虹とモンスーン

アジア連帯講座のBLOG

「人間を隷属状態から解放することほど、やってみる価値のあることはほかにないんじゃないかな」~哲学絵本『カール・マルクスの亡霊』

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『カール・マルクスの亡霊』

 [著] ロナン・ド・カラン 

 [訳] 岩澤雅利 


 [発行] ディスカヴァー・トゥエンティワン

 [価格] 税込み 1,260円

 http://www.d21.co.jp/products/isbn9784799310274

 
 
『カール・マルクスの亡霊』という面白い本が出た。A5版、64ページの読みやすいサイズ、かわいい絵本、というデザインで、分かりやすい語り口調で書かれている。

 


「<市場>の問題に決着をつけ、人間解放の道をひらくべく、マルクスは挑んだ!」という帯広告にあるように、<市場>とはなにか、そしてマルクスのいう人間解放とは何かを分かりやすく説明している。

 


物語は、赤いシーツをかぶり亡霊に変身したマルクスの登場から始まる。このちょっぴり愛嬌のあるマルクスは語り始める。
「シーツの下で何をしているのか、だって?話すと長くなるが、要するに<階級闘争>だよ。」

 

そして、ちょっぴり悲しいシレジアの人々の物語をマルクスが語り始める。

 

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横浜市教委の「つくる会」系教科書採択強行を糾弾する

8月4日、横浜市教委はつくる会系の育鵬社版中学歴史・公民教科書の採択を強行した。これにより8万人以上が使用する区域での、つくる会系教科書の採択が実現したことになる。恥ずべきことであり、自治体から独立した機関という名のもとに非民主的手続きを強行した横浜市教委を糾弾する。

 育鵬社は扶桑社の後継出版社として、「新しい教科書をつくる会」から分裂して出来た「教科書を改善する会」が執筆しており、育鵬社版の内容も自由社版と変わり映えはしない。自由社版が育鵬社版に変更になった経緯についても、2009年に自由社版しか「改正教育基本法」を踏まえていなかったなどという説明を委員長・今田はしているが、育鵬社版の準備がその時点で間に合わなかったということにすぎない。

 そして自由社版が東京書籍版教科書の図画年表盗用を指摘されて訂正申請をせざる得なくなったのが、8月に入ってからであることも、育鵬社版の採択をスムーズにする印象付けに一役かったものの、育鵬社版も大阪書籍版からの盗用疑惑が取り沙汰されている。いずれにしろ、従来の歴史教科書を「自虐史観」として批判した勢力が、2009年10月に神奈川県教委の採決で横浜市一括採択区化を実現させた後、戦略的につくる会系教科書の浸透を進めたということは確かである。4日の市教委定例会は4対2の採決で育鵬社版の決定をしたが、賛成した4人は無責任に市長職を放棄した中田宏が任命した教育委員だった。彼らは盗用までおこなう教科書を実際に1年以上使用させていた責任に言及するつもりはないだろう。前からわかっていることだが、このような人々にしたり顔で教育のことを語らせてはならない。

 横浜市では2009年にもう一方のつくる会系教科書である自由社版を18句中8区で無記名採択し今田委員長と自由社版の執筆者藤岡信勝の裏取引、突如宣言された無記名投票の実施、教科書自体の明らかな誤植の多さと史実の間違いの多さ、審議会の無視などが大きな批判を浴びており、現場の教員からまともに使用する気になれないという意見表明が相次いでいたところである。

 今回の暴挙に対し、「教科書採択連絡会」のメンバーを含め、650人が教育文化センター内の別会場で様子を傍聴し、報告集会もおこなわれた。「教科書採択連絡会」では、つくる会系教科書の採択をしないようにという趣旨で、11万人分の署名を提出したところであったが、これらの民意と、育鵬社版がもっとも望ましいという報告をしなかった現場教員の意思を、ことごとく踏みにじり出来レースのような採択を許してしまったのだ。

 つくる会系教科書の攻勢は神奈川県では、今回特に顕著であった。7月28日に藤沢市の歴史・公民教科書、8月2日に平塚中等教育学校の歴史教科書、相模原でそれぞれ育鵬社の採択が決まってしまった。藤沢市は2008年に松下政経塾出身の海老根市長が就任後、同じ政経塾の委員などつくる会系史観の委員を任命し、この日は3対1、保留1で育鵬社版の採択を可決したのである。ここでも記述の「バランス」、「わかりやすさ」などという言葉で「誇るべき日本」というイデオロギーを包んで教育委員会の体裁を保っているのである。

 松下政経塾出身者に象徴される首長の露骨な教育委員任命を放置すれば、今回のような突出を各地で増やし続けるだろう。そのなかで、草の根を装った請願行動が行政、議会に広範な圧力をかけ続けるだろう。今回、栃木県下野市、京都府京都市,千葉県各地などでは自由社版,育鵬社版の採択を阻止しているが、育鵬社版の採択は東京都・大田区、武蔵村山市で8例目を数えてしまい、採択を後に控えている区域もまだある。

 相変わらず審議会答申無視や横浜市での調査員非公開に見られる教科書採択の非民主主義、歴史教科書の歪曲を実証し、つくる会教科書に賛成する教育委員の罷免、つくる会系教科書の使用中止を求めていこう。

(海)

【報告】8.6 東電前・銀座 原発やめろデモ!!!素人の乱・第4波デモ

ゆお 八月六日午後四時、日比谷公園中幸門に集まり、福島でとんでもない事故を起こしといて、まだ反省の色もない東京電力や、ドサクサまぎれに再稼働をもくろんでいる九州電力はじめ、いまだに原発を守ろうとしている連中がたくさんいるエリア! 中部電力・関西電力・日本原子力研究開発機構・東京電力本店・九州電力・国際原子力開発(出現順)に対して、「東電前・銀座 原発やめろデモ!!!素人の乱・第4波デモ」が行われた。参加した数千人がさまざまな格好に彩られたパフォーマンスを繰り返した。

 デモ出発前に、アピールが行われた。最初に、素人の乱の松本哉さんが「八月六日はヒロシマに原爆が投下された日だ。それから六六年目に福島原発事故が起きた。原発=核だ。悪の権化東電や中部電力などに抗議しよう。悪を滅ぼそう」と呼びかけた。Misao Redwolf(No Nukes More Hearts)は八月二八日ふたたびいわき市でのデモを呼びかけた。西山圭さん(いわきの子供を守るネットワーク)が「地元が声をあげていかなければならない。子どもを守れ。原発なくせ」と訴えた。

 渋谷英明さん(福島自主避難民)は「自主避難民は補償の仮払いがもらえない。郡山市出身だが、自分の家の周りを計ると六マイクロシーベルトもあった。安全ではなく危ない。利益優先の原発止めよう。ふるさと返せ」と批判した。

 澤井正子さん(原子力資料情報室)が「福島原発事故でメルトダウンが起こり、その燃料棒がどこに行っているのか分かっていない。福島は二〇ミリシーベルトを一年間に浴びなければならないことになってしまった。稼働していた福島第一原発では一日で原子爆弾三個分の放射能の死の灰を作り出していた。人類が初めて経験している事故でコントロールできないのが原発であることが明らかになっている。原発のない社会を」と訴えた。

 小熊英二さん(社会学者)が原発は未来のエネルギーと言うがウソだと批判し、「原発補助金の電力料金三〇〇円を返せ。四〇年技術開発しても安全性が確保できない技術なんてダメな技術だ。原子力産業は古い産業だ、整理しろ。維持費が一日五千万円もかかるもんじゅはカネと命の浪費だ。既得権者の利益優先の原発推進政策をやめろ」と訴えた。鶴見済さん(フリーライター)が「原発推進の経済の仕組みが問題だ。原発輸出、新しい原発九基の原発増設を菅政権は進めようとしてきた。これは一基五千億円もする原発は産業界がもうかるからだ。東芝は原発を作っているが廃炉になってももうかる。お前らの利益のためにわれわれは生きているわけではない」と怒りをあらわにした。毛利嘉孝さん(社会学者)は「世論調査で七四%が原発いらないと答えている。脱原発は民主主義を取り返す運動だ。我々の政治をつくろう」と語った。その他、雨宮処凛さん(作家)などの発言があり、最後に制服向上委員会が歌を披露し、デモに出発した。

 デモは銀座を回り、二度東電前に出てくる二時間にわたるものだった。人通りも多く、たくさんの人にアピールした。午後七時からは新橋駅前SL広場で音楽やアピールが繰り返された。しかし、警察の過剰警備はあいかわらずで、デモ参加者を二人、さらにデモ後に築地署前で弾圧に抗議した者一人を不当逮捕した。警察の繰り返される弾圧を許すな。(M)

原爆投下から66年の広島8・6

86hiroshima 原爆投下から六六年目の八月六日、広島では今年三月一一日の東日本大震災と未曾有の福島原発災害の経験とを改めて重ね合わせながら、「ヒロシマ・ナガサキ」の経験を核兵器の廃絶と一切の「核エネルギー利用」との決別、すなわち「脱原発」の世界を実現していくための一連の行動が取り組まれた。

 反核兵器と反原発、そして軍都広島の歴史を問い直す反戦・反侵略の闘いを結びつけて一九七七年以来取り組まれてきた闘いの歩みを継承する「8・6ヒロシマ平和へのつどい2011」は、「ヒロシマ・ナガサキからフクシマまで 原発も核兵器もない世界へ!」をテーマに八月五日夜、広島市市民交流プラザで開催された。二二〇人が結集し、会場を満杯にした集会では、長崎、岩国、玄海原発現地、福島からの報告、服部良一社民党衆院議員の特別報告、田中利幸実行委員会代表の「二〇一五年核被害者世界大会」の提唱を含めて充実した内容が盛り込まれた。福島からはいわき市議で脱原発福島ネットワーク世話人の佐藤和良さんが、被ばく者を現に大量に生み出しつつある福島の現状が怒りと悲しみを込めて訴えられた(詳報は追って)。

 集会後、会場を県民文化センターに移して行われた全国交流会では北海道、福島、関東・首都圏、東海、関西、九州、沖縄から参加した仲間たちが運動の報告、問題提起など活発な論議が繰り広げられた。とりわけ山口県上関原発に反対してカヤック隊の海上行動や座り込み・ハンストを繰り広げた若い人たちの発言には大きな共感が寄せられた。
 
 八月六日には例年のように早朝から平和記念公園で「市民による平和宣言2011」やこの日の朝日新聞に掲載された「第九条の会ヒロシマ」の全面意見広告などが、原爆死没者慰霊式・平和祈念式に参加した人びとに配布された。午前七時四五分からは原爆ドーム前で「グラウンド・ゼロ(爆心地)のつどい」が開催され、原爆が投下された八時一五分からは約五分間にわたってダイインも行われた。

 八時半からは主催団体を「原発・核兵器なしで暮らしたい人びと」に移して「原爆ドーム前のつどい」を開催、九時からは「NO MOREヒバクシャみんなでウォーク~原発も核兵器もない世界へ~」と銘打った市内デモ行進。この「ウォーク」には例年を数倍する一五〇〇人が参加した。途中、中国電力本社前では上関原発に反対して座り込む仲間たちとエールの交換を行った。

 「ウォーク」解散地となった平和公園噴水前では「NO MORE ヒバクシャのつどい」を猛暑の中で行った。ここでは福岡で玄海原発に反対する行動に取り組んでいる「ニワカ隊」の若者のパフォーマンス、沖縄のKEN子さんの歌、いわき市議の佐藤和良さん、名古屋の仲間、関西共同行動、そして「ノー・ニュークス・アジアフォーラム」を代表してインドのウダヤ・クマールさん、そして国民投票で脱原発の道を確固たるものにしたイタリアの活動家も発言した。いわきの佐藤さんは「福島では原発が原爆になってしまった。爆発して今も放射能を撒き散らし続けている。原発はエネルギー問題なのではない。『カネか命か』の問題なのだ」と訴えた。

 さらに午後一時半からは再び市民民交流プラザで、核兵器廃絶をめざすヒロシマの会、ウラン兵器禁止を求める国際連合(ICBUW)、原発・核兵器なしで暮らしたい人びと、ECRR市民研究会・広島の共催で「8・6ヒロシマ集会 “内部ヒバク”から問い直す核/原子力体制――ヒロシマ・イラク・フクシマ――」が行われた(詳報は追って)。

 こうして今年の八・五~八・六ヒロシマの一連の行動は、強い切実さを持って、福島原発惨事のただ中でヒロシマ・ナガサキの原爆被害をとらえ返し、「原子力平和利用」=「原発推進」を容認することになってしまった運動の経験を真に克服しようという意思を確認していくものとなった。
 
 ところが八・六「平和式典」での松井広島市長の平和宣言はどうだったか。松井市長は福島原発事故にふれながら「『核と人類は共存できない』との思いから脱原発を主張する人々、あるいは、原子力管理の一層の厳格化とともに、再生可能エネルギーの活用を訴える人々がいます」と並列的に語り、「日本政府は、このような現状を真摯に受け止め、国民の理解と信頼を得られるように早急にエネルギー政策を見直し、具体的な対応策を講じていくべきです」というにとどまっている。ここでは、国策として進められた原発開発戦略がいかにウソと脅しとだましによるものであったかの指摘や批判は一言もない。

 菅首相のあいさつは、「原子力については、これまでの『安全神話』を深く反省し、事故原因の徹底的な検証と安全性確保のための抜本対策を講じるとともに、原発への依存度を引き下げ『原発に依存しない社会』を目指していきます」としている。ここでは「脱原発」とは明言していないものの、「脱原発依存」という表現で一定の政策転換を図ろうとする意向を示している。

 しかし菅内閣は八月五日に、自民党の小野寺五典衆院議員の質問主意書への答弁書として「諸外国が我が国の原子力技術を活用したいと希望する場合には、世界最高水準の安全性を有するものを提供していくべきだ」との内容を閣議決定している。「原発輸出」へのゴーサインである。一方で「脱原発依存」を語りつつ、他方では財界の強い圧力に沿って「原発輸出」を進めるとするこの立場は、菅首相の言う「脱原発」が一貫性も整合性も持たないまやかしに満ちたものであることを示している。

 始まった「脱原発」への流れを確固たるものにするためにこそ、福島そして広島・長崎、全世界の被ばく者の悲しみと思いを共有しようとする労働者・市民のたたかいによって、核兵器と原発にしがみつく支配者の意図を打ち砕いていかなければならない。(八月七日、K)

マレーシア:人民こそが英雄だ!そして闘争は続く

人民こそが英雄だ!そして闘争は続く

勾留されていたマレーシア社会主義党の全員を奪還

 

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「ピープルパワーは勝利する!」奪還集会で気勢を上げる保釈された6人のPSMメンバー

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29日夕方、最後まで拘束されていた6人のマレーシア社会主義党(PSM)のメンバー全員が釈放された。クアラルンプール・スランゴール華人会館でその日の晩に予定されていた抗議集会は奪還勝利集会に変わった。集まった400人の支援者は保釈された6人を歓呼して迎えた。

 

釈放されたPSMの国会議員でもあるジェヤクマルは支持者にこう語った。「政府はますます人々の支持を失っています。キャンドル集会やハンストでの抗議など、皆さんが政府に圧力を加えてくれた。そうでなければこんなに早く釈放されることは無かったでしょう。」

 

同じく釈放された別のPSM中央委員はこう語った。「釈放された6人が英雄なのではない。みなさんが、そして79日に街頭に繰り出した人民こそがこの国の英雄なのです。」

 

奪還勝利集会は、PSMの党旗とインターナショナルの合唱の中でクライマックスを迎えた。

 

この集会には、1957年の独立以来、政権にしがみついてきた統一マレー国民組織を批判し、79日の街頭行動を呼びかけたクリーンで公正な選挙を要求する運動体「BERSIH 2.0」の代表や人権団体「人民の声」の代表らも参加し、6人の釈放を祝福した。79日の闘争では「BERSIH 2.0」の呼びかけに応え全国から2万人が首都クアラルンプールに集まり選挙制度の改革を訴え、警官隊が暴力的に弾圧を行い、1600人が逮捕された。PSMは「BERSIH 2.0」には加盟していないが、協力関係を維持しながら同デモの参加を呼びかけていた。

 

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公正な選挙を求める人々2万人が集まった7月9日のクアラルンプール集会

PSM
のアルチェルバン書記長は今回の弾圧でも民衆が防衛的になることはなかったと語る。「今回の弾圧に対して多くの支持者がカンパを寄せてくれました。政府は『緊急事態法』を使って弾圧しましたが、多くの人はその弾圧を恐れることは無かったのです。これは極めて重要なことです。不正の無い選挙を要求する79日の街頭行動に何万人もが集まったことがその何よりの証です。」

 

6人を含む30名のPSMメンバーは、6月末に「もうたくさんだ!与党連合・国民戦線は退陣せよ!」のキャンペーンを展開中に、「王政との戦争、共産主義イデオロギー再生の試み」の容疑で逮捕された。そのうちの24名は10日間の勾留の後、保釈・起訴されている。

 

今回釈放された6名も83日に起訴された。容疑は共に、1966年制定の「社団条例」と1960年制定の「国家保安令」に違反して、非合法組織の反政府的な文書を所持・配布した、というものである。裁判所は、30人まとめて10月中旬に審理を行うと告げた。裁判所前では20名のPSMの支持者が支援行動を行った。

 

625日の不当な弾圧以降、マレーシア警察は、「PSMが元首に宣戦した」「PSMはマラヤ共産党の復活をもくろんでいる」「PSMは海外の特務機関と通じて政府転覆をもくろんでいる」「PMSBERSIH 2.0の中心的組織である」などとデマを振りまいてきた。PSMはマレーシア警察の正副の警視総監はデマの責任を取り辞職すべきである、と要求している。

 

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これまでの情報

マレーシア社会主義者への大弾圧を許すな

クアラルンプールの弾圧:自由・公正な選挙制度求める市民の運動に恐怖する支配者

【案内】2011平和の灯を!ヤスクニの闇へ 8.13キャンドル行動

2011平和の灯を!ヤスクニの闇へ 8.13キャンドル行動

「3.11後の東アジア――原発とヤスクニが強いる国家と犠牲」
 
日時 8月13日(土)午後1時(開場午後0時30分)

場所 全電通労働会館(御茶ノ水駅から徒歩4分)
地図:http://www.chiyodaku-town.com/map/cy034670/

参加協力券 1000円



プログラム

■開会

■4地域実行委員会あいさつ

■シンポジウム「3・11後の東アジア――原発とヤスクニが強いる国家と犠牲」

 パネリスト/高橋哲哉さん(東京大学教授)、韓洪九さん(韓国・聖公会大学教授、平和博物館理事)、石原昌家さん(沖縄国際大学名誉教授)、潘朝成さん(台湾・慈済大学講師)

■コンサート+遺族証言/[遺族証言]韓国、日本、沖縄から/[コンサート]ソン・ビョンフィ(韓国)、ムン・ジンオ(韓国)、林廣財(台湾・飛魚雲豹音楽工団)

■閉会

■キャンドルデモ



主催:平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動実行委員会

HP:www.peace-candle.org

連絡先:E―mail:peacecandle2006@yahoo.co.jp

電話 03-3355-2841(四谷総合法律事務所)



賛同のお願い



賛同金:1口1000円

何口でも結構です。団体については、可能であれば5口以上の賛同をお願いいたします。


振込先:(郵便振替口座)00140-3-446364

口座名義:ヤスクニキャンドル行動 内田雅敏

 
 隠す、ウソをつく、過小に見せる――3.11東日本大震災――レベル7のフクシマ原発事故に対する政府の対応は、この国の権力を握る人たちの変わらぬ性向・体質をあぶり出しました。第二次大戦下の「大本営」とまったく同じ対応です。

 その結果、子どもを含む多くの人たちが知らぬ間にヒバクシャにさせられ、大気、大地、海は放射能に汚染されました。人びとは住み慣れた土地を追われ、フルサトとその文化すらも捨てなければならなくなりました。過酷な条件の下で、大量に被曝しながらフクシマを収束させるために働く労働者は、「トッコウ」にもなぞらえつつ、闇に葬られようとしています。その中で「死んだらヤスクニへ」などというメールすらも飛び交っています。

 他方、政府、メディアは、「がんばろう日本」「日本は強い国」「絆を」のキャンペーンを展開しています。天皇は被災地を「巡幸」して被災者を「慰め」ています。「国難」を乗りこえるため一つになること、「国難」打開のために殉ずること、献身することを民衆に求めているのです。そして、その裏で真に責めを負うべき者たちは、易々と追及を逃れています。この国の権力は責任をとりません。

 同じことの繰り返しです。原発推進の虚妄、米国への“従属”、資本のあくどさ、地方の切り捨て、自治体首長の無責任……、原発震災はこの国の闇をあばき出しました。それに蓋をするために、パラダイム転換をはばむために、今またヤスクニとその思想が利用されようとしています。

 3.11後の日本、東アジアはそれをどう見るか。「人災」が「国難」化され、責任追及がいつの間にか宙に浮いて、鵺(ぬえ)のように権力が延命していく……。そんな状況の根底にひそむヤスクニ。今年のキャンドル行動は、3.11後の日本の状況を東アジアの民衆の視座からとらえ返す場として準備し、実施していきたいと考えています。多くの方がたのご参加をお願いいたします。

【案内】 国家による「慰霊・追悼」を許すな!8.15反「靖国」行動

 国家による「慰霊・追悼」を許すな!8.15反「靖国」行動 
 
●日時:8月15日(月)開場:12時45分・午後1時開始、デモ出発:15時30分(予定)


●場所:在日韓国YMCA9階ホール(JR水道橋駅下車)
地図:http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/map1.htm

お話:加納実紀代さん「原爆・原発・天皇制」

主催★国家による「慰霊・追悼」を許すな!8・15反「靖国」行動


呼びかけ団体★アジア連帯講座、国連・憲法問題研究会、立川自衛隊監視テント村、反天皇制運動連絡会、「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会、靖国・天皇制問題情報センター、連帯社、労働運動活動者評議会

 
 天皇アキヒトは、東日本大震災にあたってマスメディアを通して「ビデオメッセージ」を流し、関東の避難所を皮切りに、東北三県の被災地 をまわって、被災者の「慰問」と死者の「鎮魂」をお
こなってみせた。

 その姿に「感激」する地元の人たちの映像も繰り返し流された。

 天皇の行為は、それが天皇の行為である限り、批判や疑問の声など始めから存在しないかのように扱われる。ただただ、ありがたく気高い「無私」の行為として賛美されるだけだ。しかし、天皇のこうした行為は、現実の政治のひどさを隠蔽し、抽象的で漠とした「日本」なるものの共同性に、被災者をふたたび包摂・回収していく行為にしかなりえない。

 そのことによって、人びとの具体的な悲しみや怒りは心の深い部分に押し込められ、大文字の「日本」は無傷のままで回復されるのだ。そしてそれは、歴史上そうであったように、「復興」の掛け声のもとで現実に進行する、被災者の切り捨て=「棄民」という現実を、覆い隠す役割をはたすだろう。

 この意味で、8月15日を中心として行われる天皇の「慰霊・追悼」と今回の一連の天皇の行為はつながっているといわねばならない。

 「全国戦没者追悼式」において発せられる天皇の「おことば」は、一貫して「かつての戦争」の死者に思いを馳せ、彼らの「尊い犠牲」によって、現在の日本の「繁栄」が築かれたのだというロジックで貫かれている。3.11以後、原発事故はいまだに進行中であり、それを収束させるためだけでも、さらに多くの人びとの生命を、危険に晒さざる を得ない。そもそも原発自体が「犠牲」を要求せざるを得ないシステムなのだ。こうした、新たに生み出される「尊い犠牲者」をも、震災後の「復興」のための礎として、天皇は顕彰することになるのだろうか?

 われわれは、3・11以後の現実において、あらためて登場している天皇制を撃ち、国家による、あらゆる死に対する意味づけを核とした、8.15の「追悼空間」=全国戦没者追悼式と靖国思想──新しい国立の無宗教の追悼施設、あるいは千鳥ケ淵拡充という方向性も含めて──の解体に向けた行動に、今年も取り組んでいきたい。多くの方々の参加を強く訴える。

報告 「反「靖国」行動プレ・討論集会  それぞれの8・15行動 これまでとこれから

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 7月30日、国家による「慰霊・追悼」を許すな!8・15反「靖国」行動 は、池袋・ECOとしまで「反「靖国」行動プレ・討論集会  それぞれの8・15行動 これまでとこれから」を行っ
た。

 侵略戦争と天皇制を賛美する勢力は、毎年、8月15日に「終戦記念日」と称して武道館で天皇出席のもと「全国戦没者追悼式」を行い、靖国神社では超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の参拝、「日本会議」や「英霊にこたえる会」の戦没者追悼中央集会など天皇主義右翼らが総結集する。いずれも戦争の死者の「追悼」をとおして、「国のための死」を賛美し顕彰していくことにねらいがある。同時にグローバル派兵国家に天皇制を組み込み、民衆統合を強化しながら現在の「戦争」の死の肯定を強要する。天皇制の犯罪性を掘り下げることを拒否し、天皇制への統合を押しすすめようとしているのだ。反「靖国」行動は、靖国勢力の動向を見据えつつ、今年の8・15闘争にむけて討論集会を設定した。

 集会は、「靖国中毒」と題するDVD上映から始まった。天皇制と侵略戦争のために作られた靖国神社の歴史、各神社の役割などを境内をめぐりながらレポートし、批判した。

 次に以下の団体から取組みの歴史、課題、今後にむけて発言が行われた。

 第38回許すな!靖国国営化8・15東京集会実行委員会は、「1970年代、自民党は『靖国神社法案』を国会に何度か提出するが、反対の取組みなどによって廃案となった。反対運動を継承し、歴史をつなげていきたい。『日の丸・君が代』強制反対の闘いに対する不当処分事件に最高裁が次々と合憲判決を出している。今年 の八月 一五日は、下嶋哲朗氏(ノンフィクショ
ン作家)さんを講師に『良心をのみこむ国家 ~日の丸・君が代強制反対~』というテーマで講演してもらう(午後2時/在日本韓国YMCAアジア青少年センター)」と述べた。

 「平和の灯を!ヤスクニの闇へ」キャンドル行動実行委員会は、日本・韓国・台湾の仲間たちとともに共同行動を積み上げてきた成果を報告し、今年の行動について「3.11後の日本、東アジアはそれをどう見るか。『人災』が『国難』化され、責任追及がいつの間にかあいまいかされていく。そんな状況の根底にひそむヤスクニ。今年のキャンドル行動は、3.11後の日本の状況を東アジアの民衆の視座からとらえ返す場として実施していきたい」と紹介した。

 日本戦没学生記念会(わだつみ会)の高橋武智さんは、「わだつみ会は、『再び戦争の悲劇を繰り返さないため、戦没学生を記念することを契機とし、戦争を体験した世代とその体験をもたない世代の交流、協力を通して戦争責任を問い続け、平和に寄与することを目的』としている。3月11日の東日本大震災・福島原発事故以降、私たちの生活環境はすべて以前のようではありえなくなった。今年の8.15集会は、『敗戦後と震災後』というテーマで、とくに原発事故をめぐる事態を、敗戦前から今日にまでいたる日本の現状と対比して考える機会にしようと考えている(8月15日(月) 午後
1時/飯田橋レインボービル 1階会議室)」と呼びかけた。

 靖国解体企画は、8月15日の「全国戦没者追悼式」と「靖国神社」に対する抗議行動の歴史を報告し、この闘いの意義として「靖国神社では、戦争で殺し殺されて死んでいった人たちを『英霊』としてまつりあげている。だれかに自分の死や他人の死(殺人)を強制されたことが人々に称賛する社会は、人間の生命そのものをないがしろにすることだ。今後も国家や社会による戦死者『追悼』『慰霊』のシステムそのものに強く反対していく」と強調した。

 8・15反「靖国」行動実行委は、反天皇制運動の取組みを通して「ヤスクニ」の統合力を強化するための「天皇賛美日」に対してカウンターアタックを粘り強く展開してきたことを報告。さらに今年の反「靖国」行動に対して在特会が靖国神社前のデモ中止キャンペーンを行っていると批判し、当日は創意工夫に富んだ靖国抗議デモを行っていこうと呼びかけた。

 最後に討論を集約し、8.15反「靖国」行動で再会することを確認した。(Y)

【案内】7.29 文科省前行動~区域外避難者・「自主」避難者にも正当な賠償を!

※拡散希望!
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文科省前行動~区域外避難者・「自主」避難者にも正当な賠償を!
 7月29日(金)文部科学省旧館前 12:00集合
http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110729.html
 12:00~13:15(予定)
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原子力損害賠償紛争審査会に私たちの声を届けるため、緊急行動として、7月29日、第12回の原子力損害賠償紛争審査会の会場となる文科省旧館の前でアピール(横断幕、マイクアピール、チラシ撒き)を行います。行動には福島と首都圏から「自主」避難された方が参加します。また、そのあと、紛争審査会の会議を傍聴します。

■趣旨
7月29日(金)に行われる原子力損害賠償紛争審査会において、福島原発事故における東電の補償について、中間指針(案)が提示されます。ここで避難区域外からの「自主」避難者に対する賠償が盛り込まれない可能性が高まっています。

水素爆発の恐怖から避難せざるを得なかった…家の中が放射線管理区域状態でとても子育てができる環境ではない…私たちが実施した意見書や、紛争審査会に提出した意見書には、避難せざるを得ない状況、二重生活、二重ローン、かさむ交通費、退職による収入減から生活は苦しく、補償が是非とも必要な実状が綴られています。また、避難したくてもできないでいる多くの人も、補償により道を切り開きたいと望んでいます。

※審査会宛意見:「私たちの声をきいて下さい!」
http://www.foejapan.org/energy/news/pdf/110715_1.pdf
※「自主避難でアンケート実施」
http://www.foejapan.org/energy/news/p110725.html

7月15日に行われた紛争審査会事務局との交渉では、避難者からこうした実状が訴えられ、意見書と合わせて「自主」避難者への賠償を求める要請書を提出しました。
http://www.foejapan.org/energy/news/110715.html
http://www.foejapan.org/energy/news/110715_2.html

しかし、紛争審査会は今、これを受け入れない方向で中間指針を出そうとしています。私たちは、事故後の状況、また汚染が深刻な広がりをみせている現状に鑑み、自主避難を余儀なくされた方々の声を直接、審査会に届けるため、今回の要請行動を実施します。

緊急行動として、会場となる文科省旧館の前でアピール(横断幕、マイクアピール、チラシ撒き)を行いたいと思います。行動には福島と首都圏から「自主」避難された方が参加します。

■行動に参加してください!
ぜひ、みなさま、ご参加下さい! 29日、12:00に文科省旧館前にご参集ください。プラカードなどで、「自主避難にも補償を!」とアピールしてください。

■紛争審査会は13:00~16:00に文科省旧館にて行われます。審査会の傍聴まで希望される場合は、申込みが必要です。7月28日(木曜日)14時までに、氏名、所属機関及び連絡先を文科省FAX(03-6734-4659)またはE-mail(genshi@mext.go.jp)にてご登録下さい。」)
傍聴においても、プラカードなどで、意見をアピールしてください。

■当日はさよなら原発全国署名の提出・保安院交渉が参議院議員会館B107であります.行動後、そちらに合流することもできます。

呼びかけ団体(7月26日現在)
福島老朽原発を考える会
国際環境NGO FoE Japan
プルトニウムなんていらないよ!東京

■問い合わせ先:
国際環境NGO FoE Japan 満田夏花(みつた・かんな)携帯:090-6142-1807

※署名にご協力いただいた皆様のうち、関連情報の受信を希望された方々にbcc
にてお送りいたします。今後の受信を希望されない方は、恐れ入りますが、本メー
ルへの返信にてご連絡ください
--
国際環境NGO FoE Japan
  〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-8-1F
  Tel: 03-6907-7217  Fax: 03-6907-7219
  Web:
http://www.FoEJapan.org  

【報告】都教委包囲・首都圏ネット 『君が代』最高裁判決糾弾!大阪府『君が代起立』条例撤廃!7・24集会

to 7月24日、石原・大原都教委の暴走をとめよう!都教委包囲・首都圏ネットは、「『君が代』最高裁判決糾弾!大阪府『君が代起立』条例撤廃!7・24集会」を行い、160人が参加した。

 ネットは、集会の柱として①10・23通達撤回・処分撤回!「日の丸・君が代」強制反対!②大阪府「君が代起立」条例撤廃!③「つくる会」系教科書採択阻止!④原発反対!子どもを放射能から守れ!⑤石原・橋下は知事をやめろ!――を掲げた。

 集会は、四月の入学式に10・23通達に抗議する不起立闘争を行い、都教委から不当処分を受けた仲間からの報告で始まった。

 藤田勝久さん(東京都立板橋高等学校元教諭)は、最高裁第1小法廷が都立板橋高校卒業式弾圧事件について「威力業務妨害罪」が成立(罰金20万円)とする不当判決(7月7日)を出したことを糾弾。さらに「最高裁には被告席がない。あるのは頭上高くの判事席とそれを仰ぎ見る弁護士、検察官席。憲法37条の被告人の公平かつ迅速な裁判を受ける権利は画餅となっている」と批判した。

 次に、最高裁の10・23通達を合憲とする不当判決を受けた仲間たちから発言。

 申谷雄二さん(南葛定時制嘱託採用拒否裁判/5月30日、最高裁第二小法廷・不当判決)は、「裁判所は一方的に裁く権利を思っているかもしれないが、裁く側もまた裁かれることに気づくべきだ。判決の日は、滑稽さだけが残った」と裁判官たちを批判した。

 「日の丸・君が代」強制反対、嘱託採用拒否撤回を求める会(6月6日、最高裁第一小法廷・不当判決)は、「最高裁は職務命令が個人の思想・良心を『間接的に制約する』と認めながら、式典の円滑な進行を図るには『制約は必要で合理性がある』とし『憲法の番人』という役割を自ら放棄した。最高裁判決に負けず、処分取消や他の裁判でも反対意見を力に諦めず闘っていきます」とアピール。

 「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会(7月14日、最高裁第一小法廷・不当判決)は、「最高裁は、約一ヶ月半の間に一一件の不当判決を出した。法廷が異なるにもかかわらず主文や判決理由はみな同じであり、最高裁全裁判官による根回し、合意なしにはありえず、実質的な『大法廷判決』だ。このまま引き下がれない」と決意表明した。

 「君が代最高裁判決批判」というテーマで金子潔さん(解雇裁判・予防訴訟原告)が提起した。とりわけ「憲法19条は戦前の反省に基づく日本の独自性強い規範だが、最高裁は『日の丸・君が代』裁判で19条合憲とした。初めて『思想・良心の自由』権の制約する新たな判例となってしまった。今後はバラバラな裁判闘争から全体的な共同体制の確立。『腐った雰囲気』の醸成を許さない市民社会への働きかけが重要だ」と強調した。

 教科書問題の報告が横浜学校労働者組合副委員長の茂呂秀宏さんから行われ、「横浜市教育委員(六人)だけで市立中学校の歴史教科書を天皇制賛美の「つくる会」系を全市一括採択しようと策動している。全市一括採択に反対し、学校現場からの教科書採択を目指していきたい」と訴えた。

 「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪は、大阪府「君が代起立」条例撤廃と「君が代処分」条例阻止にむけてアピール。9月24日の「『君が代』を起立して歌え!立たないとクビ!? 『君が代』強制大阪府条例はいらん!全国集会」(9月24日<土>午後1時/サーティホール<JR新大阪駅>)への参加を呼びかけた。

 特別アピールとして福島県教職員組合郡山支部書記長の鈴木浩行さんから東電福島原発事故後の組合の放射能調査活動、「わたしたちは忘れない!」を合言葉に連絡・集会を草の根で取り組んでいることなどを報告し、子どもを放射能から守る闘いに支援・連帯を呼びかけた。

 都教委包囲ネットの見城﨣樹さんから基調報告が行われ、「石原と都教委を糾弾し都庁を包囲してきた闘いを継続し、大阪府『君が代条例』反対、不当処分撤回、最高裁判決糾弾、反原発を闘っていこう」と確認した。

 最後に集会決議し、シュプレヒコールを行いスクラムを打ちかめた。

(Y)
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