214-2日本政府は軍事政権と関係を断て

5千人が大結集し、要請行動へ



 2月14日正午に、在日ミャンマー人たちが、東京代々木公園のNHK側の通路に集まり、軍事政権に抗議するデモを行った。原宿駅から集会所に向けて若い青年たちが続々と列をなした。

 ミャンマーでは、連日、軍政権に抗議する非暴力の抵抗デモやストライキが、首都や最大都市ヤンゴンなど全国に拡大している。治安に当たる警察官も、デモ隊に合流する人が出ていると伝えられている。軍事政権に対する民衆の抵抗が日に日に強まっている。

多彩な衣装を身にまとって

 2月1日の軍事クーデター以降、国連大学や外務省、在日ミャンマー大使館前と場所を変えて3千人を超える人々が参加してきたが、今回はそれを超える人々が集まった。スーチー派NLDが多数なんだろうが、少数民族の衣装をまとった人たちもたくさん参加していた。

 スーチーさんの写真、軍政権トップの写真にバツ印をつけた写真、スーチー派NLDや少数民族の旗をなびかせた。

 各人が持ち寄ったプラカードには、「クーデターを起こしたミャンマー軍事政権を日本政府は認めないでください!」「2020総選挙の結果に基づいて国会を開けるよう日本政府はミャンマー軍部に圧力をかけてください!」と書かれたものがあった。

 コロナ感染もあり、出発前の集会の形式もなく、デモ中のシュプレヒコールもなかった。国連大学を通り、表参道・代々木公園に帰るデモで、街を行く人たちにアピールした。

 400社を超える日本企業がミャンマーに進出しているという。ミャンマーと日本の関係は強いものがある。ミャンマーの人たちは軍事政権とつながりのある日本企業の撤退を要求している。日本政府は軍事クーデターを強く非難し、軍事政権に具体的な圧力をかけていない。われわれ民衆の側はミャンマーの人たちと連帯し、日本政府に軍事政権と関係を断てという要求をつきつけなければならない。 

(M)