無題(画像は10日にドイツ・ケルンで行われたテロへの抗議デモ)

トルコ・アンカラで行われた平和を求めるクルド人の集会をねらった爆弾テロで多くの死傷者が出ています。

クルド人が中心のHDP(人民民主党)共同代表のセラハッティン・デミルタシュの談話を送ります。






…………………

トルコ国家はマフィア、殺人部隊になった
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article4251

 本日、平和のために集まっていたデモ参加者への大虐殺が起こった直後、人民民主党(HDP 六月の総選挙で大躍進し国会に進出したクルド人政党)のセラハッティン・デミルタシュ共同代表は、アンカラからイスタンブールに向かう前に記者団に対し、「爆弾攻撃は差し迫った休戦についての論議期間中に起こった」と語った。

 デミルタシュは「われわれは、マフィア、人殺し部隊という心性に取りつかれた国家に直面している」と述べた。(「インターナショナル・ビューポイント」編集部)



「救急車ではなく機動隊がやってきた」



 事件が起きた直後、警察は爆発の現場に催涙ガスを撃ち込んで襲撃し、救急車の接近を妨害したとデミルタシュは指摘し、トルコの首都の中心街で起きた殺人事件に動員されたのは救急車ではなく機動隊だった、と語った。

デミルタシュは述べる。「死者を増やす意思があったのは明らかだ。政府の代表と首相は、われわれの顔には『青臭い常識』が浮かび上がっているなどと言うだろうが、その一方、彼らの指揮下にある警察部隊は負傷した人びとに襲いかかったんだ。ディヤルバクル(訳注:トルコ南東部、クルド人居住区域の中心都市でクルド労働者党[PKK]の拠点都市)でやったように、人びとに催涙ガスで襲いかかるなんて、いったいどんな政府だ!」

「この虐殺を引き起こしたのがどんな爆弾だかわからないが、敵意に満ちたものであることは明らかだ。スルク、ディヤルバクルで使われたのと同様に、確実に多数の人びとを傷つける高性能爆弾が使用された。この虐殺の背後にいる勢力は、今回も明らかにならないだろう。ディヤルバクルやスルクの場合のように、この事件の背後にいる勢力は明白だからだ」。



「国家はマフィア、殺人部隊になった」



デミルタシュは問いを発した。「かくも強力な諜報組織を持っている国家が、この事件にはなんの情報も持ってないなどということがありうるだろうか」。彼は続けた。「こうした問いを発するには厳しい状況がある。われわれは、社会をとりこにしたいと思っているマフィア、人殺し、殺人部隊と化した国家的マインドに直面している。われわれは、迫害に屈服しない人びととともに、こうした日々を乗り越えなければならないだろう。しかしわれわれは法の範囲内で責任者の罪を問うだろう。われわれは、こうした事件をたんなる残忍な出来事として歴史に残すことを許しはしない。われわれは、こうしたやり方が永遠に続くことが絶対にないようにする」。



「われわれはどこでも、わが選挙綱領を取り消す」



 HDP(国民民主党)の共同代表は、同党がどこにおいても選挙綱領を取り消しにすると述べた。なぜなら何十人もの人びとが殺害されたような状況で、それを続けることはできないからだ。彼は、死傷者に手厚く配慮し、こうした攻撃に抵抗することをどこでも宣言すると述べた。「自由と平和は、選挙よりもはるかに大事なのだ」と彼は語った。



二〇一五年一〇月一〇日 アンカラ



(「インターナショナルビューポイント」サイトより)