12.8三里塚-東峰現地行動

成田空港年間30万回飛行、飛行制限時間緩和を許さない!
反原発!原発再稼働やめろ!TPP反対!


●日時:12月8日(日)/午後1時結集

●場所:旧東峰共同出荷場跡(成田市東峰65-1)、開拓道路に向けてデモ/デモ後(車で横堀に移動)

●会場への行き方:東成田駅地上12時結集/迎車待機(10:34発 京成上野 (特急)→11:42着
成田11:52発→11:58着  東成田)

●横堀交流会:午後3時頃/横堀大鉄塔で交流会

●主催:三里塚空港に反対する連絡会

連絡先:千葉県山武郡芝山町香山新田90-5/電話:FAX0479-78-8101

開拓道路での抗議安倍右翼政権打倒!

 安倍政権は衆参両院での多数を占め、何でもできるとばかりに様々な政策を推進しようとしている。改憲をはじめとして集団的自衛権行使の容認、国家安全保障会議(日本版NSC)創設と特定秘密保全法案の制定、自衛隊の南西諸島への配備など「戦争ができる国」を目指している。

 原発政策においても東電福島第一原発の事故が収束の見込みがないばかりか、汚染水が流出し続けるという事態にもかかわらず原発再稼働に突き進んでいる。安倍は本来核武装論者であり、その前提となる原発―核政策は変えるわけにはいかないのである。

 安倍は、福島第一原発の汚染水は「コントロール下にある」などと世界中にウソをついてオリンピック招致に成功した。これによってナショナリズムを高揚させ、国内の矛盾を隠蔽して挙国体制を構築しようと目論んでいるのだ。安倍右翼政権を打倒する闘いをあらゆる戦線で強めなければならない。

農民追い出し攻撃を許さない!

 日本の表玄関である成田空港も国際的威信をかけて完成させるために、あらゆる攻撃をしかけてくることは明らかである。

 成田国際空港は2014年度中に年間30万回の発着を目標に空港機能の拡充を図っている。そのためには空港予定地内の反対派の土地の強奪は不可欠である。空港会社は事業認定による強制代執行という手段を失った現在、裁判によって土地を収奪する方法を取ってきた。司法権力の強制力を使って用地内の土地を強奪してきた。

 用地内の一坪共有地に対しては賠償方式で裁判所に提訴した。一方的に土地評価額を設定し、金を払って有無を言わさずに所有権を共有者から空港会社に移転するというやり方だ。

 反対同盟はこの司法権力を使った土地強奪に対して、木の根、横堀の一坪共有者約50名と共に千葉地裁、東京高裁、最高裁と3年間にわたり裁判闘争を闘ってきた。

 最高裁は今年4月に不当にも上告を棄却し、空港会社の主張を全面的に認める決定を下した。まさに強制代執行と何ら変わらない土地強奪である。

 横堀現闘本部の土地はこうした手段で所有権は奪われたが、空港会社はまだ建物には一切手を付けることは出来ない。空港会社はいずれこれも裁判にかけて撤去を策動してくることは明らかである。かかる攻撃を断固粉砕しなければならない。

 天神峰の用地内農民に対しても平行滑走路の誘導路整備のために長年耕作してきた土地を裁判を通じて取り上げようとしている。農民の生活基盤を根こそぎ奪うという従来と変わらぬ空港会社のやり方を許すことはできない。

 東峰地区の住民は空港施設に囲まれ、騒音と排気ガスが降り注ぐ厳しい環境の中で生活し闘い続けている。未だ用地内には木の根ペンション・プール、横堀の鉄塔・団結小屋・案山子亭など反対同盟の拠点が存在し、横風滑走路の完成を阻んでいる。

空港公害を撒き散らすな!

 空港会社はLCC(格安航空会社)の導入を図り、騒音地区の住民の反対を押し切って地元自治体の同意を取り付け、夜間飛行時間延長(午後11時までを12時まで認める)を強行した。国交省は、2020年夏のオリンピックとパラリンピックの東京開催に便乗して成田空港と羽田空港の飛行時間帯の規制緩和、発着便数の拡大に向けて検討に入った。利潤の追求のためにはこのようになし崩し的に運用を変更してくるのだ。住民の生活を破壊する空港機能の拡張を許してはならない。

 「国策」としての空港建設に対峙する全国的な闘いとして三里塚闘争を共に闘おう。 2013.9.21