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1月7日 パリ・レピュブリック広場での「シャルリー・エブド」連帯集会

オランドと国民的統一、そして分化した怒り、憤激
NPA(反資本主義新党)の声明


2015年1月7日


 フランソワ・オランドは、この劇的な情勢においてさえ、ふたたび何も語るべき言葉を持たなかった。


 独立した、自由で風刺に満ちた、体制に順応しないジャーナリストたちへの文字通りの「死刑執行」、そして週刊新聞「シャルリー・エブド」への死の強制に対する憤激と怒り、強い嫌悪感を全国の民衆が表明している時、オランドは統一したフランスをほめたたえ、国民的統一を呼びかけたのである。彼はそのようにすることで、彼と彼の政府が遂行している、大国によって組織された略奪と軍事介入が悲惨と混沌の種をまいている世界の各地の住民に対する戦争を正当化しているのだ。


 したがってNPAは、ジャーナリスト、従業員たち、すなわち「シャルリー・エブド」とそのジャーナリストに対する残忍で反動的な攻撃の犠牲者たちに全面的に連帯するのであって、この国民的統一、フランスのこの国民的合意に参加するわけではない。


 われわれは、この政府の背後に整列すること、すなわち勤労民衆に対する戦争に参加することに反対である。サルコジもオランドと同じことを言っている。マリーヌ・ルペンは、イスラム原理主義に対して闘うという口実で、この「シャルリー・エブド」襲撃を利用してレイシスト的で外国人嫌悪を煽るキャンペーンを行っている。


 社会的・民主主義的逆行が、かれらの政策である。社会的というのは、反動的かつ蒙昧な偏見の名において表現の自由、出版の自由に対する恐怖の種をまき、この蒙昧な残忍、卑劣な暴力を隠ぺいしているからである。


 回答は、国民的統一ではなくここでも労働者の運動である。すなわち資本家の政策が投げ込んだ後退、混沌から社会を抜け出させる労働者の攻勢なのである。


 われわれは、かれらの国民的統一から完全に独立するかたちで、テロ犠牲者への連帯の意思を表明するだろう。