DSCF1331 八月二四日、首都圏反原発連合有志が呼びかけた反原発行動が官邸・国会・霞が関一帯を取り囲み、熱気に包まれた。八月二二日、首都圏反原発連合有志は野田首相と会談し、原発の即時廃止、再稼動を止める、保安庁規制委員会人事を白紙撤回することを求めたが、野田首相は旧来の立場を変えず、要求をすべて拒否した。二度と会わないという今後の立場も明らかにした。

 こうした状況の中で、連続して続けられてきた金曜日官邸前行動がどうなるか注目されていた。午後六時前には官邸前に通ずる歩道は警察によって厳しく規制されて、官邸前に行くことはできない。官邸から離れて歩道につながるか、国会正門前に行くしかない。国会正門前にはスピーチと子どもエリアが作られた。規制もそれほどではなく、気持ちよく行動できるスペースが作られていた。

 二週間前に参加した時は、官邸前ではスピーチはごくわずかで、ほとんどコールが行われた。ところが、国会正門前では、スピーチが中心で、それもだれでも参加者が発言できるので、のびのびと自分の思いをぶつけていた。

 ハンガリーに長く滞在している男性は、「ハンガリーでは、原発一基で国の電力の三分の一をまかなっているが、電気を輸出するために、新たに原発を新設計画があったが福島原発事故後、その計画は取りやめになった」と報告。

 「それまで原発問題に関心がなかったが飯舘村にボランティアで行って以来、自分たちの問題だと自覚して、行動に参加するようになった」と語る男性。唯一原発裁判で違法性を認める判決を出した元判事が「第二の福島を作るな、子どもを守れ」と訴えた。「娘が孫を連れて東京から関西に避難したと原発によって家族が引き裂かれた」と訴える車椅子の男性。小学生くらいの男児が「切々と命を守るために、原発社会をやめよう」と語り、共感をえていた。

 国会周辺の辻辻で、たんぽぽ舎を中心に訴えが行われていた。歩道をドラム隊が練り歩く。経産省正門、裏別館前でも呼びかけが行われていた。八時過ぎから、環境省前、東電前などで行動が取り組まれた。行動に参加した人々は自覚的、意識的に、解放感を持って行動を行っていた。脱原発・反原発運動の高まりは持続し発展している。

(M)