_20200425_152434(画像は「琉球弧自衛隊配備反対アクション」のツイッターから)


さる4月5日、宮古島にて陸上自衛隊は、同島における部隊編成を終了したとする式典「結団式」を行った。

この式典に関して宮古島
市医師会は「この時期に大規模な式典を行うのはコロナリスクを拡大させる可能性があり中止するべきだ」と申し入れを行ったが、政府自衛隊はまだ基地工事が完成もしておらず宮古島保良地区のミサイル・弾薬持ち込みも住民の抗議で止まっている状況であるにもかかわらず自衛隊配備態勢の既成事実つくりを優先して、式典開催を強行した。


そして、この式典の直前に熊本から宮古島に出張していた自衛官のコロナ感染が発覚。4人の宮古島の隊員が自宅待機を命じられるという事態に発展した。地域住民・地元医師たちの提言や忠告を無視した結果、宮古島におけるコロナリスクを高めた政府自衛隊は、挙句の果てにコロナ陽性の自衛官の在島中の足跡りを「軍機」として公表しないという、許されざる態度をとり続けている。

また、沖縄島辺野古新基地建設工事は、事業関係者にコロナ感染者が判明したことを受けて無期限工事停止という体になっているが、全市民の外出自粛が呼びかけられている石垣島でも宮古島同様、自衛隊基地建設工事は依然として続けられている。

このような政府自衛隊による島民無視、生命人権軽視の態度に対して、4月25日に琉球弧自衛隊配備反対アクションが首相官邸前で「自衛隊は島々にウイルスを持ち込むな緊急抗議アクション」を行った。当日の行動は、参加者同士が自然に「ソーシャルディスタンス」を保ちながら、抗議の意思表示の声を上げた。

行動の冒頭、呼びかけ主催の栗原さんから一連の経過を説明した上でウイルスは島の外から持ち込まれる。それが政府の事業や機関が持ち込んだのでは、明白な人災であり犯罪だ。そして、軍機・軍隊ファーストで『軍隊は住民を守らない』という沖縄戦の教訓がまたも証明された。今回の事件は、かつて日本軍が石垣島の人々を強制移住させてマラリア禍の大量死をもたらした歴史をほうふつとさせるものだ。自衛隊基地を南西諸島の人々に押し付けているヤマトの人間が、コロナリスクを押し付けて自分は自宅で安全確保なんてあり方がはたして道徳の問題として許されるのか?そういう思いで今日の行動を呼びかけた」と訴えた。

最近宮古島を訪問したという参加者からは、自衛隊基地から隊員は自由に出入りして、マスクもろくに着用していない様子が報告された。

立川から参加した「テント村」の大洞さんは「このかん地元や都心でいくつかの行動に参加してきたが、このコロナ状況あるいは『自粛』を運動側が一定受け入れてしまっている状況で、いろいろ悩ましい。悩ましいが、一切の街頭行動を中止や自粛してインターネット運動にしても、世の中を動かすことはできないだろう。コロナの問題は年単位になりかねないが、その間運動を止めたところで、政府は止まりはしないだろう。ならば、創意工夫を駆使しながら街頭に立ち続けていくしかない。今後も頑張りましょう」とアピールした。

参加者は15人。最後に、全体で「感染者を出した自衛隊は南西諸島の基地を閉鎖しろ」「南西諸島から総撤収しろ」「基地建設工事を今すぐ停止しろ」「海外派兵部隊を今すぐ帰国させろ」などのシュプレヒコールを上げて、21回目となる自衛隊配備反対アクションを終えた。

(F)