IMG_0757 12月28日、「原発いらない福島の女たち」は10月27日から29日までの経産省前座り込み行動に続き、東京電力本社前で年末「御用納め」申し入れ行動を行った。

 12時前から、この日上京した「福島の女たち」は東電本社前で福島原発災害によって住民に放射能被ばくを強制し、安全な生活を奪い去りながら、責任を取ろうとせずに延命を図る東電への批判の声が渦巻いた。参加者は首都圏の支援者を含めて200人以上に達した。

「福島の女たち」の要望内容は以下の通り。

1 福島県議会が行った福島第一原発及び第二原発(全10基)の全面廃炉の決議に従い、事故を起こさなかった6基についても廃炉とすること。併せて、2007年の新潟県中越地震の際、放射能漏れ事故を起こした柏崎刈羽原発についても全面的に廃炉とすること。

2 東京電力の責任において、避難を求める被害者に対しては避難ができるようにすること。また、除染についても、事故を起こした当事者である東京電力がすべての費用と人員を負担してみずから実施すること。

3 被害者に対し、完全な賠償を行うこと。なお、完全な賠償とは、原発事故が発生しなければ必要とならなかったすべての費用を一円残らず賠償することをいう。

4 東京電力及び社員、退職者の手で賠償のための基金を創設すること。

5 福島第一原発の現状について、常に真実を明らかにし、公表し続けること。



 この申し入れに対して東電側は人数を限るなど不誠実な対応に終始したが、福島から上京した女性たちを中心に、東電本社前の行動は二時間にわたって続けられた。その後、経産省テント前ひろばに移動して集会。

 テント前広場では福島から上京した女性、首都圏に避難した女性や子どもが次々に発言。郡山市議の駒崎幸子さんは、12月16日に「ふくしま集団疎開の会」による「避難の権利」のための仮処分申請が福島地裁郡山支部で却下されたことを批判し、控訴して闘うと訴えた。さらに避難した子どもたちの避難先での公立保育所への入所を求める訴え、給食の安全を求める「安全・安心アクション in 郡山」の女性のアピール、有機農法を営む農家の女性たちも発言。郡山市議の蛇石郁子さんは3月11日の「東日本大震災・福島原発事故一年」の日に郡山市で行われる福島県民集会の案内を行った。いわき市出身の講談師の神田香織さんもともに東電の責任を追及し、原発をなくすまで闘おうと連帯のあいさつ。

 この日の行動は、2012の脱原発の闘いにつなぐ大きなステップとなった。(K)