P7077692 七月七日、渋谷で野宿者の排除に反対する緊急デモが行われ、約百二十名が参加した。


 デモに先立ち、午後五時から宮下公園の原宿側で行われた集会では、まず、渋谷のじれんの仲間が発言にたち、六月十一日、渋谷区が美竹公園、区役所地下駐車場、区庁舎前トイレの三カ所を封鎖した、のじれんが毎週土曜日に共同炊事を行っている美竹公園、聖公会野宿者支援活動・渋谷が毎週金曜日に炊き出しを行っている渋谷区地下駐車場という野宿者へ炊き出しの場所を奪い取るという挙に出た渋谷区を激しく批判した。


 美竹公園では区が二年前の宮下公園と同じく行政代執行の手続きに入っており、代執行を行う前に弁明の機会を与えるという弁明機会通知書を、これも二年前と同じく区役所内にこっそりと掲示しており、これはさすがに批判の声が大きく、後になって美竹公園の仲間に渡された。


 渋谷では「渋谷ヒカリエ」が開業するなど都市再開発の動きが進んでおり、東急グループと、東京都が中心になって、二年後には大掛かりな工事も始まる予定であるという。


 のじれんの仲間は「今日は七夕ですが、織り姫と彦星は天の川で分断されていた、我々持たざる者は分断を突破して闘おう!。」と発言を結び、会場は微妙な拍手に包まれた。


 続いて二年前に宮下公園から排除され、今回美竹公園からの排除に直面している仲間が「出来る限り、抵抗したいと思います。」と力強く決意表明した。


 続いて聖公会野宿者支援活動・渋谷の仲間が発言。区の地下駐車場は「ちかちゅう」と呼ばれ、二十年ぐらい前から、役所の業務の終わった夜六時半から朝の五時半ぐらいまで野宿の仲間が寝る事の出来る貴重な場所であった。聖公会は七年半ほど前より、毎週金曜日に炊き出しを行っており、二年前に排除の動きがあった時には仲間とともに抵抗して撤回させた。


 今回は朝五時半にみんなが起きて、掃除をして出て行った後にこっそりと誰も知らないうちに封鎖が行われた。経理課長は「元々寝ては行けない場所なので、寝ている人にいう必要はない。」と発言したという。「こんな事が許されて良いのか!」と訴えた。


 地下駐車場で寝ていた仲間は、「こんな毎日雨が降っている時に、狙い撃ちにしたように追い出しをするなんて。」と声を詰まらせた。


 続いて連帯発言として、みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会、山谷労働者福祉会館、竪川の仲間、夜回り三鷹が発言し、デモに出発。区役所前、美竹公園を通り、神宮通り公園まで雨の中を力一杯デモを行った。


 終了後はのじれんは宮下公園で共同炊事を行った。七月十一日には渋谷区に抗議申し入れ行動が行われる予定。(正午、区庁舎・時計塔集合)          (板)