P1155725 三里塚芝山連合空港反対同盟(世話人:柳川秀夫)は、2012年反対同盟旗開きを横堀農業研修センターで行い、30人が参加した。

 空港会社は、アジア国際空港競争と羽田空港国際化による地位低下を取り戻すためにA・B滑走路の同時平行離着方式を導入し離着陸回数30万回増、LCC(格安航空会社)の参入にひた走ろうとしている。さらに東峰地区にジェット機の轟音と排気ガスを撒き散らし、追い出し攻撃を強化。横堀地区では誘導路整備工事を拡大し、横堀大鉄塔と案山子亭の孤立化をねらって鉄板フェンスを張り巡らし、地下トンネルを延長した。

 千葉地裁は、一坪共有地と横堀・団結小屋破壊裁判で空港会社の反動主張を全面的に認め相次ぐ不当判決を出している。反対同盟と被告は、ただちに控訴した。横堀・団結小屋破壊裁判控訴審・第一回公判(2月15日/東京高裁)を皮切りに一坪共有地裁判が始まる。控訴審闘争勝利にむけてスクラムを強化していこう。

 他方、14日、国連平和維持活動(PKO)派兵のために陸上自衛隊の迷彩服で統一した先遣隊が民間機に乗り込みバンコク経由で南スーダンに出兵した。すでに11年11月21日、横田基地に向かう米軍のチャーター機が燃料補給を口実に成田空港に着陸している。成田空港の軍事利用を許してはならない。

 恒例のトン汁が参加者に振舞われた後、旗開きは山崎宏さん(横堀地区・労活評現闘)の司会で始まり、「昨日、成田空港から南スーダンPKO派兵のために陸上自衛隊先遣隊が出兵した。成田空港の軍事利用を許さず、反戦闘争を強化していこう」と強調した。



次の時代にむけて



 柳川秀夫さんは、「一坪共有地裁判は一審で負けたが、控訴審でも勝利にむけて頑張っていこう。空港会社は、あいかわらず空港機能を拡張しようとしている。闘いは永遠と続く。現在の社会は消費を目的にした活動を中心にしており、空港問題も同様で巨大化でしかない。こういったシステムが福島第一原発事故被災と深刻な放射能汚染を引き起こした。三里塚の各場所を放射能測定したがどこも高い値が測定された。放射能問題も大きく取り上げていかなければならない。三里塚闘争は、次の時代に繋げるために奮闘していこう」と挨拶した。



木の根ペンション連結型太陽光発電計画



 平野靖識さん(東峰地区・らっきょう工場)は、「成田空港離発着枠を22万回から30万回にむけた態勢を強化している。内陸空港だから大変な騒音になっている。この時期は北風なので次々とB滑走路南端に着陸している。2分間隔、低空飛行で非常に危険だ。らっきょう工場は、昨年の原発事故放射線被害の影響で売り上げが六五%に下がってしまった。農家はもっと厳しい状況になっている。有機農業を台無しに追い込んだ。脱原発を三里塚の地からも訴えていかなければならない」と発言。

 さらに「『続・木の根物語プロジェクト』の仲間たちは、昨年、木の根ペンションのプール開きを実現した。今度はペンションで消費するエネルギーを自給していくために連結型太陽光発電を建設することになった。地球的実験村としてもこの計画を応援しているのでぜひ出資カンパに協力していただきたい」と呼びかけた。

 清井礼司弁護士は、「昨年は裁判闘争に支援していただいたが、不当判決が続いた。控訴審でも奮闘していきたい。裁判闘争を闘いながら三里塚現地の闘いと結びつけていきたい」とアピールした。

 続いて加瀬勉さん(共有委員会<Ⅱ>)のメッセージ紹介、高見圭司さん、関西三里塚闘争に連帯する会の刈谷稔さん、関西東峰団結小屋維持会のアピール紹介、獄中闘争の仲間のアピール紹介、「続・木の根物語プロジェクト」などから発言が続いた。最後に団結がんばろうを行い2012年の闘う意志一致を打ち固めた。(Y)