DSC_0509 三月二三日午後三時から首相官邸前で、「石垣島工事着工・宮古島&奄美大島基地運用開始を許さない—自衛隊新基地はあってはならない3・23アクション」が琉球弧自衛隊配備反対アクションの呼びかけで行われ、四五人が参加した。

 最初に呼びかけの栗原さんが報告した。


 「この三月、琉球弧(南西諸島)における自衛隊配備計画は、重大な局面を迎えている。三月一日石垣島で自衛隊新基地の着工を強行した。また、三月二六日奄美大島と宮古島で自衛隊新基地の運用が開始されようとしている。すでに宮古島の自衛隊敷地では、陸自部隊の車両が入り始め、まさに『進駐=占領』の様相であると現地から伝えられている。そして、奄美大島では新基地運用開始を記念する市中パレードまで計画されている。辺野古の新基地もまた、自衛隊利用のためでもあり、琉球弧の諸基地の『前線司令部』的役割をはたすのではないかと疑われている」。

 さらに、「安倍政権の一連の大軍拡政策によって、不要なミサイル等の武器置き場にされ、そして琉球の島々をアジア・太平洋・中東・アフリカへの軍事的進出拠点にしようというのが、現在の自衛隊配備計画だ。すでに、那覇からアフリカに海自哨戒機が飛ばされている。アフリカ・ジブチの自衛隊拠点=基地は恒久化されようとしている」とその意図を明確にした。

 「軍事大国化の負担を琉球弧に押し付けるな!」「侵略の前線基地建設を許さない!」。それは同時に全国の反対運動と連帯して「琉球弧にもヤマトにもオスプレイもイージスアショアもいらない!」を上げることだ、と栗原さんは発言した。

 コールを行い、植松さんが米国の中国封じ込め戦略の一環として自衛隊の琉球弧配備があり、それは自衛隊のグローバル戦争への参戦という意図があると主催者あいさつを行った。そして参加者が次々と発言した。

 宮古出身者は「宮古島への自衛隊基地が作られ、自衛隊員と車両がやってきた。ついにこの日が来たかという感じ。離島は国を頼り、自民党を頼る。カネが来るので賛成者が多い。宮古島での反対運動にも注目してほしい」と語った。埼玉の東武線沿線で「島じまスタンディング」をやっている仲間が「二月二八日から三月七日まで石垣島へ行ってきた。二月二七日、四地区の住民と自衛隊は面談を行ったが質問にろくに答えずに、三月一日に工事の着工を行った。地元で一〇〇人が集まり反対集会を開いた。七五年前の沖縄戦の時、日本軍は無理やり住民を移動させ、その結果、戦争マラリアで六〇〇〇人以上が亡くなった。これは分かっていて強制疎開させたもので住民虐殺だ。この時と同じように犠牲を前提にした自衛隊基地建設だ」と批判した。

 「基地建設がなければ静かで良い所だ。基地用地は四六ヘクタールだがゴルフ場の一三ヘクタールだけを買収したのみで、半分の市有地をどうするか決まっていない。六月市議会で市有地を売るかどうか決める。どうやって止められるか。孤立させてはならない。全国のわれわれの問題だ」と話した。

 府中・国立で活動している「辺野古につながろう多摩」の野田さんが「三月一、二日辺野古そして、三、四日宮古島へ行った。宮古では自衛隊員がどんどんやって来ていた。すぐさま、清水さんと基地前で抗議行動。深夜には港から自衛隊車両百台が陸揚げされた。翌日に二〇人で抗議行動。宮古の住民は怒りと勇気をもって、七時間にわたり阻止した。辺野古と一体の自衛隊基地建設。最前線基地にしていいのか」と訴えた。

 大軍拡と基地強化にNO!アクション2018の池田五律さんは「米軍基地は
沖縄と横田は一体で運用されていて、普天間のオスプレイが飛んでくる。それに、米軍と自衛隊も一体化していて、いつでも米軍は自衛隊基地を使える。南西諸島と首都圏の自衛隊もつながっている。四月一二日にシナイ半島多国籍監視軍に自衛隊を出すな!安保法制の実働化に反対する防衛省行動を行う」と発言した。

 次に、奄美大島に行ってきた女性が「反対運動は活発ではないが、憲法ひろばでスピーチ、スタンディングを行った。地元住民が夜中に自衛隊がやって来たのに対して、のぼり旗をもって抗議した。三月二九日から小西誠さんらとまた奄美に行きます」と発言した。その連れ合いの鹿児島県出身者は「太平洋戦争の時、知覧だけではなく、南西諸島全部が特攻隊基地だった。また、その再現のような自衛隊基地なんかとんでもない。鹿児島から奄美に行く人はほとんどいない。県民は関心がない。ぜひとも声をかけあって、島に応援に行こう」としぼるように発言した。

 最後に、官邸に向けてコールを行った。南西諸島への自衛隊配備を許すな。

(M)