7事故続きのオスプレイを撤去せよ

 八月七日午後六時半から、辺野古への基地建設を許さない実行委員会が月初め定例の防衛省申し入れ、抗議行動を行った。申し入れを行う時間帯には台風の影響で、土砂降りになったが一〇〇人の仲間が参加した。

 普天間所属のオスプレイがオーストラリアで訓練中に墜落し、乗員数人が行方不明になっているという重大事故が明らかになるなかでの行動であり、沖縄からオスプレイの撤去を要求する行動にもなった。

 最初に嘉手納出身の島袋さんが、支持率急落の安倍政権は追い込まれており、辺野古に基地を作らせない、と訴えた。次に七月二五日、カヌーデモに参加した加藤さんが発言した。

 「二五日当日はカヌー基地の第二テントが人でいっぱいになった。カヌー七一艇八九人、船八艘一五〇人でK1護岸に集結し抗議した。午後から浜に三五〇人が集まった。少ない時は五人くらいの時もある。今回の行動は全国から集まり、孤立していないことを明らかにし、力になった。東京で募ったカンパで四〇枚のプラカードを作った。元沖縄県知事・太田さんの葬儀に参列した安倍首相に抗議の声を発したのはカヌー隊のメンバーだった。工事車両阻止行動に三〇〇人ぐらいいれば止められる。一人でも多く参加を」。

 沖縄から安次富浩さんが携帯電話でアピールした。

 「オーストラリアで、普天間配備のオスプレイが墜落した。配備から三機目だ。新潟、長野でも飛んでいる。来週、北海道での訓練に参加する。全国で訓練する。日本政府は一時中止を申し入れたが、高江から普天間へ飛行していた。米軍は日本政府を無視している。日本政府は核兵器禁止条約に反対した。いつまで安倍政権を存在させていくのか。民衆の共闘で安倍政権を打倒しよう」。

 「八月一二日、辺野古基地建設反対の県民大集会を行い、翁長知事をバックアップする。来年の一月名護市長選にオスプレイは安全だと言った候補が立候補する。与那嶺市長の再選に向けてがんばろう。韓国民衆のように、ひとりひとりの闘いが平和・民主主義を作る」。

 辺野古基地建設のために、全国から土砂を運び入れるのに反対している全国土砂連の動きを首都圏グループの毛利さんが「土砂搬出地で、辺野古に出さないように条例を作っていく運動を行っている。各県に要請している」と報告した。八月一七日、島袋文子さんを呼んで話をする集会への参加の要請の後に、日韓民衆連帯全国ネット、沖縄と連帯する川崎市民が防衛省に申し入れを行った。MXテレビ抗議、警視庁の機動隊派遣反対訴訟、八・一二東京池袋集会の案内がそれぞれ行われた。最後に防衛省に、辺野古新基地建設をやめろのシュプレヒコールを上げた。

(M)