、
それ以降も受け続けているのですから。

事故から2年めの3月11日の夜、
東電本店前に集まりましょう。
東電に責任を取らせるために。
私たちの言葉、あるいは気持ちや感情を届けるために。


東電前アクション!
BLOG:
http://antitepco.ldblog.jp/
TWIT: https://twitter.com/antitepco1
MAIL: antitepco@livedoor.com

福島原発事故緊急会議
再稼働反対!全国アクション
WEB:
http://2011shinsai.info/

再稼働阻止全国ネットワーク
WEB:
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/

【報告】経産省の原子力部門の予算要求に抗議行動

DSCF1605経産省が、2013年度の概算要求を1月11日に財務省に提出し、その原子力関連の予算要求が内容があきらかになった。

「放射性物質が有害である期間を短縮する」という名目の新型原子炉の開発費に32億円、原発の海外輸出のための人材育成費として約14億円、原発立地地域の「支援」名目で5億7千万円、IAEA(国際原子力機関)への運営費負担を三千万円増額した1億2千万円、そして原子炉の廃炉技術の開発費として117億円などが計上されている。

これは、原発再稼働がいまだ反対の大きな世論を前に政府が立ち往生する中での今回の経産省の予算要求は、当面の原発政策維持のための人材・技術確保そして利権の確保のためのものだとして、東電前アクション!は1月25日に経産省に対しては「概算要求を撤回しろ」と、1月中に予算編成をする財務省に対しては「経産省の原子力関連の予算要求を却下しろ」と求める緊急行動を行なった。

夜の行動に先だって、経産省および財務省にそれぞれ申し入れを行なった。経産省では、四人の官僚が応対。東電前アクション!は「この『新型炉』の技術は稼動もしていないもんじゅのものの応用と言われており、政府内でさえ破たんが言われている『核燃サイクル計画』維持のためにさらなる税金を注ぎ込むな」、「原発の輸出は、福島第一原発の事故で原子力関連の技術者の流出が止まらないなかで、海外に原発を作ることを政府が推進して人材を確保しようとする愚策。そもそも原発事故を引き起こした当事国でいまも世界に汚染を撒き散らしている日本が原発を輸出するなど許されない」と主張する要請文を提出(下記に全文転載)。対して経産省側は「新型原子炉の開発はフランスなどとの協定もあり日本側だけの事情で止められない」、「原発輸出に関して震災を経験したからこそ日本の技術が世界に求められている」、「受注競争において中国の技術などより日本の方が信頼性が高い」などと反論。40分ほどの応答となった。

財務省へも要請文を提出。21日には麻生太郎財務相の「老人は早く死ねばいい」発言もあり、この発言への抗議も含めて「原子力部門に限らず、命を第一とする予算編成を行え」と求めた。

夜には、まず経産省本館前で抗議行動。毎週金曜に行われている「原発・TPPに反対する命の対話集会」とジョイントする形で行われた。要請文を読み上げ、申し入れ時の経産省の応答を紹介し「原発に税金を使うな!」、「経産省は概算要求を撤回しろ!」、「経産省は恥を知れ」と80人ほどで声をあげた。その後、道路挟んで真向かいの財務省に移動。麻生の「老人は早く死ねばいい」発言を糾弾する発言が相次いだ。そして、予算編成作業の最中であろう建物の中に向けて「経産省の概算要求を却下しろ」とシュプレヒコールを上げて、この日の行動を終えた。

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経済産業相 茂木敏充 様
                           
                                2013年1月25日
                 申し入れ書
                                東電前アクション!
          

 私たち東電前アクション!は、貴経済産業省が1月11日に財務省に提出された2013年度の概算要求のとりわけ原子力に関連する予算要求の内容について抗議するものです。

 そして、以下の理由で経済産業省および茂木敏充大臣に原子力関連の予算要求を撤回することを求めます。

一、 「放射性物質が有害である期間を短縮する」という名目の新型原子炉の開発費に32億円が計上されています。

 この技術は「もんじゅ」のものの応用と言われており、「もんじゅ」は長らく稼働もされていない破綻した技術と施設であることはもはや明らかです。この32億円は、すでに破綻した核燃料サイクル事業の延命のためでしかないと言わざるを得ません。

一、 原発の海外輸出のための人材育成費として約14億円が計上されています。

 2011年の福島第一原発事故で日本国内の原子力事業がままならないからと、原発という危険な施設の技術を海外に輸出するなどということを政府が後押しすることは道義的に許されるものではありません。

 福島第一原発事故の当事国としてなすべきことは、原発の輸出などではなく、一刻も早く原子力事業から撤退することで世界への謝罪の証とすることではないでしょうか。

一、 原発立地地域の「支援」名目で約5億7千万円が計上されています。

 観光などのアピールのための「支援」などと称していますが、原発立地地域は原発が存在するからこそ、福島第一原発事故以降観光客の減少に苦しんでいます。また、この「支援」は、原発の再稼働のための地ならしのための「ばら撒き」と受け取られても仕方のないものと言わざるを得ません。

 私たちは、カネで地方を支配して原発を作らせ維持する手法そのものに反対します。そして、経済産業省は、原発がなくても生活水準が維持され向上する地方経済の確率のための支援を行うべきだと私たちは考えます。

一、 IAEA(国際原子力機関)への運営費負担に3千万円増額した1億2千万円が計上されています。

 昨年12月からIAEAの事務所が福島に置かれていますが、少なくない福島の人々が「被ばく隠しのための福島進出ではないか」という疑いの目で見られている組織がIAEAです。

 そもそもIAEAは核推進機関であり、世論調査によっては市民の7割が「脱原発」を求めている現在、そのような組織を福島に常駐させ多額の運営費を負担することは福島第一原発の事故が「収束」から程遠い状況を考えても許されるものではありません。

一、 原子炉の「廃炉技術の開発費」として117億円が計上されています。

 すでに54基の原発を建設した今になって「廃炉技術の開発」が必要などということも私たちは驚きを隠せません。そして、福島第一原発の収束・廃炉作業において、何よりまず必要とされているのは収束作業にあたる労働者たちの賃金・待遇面の改善、そしていわゆる「ピンハネ」を前提とする多重下請け構造の一掃です。

 また、その他の原発についても、放射性廃棄物の保管や処分方法が確立していない現状において「原子炉の解体技術」だけを新たに「開発」することにどれだけの意味を持ちうるのか疑問です。これは「開発」と称して、引き続きカネを原子力業
界に垂れ流すものではないかという疑念は拭えません。

 以上の概算要求は、福島第一原発事故以降、危機に瀕した原子力業界を政府・経産省が原子力技術や人材ひいては「原発利権」を維持することで救い出そうとするためのものだと私たちは指摘します。

 そして、この原子力関連の予算計上部分を経産省自ら撤回し、原発推進の立場を撤回することを私たちは求めるものです。

 私たちは関連して、

一、 「暫定基準」で稼働させ、直下の活断層の危険が原子力規制委員会の内部から指摘されている大飯原発の3、4号機の即時停止を関西電力に促すこと。

一、 大間原発や島根原発3号機などの建設中のものを含めて、原発の増設を断念すること。

一、 核燃料サイクル事業の破綻を認めて、撤退すること。

 以上の事柄の実行を強く求めるものです。           

【案内】「原発利権維持」のための経産省13年度概算要求に抗議!1.25 経産省―財務省前アクション

 

 

【拡散歓迎】
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《緊急アクション!》
「原発利権維持」のための経産省13年度概算要求に抗議!
    1.25 経産省―財務省前アクション


   《呼びかけ》東電前アクション!
BLOG: http://antitepco.ldblog.jp/
TWIT: https://twitter.com/antitepco1
MAIL: antitepco@livedoor.com


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

日時:2013年1月25日(金)
経産省本館前 19時半~ 財務省前 20時~
地図⇒ http://www.meti.go.jp/image/26map.gif

 

★☆経産省には「原発利権のための概算要求」に抗議、経産省には「人の生命を守る経済を」と却下を求めて要請文を手渡します☆★

経産省の2013年度の概算要求が1月11日に財務省に提出されましたが、その内容がヒドスギル。


「再稼働反対」の大きな世論に政府が依然として立ち往生する中で、今回の経産省の予算要求は「原発政策維持のための人材・技術確保そして利権維持」に主眼を置いたものと言わざるを得ません。


原発関連を以下に列挙すると、、、


■「放射性物質が有害である期間を短縮する」という名目の新型原子炉の開発費に32億円。


この「新型炉」の技術は稼動もしていない「もんじゅ」のものの応用と言われており、政府内でさえ破たんが言われている「核燃サイクル計画」維持のためにさらなる税金を注ぎ込むということです。


■原発の海外輸出のための人材育成費として約14億円。


原子力関連の技術者の流出が止まらないなかで、海外に原発を作ることを政府が推進して人材を確保しようとする愚策。
大体、福島第一原発事故を引き起こした当事国でいまも世界に汚染を撒き散らしている日本が「原発輸出」など許されるものではありません。


■原発立地地域の「支援」名目で5億7千万円。


再稼働の下準備のためのバラマキと考えるほかありません。
求められているのは原発押しつけのためのバラマキではなく、原発がなくてもやっていける地域経済確立のための支援です。


■IAEA(国際原子力機関)への運営費負担を三千万円増額した1億2千万円。


チェルノブイリで被ばく・健康被害隠しをしてきたIAEAを政府自らが福島に誘致し、さらにカネを献上するということです。


■原子炉の廃炉技術の開発費として117億円。


福島第一のような爆発した原発を「廃炉」にする技術など夢想に過ぎません。また、放射性廃棄物の処分問題も解決していないなかで「廃炉技術」なるものが確立するわけもない。
これも「技術開発」と称したバラマキです。
「廃炉技術」の開発などよりも福島第一収束作業員の地位・待遇改善や、福島の人々の「避難の権利」を認め、その生活・就業補償に充てるべきです。

これらには当然、市民の税金が使われるのです。
連日、霞ヶ関で「もう原発はいらない」の声がとどろく中でいまだに原発推進に固執する経産省に抗議、財務省には「却下せよ」と求めるアクションを行います。

「再稼働ができないなら」と電気料金が上げられ、一方では世論を無視して原発推進に巨額の血税を注ぎ込む。
もう怒ったぞ! 1月25日、霞ヶ関にさらに大きな声をとどろかせよう!

【報告】12.14-15 IAEA国際会議に抗議して福島-郡山で現地闘争

kencho1 04212月14-15日、郡山市で15日から日本政府とIAEA(国際原子力機関)の共催で開かれる「原子力安全に関する福島閣僚会議」に反対する取り組みが「原発いらない福島の女たち」の呼びかけで行われた。
 
このIAEAの会議は、チェルノブイリの放射能被害の隠ぺいを行ってきたIAEAが、日本政府の要請によって福島に常駐することを最大に目的とするものだ。そして、歴史的に原発を推進してきたIAEAが謝罪もなく福島に進出することは許されない、と「福島の女たち」が「私たちを抜きに、福島のことを決めるな!」を合言葉に抗議行動が企画された。

14日は、福島県庁への申し入れと県庁から福島駅前までのデモが行われた。デモに先だって県庁への申し入れ。申し入れ文は「IAEAの福島進出の中止」、「除染でなく汚染地域の避難の優先」、「学校単位の疎開の開始」などを求めている。「福島の女たち」は県にその場での応答を求めたが、県側は無言で申し入れ文を受け取ったのみだった。(申し入れ文は下記に全文)

申し入れ後、郡山市の黒田節子さんは「IAEAは安全安全と言って福島を亡き者にしようとしている。IAEAがどんなものか、私たちは本質を知っている。チェルノブイリでは『IAEAを日本で解体してくれ』と言われた。何があっても声を上げ続ける。福島の女たちをなめるな」とあらためて決意表明をした。

県庁のすぐそばのもみじ山公園ではリレートーク集会。田村市の武藤類子さんの発言。「自宅近くにもIAEAが常駐することになるという。チェルノブイリの健康被害を隠ぺいして、WHO(世界保健機構)も黙らせた組織だ。福島もそうなるのか、黙っているわけにはいかない。IAEAは核推進機関であり、WHOとの1959年の協定で放射能の健康被害を発表するにはIAEAの許可が必要だとされている。今回の会議の合意文書案では『最高水準の安全性をもって原発を活用』するとしている。結局、安全アピールのための福島での会議だ。そういうことを伝えていく努力を続ける。そして、感性を研ぎ澄まして見抜いていこう」と呼びかけた。

集会では、恒例となった会津抵抗の踊り「かんしょ踊り」を参加者全体で輪になって踊り、デモに出発。150人ほどのデモは、賑やかに福島駅までの短いコースをゆっくり一時間以上かけて歩き、沿道にアピール。沿道からは好意的な反応が多く目についた。解散地点の駅前広場では集会を続行。「IAEAは福島に来るな」、「被ばく隠しから子どもたちを守ろう」などのアピールが続いた。

夜には、郡山市の労働福祉会館で「脱原発福島ネットワーク」などの主催で広瀬隆さんの講演会が開催された。300人以上の参加によって熱気ある講演集会となった。広瀬さんはIAEAの核推進の実態や密売までしてきた歴史を紐解き、「IAEAは悪魔なんです。悪魔が福島のみなさんを殺しに来ると思ってください。しかし、福島のみなさんは孤立していません。このかんの反原発運動の盛り上がりは福島は孤立していない、ということなのですから」と訴えた。

kencho1 092翌15日は、朝8時からIAEA会議会場の郡山ビッグパレットのすぐそばで行動を開始。この日は福島各地や全国から250人が結集した。中には「親に内緒で参加した」という地元の高校生の姿もあった。

行動の途中からフランス緑の党やベルギーなどからも抗議の来日団が到着。そして、全体で会議会場入口に移動して、IAEAに直接申し入れ文を渡す行動に移った。「福島10基の原子炉の即刻廃炉」、「地震大国日本に原発は無理であり、日本全国の原発の廃炉を日本政kencho1 104府に働きかけること」、「子どもたちの疎開を日本政府に促すこと」などを求める申し入れにイギリス出身のIAEAの報道官は「みなさんの不安は理解した」と述べるのみだった。

最後にフクシマ・アクション・プロジェクトの佐々木慶子さんが「福島は今年の3月11日に、福島の全原子炉の廃炉を世界に宣言している。IAEAには、そのことを強調してこの申し入れを終わらせたい」と申し入れ行動を終えた。

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                              2012年12月14日

                             福島県知事 佐藤 雄平 殿

原発いらない福島の女たち

        福島県でのIAEA閣僚会議等に関する要請書

 私たちは、福島原発事故以来、原発廃止のためのあらゆる活動を続けている女性グループです。経産省前での座り込み、原発事故1周年における集会など様々な活動の中から、あらゆる生命の存在を脅かす原発廃止の声を上げ、共感を呼んできました。

 そのような中、福島県で、IAEA(国際原子力機関)閣僚会議が国の主催で開催されています。IAEAは、核管理の名の下に、核と原発を推進するための国際機関であり、収束さえしていない原発事故に今なお苦しみ続ける福島にそのような組織が進出することは、どのような理由であれ私たちは認めることができません。

 以上のことから、私たちは、貴職に対し以下のとおり要請します。



【要請内容】

1.福島へのIAEAの進出をやめさせること。

2.莫大な資金を投じて1年半続けられた除染の効果は、多くの県民から疑問視されている。除染の限界を見極め、汚染地域の住民を避難させ、避難に伴う損失を県の責任で賠償すること。

3.県外避難者の住宅補助の打ち切りなど避難者への非情な扱いを止め、支援をすること。

4.子どもたちの避難を実現するため、学校単位の疎開・保養を直ちに実施すること。

5.健康被害がないとの前提で進められている県民健康管理調査を根本的に見直し、科学的で客観的、公平なものとすること。併せて、健康被害の過小評価を目的とした検討委員会の議事進行や特定の方向への議論誘導などをしないこと。

6.「秘密会」の開催や健康被害のごまかし、隠ぺいを主導してきた責任者に対し、適正な処分をすること。

7.モニタリングポストによる測定を正しく行い真摯な情報公開を行うこと。

8.福島県民の共通の願いは核・原発の廃絶である。核推進機関を呼んだ国際会議ではなく、核・原発廃絶のための国際会議を開催すること。

9.1~8までの要請を受け入れ速やかに実行した後、今回の原発事故まで原発推進の立場を取ってきた知事として、辞任という形で県民に対し責任を取ること。

(以上)            

【報告】11.16「日印原子力協定反対・原発輸出反対」首相官邸前アクション

1116インド1クダンクラム原発稼動反対・住民弾圧やめろ」、「日本政府はインドの核開発に手を貸すな」

 一一月一六日午後八時から、首相官邸前で「日印原子力協定反対・原発輸出反対」、「クダンクラム原発稼動反対・住民弾圧やめろ」、「日本政府はインドの核開発に手を貸すな」行動が東電前アクションとノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパンの呼びかけで行われ四〇人が参加した。

 この日、日本とインドの原子力協定反対の署名提出を予定していたが衆院解散に伴い、インド首相来日の延期が伝えられ、議員会館前の行動は中止になり、首相官邸前行動のみになった。

 最初に、東電前アクションの栗原さんが「インド・シン首相の来日は中止になったが、二日後のアセアン会議で野田首相と会うことになっている。シン首相の来日の大きな目的のひとつは日印原子力協定の締結のための調整と言われている。日印原子力協定は、主に日本からインドへの原子力技術と設備の提供・供与を目的としている。それは当然、近い将来の日本からインドへの原発輸出のための地ならしだ。また、核兵器保有国への原発技術の提供は、核武装を積極的に是認する暴挙であり、許されるものではない」と、協定の問題点を指摘した。

さらに、「インド政府はインド最南端のクダンクラム原発の建設を強行し、住民の強い反対の意思を踏みにじり続けています。今年九月一〇日には住民たちの反対デモに対して警官隊が発砲して死者まで出している」と、インドでの反原発運動の攻防を伝えた。

 そして、「福島の巨大原発事故を引き起こしながら未だに原発を推進し、海外に売り込みを図る日本政府。核兵器を保有し、さらなる核大国をめざして人々を暴力で踏みにじりながら原発増設を目論むインド政府。私たちはインドの人々とつながって、世界のどこにも原発はいらない」と訴えた。

 次に九月にインド政府に入国を拒否された大阪の二人がアピールした。

  宇野田陽子さん(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局)さんは「ロシアから一〇〇万Kwの二基の原子炉を輸入してクダンクラム原発が建設されている。九月九日には地元民二〇〇〇人が座り込みをし、三万人が原発を包囲した。九月一〇日一万人の武装警官が陸から海へと包囲し人々に襲いかかった。何人も逮捕者は遠くに拘留された。クダンクラム原発反対運動のリーダーのウラル・クマールさんは死刑か終身刑かの国家反逆罪で逮捕状が出ている。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマを経験した我々が脱原発・脱核兵器のメッセージを出し、世界中のどこでもダメだと言おう」と報告した。

 中井信介さん(ビデオジャーナリスト)はベトナムの原発建設問題を報告した。

 「建設予定地に行き、住民に話を聞いた。一〇kmぐらい離れているので自分たちには関係がない。原発が出来て道路や雇用が生まれるのに期待している、という答えだった。日本の原発メーカーが村の有力者を日本の原発を視察させ、安全性をアピールしていた。原発安全神話が作られている。また、ベトナムでは政府の弾圧によって、反対運動が出来ない状況がある。知識人のある人がブログで反対署名を集めたら、傷痍軍人が研究所に押しかけやめるようにいやがらせをした。こうした状況だからこそ、日本をはじめ海外からの働きかけが重要だ」。

 再稼働反対!全国アクションの国富さんが「インドは出稼ぎ労働者がたくさんいるが、原発反対運動をすると政府はパスポートを出さないいやがらせをしている。また独立記念日に黒い旗を掲げた人たちに国家反逆罪を適用して弾圧している。ウラン鉱山での労働者の被曝問題も深刻だ」とインドの運動の状況を報告した。

 この日、日本とインドの原子力協定反対の署名を官邸に提出しようとすると警察官が「アポがない」とジャマをし、提出者を無理やり官邸前から道路反対側に押し返した。主催者はこうした民主主義を踏みにじる行為を批判し、総務省の受付に署名を手渡した。なお、東電前アクションは11月23日午後六時から八時まで東電前で「被曝労働問題などで東電の責任を追及する」アクションを起こすと告知があった。(M)

アジ連講座報告:いわき自由労組━「労働者を襲う解雇・失業・被曝労働に抗して」

DSCN3337 11月10日、アジア連帯講座は、文京シビックセンターで「労働者を襲う解雇・失業・被曝労働に抗して」というテーマでいわき自由労働組合の桂武さん(書記長)、齋藤春光さん(同組合員)から問題提起が行われた

 3・11東北大震災と津波によって、いわき市沿岸部は、壊滅的打撃を受け、同時に東電福島第一原発事故によって被災に追い込まれた。多くの労働者は、会社の自宅待機命令のまま、賃金未払いのうえ自己都合退職など震災便乗労基法違反や解雇の横行にさらされた。いわき自由労働組合は、「雇用なき復興はあり得ない!」を掲げ、地域再生、産業と農業・漁業を再建するための復興資金の要求、失業者雇用の取り組みを行ってきた。

 さらに原発の中で被曝労働を続けている作業員、除染作業に従事する労働者の被ばく問題を取りあげ、生涯の健康管理と生活保障を要求している。放射能除染問題の取り組みを通してゼネコンと下請け企業によるピンハネ構造、「危険手当」の未払いなどの問題を労働運動として位置づけ反撃を開始している。被ばく労働を考えるネットワークの立ち上げにも参加し、闘う陣形を作り出しつつある。



『仮の街構想』について



 講座は山谷・野宿者運動に参加している仲間からの司会あいさつで始まり、「山谷では福島原発収束のための被ばく労働の募集ビラが配布されたり、電子柱に募集ポスターが貼られていたりしている。都の清掃工場のダイオキシンまみれの炉の清掃作業の募集もしている。こういう危険な作業に貧困層をターゲットに雇い、ピンハネによる不当な搾取が強いられている。被ばくネットの立ち上げは、大きなバネとなる」と発言した。

 齋藤さんは、「脱原発運動の課題と今後」について住民の取り組みから報告した。

 「12年9月にいわき市議選が行われた。市民の多数は、原発はいらないだが、選挙結果は原発維持派が多数となってしまった。東北電力と下請け企業が、フル回転して圧力をかけて選挙運動を展開した結果だ。原子力村(電力労連電気工事企業)を使って町内会まで網の目で学習会を組織している。こういった流れに抗して、住民自身の自己決定権を強化していく取り組み、東京電力福島第一原発事故の責任をあいまいにさせないために福島原発告訴団が結成し、原発事故を起こし被害を拡大した責任者たちの刑事裁判を求め、福島地方検察庁へ告訴した」。

 「『仮の街構想』では住民コミュニティーの解体と分散についてどうしていくのかなど大きな課題が突きつけられている。だが原発がどうなっているのか、高線量状態、放射能廃棄物、高レベル汚染水をどうするのか、インフラ整備も必要だし、被ばくの可能性もある。こういったことが論議されず『帰還』が言われている。しかも使用済み燃料の最終処分場は未解決どころか展望も出口も見えない。谷中村住民(足尾鉱毒事件)には強制移転後の困難な生活が強いられたが、再び繰り返してはならない」と批判した。



被ばく労働者と結びつくために



 桂さんは、「除染労働者へのピンハネ、未払い賃金、労働争議」について報告。

 「朝日新聞(一一・五)が『除染手当 作業員に渡らず』『消えた危険手当』『業者が中抜きか』と報じた。下請けの企業の労働者が被ばくネットに相談するなかで明らかとなった。福島第一原発周辺の警戒区域などでは、除染作業を行う労働者に基本賃金とは別に特別勤務手当(除染危険手当)が支給されることになっている。しかしゼネコンと下請けの多重請負構造の中で正当に支給されていない。しかも二次下請、三次下請会社の採用時に説明はなく、日当額を最低賃金にまで減額し、宿泊費を天引きするというものだった。除染労働者は、これに怒り集団交渉をしたが、『そんな金はもらっていない』と居直るだけだった。後にいわき自由労組に加盟し、団体交渉を行うが進展がなかった。特殊勤務手当の『中抜き』を許さず全額を獲得していく」。

 「そもそも除染の雇用は、ほとんどが雇用契約書のない口頭契約であり、労基法に違反しており、労働条件の変更が一方的に行われている。除染特別地域で支給される危険手当は、その危険性に対する手当として労賃と別枠で労働者に支給されるのであり、業者がピンハネできるものではない。危険手当が支給されることを根拠に労賃減額や宿泊費・食費天引きが行われるのは、事実上、危険手当の減額であり、認められない」など今後の課題を語った。

 さらに「被ばく労働者はいい給料を貰っていると誤解している人たちがいる。いい給料を貰っているのは一人もいない。社会保険がないのだから給料から引かれる。労災隠しがあるから労災補償もない。短期で被ばく線量は一杯になってしまう。雇用保険の適用もない。今では日当一万円になっている。さらに宿代が引かれる」という実態を紹介し、「現地の労働者と繋がった運動、生活支援も含めた連帯のあり方が求められている。労働者を意識した取り組みをぜひやっていただきたい」と強調した。

 討論では「巨額の除染費用の多くが大手建設会社に流れ、ピンハネ下請け構造が続いている」、「除染の効果の検証なしに行われている。除染後も再び高線量が戻っている実態がある」、「東電に福島第一原発の廃炉はまかせてはだめだ。この作業にも金儲け優先でやろうとしている。国家の責任をはっきりさせ、労働者管理していくことだ」、「孤立した労働者と結びつくためには、現地とつながった運動作りが求められている。論議と実践がもっと必要だ」などの意見があった。

 講座は、提起された課題をさらに継続して深めていくことを確認した。

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【報告】10.31Jパワー(電源開発)前で大間原発建設反対アクション

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10月31日、東電前アクション!は10月に大間原発の工事の再開が強行されたことに対して、電源開発株式会社(Jパワー)本社前で抗議アクションを行った。40人の参加。

 

 

司会の園さんがシュプレヒコールをあげて、主催から栗原さんが「今日の行動の位置付け」を説明。「政府のエネルギー戦略で"すでに建設中の原発の建設は容認する"という発表があって、電源開発は即座に"住民説明会"を行ってその翌日には工事再開を強行している。いかに既成事実を積み上げるかしかない拙速さだ。猛毒プルトニウムを使った発電所を住民をないがしろにしたまま活断層の上に立てるなど、まさに悪魔の所業だ」

 

「函館は市長・行政挙げてこの原発に反対を表明している。私たちは、こういう動きを応援し支持するが、函館30万人の反対に依拠して過疎地で原発を容認せざるを得なかった人々を低く見るような運動をしてはならない。大間原発の供給先は主に関東首都圏だ。なにより、その首都圏で生活する者の責任として、大間原発の建設に反対し阻止しよう。大間の燃料は東電が多額の出資をして東電出身者が社長を務める日本原燃のものが使われる。すなわち東電マネーの燃料で動かし、福島事故で原発を動かせなくなった東電に代わって首都圏に原発の電気を供給しようとしている。電源開発は主に水力発電を担ってきた会社だが、水力発電もまたダム建設によって地域を分断し、故郷を沈めて人々を追い払った歴史がある。私たちは、もうそのような犠牲を生み出さないということも念頭に置いて代替エネルギーを模索しなければならない」とアピールした。

 

途中で合流した官邸前などで抗議行動を続けている「反ACTAチーム」からは「人権侵害救済法案」が反原発運動の弾圧をも狙うものだという説明。「あらゆる社会運動を守るために、反原発運動を守るために、人権侵害救済法案と反対運動に注目してほしい。共に連帯しましょう」とアピール。

 

東電前アクション!の植松さんからアピール。「先週リトアニアへの原発輸出に反対して日立製作所前で抗議行動を行ったが、この大間の原子炉も日立製が使われようとしている。また、核燃サイクルの破たんを繕うものだ。今日の抗議は日立への抗議デモあり、核燃サイクルを未だに推し進めるものたちへの抗議行動だ。下北半島をこれ以上核で踏みにじることは許されない。原発が安全だというなら東京湾に作ってみればいい。しかし、安全な原発などあり得ないことが分かっているから下北半島に作るのだ。もうどこにも原発を作らせない」

 

最後に「大間の工事をやめろ」「もう原発の電気はいらない」とシュプレヒコールをあげて、この日の行動を終えた。

 

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【報告】11・11反原発・霞ヶ関-国会アクション

DSCF1487 一一月一一日、霞が関一帯で「反原発100万人大占拠」行動が首都圏反原発連合の主催、協力:さようなら原発1000万人アクション、脱原発世界会議、原発をなくす全国連絡会、経産省前テントひろばで行われた。この行動は午後一時から日比谷公園出発のデモの後、午後三時から経産省、外務省、文科省、財務省そしてJパワーに対して抗議行動を行い、午後五時から首相官邸前、国会正門前大集会すると計画された。しかし、不当にも東京都が日比谷公園をデモの出発地として貸さないことを通告したので、裁判に訴えた。これが却下されたので結局デモは中止となり、午後三時からの行動が行われた。

 大間原発(青森県・下北半島)の建設を行っている東銀座にあるJパワー(電源開発株式会社)前に五〇〇人の仲間が集まった。大間原発はJパワーが初めて手がける原発であり、出力一三八万kwで国内最大規模、世界でも例のないフルMOX燃料を使うものだ。民主党政府は二〇三〇年代には原発ゼロをめざし、新規原発は認めないとしたが、枝野経産相はすでに建設を許可した原発については建設続行を認めると表明した。それを受けて一〇月に、大間原発の建設が再開した。

 この集会に北海道から参加した二人が「大間原発から函館は三〇㎞圏内にあり、市長をはじめ建設に反対し、差止め訴訟も行われている。本日北海道では函館をはじめ一五カ所で反原発集会が開かれている。泊原発も大間原発もいらない」と報告した。

 大阪からの参加者は「大飯原発再稼働は動かしてはいけないものを動かしている。関西電力はさらに他の原発の再稼働もねらって新燃料を五〇〇本も購入している」と暴露し批判した。神奈川の仲間は「横須賀にある核燃料工場で、大間原発で使うMOX燃料を作っている。しかしプルトニウムを国内で加工できないので、フランスとイギリスに頼んだ。それが両方で三五トンにもなる。大間では年間一トンも使う予定だ。もんじゅが動かないのでプルトニウムは溜まってしまう。余ったプルトニウムを引き受けるところはどこもないので、結局はJパワーしかないだろう。Jパワーはこうした役割をとっとと降りてほしい」と訴えた。

 大間原発を建設しているのは日立であり、リトアニアに原発輸出するのも日立製だ。リトアニアは先ごろの国民投票で原発反対が上回り、計画がストップしている。大間原発反対の闘いはリトアニアの人々とつながっているという報告もあった。

 これ以外に大飯原発が多くの反対を押し切って再稼働したが、原発の下を活断層があるかどうかをめぐり調査が行われている。活断層だと確認されれば、大飯原発の稼働は止められる。関電は活断層ではないと発表したが、原子力規制委員会が調査しているが活断層とする意見と地すべりだとする意見が対立し、もっと原子炉に近い所の調査をすることになり、結論が先送りされた。こうした状況、規制委員会が国会の承認なしにスタートしていることなどに鋭い批判がされた。

 Jパワー前の行動は四時に終わり、銀座の歩行者天国を元気いっぱいに「原発反対」のコールをしながら、国会に向かった。

 冷たい雨が降り始める最悪のコンディションであったが、国会正門前にはすでに多くの仲間が埋め尽くしていた。正門前ではスピーチとラップ、シュプレヒコールが繰り返された。社民党福島党首、共産党志位委員長、亀井静香衆院議員、新党大地、民主党、新党きずな、国民の生活が第一などの会派・国会議員が次々と連帯のあいさつを行った。また、反原発1000万人アクションの鎌田慧さん、落合恵子さんのスピーチ、宇都宮健児さん(前日弁連会長、都知事予定候補者)のあいさつ、坂本竜一さんからのメッセージが紹介された。反原発首都圏連合は今後も金曜日官邸前アクションを継続することを発表した。

 警察は正門前の交差点付近にたくさんの人が押しかけていたが、「交差点を渡らせない、道路を開放しない」という行動のジャマをしたのみならず、機動隊の指揮官車から大音量で「参加者にあっちへ行け、道路に出るな」などの指示をして、妨害行動を繰り返した。参加者から「警察は集会のジャマをするな。道路を開放しろ」とコールや野次が飛んだ。

 国会周辺は雨にも関わらず、数万人の反原発の熱気が渦巻いた。(M)

【案内】日印首脳「原発会談」抗議!11.16緊急アクション

【拡散歓迎】
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クダンクラム原発稼働反対!インド政府は住民弾圧やめろ!
  日印首脳「原発会談」抗議!11.16緊急アクション


   《呼びかけ》東電前アクション!
BLOG:
http://toudenmaeaction.blogspot.com/
TWIT: http://twitter.com/toudenmaeaction
MAIL: toudenmae.action@gmail.com
TEL : 090-1219-4519

  
   《協力》ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
HP :
http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/
mail: sdaisuke@rice.ocn.ne.jp

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時間:2012年11月16日(金)19時半~ (国会議員に署名提出)
場所:国会衆議院議員面会所前集合
地図⇒
http://tinyurl.com/abf2uav

20時から野田首相とインド・シン首相の「原発会談」に対する首相官邸前抗議アクション!


★インド首相来日と野田首相との「原発会談」に抗議!「日印原子力協定」締結-原発輸出反対!
☆インド政府は原発も核兵器も放棄しろ!「クダンクラムの血の弾圧」を許さない!
★9月にインド政府に入国を拒否されたノーニュークス・アジアフォーラムのメンバー二人がアピールします。

11月15日から17日にかけて、インドの新首相が来日します。

来日の大きな目的のひとつは「日印原子力協定」の締結のための調整と言われています。
「日印原子力協定」は、主に日本からインドへの原子力技術と設備の提供・供与を目的としています。
それは当然、近い将来の日本からインドへの原発輸出のための地ならしと考えるほかありません。
また、核兵器保有国への原発技術の提供は、核武装を積極的に是認する暴挙であり、許されるものではありません。

現在、インド政府はインド最南端のクダンクラム原発の建設を強行し、住民の強い反対の意思を踏みにじり続けています。
そして、今年9月10日には住民たちの反対デモに対して警官隊が発砲して死者まで出しています。

福島の巨大原発事故を引き起こしながら未だに原発を推進し、海外に売り込みを図る日本政府。
核兵器を保有し、さらなる「核大国」をめざして人々を暴力で踏みにじりながら原発増設を目論むインド政府。
こんな両者の思惑に対して、私たちはインドの人々とつながって「世界のどこにも原発はいらない!」と表明します。

そして、私たちは野田首相に言いたい!
核開発を推進するシン首相を広島・長崎、そして福島に案内しろ、と。
そうすれば、核兵器を保有するということがどういうことか、
原発を建設するということがどういうことか、理解できるはず、と。
それこそが被爆国そして原発事故当事国の責務であるはずと考えます。

原発も核兵器もない世界へ!



★☆日本とインドの原子力協定に反対する署名のお願い★☆

http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/119a.htm
(11月16日に日印両政府に提出します)

・クダンクラム原発:反対運動と弾圧(9月10日の映像)
http://youtu.be/zb_jyJaUAic

・クダンクラム原発反対に連帯する日本人3名がインドで入国拒否
(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン)http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/118a.htm

・連帯声明 歴史的な闘いの中にあるクダンクラムのみなさんへ
(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン)
 
http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/118b.htm


☆★☆★↓↓こちらもご参加を↓↓☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

11.15緊急集会「日本はインドに原発を輸出するのか?」
~日印原子力協力協定の問題点とインドの反原発運動~

講演「日印原子力協定の問題点」福永正明(大学教員)

クダンクラム原発反対運動の報告など
 伴英幸(原子力資料情報室)中井信介(ジャーナリスト)宇野田陽子(NNAF

日時 1115日(木)1830203018:00開場)
場所 連合会館(旧・総評会館) 402号室

千代田線新御茶ノ水駅、丸の内線淡路町駅、新宿線小川町
駅からB3出口すぐ。JR御茶ノ水駅・聖橋口から徒歩5

<主催> シン首相来日緊急集会実行委員会 <連絡先> 090-8169-9693

::::::ここまで:::::::::::::::::::::::::::

【報告】10.23 リトアニアへの原発輸出に反対して日立前で緊急行動

IMG_143810月14日にバルト三国のリトアニアで、ビサギナス新原発建設の是非を問う国民投票行われた。日立製作所が事実上受注したこの原発建設計画に対して、国民投票では反対が62%を占め、賛成の34%を大きく上回るという結果になり、リトアニア民衆は明確に「原発建設に否」の意思表示をした。


しかし、この国民投票の結果に対して、日立製作所の中西社長は投票結果直後の記者会見で「撤退するという判断は永遠にないだろう」「原発へのニーズはある」などと述べるなど、リトアニアの人々の「原発いらない」の意思は踏みにじることをあらためて宣言した。


この中西の発言を受けて、東電前アクション!は、リトアニア民衆に連帯して日立にリトアニアからの撤退を求める告知期間三日強の緊急アクションを10月23日に東京駅前の日立製削除本店前で取り組んだ。当日は三日強の告知期間であることに加えて荒天にもかかわらず、40人が結集して熱気あるアクションを展開した。

東電前アクション!から植松さんが「小国リトアニアは歴史的に侵略され続け、踏みにじられ続けてきた。そしてまたも、原子力で踏みにじられようとしている。この高いビルを見て村上春樹の"卵と壁"の喩えを思い起こす。はたして私たちは壁なのか卵なのか。卵の側に立ちましょう」とアピール。次々に参加者にマイクを回し、リトアニア語のプラカードを掲げて日立に「原発輸出反対」を訴えた。

 

「福島第一原発はアメリカから輸入された原発だった。当時から欠陥が指摘された原子炉BWRマーク1型だったが、3.11事故後当時の技術者は『事故と欠陥の因果関係は否定できない』と証言している。しかし、原子炉メーカーGE社もも米政府も福島事故に謝罪もせずその責任を頬かむりしている。原子炉メーカーのような大企業は売ったら売りっぱなし、誰も責任など取ろうとしない。あとは野となれ山となれ・我が亡き後に洪水きたれ、だ。そういう大企業と経済のあり方そのものを変える必要がある」

東電株主訴訟の木村結さんは「日立で働く人々は、生活のため家族のためなどと嘘をついて自分を騙すのはもうやめてほしい。リトアニアは2004年にすでに"脱原発"を選択している。それをお金の力で原発を押し付ける日本という国が本当に恥ずかしい。日立の人々はリトアニアに原発を売り込むというのなら、有給休暇でも使って福島の現状を見に行ってほしい」と訴えた。

そして、「あの福島第一原発事故を引き起こした当時国の市民として、原発の輸出や日本からの新たな核拡散を許すわけにはいかない。原発輸出を断念するまで、何度でもこの場所に立つ」と司会が締めて、この日の行動を終えた。

 

(F)

【新刊紹介】さんいちブックレット『原発事故と被曝労働』

原発事故と被曝労働
さんいちブックレット『原発事故と被曝労働』/被ばく労働を考えるネットワーク編/1000円
 
 本書は、「『3・11』後の被ばく労働の実態」と「深刻化する収束・除染作業、拡散する被ばく労働現場からの報告」を中心にした第一弾の告発本だ。同時に「被ばく労働問題を一部の専門家や労働運動の課題に閉じこめず、社会的に提示して、大衆的な反/脱原発の取り組みにきちんと位置づける」ことを強調する。

 すでに福島第一原発事故の収束作業に約2万人の労働者が投入された。放射線被ばくを避けることができずに過酷な労働が強いられ、しかも重層的下請構造の中でいいかげんな安全対策、ピンハネの横行、低賃金等々、深刻な人権・生存権破壊が拡大している。さらに原発事故によって拡散した放射能は、すべての労働者も被ばくしてしまう事態へと追い込んでいった。

 このような事態の中で被ばくに関係する労働問題の情報を共有し、検討し、共同で取り組む連絡組織として「被ばく労働を考えるネットワーク(準備会)」(2011年10月)が出発した。「どう取り組むか被ばく労働問題 交流討論集会」(12年4月22日)を行い、労働者の命と安全を守るための運動、被ばく労働に関する労働相談の実施と運動化・組織化、政府・自治体・事業者に対する取り組みなどをテーマに論議を深めた。この討論集会で提起した仲間たちの発言が丁寧に収録され、明日にむけた実戦書としてまとめられている。



 巻頭でなすびさん(山谷労働者福祉会館活動委員会)は「被ばく労働に隠されている原発の本質とこの社会の闇」を暴き出し、「被ばく労働をめぐる問題の深刻さ・根深さ」を解き明かしていかなければならないとアピール。続いて西野方庸さん(全国労働安全センター連絡会議)が「被ばく労働をめぐる政策・規制と福島の収束作業」を解説する。

 「さまざまな労働現場に拡がる被ばく問題」では松本耕三さん(全港湾書記長)、岸野静男さん(東京清掃労働組合一組総支部委員長)、中村光男さん(全国日雇労働組合協議会)、北島教行さん(フリーター全般労働組合)が各現場から報告。

 「福島現地の現状と家族の声」では、桂武さん(いわき自由労働組合書記長)、木幡ますみさん(大熊町の明日を考える女性の会)、木田節子さん(原発作業員の家族)が訴える。

 最後になすびさんが「除染という新たな被ばく労働」で「除染事業をめぐる制度整備や労働者の安全確保の体制は、付け焼刃的で不十分だ。除染―帰還―復興という流れの中で、除染事業はゼネコンにとってうまみのある新たな産業領域の公共事業として走り出してしまっている」と批判し、被ばく労働問題の社会的取り組みの重要性を再確認した。



 被ばく労働を考えるネットワーク準備会は、この一年間の取り組みの成果のうえで11月9日に「被ばく労働者に安全と権利を!11・9『被ばく労働を考えるネットワーク』設立集会」(午後6時半/江東区亀戸文化センター(カメリアプラザ)5階 第 1、2会議室/総武線、東武亀戸線「亀戸駅」下車徒歩二分)を行う。集会は、①福島における労働問題と被ばく問題=いわき自由労組②原発事故以降の被ばく労働に関する問題提起=神奈川労災職業病センター③福島での相談活動の呼びかけ=被ばく労働を考えるネットワーク準備会が報告する。

 翌日、アジア連帯講座の主催で「いわき自由労働組合の報告『労働者を襲う解雇・失業・被曝労働に抗して』」をテーマに桂武さん(いわき自由労働組合書記長)、齋藤春光さん(同組合員)が報告する(11月10日(土)/午後6時30分/文京シビックセンター(障害者会館3階C会議室)〔地下鉄三田線春日駅下車〕)。桂さんは、自由労組の労働相談活動、除染労働者の組織化などについて報告する。齋藤さんは、「脱原発運動の課題と今後」をテーマにいわきでの脱原発運動、被ばく問題を問題提起する。

 11・9「被ばく労働を考えるネットワーク」設立集会、11・10アジ連公開講座「いわき自由労働組合の報告」の事前学習として、ブックレット「原発事故と被曝労働」は必読書である。ともに被ばく労働問題を取り組んでいこう。(Y)
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