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現代から古典へ――マルクスの経済学を学ぶ


講 師 : 森田成也 さん

日 時 : 1018日(土)18:30~21:00

場 所 : 文京シビックホール会議室2(3F)

交 通 : 地下鉄「後楽園」、「春日」駅(地図

主 催 : アジア連帯講座

参加費 : 500円


参考図書 
『賃労働と資本/賃金・価格・利潤』
マルクス著、エンゲルス序文/森田成也 訳/光文社古典新訳文庫

日銀の「異次元の緩和」からはじまったアベノミクスの第二幕は「異次元の賃上げ」でした。安倍首相による財界への「賃上げ要請」や大手企業でのベアなども、物価上昇を勘案した実質賃金でみれば、賃金は下がっているという統計結果がでています。中小企業や非正規雇用で働く労働者にとっては、消費増税や社会保険料の引き上げなど、「安倍のベアという賃上げ騒動」は、まさに異次元の話でしかありませんでした。


アベノミクスはそれだけではありません。日本経済再生本部を頂点として、経済財政諮問会議や産業競争力会議、そして国家戦略特区などでブルジョアジーとその代弁者であるブルジョア経済学者たちが、ありとあらゆる労働者攻撃の主張をあけすけに展開し、実施にむけて牙をむいています。アベノミクスの「矢」はすべて労働者に向けられた攻撃なのです。


労働運動や革新系政党などからは、労働者を置いてけぼりにしたアベノミクスへの批判は高まり、春闘の時期には「賃上げで景気回復を」というスローガンが叫ばれました。労働者階級全体としての賃上げ要求は極めて正当な要求ですが、高度に成熟し、グローバルに展開する資本主義である日本社会における「賃上げで景気回復を」というスローガンは、搾取も戦争もないもうひとつの社会を目指すオルタナティブ派にとっては、「保守的なスローガン」(マルクス)です。


今回の講座では、賃金とは何か?を解明した古典『賃労働と資本』および『賃金・価格・利潤』の新訳を手掛けられた森田成也さんに、マルクスとエンゲルスがこの本のなかで展開した賃金論、そして現代経済の諸問題を考えるうえでマルクスの経済学を学ぶ意義などをお伺いします。