BzB7jF5CIAATiNc中国政府は手先のマフィアを送りこんでいる


区龍宇

2014年10月4日
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article3640


政府は、手先のマフィアを広範囲に送りこんでいる。政府は正午以後、民衆を挑発するために暴力団員を動員し始めた。政府がマフィアどもを支持しているとは考えにくいかもしれない。しかし今、梁振英政権の下でそれが起きているのだ。これは予測できたことであり、びっくりするようなことではない。

現在の情勢を見れば、政府は「ラブ・アンド・ピース」の「オキュパイ・セントラル」運動を大規模な騒乱に転化し、香港の大衆が抗議活動参加者に怒りを向けるようにさせることを望んでいる。

かれらは同時に、群衆の中にいる自らの手先が重大な傷害事件を引き起こすことを計画し、世論が変化して、民衆を追い散らす政府の行動を正当化することを望んでいる。

それは、一つのグループの人びとを別のグループに対立させてけしかける、共産党の伝統的戦術だ。これ以前、かれらはロバート・チョウ(訳注:香港のジャーナリストで「香港のサイレント・マジョリティー」というグループの共同創設者。二〇一三年に創設された同グループは「オキュパイ・セントラル」運動に敵対してきた)のような人物に世論を変化させる闘いを始める役割を割り振っていた。いまやかれらは暴力団員どもを動員し、暴力的戦闘を開始した。この戦術は、紛争の終結をもたらすものではなく、梁振英にとって他の戦術がなくなっていることを意味している。

今や最も緊急になすべきことは、われわれの原則に忠実であり続けることだ。忍耐強く原則を守らなければならない。世論の支持を勝ち取ろう。政府が、いかに暴力団と同一線上にならんでいるかを、人びとに語ろう。こうした行動のすべては、梁振英の計画を失敗させるだけではなく、彼の行動を後退に導くことになるだろう。暴力団員どもはかれらの汚い仕事でカネを貰っているが、幾十万もの不屈の人びとに殴りかかることはできない。われわれが計画を前に進め始め、新たな襲撃を避けるようにするため、深夜までこの場にとどまろう。

われわれは問われている。かれらがマフィアのやつらだということは確かなのか、と。ここにきて現実を見れば、分かるだろう。ここには奴らが民衆を挑発するいくつもの戦術のリストがある。

最初に、暴力団の一人(おそらく女性)が叫び声を上げて注意を引く。

次に、別の暴力団員がその場での反応を見ながら、反対する役か賛成する役かのふりをする。

人びとが写真を取り始める。その中には必ずビデオカメラがある。

暴力団員は継続的に抗議行動参加者を挑発し、それが二時間から三時間にわたる場合がある。暴力団員は運動の指導部がやってきて、民衆に静まるよう声をかけるまで待機する――その後、指導部に嫌がらせを始める。

暴力団員たちは、ベストをつくして衝突を挑発する――フェンスを押す、テントを引っ張る、抗議活動参加者を攻撃する。

かれらは占拠されたゾーンの別のところでも同じことをする――同じ戦術を使っているのだ。写真でそれが分かる。

 


◆区龍宇は香港のグローバルジャスティス運動のリーダーの一人。中国レーバーネットの編集者。

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