L1030434 三月二一日、東京・代々木公園野外音楽堂で「3・21さようなら原発 全国集会」が主催:「さようなら原発」一千万署名 市民の会、協力:戦争させない・9 条壊すな!総がかり行動実行委員会で開かれ、全国から一万人が集まった。雨にはならなかったが春の嵐で土ほこりが舞い上がるというあいにくのコンディションだった。

 そんな中、歌手の李政美さんがさようなら原発ライブを行った。透き通るような歌声で韓国の軍事独裁下で歌われた抵抗歌「朝露」などを披露した。

 鎌田慧さん(ルポライター・呼びかけ人)が「原発をつぶす、廃炉にする、原発のない社会を作る」と決意を述べ、安倍政権による大間原発などを建設していることを批判し、「東海第2原発の再稼働を許さない」と主催者あいさつを行った。

 フクシマから人見やよいさん(福島原発告訴団・フリーライター) と熊本美彌子さん(避難の協同センター世話人)が発言した。

 人見さんは「福島原発事故は何一つ解決していない。放射能物質が出ているのに帰還が進められている。そして、モニタリングポスト三〇〇〇台のうち、二四〇〇台を撤去するとしている。汚染水は海洋へ流そうとしているし、汚染土・焼却灰を全国で使おうとしている。何でこんなことが起きているのか。それは事故の責任を誰も取っていないからだ。東電の刑事裁判で九月有罪判決を勝ちとろう」と話した。

 熊本さんは「政府は放射線の数値をいじり、旧来の規制値から高くしても避難などするなという方針だ。自主避難者に対して、住宅支援を打ち切り、出て行かざるをえなくさせている。避難者で元の住宅に戻っているのは二〇%しかいない。原発のない新しい世の中にしていきたい」と語った。

 阿部功志さん(東海村村議会議員)が東海第2原発再稼働について発言した。

 「四〇年過ぎた東海第2原発をさらに二〇年稼働させる計画を原子力規制委員会が認めた。日本原電は毎年一七億円の純利益を上げているが、再稼働に向けた工事に三〇〇〇億円、廃炉費用に一八四〇億円かかる。この費用をどうねん出するのか。東電と東北電力がカネを出す。東電は被災者支援を打ち切る一方で一九〇〇億円出す。新しい制度が作られ、一kwに対して一万円を補助する。東海原発は一一〇万kwなので毎年何をしなくても一一〇億円が入ることになる。結局電気料金の上乗せによるものだ」と明らかにし、さらに「周辺三〇キロ圏内に九六万人も住んでいる。避難は不可能だ」と避難計画もずさんだと批判した。

 山崎誠さん(立憲民主、衆院議員)が昨年提出された原発ゼロ法案が自公の審議拒否によって棚ざらしになっていることを報告し、「原発は終わっている。きちんとケジメをつける必要がある」と話した。高校生平和大使の高校生たちが「戦争、原発、原爆はたくさんの命を奪うものであり、傷が深く残る。死ななくてもよい命を奪ってはならない」と訴えた。

 外間三枝子さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)は「さよなら、ニッポンと言いたい。ジュゴンを翁長知事を殺した。なんでこんなひどい目に沖縄は合わなければならないのか」と問い、三月二五日から新たな区画に土砂投入を予定している政府を批判し、首都圏での行動への参加を訴えた。

 福山真劫さん(戦争させない・9条壊すな総がかり行動実行委員会)「5・3憲法集会への参加、辺野古新基地絶対阻止、東アジアに平和を」と訴えた。全港湾など労組と市民団体の若者によって組織されたフクシマ連帯キャラバンが、いわきから新潟柏崎原発、省庁要請行動を行ったことを元気よく報告した。落合恵子さん(作家・呼びかけ人)も発言した。

 平和フォーラムの藤本さんが閉会あいさつを行い、集会アピールが採択された。原宿コース・渋谷コースに分かれてデモを行い、「さよなら、原発」と訴えた。

(M)