IMG_14529.28日比谷野音で二五〇〇人が結集
辺野古・高江工事強行許すな
9.16不当判決に抗議する


政府は沖縄を侮辱するな

 九月二八日午後六時半から、東京・日比谷野外音楽堂で「翁長知事への提訴 辺野古の工事再開 高江の工事強行を許さない! 9・28日本政府による沖縄への弾圧を許さない集会」が主催:「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会で開かれ、二五〇〇人が集まった。

 野平晋作さん(ピースボート共同代表)が「九月二六日の臨時国会で安倍首相が所信表明演説で、任務を遂行する海上保安官、警察官、自衛隊員に対して敬意を表わすとして、一斉に拍手した。暴力的に基地建設をしていることに対する敬意であり、これは沖縄を侮辱する行為だ」とまず批判した。そして、基地建設阻止のためにあらゆる手段で闘うと表明し、「沖縄県民の民意尊重と、基地の押し付け撤回を求める全国統一署名」を開始すると主催者あいさつをした。
 
今や高江は無法地帯だ

 次に、大城悟さん(沖縄平和運動センター事務局長)が沖縄からの訴えを行った。

 「高江、厳しい闘いが続いている。参院選直後の七月二二日から高江で工事を始めた。N1ゲートで阻止のテントや車が排除されたことに悔しく、悲しい思いをした。すでに六カ所のヘリパッドのうち二カ所が完成している。残り四カ所の建設が全国から機動隊を動員して強行されている。機動隊を全国から五〇〇人、沖縄から三〇〇人動員。闘う側は二五〇人~三五〇人。排除されながらもがんばっている。四カ所のうち二カ所でヘリパッドの形ができている。ヘリパッドのHとGには陸路で運べないので、自衛隊のCH47ヘリ二機を投入して搬入をしている。民間地上空を飛行している。日米軍事優先の安倍政治を許してはならない」。

 「高江は無法地帯だ。作業員を警察車両が運んでいる。警察は一〇メートル間隔で検問を行い、三~四時間も違法な規制をしている。大型ダンプを二~三台の機動隊車両が守って走っている。警察のやりたい放題だ。本来なら、沖縄の公安委員会が警察庁に要請してから、動くものだがすでに、要請前から警察庁は出動に向けて準備してきた。決してあきらめることはない。水・土曜に集中しながら三五〇人が集まっている。辺野古から一時間半かかる。朝三時に起きて六時にたどりつく。簡単に資材を入れることができない、また日によっては入れられないこともある。現地・高江に結集してやんばるの森を守っていこう」。

 「希少種の繁殖期が来年の三月から六月にやってくる。そうなると工事ができないので、今年いっぱいか延びて一月までが本当の勝負だ。工事のためにやんばるの森で違法な伐採が行われている。沖縄の未来を踏みつぶす基地建設を許さない」。

 「9.16辺野古埋立て違法確認訴訟判決は司法と官邸が判決を書いたのだろう。どうしても納得できない。沖縄県は上告して闘っている。翁長知事を支援して必ず高裁判決をひっくり返す行動をとっていく。判決によって運動が止まることはない。翁長知事はあらゆる方法を使って基地建設を止めていく、と表明している。高江を終わらせて、辺野古に向かうだろう。辺野古での基地建設準備は二年余り経っているがボーリング調査さえ終わっていない。三年は工事が遅れている。命をかけて止めていく。辺野古が作られると沖縄の未来はつぶされる。普天間基地機能を止めることもできた。高江・辺野古に来てください。大きな世論をつくろう。勝利するまであきらめない」。
 
ジュゴン保護勧告を無視し続ける政府

  照屋寛徳さん(社民党衆院議員)、糸数慶子さん(参議院議員、沖縄の風)が駆けつけ、大城さんと三人で手を大きく掲げて、闘う意志を現わした。

 続いて、三村昭彦さん(ジュゴン保護キャンペーンセンター)がIUCN世界自然保護会議の報告を行った。

 「九月一日~一〇日、ハワイで第六回世界自然保護会議が開かれた。今までジュゴン保護の三度の勧告が出されている。さらに、辺野古基地建設のために一七〇〇万トンもの土砂を沖縄県外から運び込むことに対して、侵略的外来種問題があり到底許せない。持ち込み反対の決議に対して、日米両政府は棄権した。日本政府にとってハードルが高いものであり、計画変更をせまるものだ」。

 次に、平和フォーラム、全労協、安保破棄中央実行委が連帯のあいさつを行った。白藤博行さん(専修大学教授)が「不作為違法確認訴訟」判決について、分かりやすく批判する講演を行った。

 「九月一六日の判決は民主主義・地方自治をあざ笑うようものだ。法治国家が泣く。①仲井眞前知事の埋立て承認処分が適法かどうかでやった。県知事には裁量権があり、正しい判断をした。違法ではない。これを取り消したから違法だ、という論法だ。②国防・外交は国の専権事項。責任ある立場に沖縄県にはない。口を出すな。③基地負担の軽減になるのだから、沖縄の民意に反しない。とんでもない認識だ。④最初に司法に行くのでなく、国地方係争処理委員会で話し合うとしていたのに、国はこれを無視して協議に応じなかった。沖縄の自治の問題は日本の自治の問題で、生き死にの問題でもある。法律家として最後まで闘う」。

 集会アピールを採択し、団結ガンバローを行い、銀座・東京駅方面に向けてデモ行進を行った。沖縄・全国署名を成功させよう。

(M)