IMG_1280怒りと悲しみの沖縄県民大会に呼応するいのちと平和のための6.19行動

●スローガン「怒り!海兵隊は全面撤退せよ」「許さん!女性殺害」「戦争法案今すぐ廃止」「安倍内閣退陣」「参院選勝利」


 六月一九日午後二時から、国会を包囲する形で、「怒りと悲しみの沖縄県民大会に呼応するいのちと平和のための6・19行動」が主催:『止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会で開かれ、一万人が集まった。

 沖縄で同時刻に行われ六万五〇〇〇人が集まった、米軍属女性暴行殺人事件に抗議する「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、沖縄から海兵隊の撤退を求める県民大会」(主催・辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)に、連帯する行動であった。国会こうした連帯行動は日本の三二都道府県四〇カ所で行われた。

 最初に、一分間の沈黙をもって殺された女性へ追悼の意を表した。外間みえ子さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)が主催者あいさつをした。

 「一九七二年沖縄返還協定の日に、沖縄の青年がオートバイで国会正門にぶつかり憤死する象徴的出来事があった。一九四五年の三月米軍が沖縄に上陸し、地上戦が始まり、六月二三日に地上戦は終わったとされるが、戦争は終わったのか?

 沖縄は二七年間違う道を歩んだ。戦後七一年とは何であったのか。六〇年前、米兵によって六歳の女の子が拉致され、凌辱され、ゴミ置き場に捨てられた。そうした過去とともに生きてきて、翁長知事を誕生させた。政府はそうした米政府に何一つ文句も言わずにきた」と歴史を振り返り、今回の事件が米軍基地の存在にあること、それを容認している安倍政府の責任を明らかにした。

 次に大城悟さん(沖縄平和運動センター事務局長)があいさつした。

 「二度と繰り返されない、海兵隊の徹底を求める県民大会が沖縄で行われている。そして全国で連帯集会が開かれている。それに感謝したい。今回の殺人事件は本当に許しがたい。一九五五年に六歳の少女が拉致され、殺害される悲しい事件があった。復帰後も変わらない。怒りが頂点に達して押えることができない。二一年前、少女暴行事件を糾弾し、八万五〇〇〇人(離島も含めると一〇万人)の県民大会を開いた。自民党県連は今回、海兵隊の撤退が入っていることを理由に参加していない。情けない限りだ」。

 「米軍は綱紀粛正や夜間パトロールの強化など対策を打ち出しているが何の問題解決にもならない。日米地位協定の抜本改定、海兵隊の撤退こそが命を救う道だ。地元紙は一〇〇人の顔写真を載せて、彼女は私だったかもしれない、と訴えている。一九四五年から、強姦・強盗・殺人など凶悪事件が五七一件起きている。全部の事件について詳しく報道している。命・尊厳を踏みにじらせない」。

 「辺野古への新基地建設を強行しようとしている。基地の過重負担は沖縄差別だ。がまんの限界だ。アベ政治と対決し、未来のため、基地のない、平和な沖縄を作る。外交・防衛問題はウチナンチュだけでは解決できない。全国の人々いっしょになって取り組んでいきたい」。

 続いて、初鹿明博さん(民進党、衆院議員)、田村智子さん(日本共産党、参院議員)、吉田忠智さん(社民党、参院議員)がそれぞれ今回の女性殺害を糾弾し、「海兵隊の撤退、基地はいらない」と訴え、米政府と一体となって軍事基地の強化を進める安倍政権を批判し、七月参院選での野党の勝利を訴えた。

 沖縄出身者の島袋みね子さん、青木はつ子さんが、米兵による過去の残虐な事件についてふれ、「黙っていられない。絶対に負けない、勝つために闘う」と力強く訴えた。

 沖縄県民大会の翁長知事の発言が国会包囲行動に同時中継された。

 「卑劣な犯罪を断じて許せない。殺害現場に行き、花をたむけ、『守れずに、ごめんなさい』と手を合わせた。二一年前も二度と繰り返さないと誓ったにもかかわらず今回の事件だ。痛恨の痛みで申し訳ない。米軍基地があるゆえにこうした事件が起きる。G7で日米首脳会談を行ったにもかかわらず、新基地建設問題や日米地位協定の改定問題を話し合わなかった。心を一つにしてこの壁を突き崩す。全力で闘っていく」。

 「沖縄の怒りは限界にきている。生命と財産を守り、安全・安心の沖縄をつくる。二度とこうした事件を起こさせない。日米地位協定の改定、海兵隊の撤退、新基地建設は阻止する」。

 翁長知事の発言に対して、沖縄の会場の地鳴りのような拍手と指笛が伝わった。国会前も大きな拍手で応えた。落合恵子さん(作家)、山岸良太さん(日弁連)、清水雅彦さん(日本体育大学教授、憲法学)、小田川義和さん(憲法共同センター)がそれぞれの立場から沖縄問題、戦争法の問題を指摘した。最後に、総がかり行動の高田健さんが「諸悪の根源は安倍内閣であり、何としてでも参院選で野党共闘を応援し、勝たせよう。そのために今までにないような全力をつくそう」と訴え、コールを国会に行った。昨年来の戦争法をめぐる攻防、憲法改悪の攻防が国会選挙という場で審判されることになる。七月一〇日、参院選投票で、安倍政治に終わりを!

(M)