IMG_1499 9月11日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は、国会正門前で「戦争法案廃案!国会正門前大集会」を行い、8000人以上が参加した。

 自民、公明は、参院平和安全法制特別委員会(8日)で戦争法案強行採決にむけて中央公聴会を15日に開催することを提案し、強行議決した。野党は、法案成立阻止にむけて地方公聴会の開催(16日)を要求し、与党はしぶしぶ認め横浜で開催されることになったが、同日中にも委員会採決強行をねらっている。野党は、内閣不信任決議案、安倍晋三首相への問責決議案の提出などで対抗する予定だ。実行委は、この日から国会正門前座り込み行動を開始し、連日にわたって抗議行動を展開していく。国会内外にわたる闘いで法案廃案をかちとっていこう。

 特別委員会報告が井上哲士参議院議員(共産党)から行われ、「野党各派は、徹底審議を求め法案反対で意志一致した。一六日に地方公聴会が開催されることになった。政府答弁はボロボロで何回も中断している。憲法学者、元内閣法制局長が安保法案は違憲だと批判した。自民党は、『憲法の番人は最高裁だ』と言いながら元最高裁長官の山口繁さんも違憲だと表明した。安倍首相は、夏までに成立させると米で言っていたが、それを阻止した。国会大包囲の力で戦争法案を廃案に追い込んでいこう」と発言した。

 吉田忠参議院議員(社民党)、小川敏夫参議院議員(民主党)からも報告と廃案にむけた決意を表明した。

 連帯あいさつが雨宮処凛さん(作家)、野平晋作さん(ピースボート)、藤井あや子さん(NGO非戦ネット)、上野千鶴子さん(安全保障関連法案に反対する学者の会)、山田旬さん(立憲デモクラシーの会)、真宗大谷派、SEALDsから行われた。

 佐野潤一郎さん(安全保障関連法案に反対する創価大学・創価女子短期大学関係者有志の会)は、「公明党よ平和の党に戻れ! 山口 那津男公明党代表は、こんな法案はすぎにやめていただきたい。創価大出身の議員は、この法案を廃案にするために行動していただきたい。公明党がやめれば廃案になる」と訴えた。

 最後に主催者から行動提起が行われ、来週の連続国会闘争に再結集することを全体で確認した。

(Y)