第四インターナショナルベルギー支部(LCR-SAP)作成キャンプ宣伝ビデオ



第四インターナショナル青年キャンプ
ベルギーでの第32回国際青年キャンプは大成功

ニール・ミシェルス


 第四インターナショナルの第32回国際青年キャンプは、7月26日から8月1日までベルギーで行われた。FIベルギー支部のSAP―LCRが、今年の青年キャンプ組織化を主導した。キャンプは、欧州と世界から来た革命派の間での一週間の政治的交流にとっては快適な立地である、リーエン高原自然公園で開催された。参加者は、ベルギー、ブラジル、デンマーク、フランス、ドイツ、英国、ギリシャ、イタリア、メキシコ、スペイン、スイス、米国、西サハラからやって来た。キャンプのあらゆる政治的企画は自らプログラムを設定した若い参加者によって自己組織化された。われわれは、各代表団内部で作成され、キャンプの政治的共同作業部の最終会議で共有された総括から、もっとも注目すべきハイライトからなる外観を示そうと努めた。


 このキャンプの第1のハイライトは、エコロジーの諸闘争とエコ社会主義の政治構想に対する必要性に関し行われた作業に関係している。エコロジーに当てられた二日目のテーマ日の中で、SAP―LCR指導部メンバーであり、「グリーン資本主義:それはなぜ機能しないか」という著作の筆者であるベルギー人のダニエル・タヌロが、「エコロジー的緊急性に立ち向かう社会と綱領と戦略にとっての構想は何か」に関する冒頭報告をもって、エコロジーに関するキャンプの作業の口火を切った。COP21に関する作業グループは、この週の残りの期間、この年末のパリで予定されているCOP21をめぐる気候に関する諸行動を強化し急進化するための共同した働きかけを築き上げることを目標に会議を行った。このキャンプの活動は、決起に向けた代表団からの共同アピールに結実した。


 ギリシャの政治情勢に関する戦略的な諸論争は、今回のプログラムの良質な課程を構成する第2の大成功と見なすことができる。FIギリシャ支部、そして急進左翼連合のアンタルシアの構成組織であるOKDE―スパルタコスの青年代表団は、ギリシャ情勢に関する論争を始めるために青年キャンプに参加した。

 ギリシャ支部が擁護した立場は、欧州とギリシャの資本主義と決裂し社会主義への道を開く、そうした綱領を備えた革命派の自立的連合が必要という立場だった。しかしながらこの政治方向は、参加者すべてを説き伏せるものではなかった。この参加者たちは、多くの場合、自分自身の国で、デンマークの赤緑連合ないしはスペインのポデモスのような、「改良主義者」との共同戦線という幅広い政治的構想の一部を構成している。

 批判的な発言から提出された最重要な課題は、国民投票における六二%の「ノー」支持者を一つの政治的オルタナティブに向け組織する必要性という課題だった。つまり、IMF並びにEU諸機構との間で緊縮メモランダムに署名したばかりの、シリザ指導部による緊縮政策への転換に対するオルタナティブへの組織化だ。

 参加した代表団は、チプラス政権の右への移行が急進左翼に対する抑圧と一体的に進んでいるということを大きな懸念をもって認め、有罪を宣告された7月15日の反メモランダムの闘士たちに対する連帯宣言を採択した。

 今キャンプの第3のハイライトは、LGBTQ諸闘争に関するテーマ日の終わりにあった。力強いいくつかの発言を伴った熱気ある集会の後、LGBTQパーティーが始まった。既に国際青年キャンプの伝統であるが、このパーティーは、LGBTQの諸個人と異性愛志向以外の新しい経験に対し偏見のないすべての参加者に、自由に表現できる一つの空間を提供することを目標としている。寛容かつ自由な環境は、ほとんどの政党の場と全体としての社会の日常生活における、支配的な異性愛を正常とする基準と同性愛嫌悪とは対照をなしている。性的解放なしにはいかなる革命もない!

 第4に、「諸々の代表団間会合」は大きな成功だった。それらは、様々な国から来た代表団に、闘争における諸経験を交換するすばらしい機会を提供した。代表団間の報告と討論のいくつかの主題は、スペインにおけるポデモスの進展、英国左翼内部の地震(社会主義労働者党の崩壊、統一左翼の創出、スコットランド民族党の成長、そしてジェレミー・コルビンの立候補に基づく労働党内部での左翼指導部に向けたキャンペーン)、ギリシャにおける第三次緊縮メモランダムに反対する闘争、リヨン―トリノ間のHST鉄道やミラノでの世界博覧会のような社会には役に立たないイタリアの大規模インフラ計画に反対する闘争、右翼政府と対決する労働組合の行動計画と一体となったベルギーにおけるストライキ運動、その他だった。

 欧州外の代表団の存在がその価値を高く認められるのは、国際主義的集会や、数多くのワークショップ、またキャンプの週を通じた非公式接触に加えて、まさに先のような「代表団間会合」のゆえだ。

 今キャンプは、天然資源の収奪を目的としてモロッコに占領された――国連安全保障理事会におけるフランスの支持の下に――地域である西サハラからの代表団を迎えることができた。同志たちは、西サハラの民族的かつ反植民地主義の開放のために闘っているポリサリオ戦線では左翼部分を構成している。エジプト代表団の参加もまた計画されていた。しかし、抑圧的な欧州の国境政策が彼らのビザ取得を妨げた。

 318人の参加者による今年の青年キャンプの飛び抜けて国際主義的な力学は、スペインで開かれる来年の第33回第四インターナショナル国際青年キャンプに続くだろう。そのキャンプは、ポデモスを共同して創設し、その中で幅広い政治構想内部での反資本主義左翼に対するもっとも重要な指示標識となった組織、アンティカピタリスタスによって組織されるだろう。スペインの今年の代表団が示した政治的熱気――そして創造的な空気!――が、忙しいが同時に活気あるキャンプ組織化に置き換わる道を見つけ出すことができるならば、来年の国際青年キャンプは、見逃してはならない合流機会となり、第四インターナショナルの青年組織にとっては一つの優先企画となるだろう!


▼筆者は、SAP―LCR指導的青年活動家。(「インターナショナルビューポイント」2015年8月号)


●FI青年キャンプ声明●
ギリシャの有罪宣告を受けた7月15日の闘士たちへの連帯


 【この声明は、ベルギーのリーレン高原での第四インターナショナルと連帯する第32回青年キャンプ閉幕集会(8月1日)で、ベルギー、英国、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、スペイン、スイスから参加した同志たち、またブラジル、メキシコ、米国のゲストたちによって採択された】

 メモランダムの議会通過に反対してギリシャ議会前で7月15日に行われたデモの中で、数人の人びとが逮捕された。裁判では、逮捕された者のうち七人は無罪とされたものの、残り3人は、最大期限の執行猶予付きで、そしてそれは3年だが、平均15ヵ月の禁固刑を宣告された。

 有罪を宣告された3人の戦士たち、中でも第四インターナショナルメンバーであるミケ・ゴウドウマスは、政府の政策に反対したがゆえにこの処罰を受けている。はっきりしていることは、この国家が特に労働者階級の部分に罰を与えることを選択した、ということだ。この部分は、最悪の諸条件の下でも、緊縮に敢然と挑もうとしているのだ。この責めを受けている3人はすべて不安定職の労働者であり、そのうちの1人は移民労働者だ。

 シリザ―ANEL(独立ギリシャ人)政権の新たな緊縮諸方策に対する大衆的な反対を前にして、弾圧が意味するものは、この運動に対する、またメモランダムに公然と反対している左翼諸部分に対する最後の武器ということだ。

 資本主義の危機を労働者階級の問題にしようと試みつつある者たちに対決する戦闘に、わが同志たちを単独のまま残すつもりなどないことをはっきりさせることは、われわれの義務だ。われわれは、ギリシャ政府、EU、IMFの政策に対決して彼らと歩を並べて闘う決意を固めている。

 われわれは、有罪を宣告された彼らと連帯して立ち上がるよう、彼らの即時解放を要求するよう、弾圧反対の立場をとるよう、すべての組織、労組、政治勢力――シリザ内の諸勢力と人びとを含んで――に訴える。来る数週間、われわれはわれわれの各国で、あらゆる社会運動組織に接触し、犠牲にされた反緊縮活動家に対する赦免要求統一請願キャンペーン発足に際してわれわれに合流するようそれらに訴えるだろう。われわれはこの請願を、可能な限り数多くの政治運動、労組運動、そして文化人に向け広げるだろう。われわれはこれらの請願をギリシャ大使館に届け、その前でのデモを組織するつもりだ。

 ギリシャの労働者は、チプラス/EU協定に反対する闘いにおいて、国民投票を通して広範に表現されたように、また彼らに押しつけられようとしている緊縮諸計画に反対する闘いにおいて、国際的な連帯を必要としている。これこそが、われわれがあらゆるところで人びとの動員に挑戦し、ギリシャ人には返済すべきものなどまったくないということを確証するキャンペーンを築き上げ、この債務の帳消しを要求しようと挑戦する理由だ。

 われわれは、国際連帯というわが武器をもって、この罪名の執行に反対する決起、またわが同志たちの一人に対するあり得る国外追放に反対する決起を継続するだろう。

 われわれを黙らせようとするやつらの努力は、ただわれわれをより強くするだけだろう!

(「インターナショナルビューポイント」2015年8月号)