虹とモンスーン

アジア連帯講座のBLOG

案内 : 三里塚 7.14東峰現地行動

3Screenshot_20190527-010036~2三里塚 7.14東峰現地行動



◦日時:7月14日(日)午後1時

◦場所:旧東峰共同出荷場跡(千葉県成田市東峰65-1)/集会後、開拓道路に向け
てデモ

◦会場への行き方:京成東成田駅地上 12:00集合 迎えの車待機
10:34発  京成上野特急 →11:41着 京成成田→11:52発  京成成田 →乗り換え 
京成東成田線(普通) [芝山千代田行き]→11:57着  東成田 

◦主催:三里塚空港に反対する連絡会
連絡先:千葉県山武郡芝山町香山新田90-5/電話:FAX0479-78-8101



飛行制限時間緩和を許さない! 成田空港「第3滑走路」計画を撤回せよ!   
反原発―再稼働やめろ! 沖縄・辺野古新基地建設反対!


◆安倍政権打倒!

 安倍政権は世界のどこでもアメリカと共に戦争ができる体制を作るために憲法改悪を目論んでいる。労働者・人民を戦争に動員するためにナショナリズムと排外主義をあおり、挙国一致体制を構築しようとしている。民主主義と完全に対立し、一切の差別と戦争の元凶である天皇制を強化し、戦争と天皇制に反対する者の存在を許さない社会作りである。

 安倍は沖縄の辺野古への米軍新基地建設を、沖縄住民の反対の意志を踏みにじって一方的に推し進めている。そのやり方は一片の民主主義も存在せず、ただ強権をもって進めるのみである。これに対して沖縄の住民はあらゆる手段を使って、体を張って粘り強く闘い抜いている。

 民主主義を破壊し、戦争の道を突き進む安倍政権を打倒しなければならない。

◆やめろ! 人権・環境破壊の飛行時間制限緩和

 三里塚においては成田国際空港会社が第三滑走路を2030年度までに完成させ、2020年東京五輪・パラリンピックによる便数増加に対応するためだとして飛行時間(現行午前6時から午後11時まで)を1時間延長するという計画を打ち出した。

 1月、夏目誠空港会社社長は、「第3滑走路建設など成田空港のさらなる機能強
化について地域の思いをしっかりと胸に刻み、全力で取り組みたい。A滑走路の夜間飛行時間制限緩和もできるだけ早く実施したい」と語った。夏目は昨年より、飛行時間の延長を1年前倒しで19年の冬ダイヤ(10月27日から)実施したいとしていた。

 これについては2月4日の四者協議会(国・千葉県・空港会社・周辺自治体)において合意された。しかし、騒音被害を実際に受ける飛行ルート直下の芝山町・横芝光町住民はあくまで飛行時間の延長を認めることができないと反対している。横芝町住民は「空港騒音断固反対」「わたしたちの静かな生活環境をこわすな」などの看板を掲げ、抗議や不安を強く表明している。

 空港会社は滑走路建設などの用地確保に向けて地元で移転、土地買収の動きを進め、空港会社は現時点で地権者の大多数の同意を得たと発表している。

 用地買収については移転補償や地域振興策などの問題が山積し、飛行時間延長の問題同様、地域の住民の意志と目先の利益のみを優先させる行政の思惑との間には対立があり、空港会社の住民の意志を無視した進め方には懐疑と反発の声が上がっている。

 3月末には横芝光町の水田で航空機の金属プレートが発見された。飛行直下の住民は騒音被害と共にこうした落下物の危険にもさらされることになる。

 住民の生活を破壊し、不安を増大させる第3滑走路建設、飛行時間延長に反対し
ていこう。用地内東峰・天神峰の住民追い出し、農地強奪を許さず、連帯して闘おう!(2019.5.20)

◆一坪共有地運動に敵対する所有者不明土地の登記・管理適正化法

 5月17日、参院で「表題部所有者不明土地の登記・管理適正化法」が成立しました。この法は、所有者不明土地(①不動産登記だけで所有者が判明しないか連絡がつかない土地②相続手続きをせず、相続登記をしていない土地)を売却可能にする悪法です。

 例えば、一坪共有者が死亡し、相続手続きをしていない一坪共有地は、この法の適用対象となります。法務局は、所有者が特定できないと認定し、裁判所が選任した管理者による売却が可能となり、売却した代金は供託にするのです。法務省は、この法に加えて、来年には売却がやりやすいように①相続登記を義務化し、期限内に手続きをしていない土地は売却可能②土地所有権の放棄確認の緩和の立法化もねらっています。

 現在行われている一坪共有地の一般社団法人三里塚大地共有運動の会への登記
移転がますます重要な取り組みとなってきます。ぜひ御協力ください。 

詳細は
三里塚大地共有運動の会ブログを参照してください。
https://kyouyu-undou-no-kai.blogspot.com/


【アジア連帯講座:7.12公開講座】フランスはいま 「黄色いベスト」運動を学ぶ

1Screenshot_20190526-231447~2アジア連帯講座:7.12公開講座

フランスはいま
「黄色いベスト」運動を学ぶ


講師:湯川順夫さん(翻訳家)

日時:7月12日(金)18:30~

場所:文京区民センター3D会議室


 フランス・マクロン政権に抗議する「黄色いベスト」運動は、2018年11月から始まり、この5月18日で半年を迎え、フランス全土で4万1000人(主催者発表/最盛時の参加者は30万人以上)が参加しています。警察権力の弾圧に抗して持続的な民衆パワーを示し続けている。

 『黄色いベスト』運動は、燃料増税の中止など生活、雇用、年金、緊縮政策の中止などにわたって要求しています。つまり、民衆の生存権行使の要求を具体化し、同時に資本家のためのマクロン政権を許さず、デモという表現を繰り広げているのです。だからこそ「燎原の火」のごとくフランス全土に広がったのでしょう。

 『黄色いベスト』運動について、フランスの社会運動に詳しい湯川順夫さん(翻訳家)を招き、運動の分析・解説をしていただきます。日本の民衆運動とも比較しながら、今後の運動の方向性について論議していきたいと思います。

湯川さんが翻訳した著作
◦『フランス社会運動の再生――失業・不安定雇用・社会的排除に抗し』 クリストフ・アギトン、ダニエル・ベンサイド著、柘植書房新社、2001年◦『新しいインターナショナリズムの胎動――帝国の戦争と地球の私有化に対抗して』 ダニエル・ベンサイド著、加藤洋介、星野秀明共訳、柘植書房新社、2009年◦『21世紀マルクス主義の模索』 ダニエル・ベンサイド著、柘植書房新社、2011年……その他、
多数


■紹介
フランスNPA(反資本主義新党)の全国スポークスパーソンは語る
『黄色いベスト』運動は、新しい種類の民衆運動だ

                
 「……運動は、ソーシャルネットワーク上で野火のように広がった請願署名で始まった。それはこのような形で、あらゆる政治的枠組みあるいは労組の枠組みの外で発展した。高速道路上での環状交差路に対する封鎖が11月に始まった。経済的機能を乱し、トラック運行を妨げるために、町々のすぐ外側の交差点が標的にされた。数10万人(最低でも30万人)のジレ・ジョーヌ(「黄色いベスト」運動)が、およそ2500ヵ所の封鎖に参加した。昨年11月17日から、警察との調整がない無届けデモが毎週末、数10万人の参加者を連れ出した。

 パリではその連れ出し先が、労働者運動のデモが向かわない高級住宅街、政府省庁の事務所、権力の現場、そして市中心部だった。デモに対する警察の抑圧は、度を増し続けてきた。12月1日には、凱旋門が標的にされ、非常に激しい衝突の中で外観が傷付けられ、ル・ピュイ・アン・ブレ(オート・ロワール県の自治体:訳者)では知事官舎が焼き討ちされ、ニースとナンテールの空港が封鎖された。一
二月八日、政府は、軍用武器と装甲車を装備した警官85000人を動員、パリや大都市のほとんどでのデモを止めることもなく2000人以上の「予防」拘禁を行い、一つのメッセージを送りたいと思った。

 この日以後弾圧が、ジレ・ジョーヌがパリで一斉にデモを行うことを妨げることになった。しかしこの国の残りではそうはなっていない。12月半ば以後デモ参加者数が減少したとはいえ、その数は毎土曜日、依然非常に高い水準を保ってきた。運動は今なお存在し、非常に決意の固い人々数万人を動員し続けている。それでも政府は、ジレ・ジョーヌを住民の残りから政治的に孤立させようと、僅かな譲歩を行い、見せかけの論争を始めつつ、前例のない警察の弾圧と法を使った弾圧によって、決起を破壊するためにあらゆることを行ってきた。

 政府は12月1日のデモの後、抗議の起点になった燃料税引き上げの取り消しを公表した。しかしそれは小さすぎ遅すぎた。政府は12月8日のデモの後、「あなたにプレゼントを贈るが、その支払いはあなただ」との全体原則にしたがった公表を行った。プレゼントの資金はすべて税金から当てられる。富裕層や経営者から徴収される資金は一ユーロもない。そしてそのプレゼントとは、「費用を雇用主に課すことがまったくない」、被雇用者に対する最低賃金月額100ユーロ引き上げ、諸企業における年末ボーナス(雇用主がそれを選択すれば)、時間外労働に関する税控除の復活、そして月収2000ユーロ以下の年金生活者に対する、社会保障資金を補助する税の引き上げ取り消しなどだった。それはトリックだが、しかし象徴となる形で、彼らは後退したのだ!……」




報告:5.17 多国籍資本のための世界なんてゴメンだ

配信:G20

つくば市のデジタル経済・貿易閣僚会合に反対
暴きだそう!この問題点を


 五月一七日夜、文京シビックホールで、「G20サミットを持続させるな!」と銘打った学習会が行われた。六月二八、二九日の日程の下大阪で開催が予定されているG20サミット(金融・世界経済に関する首脳会合)に対し、世界の多数の民衆と連帯して抗議の声を上げるために、この会合のもつ極度の反民衆性をあらためて共有しようと企画された。

 この場の焦点は特に、自由貿易とデジタル経済の諸問題。今回のG20の一部として関東では、六月八日つくば市でデジタル経済・貿易に関する閣僚会合が予定され、関東のG20抗議としてはそれに対する抗議行動が中心になるからだ。主催は、戦時下の現在を考える講座、ATTAC首都圏、盗聴法に反対する市民連絡会の三団体。

G20に反対する五つの理由とは

 学習会は、盗聴法に反対する市民連絡会の小倉利丸さんからG20に反対する総括的な観点の提起、藤田康元さん(戦時下の現在を考える講座、つくば市を中心に活動)、内田聖子さん(PARC)、稲垣豊さん(ATTAC首都圏)による、自由貿易とデジタル経済に関し今回のサミットで議論されようとしている方向性に対する批判的論点提起、それを受けての会場を交えた意見交換、という形で進められた。
 
 小倉さんは、五つの理由に整理する形でG20に反対する観点を提起した。その五つとは、密室談合のトップダウンという民主主義とは相いれない性格、集まる二〇の国家・機関に極右、原理主義、権威主義の影響が深く浸透している現状、たとえば今回の会合では大阪の警備に一二〇億円が投入されることに示されるような、いわば非常事態の常態化と言うべき強権化の進行、知識・情報の商品化と国家・資本による独占・囲い込み・管理に向けた方向設定、そして格差拡大やCO2急増を加速する新自由主義の枠組み。

 そしてこの最後の点については、格差とCO2に関する資本主義の二〇〇年を通じた増大を示す図表を示して、単に新自由主義だけではなく資本主義の時代を通じて一貫して格差の拡大とCO2の増大があったことを確認しつつ、今や資本主義そのものが大問題になっていると指摘、その上で、何かを決められなくても、決めても、G20を持続させてはならないと強調した。

様々な角度から批判点を明確に

 藤田さんは、技術論研究者の立場から、デジタル技術に対する批判的視点として、権力者が浸透させようとし、また社会一般にも素朴に流布している技術決定論的思考への対抗の必要を主張した。つまり、社会的問題を技術それ自体が自動的に解決することはないといういわば当たり前のことだが、それがことデジタル技術となると見過ごされる傾向が見られることの指摘だ。その上で特に、安倍政権が「ソサエティ五・〇」などと段階的歴史発展イメージを操ってデジタル経済の可能性を持ち上げていることに注意を喚起し、それへの意識的な批判が必要だと力説した。
 
 内田さんは、WTOの機能不全をメガFTA(多国間自由貿易協定)で突破しようとする自由貿易追求も実は難航している、とまず指摘。そこで取り上げられている「保護主義対自由貿易」という対立構図が偽りのつくられた対立であり、「強い者がつくるルール」をめぐる争いという本質を隠している、本当の対立は「新自由主義的な市場原理主義対人々と地球環境のための持続可能性」だ、自由貿易が実際には格差と貧困を深刻化している現状を見据えた民主主義によるコントロールが切実に必要だと訴えた。

 さらに電子商取引に関しても、個人情報を含む情報全般の国境を越える移動の自由が追求されていることの問題、この部門の投資に制限がない問題、投資家保護に潜む問題、などを放置したまま有志国だけで議論が進められている現状の危険性を指摘した。また内田さんも、安倍首相がG20議長国を意識し今年一月のダボス会議で、デジタル経済で社会問題に取り組む展望として「ソサエティ五・〇」(安倍首相によれば超スマート社会)を打ち出したことに触れ、そこには社会問題の解決につながる具体的な内容に触れるものがまったくないことを明らかにした。
 
 稲垣さんは、今注目の焦点になっている米中貿易紛争を、まず資本主義の覇権をめぐる対立であると指摘した。その上で自由貿易をめぐる対立の根底には世界的な階級闘争が潜んでいるとして、その重要な構成要素として、中国の強搾取と必然的な労働者の抵抗の発展を取り上げ、中国の社会階級構成の歴史的な変容と、いわゆる農民工の闘争に発展した労働者の抵抗の現状を概説した。

 さらにこの抵抗の発展も背景に、中国ではIT技術をデジタル監視と民衆管理に応用する技術開発が急速に進んでいる現状が、BBCが制作した映像も交えて明らかにされた。まさにデジタル経済と持ち上げられるものの闇の部分が現実になっている。しかし一方でウェブサイト上に、IT部門の労働者による労働条件の内部告発があふれ出るなど、民衆統制に次々に穴が開いている現状も、いわばデジタル経済が抱え込む一つの矛盾として指摘された。

勝手に決めるなと声を上げよう!

 これらの提起を受けて行われた会場を交えた討論では、デジタル経済がSDGs(国連が設定した持続可能な開発目標)達成に資するかのように持ち上げられている問題、デジタル技術を通じた思考の枠付け、AIと失業の関係などで意見が交わされた。そして第一の論点では、問題が結局のところ成長に預けられていること、およびエンパワーメントでの解決以上の踏み込みがないこと、が確認され、そこでの打ち出しも事実上リップサービスでしかなく、貧困と格差の問題にはまったく届いていないことがあらためて明確にされた。

 第二の論点では、IT技術に本質的に内在する問題だが、情報のコントロールという点で、現代では特に民衆による監視と統制をメディア全体の動向にも広げる必要が指摘された。第三の論点では、かつての機械打ち壊し運動の経験なども考え合わせ、資本との力関係の決定的重要性に焦点を合わせて検討を今後さらに深める必要が確認された。

 問題の深刻さに比して時間が足りないことは明らかであり、討論の不十分さは歴然としていた。しかしこれら全体を通して、G20が人々の暮らしと地球環境の持続可能性に敵対していること、したがって「勝手に決めるな」と声を上げて闘う重要性、があらためて明快にされた。その上で、世界の民衆と意識的につながる抵抗をどのように日本で広げてゆくかが課題になる。

 その課題を念頭に、この日の学習会は最後に、つくば市から参加した戦時下の現在を考える講座の仲間から、六月八日に行われるデジタル経済・貿易閣僚会合抗議行動への結集アピールを受け、そこへの結集を確認して終了した。 

(D)

報告:5.19 国会前で1900人が改憲阻止の声

国会前


安倍政権打倒へ!共同の闘いを 
今こそ沖縄の闘いに呼応しよう

「天皇代替わり」を利用

 五月一九日、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」は、衆議院第二議員会館前で「安倍9条改憲NO!憲法審査会に自民党改憲案を『提示』させるな!5・19国会議員会館前行動」を行い、一九〇〇人が参加した。

 安倍晋三首相は、五月三日の憲法改悪をめざす日本会議系で作る「公開憲法フォーラム」においてビデオメッセージで「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい。違憲論争に終止符を打つ。私は先頭に立って責任をしっかりと果たしていく」などと宣言した。さらに安倍は、自民党本部会合(一六日)で「憲法審査会で議論するのは国会議員の仕事だ。しっかり参院選で問いたい」と打ち出した。

 下村博文憲法改正推進本部長はこの安倍発言をバネにして、さらに天皇「代替わり」賛美状況を利用しながら「党内で改憲論議の是非について国民に信を問うべきという声が増えている」という言い方で圧力をかけている。自民党内では野党が選挙準備が整えられない状況の前に「衆参ダブル選挙」に打って出て改憲議席数を増大させることが可能だなどと解散ムードを煽っている。

 公明党山口那津男代表(五月二日)は、「加憲」の立場から「新しい価値観が形成されるのであれば、新しい規定を加える形で憲法改正を行うやり方を公明党は訴えてきた」と発言。改憲「慎重」の党内事情に配慮しながらも政権の利権防衛優先などから自民党に擦り寄っていくことは、すでに過去の悪法に加担してきた手法をみれば明らかだ。

 連動して衆院憲法審査会の新藤義孝筆頭理事(自民党)、自民党議員らは、なにがなんでもカネで大量の改憲CMを流すことができる国民投票法改定の審議と議決の強行に向けて策動を強めている。とりあえず野党の審議参加へ取り込もうとして憲法審にCM規制を否定する日本民間放送連盟(民放連)関係者の参考人招致(四月二五日)を行った。また、五月二三日の憲法審でCM規制を取り除いた国民投票法改定案(期日前投票時間、商業施設への共通投票所設置)の採決に踏み込もうとしている。主催者は、このような改憲策動を許さず、安倍政権打倒に向けて国会行動を呼びかけた。

 集会は、参加者全体で憲法審をめぐる緊迫した状況を確認し、国会に向けた「戦争を煽る議員はやめろ!九条守れ、改憲反対!改憲発議をみんなで止めよう!憲法審査会を開かせないぞ!安倍政権の暴走止めよう!」などのシュプレヒコールで始まった。

改憲発議を止めよう

 集会に駆けつけた福島みずほ参議院議員(社民党副党首)、初鹿明博衆院議員(立憲民主党)、田村智子参議院議員(共産党)は、「戦争」発言の丸山穂高衆院議員批判、安倍首相の予算委員会に対する不誠実な対応、米国とイランの軍事的緊張状況、沖縄辺野古新基地反対、野党共闘の推進などをアピール。

 主催者あいさつが福山真劫さん(総がかり行動)から行われ、①憲法審査会審議と憲法改正手続き法案反対②沖縄辺野古新基地反対と普天間基地撤去、5・25沖縄国会包囲へ③朝鮮半島の平和と連帯、6・7~8の日韓・日朝連帯集会へ④野党と連携した国会包囲⑤参議院選挙の取り組み推進、「衆参ダブル選挙」対応の準備、野党と市民共闘態勢の強化について提起した。

沖縄とつながろう!

 集会はリレートークへ。毛利孝雄さん(辺野古土砂搬出反対全国協議会首都圏グループ)は、「沖縄県は、辺野古新基地建設にこだわるならば一三年かかり、試算として事業費は二兆五〇〇〇億円かかることを明らかにした。政府は、工期も事業費も明らかにしていない。税金の無駄づかいを許さない。政府は大浦湾の軟弱地盤の改良に対して環境・生態系を破壊する海底の海砂採取、砂に打ち込む杭の材料に金属の精製過程でできる『スラグ』の使用を検討していることがわかった。こんなことは許せない」と糾弾した。

 林美子さん(メディアで働く女性ネットワーク)は、「国会ではセクハラ法改正法案の審議を行っている。多くの女性たちはセクハラを禁止にしてくれと要求してきたが、法案は禁止を明記せず、『あってはならない』という不十分な内容だ。日本は国連女性差別撤廃条約選択議定書の批准もしていないから、被害者が個人で国連に通報もできない」と抗議した。
 
 大江京子弁護士(改憲問題対策法律家六団体連絡会事務局長)は、憲法審査会の状況について報告し、「公選法をめぐる改憲手続き法について与党は採決したいと言っている。協力してくれればCM規制について論議してもいいなどと取引を行ってきた。野党は拒否している。そもそも国民投票法改定法は、CM規制を前提にして作られた。メディアは、このことを強調せず、審議をしない野党などと言っている。論議は予算委員会でやればいいのだが、安倍首相は逃げまわっている。なんとしてでも安倍政権の暴走を止めよう」と訴えた。
 
 最後に小田川義和さん(憲法共同センター)から行動提起が行われ、「野党と市民の共闘を進め、参議院選挙と『衆参同時選挙』の準備を取り組もう。安倍政権は、天皇の政治利用と自衛隊明記の改憲で正面突破しようとしている。改憲手続き法案を阻止しよう」と強調した。再び、国会に向けてシュプレヒコールを行った。

(Y)

報告:5.9「南京大虐殺・靖国に抗議した香港人弾圧を許すな」集会

配信:香港五月九日、東京の文京シビックセンターで「南京大虐殺・靖国に抗議した香港人弾圧を許すな」集会が行われた。主催は、12・12靖国神社抗議見せしめ弾圧を許さない会。集会には九〇人が集まった。

 昨年一二月一二日、香港に住む五五歳の男性、郭紹傑(グオ・シウギ)さんと二六歳の女性、厳敏華(イン・マンワ)さんが、「正当な理由がないのに、午前六時五六分頃から午前七時一分頃までの間、靖国神社の『外苑』称される敷地内に同神社神門前参道入口から侵入した」として「建造物侵入」の罪名で逮捕・起訴され、現在も拘留中である。

 郭さんと厳さんは何をしたというのだろうか。郭さんは、「南京大虐殺を忘れるな」と中国語で書かれた横断幕を掲げ、「甲級戦犯 東条英機」と書かれた紙で作った「位牌」の箱を燃やし、「軍国主義打倒」と声を出して訴え、自撮り棒を目の間に立ててスマホで、この行為を撮影した。警備員の介入により、この行動は五〇数秒で中断されてしまった、という。

 厳さんは「香港民間電台」の記者として、厳さんの抗議活動をスマホで撮影し、その映像を香港に送った。ただそれだけの話である。しかし、厳さんのこの取材活動に対して、警備員は「一緒に来て」「録画を消して」と迫ってきた。厳さんは自分が「香港民間電台」の記者だと説明したにも関わらず、「建造物侵入」の容疑で、二人とも逮捕・起訴されてしまった。すでに三月七日、三月一九日と二回の公判が行われたが、四月一五日に行われ四回目の保釈申請も四月一七日に却下され、二人はともに現在も拘留中である。

 しかし靖国神社への抗議行動と、その取材活動に、どのような違法性が認められるというのだろうか。二〇〇九年八月、台湾の先住民族で国会議員だった高金素梅さんと台湾籍元日本兵が行った靖国神社への抗議活動について、二〇一一年九月、東京地検は書類送検されていた高金素梅さんを不起訴としている。それと比べても、今回の弾圧は不当極まるものであり、安倍政権の下での司法の反動化、「靖国」イデオロギーに基づく侵略戦争の美化を象徴するものである。

 二人が抗議行動をした一二月一二日は、一九三七年一二月一三日の日本軍による「南京陥落」の前日であり、二人の行動は、「南京大虐殺」に示される天皇制日本帝国主義による戦争犯罪を絶対に繰り返してはならないということを、日本の人びとに想起させる意味を持っていた。

 この日の集会では、まず「村山首相談話を継承し発展させる会」の藤田高景さんが「なぜ香港人が靖国で抗議したのか」と題して報告。絶対に日本が侵略戦争を行ったことを認めず、南京大虐殺の歴史事実さえ認めようとしない安倍首相の「歴史認識」を厳しく糾弾し、不当な逮捕・起訴・長期拘留が、安倍政権の歴史認識に迎合したものであることを批判した。

 歴史学者の田中宏さん(一橋大名誉教授)は「追及される日本の中国侵略責任」と題して講演。朝鮮植民地化の元凶である伊藤博文の肖像が一〇〇〇円札に取り入れられた時、自分もアジアの留学生からの批判を受け止めきれなかったという、日本とアジアの歴史認識のギャップについて振り返った。中国・朝鮮を除外したサンフランシスコ講和条約と、戦後四〇年でのワイツゼッカー西独大統領演説を対比させながら、さらに日本の難民政策の欠陥の根拠に、在日韓国・朝鮮人への差別政策があることについても、田中さんは指摘した。

 一瀬敬一郎弁護士からの裁判報告に続いて、最後にジャーナリストの和仁廉夫さんが「なぜ香港人が靖国で抗議したのか」と発言。


 「二人は一二月二六日に起訴されたが、一九四一年一二月二五日は一八日戦争で香港が陥落し、『黒色聖誕節』と言われた日だ。一九四二年二月には香港占領地に日本軍の総督府が設置され、三年八カ月に及ぶ占領の中で香港住民には軍票の使用が強制されたが、それは事実上の略奪に他ならなかった。飢餓と憲兵による暴行への恐怖がまん延する占領だった」と、和仁さんは香港の人びとの苦難の歴史に思いを馳せた。

 次の公判期日は,五月二二日(水)午前一〇時〜一二時(傍聴抽選は九時半締め切り)。注目しよう。

(K)

報告:4.30退位で終わろう天皇制!新宿大アピール

配信:アルタ前①
 4月30日、終りにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)は、新宿駅東口アルタ前広場で「退位で終わろう天皇制!新宿大アピール」を行い、150人が参加した。

 天皇制の延命強化と民衆統合にむけた天皇「代替わり」儀式は、この日、午前に皇居・宮中三殿で「退位礼当日賢所大前の儀」を行い、午後五時の「退位礼正殿の儀」に向けて皇族・政府関係者・メディアが一体となって大賛美を演出するために総動員だ。「平成」から「令和」へと「元号フィーバー」を煽り、「新しい時代」などと手前勝手なストーリーを作り、日本の差別・分断・格差貧困の社会を覆い隠そうとしている。そもそも「代替わり」儀式は、デッチ上げられた天皇の神格を継承し、国歌神道的なものだ。

 安倍政権は、一連の「儀式」を強引に国事行為として位置付け公費支出の強行を決めている。明らかに憲法20条(信教の自由と政教分離原則)「何人も宗教上の儀式や行事に参加することを強制されない」「国はいかなる宗教的活動もしてはならない」の規定に違反だ。民衆の税金を天皇制延命・強化のために勝手に使うな!

 午後三時半頃、おわてんねっとの呼びかけによる大アピールに続々と仲間たちが結集する。アルタ前には街宣右翼の宣伝カーが四台止まっているが、警察はこの違法駐車に対してなんら警告もせず、放置のままだ。それだけでなく、宣伝活動妨害のためにカラーコーンを配置して仕切り囲みだした。歩道の人々に対してリーフレットやチラシの配布をさせないためのイヤガラセだ。右翼らは便乗して、「このやろう!日本から出ていけ!」などと差別・排外主義に満ちた「恫喝を」仕掛けてきた。

 仲間たちは、警察・右翼らの妨害挑発に乗らず、毅然と反天皇制・「代替わり」反対のアピールを開始した。

 トップバッターは、「おっちんズ」の反天皇制の唄だ。「天皇制はいらないよ」、「元号やめよう」を唄い、右翼の暴力を笑い飛ばした。

 Aさん「このように私たちの宣伝活動を妨害する警察右翼の暴力こそが、天皇制の実態だ。天皇神話はウソばかりだ。宗教儀式をさせないぞ。自由な表現つらぬき、民主主義を実現し、 憲法改悪ゆるさない」。

 Bさん「一連の儀式であきらかなように天皇制の世襲制こそが身分差別そのものだ。女性差別、民族差別 排外主義はゆるさない。人間は平等だ。天皇はいらない。いますぐ辞めろ 。憲法違反の即位儀礼 、大嘗祭をゆるさない」。


 Cさん「天皇制の戦争責任は終わっていない。侵略責任をいますぐ取らそう。明仁ら皇族は、『平和』『緑』などと言うたびにその欺瞞がはっきりしてくる。基地や軍隊をみとめない。戦争国家はつくらせないぞ」。

 首都圏と全国から駆けつけた仲間による力強いアピールが続く。

 なんと警察はスクラムを組みだした。右翼らは、警察に体当たりしながら挑発を繰り返したが、警察は公務執行妨害罪の現行犯で逮捕することなく、ニヤニヤしながらなれあいを披露する有様だ。右翼らは、総勢で40人ぐらいだが、これまで反天皇制デモに対して繰り返しイヤガラセ・妨害活動をしてきた「常習犯」ばかり。トラメガの音量を最大限にしながらヘイトスピーチを始めたが、内容はほとんど「このやろう!日本から出ていけ!」を繰り返し、支離滅裂だ。

 午後5時すぎ、アルタビジョンに「退位礼正殿の儀」の実況映像が映し出される。仲間たちは、ただちに「天皇『代替わり』反対!身分差別の天皇制を廃止させよう!憲法違反の即位儀礼をやめろ!」のシュプレヒコールをたたきつける。警察・右翼一体となった反天皇制宣伝活動の妨害を許さず、午後5時半まで貫徹した。

司会は、「宣伝活動に勝利した。明日の『新天皇いらない銀座デモ』で再会しよう」と訴え、行動を終了した。

(Y)

報告:反『昭和の日』立川デモ

配信:立川反天デモ

 4月29日、終りにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)と立川自衛隊監視テント村の共催で「反『昭和の日』立川デモ」(緑町公園)が行われ、150人が参加した。

 「4月29日」を支配権力は、植民地支配責任・侵略戦争責任をとることなく死んだ天皇裕仁の誕生日を「昭和の日」(2007年制定)として賛美しデッチ上げた。すでに4月23日、天皇・皇后は、天皇制の強化・延命に向けて裕仁が埋葬されている武蔵陵墓地(八王子市)で「代替わり」儀式の一つである「昭和天皇山陵に親謁の儀」(退位することの報告)と称して参拝している。連動して天皇「代替わり」賛美キャンペーンの一環として昭和天皇記念館では天皇賛美イベント・無料開園日を開始している。

 おわてんねっとは、天皇「代替わり」攻撃に抗して反天ウィークとして位置づけ①憲法に違反して「代替わり」の道筋を作った明仁②米国主導の戦争に同調しつづけた明仁③侵略・植民地支配責任を取れなかった天皇制④「女性は生む機械」をつづける万世一系⑤メーデーの日を簒奪する新天皇即位⑥神格性を保持しつづける象徴天皇制を柱に抗議。反天ウィークの第三弾の取り組みの立川デモは、緑町公園を出発点にして昭和天皇記念公園包囲、立川駅一帯にわたって「『紀元節』反対!天皇『代替わり』を祝わないぞ!ヒロヒトの侵略責任を忘れない!昭和天皇記念館(立川)を閉館へ!」をアピールした。

 前段集会は、井上森さんの主催者あいさつから始まり、「政府は4月29日を昭和の日、30日を明仁天皇の退位の日、5月1日を天皇徳仁の即位の日として天皇三代を讃える日として設定した。私たちは4月29日を天皇制の戦争責任を忘れない日として闘っていきたい。明仁天皇は、即位した日から一貫して天皇制と戦争、軍隊の関係を切り離すイメージ操作を行ってきた。政府は、1989年4月29日、裕仁の誕生日を『みどりの日』として讃え、その制定式典を昭和記念公園で行った。明仁と美智子が来て戦争のイメージを脱色して緑や環境のイメージを付与する第一歩が立川から始まった。宮内庁によって歴史の偽造も数々と繰り返された。昭和天皇在位五〇年として昭和記念公園を作り、2005年に昭和記念館を開園した。立川は天皇賛美施設が密集するなかで天皇制の戦争責任を忘れないことを訴え続けていこう」とアピール。

 谷口和憲さん(「戦争と性」著者)は、「『戦争と性 』(第33号)は『特集象徴天皇制について考える タブーなき議論に向けて』をテーマにしている。昭和天皇が亡くなり、代替わりした時、色々な催しが中止させられたり、自粛ムードが強制された。違和感を持ち、天皇制反対デモに参加した。今回は、前回ほどの反対の取り組みが少ない。やはり天皇制問題についてタブー視してはいけないという思いから『戦争と性』を発行した。裕仁天皇より明仁天皇に対してダイレクトに戦争責任を問われにくい傾向がある。だが『日の丸・君が代』問題が天皇制と結びついていると不起立した教員から教えられ、本格的に天皇制について考えるようになった。象徴天皇制についてアンケートを集め、それをまとめた。ぜひ議論を深めていこう」と発言。

 遠藤良子さん(DV被害女性支援「くにたちファーム/国立市)は、「1987年、昭和天皇が死んだ日に国立では『日の丸』の弔旗反対の取り組みを行った。『国旗・国歌』法制定後、2000年、国立では一斉に『日の丸』が掲げられた。子ども達の抗議によって『日の丸』が降ろされるところもあった。産経新聞がそのことを報道し、右翼が集まり、徘徊しだした。しかし、私たちはネットワークを作って運動を続けてきた。

 さらに生活困窮、女性、子どもたちを支える活動をしている。一人一人の話を聞いてきて、やはり天皇制は差別と分断のうえにたった融和主義イデオロギーで人々を支配する装置だとつくづく思う。天皇制による戸籍制度、婚姻制度の仕組みが人々の心を蝕んでいる。日本の家族の見本であるみたいな天皇家の神話がなくならないかぎり民衆の生活がよくなるとは思えない」と遠藤さんは強調した。

 さらに国立住民、梁・永山聡子さん(大学非常勤講師、アジア女性資料センター)、岩下雅裕さん(立川自衛隊監視テント村)から天皇制批判と今後の闘いの方向性の問題提起があった。

 集会終了後、デモに移り昭和天皇記念公園を包囲し、立川駅一帯に渡って「 天皇いらない!いますぐ辞めろ!終わりにしよう天皇制!」のシュプレヒコールを響かせた。

(Y)

報告:新天皇いらない5.1銀座デモ

1反天デモ

 5月1日、終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)は、天皇制の延命と強化をかけた明仁天皇—徳仁天皇即位に反対して、「新天皇いらない銀座デモ」を行い、500人が参加した。

 天皇「代替わり」と称した天皇教の宗教儀式は、30日に明仁天皇の退位に向けた「退位礼正殿の儀」を行い、 1日午前10時半から皇居で徳仁が新天皇として受け継ぐ「剣璽等承継の儀」、新天皇が初めて「臣下」に謁見する「即位後朝見の儀」などを行う。徳仁天皇は、「おことば」において天皇制の戦争責任と加担、違憲儀式と政治的行為、支配者たちの悪政を覆い隠してきた明仁天皇の悪行を讃え、「憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓う」などと居直り、継承していく決意表明を行った。安倍晋三首相にいたっては、「国民代表の辞」で改憲扇動、戦争法の制定と海外派兵など数々の違憲行為を繰り返してきたその延長において「天皇陛下を国及び国民統合の象徴と仰ぎ、激動する国際情勢の中で、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を、創り上げていく決意であります」と述べ、従来通り、グローバル派兵国家の建設と改憲、ナショナリズムの強化などをあらためて強調する有様だ。

 国家権力は、首都圏—全国各地において天皇制警備態勢を配備し、また公安政治警察は天皇制反対派に対する監視・行動確認など不当な重弾圧態勢を強行してきた。このようなグローバル派兵国家建設の一環である天皇「代替わり」攻撃を許さず、日本列島天皇賛美状況に鋭く楔を打ち込む闘いを取り組んだ。

 デモ前段集会は、ニュー新橋ビル地下2Fホール。すでに機動隊・公安政治警察が新橋駅一帯にわたって警備配置につき、集会に対する威圧・いやがらせを強行してきた。仲間たちは、集会妨害を許さず、挑発に乗らず断固として会場を防衛し、集会を開始した。会場には入場できない参加者が廊下にあふれ出たほどだ。

 集会は、司会の開催あいさつで始まり、「反天WEEKとして4・17今こそ問い直そう!天皇制 練馬集会(100人以上)、4・28沖縄デー集会(120人)、4・29反「昭和の日」立川デモ(150人)を闘ってきた。さらに昨日は、新宿アルタ前で右翼と警察の妨害があったが、4・30退位で終わろう天皇制!新宿大アピールには、150人の仲間が参加した。本日の集会も会場一杯の状況で明らかなように天皇賛美状況を許さない闘いがあることを指し示した。さらにこの一年間、天皇賛美キャンペーンの洪水を許さず、力強く『天皇制はいらない!終わりにしよう天皇制!』を発し続けていこう」と訴えた。

 アピールは、「女性と天皇制研究会」、「2020オリンピック災害おことわり連絡会」、太田昌国さん(評論家・編集者)、「直接行動のみなさん」、「homeら連」、「女たちの戦争と平和資料館」(wam)」、「即位・大嘗祭違憲訴訟の会・監視弁護士」から活動報告、明日からの反天皇制運動に向けた問題提起が行われた。

 連帯メッセージは、茨城つくばから「五月一日は天皇の日じゃない労働者の日だメーデー実行委員会」、天皇制を考える会・静岡、天皇代替わりを機に天皇制を考えるあいちネットワーク、大阪から「参戦と天皇制に反対する連続行動」・「天皇代替わりを問う集会実行委員会」、天皇代替わりを問う九州山口連絡会か
ら届いている。

 最後に「おっちんズ」が「天皇制はいらないよ」を唄い、参加者全体で合唱し、「ヒロヒトの侵略責任を忘れない!アキヒトの天皇制強化のための退位反対!ナルヒトの『即位即退位』しろ!」を確認した。

 デモに移り、小雨の天候だったが、終始、元気よく反天皇制シュプレヒコールを繰り返し、新橋一帯に渡って響かせた。

(Y)




報告 : 平和といのちと人権を!5・3憲法集会 ―許すな!安倍改憲発議―

IMG_2864 五月三日午前一一時から、有明防災公園(東京臨海広域防災公園)で「平和といのちと人権を!5・3憲法集会 ―許すな!安倍改憲発議―」が平和といのちと人権を!5・3憲法集会実行委員会の主催で開かれ、晴天に恵まれる中、昨年の六万人を上回る六万五千人が集まった。

 一一時からはサブステージで、政治的課題のトークイベントやライブステージなどが行われ、出店も多く出された。正午からオープニングコンサート。☆獄友イノセンスバンド(谷川賢作さん・小室等さん・こむろゆいさん・河野俊二さん)、☆子供団(うじきつよしさん・内田勘太郎さん)。

 午後一時からメイン集会が始まった。司会は神田香織さん(講談師)。最初に高田健さん(集会実行委)が「安倍首相は二〇一七年五月三日に、九条改憲を発表し二〇二〇年に施行すると表明した。しかし、与党改憲案を提示することもできていない。しかし今後、改憲の動きを速めようとしている。改憲発議を阻止し、参院選勝利しよう」と主催者あいさつをした。

 次に、メインスピーチが行われた。湯川れい子さん(音楽評論・作詞家)は「私は八三歳で戦争を体験している。九条を守るために残りの時間をかけたい。人間を殺すことを恥じなければならない」。と話した。元山仁士郎さん(「辺野古」県民投票の会)は辺野古新基地建設の是非を問う県民投票が圧倒的多数で基地建設を拒否する結果であったことを報告し、「政府がその結果を無視して、基地建設を進めている」ことを批判した。

 高山佳奈子さん(京都大教授)は「二〇一七年の参院選で自民党は二六〇〇万票を獲得したが、投票しなかった有権者は四九一四万人。この人たちが政権を支えている。民主主義を否定し、独裁制を支持し、奴隷として生きている。自民党の改憲案は一章の天皇制、二章の自衛隊が並ぶことになる。これを許してはならない」と話した。永田浩三さん(ジャーナリスト、武蔵大教授)は元NHKプロデューサーで、二〇〇一年日本軍慰安婦問題の番組を作った。その時、安倍によって番組を変えさせられたことを紹介し、さらに東京新聞の望月記者への官邸の圧力・規制を批判し、言論の自由の重要性を訴え「リセットすべきは今の政権だ」と訴えた。

 次に政党あいさつが行われた。枝野幸男さん(立憲民主党)、「表現の自由が後退させられ、最低限の生活者が増えている。しっかりと野党が連携してアベを倒していく」。玉木雄一郎さん(国民・民主党)、「九条に自衛隊を明記することは自衛権の範囲を無制限に広げるものだ。日米地位協定の改定こそ真っ先に取り組め」。志位和夫さん(共産党)、「九条に自衛隊を書き込めば、九条二項の制限が及ばなくなる。自衛隊の行動を法律で定めるとすれば、現憲法が制限している海外派兵、集団的自衛権の行使、徴兵制などがはずれ、無制限に行動できることになる」。

 又市征治さん(社民党)、「安倍政権は秋の臨時国会、来年の通常国会で、憲法改正を発議する可能性がある。自衛隊の明記は軍事組織を内閣と同じにするものだ。小異を捨て大同につけ」。伊波洋一さん(沖縄の風)、「南西諸島への自衛隊配備、辺野古新基地建設を阻止しよう」。社会保障を立て直す国民会議(衆議院会派)と玉城デ二―沖縄県知事の連帯メッセージが紹介された。

 広渡清吾さん(東京大名誉教授)が「足し算だけではダメだ。もっと大きくならなければならない。市民と政党でアベを打倒しよう」と市民連合からの訴えを行った。次に、リレートーク。東京朝鮮中高級学校合唱団が「二〇一〇年から高校無償化から排除され学ぶ権利を奪われている。昨年不当判決を受けた。尊厳を守る闘いは負けない、勝利する」と訴え、アリラン・赤とんぼの歌を合唱し、朝鮮と日本のかけはしになるという思いを伝えた。会場から暖かい拍手で連帯が表された。

 本田由紀さん(東京大学教授)は貧国格差の問題が戦後の歴史の中で、どのようになってきたのか、を明らかにした。「ミーツーやヘイトスピーチへのカウンターデモが起きている。新しい社会の循環をつくり出していくしかない。憎悪と侮蔑の社会から信頼の社会を築こう」と語った。

 武藤類子さん(福島原発原告団団長)は「東電の責任を問う刑事裁判が三月一二日に結審し、九月一九日に判決がある。巨大津波の可能性があることについて、二〇〇二年から指摘し、その対策の検討も始められたにもかかわらず、東電幹部はそれを拒否して、原発大事故を起こした。裁判で、東電の経営者の三人は責任は現場にあると責任逃れをしている。責任を取らせる」と語った。そして、区域外避難者が借りて住んでいた公務員住宅を三月末まで退去せよ、退去しない場合家賃の二倍を払えとする福島県のやり方を痛烈に批判した。「原発被害がなかったようにする二〇二〇年オリンピックはいらない」と訴えた。

 鳥居一平さん(移住者と連帯する全国ネットワーク代表理事)は「移民問題は社会の弱点を表現している。除染労働、妊娠した女性は強制帰国、時給三〇〇円、これが奴隷の実態だ。国民から排除されてしまう人がいる。この現実に耳を傾ける政治を。労働に対して対等報酬が担保される社会を。多民族多文化の共生社会を。これは私たちの問題だ。六月一~二日に全国フォーラム(日本教育会館)を開くので参加してほしい」と訴えた。

 植田あゆみさんのコンサート。うた声合唱団も加わり、「翼をください」の大合唱。最後に、福山真劫さん(集会実行委)が「①憲法審査会に発議をさせない国会行動②辺野古新基地建設阻止5・25午後二時から国会包囲行動③朝鮮半島と日本に非核・平和の確立を!市民連帯行動6・7日比谷野音集会④参院選の勝利」の行動提起を行った。その後、豊洲、台場コースに向けてパレードへ出発した。

憲法改悪を絶対阻止しよう。

(M)



4月19日〜21日アジア連帯講座沖縄ツアー報告

 アジア連帯講座に参加する八人が四月一九日から二泊三日で沖縄現地基地建設反対行動に参加した。参加した行動は以下のようなものである。

四月二〇日土曜
日、●平和丸で辺野古の海へ●キャンプ・シュワブゲート前、米軍基地建設反対集会に参加●大浦湾対岸から基地を眺望●衆院沖縄三区補選・屋良ともひろさん選挙応援●土砂積み出しの安和桟橋へ。夕方、何我舎へ宿泊。●知花昌一さんと交流。

四月二一日、●知花さんと交流●恨の碑(朝鮮軍属の強制徴用・労働、虐殺事件)、●千人が助かったガマ●嘉手納基地を一望する道の駅。●ヌヌマチガマ・ガラビガマ(野戦病院での日本軍による日本兵士の虐殺)、●シーサーの弾丸跡。


 四月二〇日の朝。辺野古港に行き、平和丸に乗船。海は満潮で波が立っていた。全員救命胴衣をつけて出発。左手に米軍キャンプ・シュワブ基地。警戒線にオレンジのフェンスが張られ、海保や民間の警備船が進入を阻止しようと見張っている。波が強まり、船の中にしぶきが入ってきた。大浦湾まで行くのは危険なので断念した。大浦湾側に、土砂を積んだ大型台船が二台入っていき、外洋では巡視船が二四時間監視していた。埋め立て護岸で大型のクレーンがテトラポットを積み上げて海に投入していた。漁船が数隻出ていたが、漁をすることなく、ただ居るだけで一日五万円が支払われているという。ムダな税金が使われている。

辺野古港に戻る途中で、カヌー隊と抗議船が大浦湾めざして出て行った。抗議船の西川船長は東京東部で東水労の指導部だった人で退職後、抗議船の船長になった。平和船の副船長で半年の見習いという西浦さんは練馬区の出身で、同じ練馬のMさんの友人。闘いの全国性を実感した。この後、キャンプ・シュワブゲート前の座り込みへ合流。

4.20ゲート前②山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)の司会で集会が開かれていた。元芝工大自治会委員長のYさんが連帯のあいさつをしていた。芝工大全学闘の元委員長や横国大、東洋大出身で東大安田講堂闘争の元被告の人たちも参加していて、久しぶりの再会でお互いの健闘をたたえた。

第一ゲート前から第二ゲート、第三ゲートへ移動して、カヌー隊への激励・集会を行った。那覇バス一九人、糸満三六人と島ぐるみの人たちが続々と参加してきた。沖教祖、自治労、国公労の組合員も参加していた。参加者の一人が「米軍基地にかつてヤギが飼われていた。それは基地に毒ガスや核兵器が貯蔵されていたからだ。また、ここの弾薬庫と嘉手納弾薬庫まで秘密のトンネルでつながっている。それほど基地は強大であり、危険なものだ。必ず撤去させる」と発言した。

沖縄韓国民衆連帯の沖本さんが「四月二七日に行われる三八度線の非武装地帯を五〇万人で手をつなぎ分断の歴史を終わりにしようとする平和行動へ沖縄から三〇人が参加する」ことを報告した。今日はトラックの搬入の動きはないということで、正午で抗議行動を終えた。われわれはその後、大浦湾の対岸からキャンプ・シュワブや弾薬庫を見る浜に移動した。大浦湾では台船から船へ土砂の移動を行っていた。

やらさん選挙・玉城知事も参加午後三時から、衆院選沖縄三区補選でオール沖縄の推薦で立候補した屋良ともひろさん(ジャーナリスト)が選挙戦最終日、名護市で訴えをするということで応援した。交差点にヤラというのぼり旗を林立させながら三〇〇人程の支援者が集まった。その中には創価学会の三色旗も二本あった。
玉城デニー知事も候補者と同じ宣伝カーに乗って到着。玉城知事は「中国を訪問してきたが中国脅威論を煽るのではなく、経済発展する中国と仲良くすることによって、沖縄の未来も開かれる」と話した。屋良さんは「辺野古新基地建設を断念させること。沖縄の未来は日米政府の圧力のもとに決まるのではなく、自由な沖縄の存在こそが大切である」ときっぱり表明した。絶対に選挙に勝ち、基地建設を止めるという民意に後押しされた強い決意に大きな拍手が巻き起こった。

この後、安和桟橋に行った。左手の奥に山が削られた跡が見えた。ここから土砂
や赤土が桟橋に運ばれて来る。そして大きな鉄管の中のベルトコンベアーによって岸壁に運ばれる。今日は動きなかったが、ここでの搬入阻止行動が極めて重要な攻防になっている。

4.20夕食バーベキュー・知花昌一さんを囲んで夜は知花昌一さんの何我舎に移り、バーベキューに舌つづみをうちながら知花さんと交流した。知花さんは一九八七年の沖縄国体開催の時、読谷村で開かれたソフトボール大会会場の「日の丸」を引きずり下ろし焼き捨て逮捕された。

当時、読谷村のチビチリガマであった強制的自死強制事件の真相が被害者が三〇年忌を過ぎてようやく証言して明らかになった。彫刻家の金城実さんや知花さんらはこの虐殺の真実を後世に遺すために、記念碑を作った。当時沖縄の学校で「日の丸」掲揚がゼロに近いということで、文部省は「日の丸」強制を強めた。

この年の三月の読谷高校の卒業式で、壇上の「日の丸」が女子高校生によって、
引きずり下ろされ、どぶにつけられ、捨てられるという衝撃的な抗議行動があった。これを知った村の知花さんたちは国体で「日の丸」を掲げさせないと実行委を作った。知花さんは当時スーパーを経営していて、他の人より逮捕されてもがんばれるということで知花さんが決起したという。

翌朝の朝食の時、知花さんの行動を映したビデオを見せてもらった。一本は知花さんの決起とその背景をさぐるものであり、もう一本は沖縄にとって「日の丸」がどのような歴史をたどってきたかを知花さんの体験を通して明らかにするものだった。

米軍が沖縄を占領・統治した時、「日の丸」は禁止された。本土復帰運動が起きると教職員組合は、学校で「日の丸」を掲げるように要求した。禁止が解かれたのが一九六九年。知花さんは当時買った「日の丸」を今でも持っている。

「日の丸」の位置づけが変わったのは沖縄の本土復帰によっても、米軍基地の存在が一切変わらず、その上本土の政治・経済が沖縄支配としてのしかかったからだ。「日の丸」は新たな支配の象徴になった。

知花さんは三つの巴模様の琉球国の国旗を見せてくれた。沖縄の歴史を知り、抑圧をはね返す解放の旗として「琉球国旗」を受け取って欲しいと渡されたという。

4.21朝・丸木位里さんの「灼熱の旗」そして、ドクロに囲まれた「日の丸」。これは「灼熱の旗」と名付けられた丸木
俊・位里さん(原爆の図の作者)から送られたもので、一番大切にしていると話してくれた。知花さんとの有意義な交流を終えて、沖縄戦戦跡めぐりに出発した。

最初に嘉手納町が運営する道の駅の四階に上り、「安保の見える丘」で広大な米軍嘉手納空軍基地を見た。成田空港の二倍はあるという嘉手納基地。日曜日ということもあり、軍用機の離発着はなかったが、哨戒機、空中給油機、輸送機が何機も駐機していた。三階のビデオ室で嘉手納基地の歴史と現状を見た。いかに嘉手納基地が重要な基地機能を持っているかリアルに分かるものであった。

次に、ガマへ。野戦病院のあった地下壕。米軍の上陸・攻撃によって、負傷者はあっという間に、千人を超した。食べ物も限られ、医薬品もつきる中、最後には歩けない兵士を「処置」として青酸カリや手りゅう弾によって殺して壕を放棄した。「敵」に殺されるのではなく、自軍=日本軍によって殺されていった。当時の日本軍が持っていた「人を人とも思わない」天皇制思想にはまった非人間的なやり方に深い憤りが湧いた。すべての電気を消して、真っ暗で水の音だけがする壕は恨みの兵士たちがよみがえるようであった。最後に弾丸が突き刺さった跡のある沖縄で一番大きなシーサー像を見て、那覇空港へと帰途についた。

なお、朝鮮人が軍属として沖縄に強制的に連れてこられ、強制労働されながら、その後、スパイとして処刑された。その事実を残すために「恨の碑」が金城実さんらによって制作された。また、読谷村のガマに避難した住民千人が米軍の投降の呼びかけに応じて壕から出た。その壕にたまたまハワイ帰りの沖縄人がいて、英語で兵士ではなく住民であることを伝え、全員が助かった壕も見学した。

今回のツアーは沖縄のOさんにお願いした。Oさんは沖縄の歴史を深く理解し、修学旅行生や外国人らをこうしたガマ(壕)などに案内して、説明するガイド役をやったり、辺野古新基地建設の闘争にずっと参加している。今回のツアーが有意義なものになったのはOさんの案内があったからだ。心から感謝したい。


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