P10107069月24日、東電前アクションが、米軍原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀母港化から5年の日になる前日のこの日に、アメリカ大使館近くの路上で抗議行動を行った。東電前アクション!としては3年連続の取り組み。昨年に続いて、原子力空母だけでなく、オスプレイの撤去も行動の趣旨に加えられている。

9月15日の大飯原発の停止をもって、現在稼働している原発の原子炉はない。しかし、米軍の原子力空母の原子炉だけが、東京湾で二基稼働しているという異常な現実を終わらせよう、と行動が呼びかけられた。

最初にシュプレヒコールをあげて、主催の東電前アクションの栗原さんからのアピール。

「Gワシントンは『危険だから』反対という論理だけじゃダメだ。Gワシントンは90年代には、ボスニア紛争に介入し、そしてクリントン時代にイラクで800回のピンポイント爆撃を繰り返した。イラク戦争にも参加して、2004年にはイラク北部キルクークでGワシントンから発進した爆撃機が大規模空爆を実施している。私たちは、侵略の艦船であるからGワシントンに反対だ。」

「沖縄の『オスプレイ反対』の声も、単に「危険だから」というだけではない。元々撤去が前提であるはずの普天間基地にあらためて新型ヘリが配備されるという欺まんに怒りを表明している。そして、米本土では絶対に市街地の上を飛ぶことのないオスプレイは、沖縄でだけ人口密集地を自由に飛んでいる。オスプレイの腹を見ることができるのは沖縄だけだ。こういう人間性に対する侮辱こそが、基地と原発の問題がつながっているということではないか。」

「また、沖縄の米軍基地で排出された猛毒PCBを福島のいわき市で最終処分するという計画が、3億円で落札されて手続き上は『決定』された。今後、核廃棄物を含めて福島を『汚染地』として処分場にされようとする可能性もある。日米原子力協定で福島にGE社の粗悪原子炉を売りつけたアメリカが、福島事故をそのように利用することは絶対に許されない。アメリカ政府もまた、福島事故について謝罪すべき存在だ。」

また、シリアでのアメリカの軍事介入に反対するとともに、民主化を求める民衆の声を武力で弾圧するアサド政権にも反対し、「民衆同士のつながりで核や大量破壊兵器をなくしていく闘いを国境を超えて作っていこう」とアピールした。

参加者からは、「まず日米地位協定の破棄を日本政府は行なえ」などのアピールや教育労働者から平和教育が後退している現場の実情の報告などが続いた。最後に翌日の現地デモへも参加することを呼びかけ、「原子力空母もオスプレイも撤去しろ」、「基地も原発もいらない」、「日米安保はいらない」などのシュプレヒコールをあげて行動は終了した。

(K)