IMG_0498 六月一四日午後二時から、「戦争させない 9条壊すな! 総がかり行動 戦争法案反対国会包囲行動」が総がかり行動実行委の主催で行われ、2万5000人が国会を取り囲み、戦争法案を廃案に追い込もうと訴えた。

 佐高信さん(評論家)が「安倍は米議会で英語でスピーチした。米国にこびた、卑屈な首相は今までになかった。来栖元統合幕僚長は『日本国防軍を創設せよ』の著書の中で、自衛隊は国民の生命と財産を守るのではなく、国の独立と平和を守るためにあるのだと主張していた。戦争絶滅法案を審議してほしい。その中では、戦争開始後一〇時間以内に首相などは最前線に送るとするものだ。安倍を引きずり下ろそう」と主催者あいさつを行った。

 次に政党代表が発言した。長妻昭さん(民主党代表代行)は「自衛隊法の改正は必要であるという立場ではあるが、憲法の範囲内で、政治家が政治決断できるのであって、自民党の言うように、憲法を無視してできるものではない。砂川最高裁判決は集団的自衛権行使を認めるものではない。おかしな解釈は撤回させる」とし、国会後半戦では、「自衛隊発動の最高指揮官は安倍であり、間違えた戦争をするかどうかはその資質にかかっている。彼は一五年戦争から始まる戦争を反省していないのではないか、情報を制限して戦争は拡大した。今、後戻りできない地点に近づいている」と指摘した。

 志位和夫さん(日本共産党委員長)は潮目が変わりつつあると指摘し、戦争法案の三つの問題点を明らかにした。第一、アメリカがアフガン、イラク戦争を起こし、自衛隊は兵站を担う。戦闘地域で攻撃されたら武器を使用する。武力行使になる。第二、PKO法改正。新しい活動になる。アフガンでは停戦・治安維持の活動をしている国際治安支援部隊(ISAF)で三五〇〇人の戦死者が出ている。ISAFが解散し、四二カ国一万人でIRSが作られ、自衛隊はそれへの参加拒否が出来なくなる。自衛隊は殺し、殺される関係に入る。第三、集団的自衛権の行使の問題。米国が違法な戦争をやった時、拒否できない日本が問題だ。この法案が通ればベトナム戦争へ日本に参加することになる。「闘いはこれからだ。戦後最悪の戦争法案を廃案へ」と訴えた。吉田忠智さん(社民党党首)が夏までの戦争法案成立を阻止しようと発言した。

 沖縄からかけつけた玉城愛さん(名桜大)が「東京には米兵が歩いていない、ジェット機の騒音も聞こえない。一九五九年、宮森小学校に米軍のジェット機が墜落してたくさんの死亡者が出た。私はその学校の出身。そして国際大学に米軍のヘリが墜落した。いとこが入学していた。辺野古へ暴力的に基地建設が進められている。私はこれに反対する。人の命を奪い、奪われることを手助けしたくないからだ。あきらめない、思考停止にならない。だから、ゲート前に足を運んでいる。若い人たちの声を聞いてほしい。辺野古に基地は絶対に作らせない」と訴
えた。

 鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト)、山口二郎さん(立憲デモクラシーの会)、石坂啓さん(漫画家)、古今亭菊千代さん(落語家)、杉浦ひとみさん(女の平和国会ヒューマンチェーン)、福山洋子さん(日弁連)、鎌田慧さん(戦争をさせない1000人委員会)が次々に国会正門前に作られた壇上で、さまざまな観点から、戦争法案を成立させない、安倍を退陣に追い込もう、さらに国会を包囲する運動を強化しようと呼びかけた。なお、この行動には、オーストラリア、カナダ、フィリピン、カザフスタン、ポルトガル、セネガル、コンゴ、インド、シリア、ブラジルから連帯のアピールが届いていることが報告された。

 発言の間に、コールを全体で何回も行った。この日の行動に高性能のスピーカーがたくさん用意され、どこにいてもメイン会場と同じ音量で鮮明なアピールを聞くことができた。

 最後に、六月一五日から国会審議が始まるので、ウィークデーは午前一〇時から午後五時まで議員会館前を中心にして座り込み、アピール行動を行う。六月二四日午後六時半から国会包囲行動を行うことが実行委から呼びかけられた。最後にコールを繰り返し、戦争法案の廃案を訴えた。

(M)