IMG_0962翁長沖縄県知事、辺野古新基地工事中止を指示、安倍政権は辺野古新基地建設計画を撤回せよ!

3・23官邸前行動に300人を超える結集 4・26渋谷サウンドデモ、5・24国会包囲の成功を!


三月二三日。辺野古への基地建設を許さない実行委は、三月二一日に行われた緊急に三九〇〇人を結集した辺野古瀬嵩(せだけ)浜での沖縄県民集会に連帯して、首相官邸前で海底ボーリング調査をやめさせる行動を行った。集会には三〇〇人以上が集まった。

この日。翁長雄志沖縄県知事は、ジュゴンとサンゴの海で有名な大浦湾に面した名護市辺野古への米軍新基地建設工事を一週間以内に停止せよという指示を沖縄防衛局に発令し、従わない場合は岩礁破砕許可を取り消す、と発表した。

仲井真知事時代の昨年に認められた県漁業調整規則に基づく「岩礁破砕許可」には「公益上の事由により県が指示する場合は従わなければならず、条件に違反した場合には許可を取り消すことがある」としている。今年になって沖縄防衛局が数十個も投下した最大四五トンのコンクリートブロック(「立ち入り禁止区域」を示す浮き具を固定する重り)が、サンゴを破壊していることが水中写真で明らかになった。

翁長知事のこの日の工事中止指示は、投下されたコンクリートブロックによるサンゴ礁の損傷を調査するためであり、サンゴの破壊は違法な岩礁破壊行為である、としている。当然のことだ。しかし菅官房長官は「この期に及んで」との言葉を四回も繰り返し、翁長知事への嫌悪感をむき出しにして「ボーリング調査などは粛々と進める」と居直った。中谷防衛相も「仲井真前知事にコンクリートブロック投下は許可手続きを必要としないと言われた」として、翁長県知事の指示に従わない姿勢を強調している。

沖縄の強い意思を踏みにじる安倍政権の強権的・差別的政策に「ヤマト」の地から抗議の声を上げ、辺野古基地建設計画そのものを撤回させなければならない。



沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの仲間の司会で進められた集会では、沖縄現地から沖縄平和運動センター議長の山城博治さんが電話で報告。山城さんは高揚した口調で、この日の翁長知事の「工事中止指示」について報告。県知事の決断を支え、「島ぐるみ」の断固たる闘いで基地建設計画の中止を勝ち取ると報告した。

フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)の近藤さんは三月二一日に辺野古瀬嵩浜で開催された沖縄県民集会について報告。さらにこの間、沖縄・辺野古の現地攻防に人を派遣してきた東京東部集会実行委、全国一般東京労組、そして辺野古リレーの仲間などからの元気あふれる発言が続いた。

さらに安倍首相にあてた「ボーリング調査、岩礁破壊に抗議し辺野古新基地計画撤回を求める申し入れ書」が内閣府に渡された。同申し入れ書は「辺野古ボーリング調査を直ちに中止せよ!コンクリートブロックを回収せよ!」「『仮設岸壁』建設のための石材投入を止めよ!珊瑚礁の破壊を止めよ!」「辺野古・高江の新基地建設計画を撤回せよ! 普天間基地を即時・無条件に閉鎖せよ!」と訴えている。

四月二六日には「渋谷・サウンドパレード」(午後四時)、五月二四日には国会包囲のヒューマンチェーン(午後二時~三時時半)も準備されている(主催「5・24首都圏アクションヒューマンチェーン」実行委員会)が呼びかけられている。

この四~五月、全力をあげて辺野古基地建設阻止の闘いを!(K)

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