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【解説】以下は独立ウェブメディア「独立媒体」のサイトに掲載された區龍宇さんの分析の翻訳である。授業ボイコットに引き続き、政府庁舎前の街頭オキュパイを試みた学生らへの弾圧に抗議した多くの労働者市民たちによる街頭占拠闘争を受けて書かれたものである。原文はこちら http://www.inmediahk.net/node/1026604 (H)


オキュパイ・セントラルの攻略

區龍宇


オキュパイ・セントラルは一日千里がごとく急速に拡大した。まことに喜ばしく、大変めでたいことである!

一、情勢

労働者市民が学生支援に立ち上がり、その身をつかって催涙弾を阻み、梁振英政権の攻勢を打ち負かし、人民民主主義の新時代を切り開いた。この運動にはいくつかの特徴がある。

1、学生と市民は、自ら考える能力を持っていることを実証した。それは偉大なリーダーにつき従うというものではない、下からの直接行動である。

2、運動の動力は中年世代の民主派から、学生・青年世代へと移った。しかもそれは学生からすべての人民に拡大した。

3、労働者市民が参加してすぐに、かれらの社会的平等への願望が運動に持ち込まれた。それまでも学生連合の周永康が九月二二日からの授業ボイコットにおける演説の中で、経済的不平等の問題を提起していた。一昨日には25の労働組合および社会運動団体が共同声明を発し、真の普通選挙以外にも、労働時間の規制および皆年金制度を要求した。一方、この両日のオキュパイは、労働者市民が政治的議論に参加する機会をもたらした。これらの街頭討論において、1%と99%の不平等をただす民衆の訴えをよく聞いた。

官民の対立にも重要な変化が見られた。梁政権は攻勢から守勢へ、そして運動の側は若干のダメージを受けたのちすぐに全面的な反発から反転攻勢へと状況が変化した。

現在もっとも重要なことは、この主動的情勢を利用し、最大の勝利を目指すことである。

しかし運動には重要な弱点もみられる。

1、世代間の引き継ぎがうまくいっていない。古い民主化運動の古い指導者たちは、元局面を指導する力もないが、新しい民主化運動の指導部は現在形成中である。危険はここにある。

2、組織力の不足。学生組織は比較的ましだが、それにしても運動の規模には依然として追いついていない。労働者市民はさらに組織、力点、ネットワークによる相互支援に欠けている。それゆえ、ストライキの呼びかけがすでに発せられ、それは当初において効果を発揮したが、効果を発揮するためには必要以上の多大な力を費やす必要があった。

これらの弱点は、主要には現在の運動を深化させ、一定の成果を得ることで克服するものであり、傍らで批評すればいいというものではない。運動に参加し、運動を拡大させようとしないもの、あるいは運動の立場からという理由で横からの批判を行うものに対しては、相手をしなくてもよい。


二、目標・スローガン

現在における力関係では、つぎのことに取り組むことが可能である(難易度順の**い順に述べる)

1、公民広場および天馬公園を人民の側に取り戻すことを梁政権に受け入れさせる。運動にとって重要な拠点を与え、警察はそこから撤退させること。受け入れなければ街頭からの撤退はあり得ない。受け入れた場合、その返還は状況をみて判断する。
2、梁政権および責任者による公式の謝罪
3、梁行政長官の辞任。
4、全人代決議を撤回し、真の普通選挙と市民派の立候補を実現させる(もう一度、最初に戻って政治制度改革草案を起草し直すという陳建民の主張には絶対に同意することはできない。それは自分で自分を縛ることだ)
5、労働時間規制、皆年金制度、団体交渉権の実現
6、制度の変革、民主化運動自決

三、方向

1、学生は自発的かつ組織的に動くことが可能だが、労働者市民に対してはさらなる激励が必要である。現在はいかにストライキを拡大させるかを考えている。単産単位で自発的に組織化することを激励する。名称は民主化チームでもいいし、ストライキ委員会でもなんでもかまわない。このような基礎があってはじめて力の再結集について語り合うことができる。
スローガン:学生と労働者はつながろう、制度改革の実現、民主化運動の自決!

2、非暴力

3、あらゆる運動参加者が、民主化運動の自決あるいは政治制度の自決を提起することは適切である。しかし香港独立という提起に対しては、われわれ(民主的左翼/進歩派)は次のように答えるだろう。その問題は今後討論する価値はあるが、いまはその時期ではないと。香港独立の主張に同意できないことすぐに提示することは適切である。現在それを提起しても運動に害をもたらすだけだからである。

2014年9月29日(月) オキュパイ・セントラル 三日目に