配信:緊急行動三里塚 12月3日、三里塚空港に反対する連絡会は、横堀現闘本部強制執行抗議緊急行動を横堀十字路で行った。

 成田国際空港会社が三里塚芝山連合空港反対同盟(柳川秀夫代表世話人)に対して横堀現闘本部撤去と土地の明け渡しを求めた横堀現闘本部破壊裁判(朽廃建物収去土地明渡請求事件)は、1審(千葉地裁/2015年9月2日)、2審(16年2月3日、東京高裁)、最高裁(16年7月21日)と立て続けに不当判決を言い渡した。

 横堀現闘本部を鉄板で囲ったままの既成事実を前提にして一連の判決は、①成田空港シンポジウム(1991年)、円卓会議(1993年)における「平行滑走路の整備については、あらゆる意味で強制的手段が用いられてはならず、あくまでも話し合いにより解決する」という歴史的事実を排除し、「信義則に反し、権利濫用になるとはいえない」と断定した②空港会社の現闘本部を管理・運営するための通行権をバリケードで妨害した事実を容認した③空港機能拡大に対して空港会社の営利主義を防衛した―などを柱にした不当なものであった。司法権力は空港会社防衛という階級的任務を貫徹するために反動判決をデッチ上げたのである。

 成田空港会社は、このような不当判決に基づき空港機能拡大の一環として横堀現闘本部撤去への建物収去命令申立を千葉地裁に起こした(11月1日)。千葉地裁は、アリバイ的に強制執行に対して意見があれば書面を14日以内に提出せよと言ってきた。つまり、14日以降、いつでも横堀現闘本部破壊のために強制執行を強行するということだ。

 三里塚芝山連合反対同盟(代表世話人・柳川秀夫)は、空港会社の主張を追認した不当判決を批判し、横堀現闘本部破壊の強制執行の強行を許さないと抗議の意見書を提出した。三里塚空港に反対する連絡会は、反対同盟に連帯して、緊急行動を取り組んだ。

 抗議行動は、空港用地内を鉄板で囲んでいるため現闘本部に行くことができないが、現闘本部に最も近い位置となる横堀十字路で行った。空港に向けて「横堀現闘本部撤去を許さない!千葉地裁は強制執行をやめろ!第3滑走路建設計画を撤回せよ!夜間飛行制限時間緩和をやめろ!」などの抗議のシュプレヒコールを行った。

 山崎宏さん(労活評現闘/横堀地区)は、「空港会社は、横堀現闘本部を破壊し、裁判によって土地を強奪した。反対同盟と支援が管理していた本部に向けた道路を通行不能にし、鉄板で囲い込み、管理できない状態にし、『朽廃』に追い込んだ。その上で空港の『妨害物』だから撤去せよと要求し、民事訴訟による土地強奪を行った。千葉地裁は、反対運動の歴史を無視して空港会社の主張を全面的に認めた。現地調査、証人尋問の要求さえも却下した。東京高裁は、一回の裁判で結審するという不当な訴訟指揮をした。最高裁は7・17三里塚闘争50周年・東京集会の直後の7月21日に上告棄却の決定を下す政治的判決を行った。司法権力を使った拠点破壊を許さない」とアピール。

 横堀団結小屋維持会は、横堀現闘本部が反対同盟と支援の活動拠点であった歴史をふり返り、空港会社による数々の暴力的通行破壊、鉄板囲い込みの犯罪を糾弾した。

 抗議行動後、横堀大鉄塔に移動し、鉄塔中段から鉄板で囲まれた横堀現闘本部、空港誘導路などを視認し、今後の闘いの方向性を検討した。

(Y)