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 7月30日、国家による「慰霊・追悼」を許すな!8・15反「靖国」行動 は、池袋・ECOとしまで「反「靖国」行動プレ・討論集会  それぞれの8・15行動 これまでとこれから」を行っ
た。

 侵略戦争と天皇制を賛美する勢力は、毎年、8月15日に「終戦記念日」と称して武道館で天皇出席のもと「全国戦没者追悼式」を行い、靖国神社では超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の参拝、「日本会議」や「英霊にこたえる会」の戦没者追悼中央集会など天皇主義右翼らが総結集する。いずれも戦争の死者の「追悼」をとおして、「国のための死」を賛美し顕彰していくことにねらいがある。同時にグローバル派兵国家に天皇制を組み込み、民衆統合を強化しながら現在の「戦争」の死の肯定を強要する。天皇制の犯罪性を掘り下げることを拒否し、天皇制への統合を押しすすめようとしているのだ。反「靖国」行動は、靖国勢力の動向を見据えつつ、今年の8・15闘争にむけて討論集会を設定した。

 集会は、「靖国中毒」と題するDVD上映から始まった。天皇制と侵略戦争のために作られた靖国神社の歴史、各神社の役割などを境内をめぐりながらレポートし、批判した。

 次に以下の団体から取組みの歴史、課題、今後にむけて発言が行われた。

 第38回許すな!靖国国営化8・15東京集会実行委員会は、「1970年代、自民党は『靖国神社法案』を国会に何度か提出するが、反対の取組みなどによって廃案となった。反対運動を継承し、歴史をつなげていきたい。『日の丸・君が代』強制反対の闘いに対する不当処分事件に最高裁が次々と合憲判決を出している。今年 の八月 一五日は、下嶋哲朗氏(ノンフィクショ
ン作家)さんを講師に『良心をのみこむ国家 ~日の丸・君が代強制反対~』というテーマで講演してもらう(午後2時/在日本韓国YMCAアジア青少年センター)」と述べた。

 「平和の灯を!ヤスクニの闇へ」キャンドル行動実行委員会は、日本・韓国・台湾の仲間たちとともに共同行動を積み上げてきた成果を報告し、今年の行動について「3.11後の日本、東アジアはそれをどう見るか。『人災』が『国難』化され、責任追及がいつの間にかあいまいかされていく。そんな状況の根底にひそむヤスクニ。今年のキャンドル行動は、3.11後の日本の状況を東アジアの民衆の視座からとらえ返す場として実施していきたい」と紹介した。

 日本戦没学生記念会(わだつみ会)の高橋武智さんは、「わだつみ会は、『再び戦争の悲劇を繰り返さないため、戦没学生を記念することを契機とし、戦争を体験した世代とその体験をもたない世代の交流、協力を通して戦争責任を問い続け、平和に寄与することを目的』としている。3月11日の東日本大震災・福島原発事故以降、私たちの生活環境はすべて以前のようではありえなくなった。今年の8.15集会は、『敗戦後と震災後』というテーマで、とくに原発事故をめぐる事態を、敗戦前から今日にまでいたる日本の現状と対比して考える機会にしようと考えている(8月15日(月) 午後
1時/飯田橋レインボービル 1階会議室)」と呼びかけた。

 靖国解体企画は、8月15日の「全国戦没者追悼式」と「靖国神社」に対する抗議行動の歴史を報告し、この闘いの意義として「靖国神社では、戦争で殺し殺されて死んでいった人たちを『英霊』としてまつりあげている。だれかに自分の死や他人の死(殺人)を強制されたことが人々に称賛する社会は、人間の生命そのものをないがしろにすることだ。今後も国家や社会による戦死者『追悼』『慰霊』のシステムそのものに強く反対していく」と強調した。

 8・15反「靖国」行動実行委は、反天皇制運動の取組みを通して「ヤスクニ」の統合力を強化するための「天皇賛美日」に対してカウンターアタックを粘り強く展開してきたことを報告。さらに今年の反「靖国」行動に対して在特会が靖国神社前のデモ中止キャンペーンを行っていると批判し、当日は創意工夫に富んだ靖国抗議デモを行っていこうと呼びかけた。

 最後に討論を集約し、8.15反「靖国」行動で再会することを確認した。(Y)