3月30日、「新元号」発表を目前にして東京の文京区民センター」が開催された。主催は「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク」。80人が参加したこの日の集会は、さまざまな活動の現場からの問題提起と論議を中心に組み立てられた。

 テーマは「代替わりと天皇教」、「米国と天皇」、「くらしと天皇」、「ヘイトと天皇」、「あとつぎ問題 女性と天皇」。
 
 「代替わりと天皇教」については、北野誉さん(反天皇制運動連絡会)が報告。北野さんは「内廷費」で行われる「秘儀」の実態について分析。その建設に巨額の費用が投ぜられる大嘗宮の空中からの写真などを示しつつ、神道そのものではない「天皇教」の独特のあり方などについても言及した。
 
 Mさんは「米国と天皇」の関係について報告し、米国による天皇制の利用、ポツダム宣言での天皇制の位置づけ、昭和天皇の対米工作、安保体制への関与、日本人の米国観、明仁天皇の「慰霊の旅」、平成天皇制の特徴について報告した。
 
 京極紀子さんは「くらしと天皇」と題して報告。天皇制によってこわされる日常や、「国民こぞって」というスローガンによる祝意の強制、祝日化の問題点などにも言及。また相模原市の選挙で「日本第一党」の桜井などが連日ガナリ立てている状況についても報告した。
 
 桜井大子さんは「女性と天皇」という観点から、「お世継ぎ」をめぐる問題点がどこにあるのかについて言及し、「世襲制は、権威や権力を血族が継承するという不公正を公正と言いくるめるもの」と批判した。
 
 「ヘイトと天皇」については宮崎一さん(差別・排外主義に反対する連絡会)が報告。韓国の国会議長発言、暴力化する排外主義、文化をむしばむ「愛国ソング」、植民地支配の歴史と排外主義」といった観点から紹介と分析が行われた。
 
 天皇代替わりに伴うイデオロギー状況や、社会の現実についての理解を、様々な分野と視点からとらえなおす上で、重要な集会だった。

(K)