image新型コロナ・ウィルスの流行の打撃を受けるレオン・トロツキー博物館

 一九四〇年、暗殺者ラモン・メルカデルは、メキシコのコヨアカンにある亡命中のトロツキーの住宅に押し入り、スターリンからの暗殺命令を実行した。トロツキーの孫で後に技師となったエステバン・ヴォルコフ・ブロンシュテインは、この暗殺まで祖父のレオン・トロツキーやナタリア・セドフとともにこの館で暮らしていた。トロツキーの一家で、今日、唯一生存者であるヴォルコフは、レオン・トロツキー博物館となっているこの館の経済的存続が危機に陥っているとの警告を発している。

 新型コロナ・ウィルスの流行のために博物館への訪問者が途絶えている。入場料と販売金が、遺品を管理するメキシコのさまざまな行政機関からの委託を管理を行っている、レオン・トロツキー亡命の権利博物館協会の主要な収入源だが、その財政状態は改善不可能な危機に瀕している。

 博物館は、トロツキーが生活していた家屋と庭と警護施設から成り立っていて、
家屋はその当時のままに維持されているが、とりわけその書斎はラモン・メルカデルがトロツキーを暗殺した時そのままである。

 博物館がなくなることになれば、それは革命の歴史の記憶にたいする実に重大
な打撃となるだろう。

 第四インターナショナル・スペイン支部、『アンティカピタリスタス』がカン
パを集める運動を計画している。

 この計画をともに担うことを望む人々はこの活動に参加できる。

宛先: Association Anticapitalistas
IBAN: ES25 1491 0001 2221 7799 8321
基金の名称:Donacion Museo


 皆さんの支援を望む。額の多少は問題ない。この必要に応じて連帯を。

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 以上のカンパ要請は、フランスの月刊誌「ランティ・カピタリスト」(2020年4月号)に掲載されたものです。

■新時代社の口座に振り込み、トロツキー博物館支援のためと書いて下さい。そうすればまとめて送金します。

新時代社 郵便振替 00290=6=64430