配信:12.19香港 12月19日、新宿駅東口・アルタ前広場で「『香港に自由を!連帯行動』第2弾 新宿デモ」が行われた。呼びかけたのは、APFS労働組合、ATTAC首都圏、ジグザグ会、LACC(反資本主義左翼講座)、NO—VOX Japanの実行委。

 第一弾の新宿デモ(11月15日/約100人)時における香港情勢は、中国共産党の第一九期中央委員会第四回総会(4中総会/10月31日)で香港秩序システムの強化を確認し、習近平国家主席が香港特別行政区の林鄭月娥行政長官に対して全面的に支援していくことを表明するという緊迫した状況が続いていた。その延長で香港警察は、香港中文大学(11月11日)、香港理工大学(11月18日)に大量の催涙弾を打ち込みながらあらんかぎりの暴力を行使し、大量逮捕を強行して制圧した。

 しかし、香港民衆は、当局の暴力弾圧に抗して区議会選挙(11月24日)で民主派が85%獲得する圧勝を実現した。林鄭月娥行政長官は、区議会選挙で親中派が大敗北によって「政府は市民の意見を真摯に聞き、真剣に反映させる」などと強がってみせたが、打撃を隠しきれないでいた。中国共産党をバックアップにして圧政を続けていく姿勢はあいかわらずだ。

 民衆は、区議会選挙圧勝をバネに12月8日には、「民間人権陣線(民陣)」の主催デモに80万人が参加した。あらためて民衆の五大要求〈(1)「逃亡犯条例改正案の撤回(2)デモの「暴動」認定の取り消し(3)警察の暴力に関する独立調査委員会の設置(4)拘束したデモ参加者の釈放(5)普通選挙の実現〉の実現、マスク着用を禁止する「覆面禁止法」撤回を強く要求した。

 実行委は、香港民衆の身体を張った粘り強い闘いと連帯し、香港当局の暴力弾圧をやめさせるために怒りの声を新宿一帯にわたって訴えていこうとデモが取り組まれた(約60人)。

 アルタ前広場での前段集会は京極紀子さん(ATTAC首都圏)の開催あいさつで始まった。「半年も続けられている香港民主化闘争に連帯して、私たちは新宿駅前、御茶ノ水駅前でスタンディングをしたり、香港経済代表部への申し入れを行ってきた。だが、香港警察は、香港中文大学、香港理工大学を包囲して学生たちを大量逮捕した。このような流れは区議会選挙の圧勝によって跳ね返した。この間、デモ許可がされていなかったが12月8日には、『民間人権陣線』の80万人デモが行われた。私たちも連帯の意味を込めて今日のデモを行っていこう」。

 参加者全体で香港の民衆運動の中で唱われている「香港に再び栄光あれ!」を合唱した。

 原隆さん(NO—VOX Japan)は、「私たちが目にしている香港の自由への反乱は、まだ始まりに過ぎない。『時代革命』への長い道程は、まだ始まったばかりだ。『香港人、加油(頑張れ)!』『時代革命』『反抗有理』の声は今も香港中に響き渡り、絶えることはない!」(「香港の自由への闘い」から)とアピール。

 稲垣豊さん(ATTAC首都圏)は、来日した香港ゲストの陳怡さん、區龍宇さんと一緒に沖縄で報告会(12月14日)を行ったことを紹介。また「12月20日に陳怡さんによる『協力と緊張〜香港デモにおける非暴力派と直接行動派』をテーマの講演を行う。12月21日には、『衛港之戰2019』をテーマに區龍宇さん、陳怡さんが報告する。ぜひ参加してほしい」と呼びかけた。

 さらに區龍宇さんからメッセージが届き、次のように紹介された。

 「平和と民主主義を愛する すべての日本の友人の皆様へ。私はこの数日前に沖縄を訪れたところです。沖縄の人々が第二次世界大戦の中、沖縄戦で受けた苦痛を学びました。初めて知ることで驚きに感じました。沖縄では沖縄の自決を守る闘いが続けられていますが、香港では自治・自決を守る闘いが続いています。今日、集まっていられる皆さんが香港の活動を支持してくれていることに心強く思っています。日本から香港に駆けつけた人もいるということで非常に感謝しています。直面する強い全体主義には絶対負けない不屈の闘いを続けています。だが香港単独では勝つことはできません。国際的な支援、中国の中の支援が必要です。国際主義と民主主義は不滅です。共に頑張りましょう」。

 香港で不当逮捕(11月19日)された井田光さん(東京農業大学) は、「10月と11月、香港に行った。2回とも緊張した状況だった。香港の人たちがなんで苦しんでいるのか。もう自由がないてんですよ。いつ襲われてもわからない。怯えており、人間不信となり、なにをしていいのかわからない状況になっています。僕たちに何ができるか。ここから圧力をかけるしかない。一人一人が香港の人たちのために意見を言うことだ。絶対に香港政府、警察を許してはいけない。これからも闘い続けていきたい」と訴えた。 

 最後に「香港に自由を! 香港民衆の五大要求支持! 覆面禁止法撤回! 実現しよう民主主義」などのシュプレヒコールを行い、新宿デモに移った。

(Y)