217-1 2月20日、ミャンマー第2と都市マンダレーで治安部隊がデモ隊に発砲し、2人が死亡し大勢の負傷者がでた。これで3人目の死者だ。

 軍事政権は裁判所の令状なしに逮捕したり、夜間禁止令に違反したとして、友人宅に泊まっただけで逮捕するなど、弾圧が強化されている。

 アウンサンスーチーは違法に無線機を輸入したということで逮捕された。勾留期間は2月15日とされたが17日に延長され、別の容疑でも勾留が続けられるとも伝えられた。

 市民たちの非暴力抵抗闘争は2月17日に全土で数百万人にものぼっている。

 2月17日午後3時から在日ミャンマー大使館前(京浜急行北品川駅下車)で、在日ミャンマー人が「アウンサンスーチーさんの釈放や軍事クーデターを批判する」行動を行った。大使館前は日中にもかかわらず、若者たち数百人が集まった。スーチーさんの写真を掲げ、指3本を高く突き上げ抗議の意志を示した。

 ミャンマー(ヤンゴン)にいるデモ参加者から、SNSで次のようなメッセージが寄せられている。

 「軍事政権になると何かあっても拘束されるし、刑務所に入れられます。彼らには法律なんてない! 毎日鍋叩くのも違反、ロウソク付けるのも違反、何かを書いたり発信したりするのも違反、デモに参加するのも違反、海外に情報流すのも違反、赤の旗を家に出して見せるのも違反、お医者さんがCDMに参加するのも違反、大衆の前にスピーチするのも違反です。指3本サインするのも違反です」。

 「だから、何かの反抗行為はすべて違反です。今選挙委員会のメンバーたちを拘束するだけじゃなくて、選挙を管理する先生すべて拘束しようとしているから逃げています。今日夕方からお医者さんや学生リーダーたちも次々と拘束されています」。

 「どこに連行され、何をされるかいつ釈放してくれるか分からない。連絡もできない! 2007年に行方不明になって殺害された人は大勢います。デモのリーダーたち、若者たちも次々と拘束されています。夜中に連行しに来ます」。

 「ソーシャルメディアに投稿するぐらいはちっぽけな行為です。私たちはいつ
つかまってもおかしくないし、別に何も感じません」。

 「ただ、自分たちだけじゃなく家族たちまで拘束されたり、海外行く時行けな
くなったり、財産取られたりするからそれだけ気を使っています。私たち道にデモしている若者たちはそれを理解した上に、自分たちの未来のために頑張っています」。(略)

 軍事政権は弾圧を強めているが、それに抵抗する人びとの闘いはより深く広がり、国際的にも軍事政権は孤立を深めている。国際的連帯で軍事政権を退陣に追い込もう。

(M)