虹とモンスーン

アジア連帯講座のBLOG

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配信●青年戦線195表紙1・表紙4青年戦線第195号(2019.9.23)ができました。

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◆10月25日(金)
【アジア連帯講座 公開講座】
イギリスは今 ブレグジット(EU離脱)をめぐる労働組合運動の状況






報告:10.1 香港の民衆と連帯し闘おう 新宿駅頭でアピール行動

配信:香港新宿②暴力で民主主義はつぶせない

 10月1日、中国の「建国記念日」にあたる「国慶節」のこの日、香港では中国・香港政府に反対する大規模な市民デモが行われた。「反送中」(法律に違反したとされる市民を逮捕して、強制的に中国に連行することを可能にする弾圧法撤回を求める運動)がメインテーマだ。香港の警察はデモに対して実弾を発射し、18歳の高校生が重傷を負った。なんとか一命を取りとめたとはいえ、こうした暴力的弾圧のエスカレートにわれわれは強く抗議する。

 この日、東京・新宿では香港の自由と民主化を求め、中国・香港の両政府によ
る暴力的弾圧に抗するアピール集会が、呼びかけられた。題して「Stand with Hong Kong @TOKYO 1001」。この間、7月と9月の二回にわたり香港でのデモに参加してきた仲間も呼びかけた。

 午後七時からのアピール行動には、40人が参加。香港から東京に来ている若者たちのグループも参加し、広東語で連帯を訴えた。

 集会では最後に、労働組合活動家による連名の連帯アピールを松元ちえさん
(新聞通信合同ユニオン)が読み上げた。

 香港では、警察の弾圧がエスカレートしている。民主主義と自由のために連帯
を広げよう!    

(K)


アピール
連帯よ永遠に 香港の市民とともに立つ


 私たちは日本における草の根の労働運動活動家のネットワークです。香港で歴史を紡ぐ行動に深く動かされ、この声明を、香港の労働組合やワーカーセンター、市民団体、また労働組合に関りがなくても声をあげている仲間のみなさんに送ります。そして、声を上げたことで解雇された香港の仲間と深く連帯し、解雇した企業に対して強く抗議します。

 私たちは自由意志に基づいて考え行動する権利があること、そしてそれは決し
て侵害されてはならない権利だということを、いまこそともに再確認するときです。声をあげる自由は基本的人権だということを考えるときです。私たちは一人ひとり生まれながらにして、大切にされ尊重される権利があり、力があります。香港の仲間の行動に突き動かされ、今あらためてそのことを思い返し、再確認しようではありませんか。

 職場でもコミュニティーでもそれぞれの国でも、世界中どこにいても、つなが
ることで私たちは強くなるのです。

 香港の仲間たちが解雇され、暴力を受けたり、表現や言論の自由を奪われているのを見て、悲しみに暮れると同時に怒りに震えます。暴力による解決はありません。私たちは、支配よりも連帯を選び、あらゆる暴力を否定します。

 私たちは離れていますが、国境により分断されることはありません。私たちは
ひとつです。労働者と社会の連帯は永遠に。

2019年9月

アジア・ワーカーズ・ソリダリティ・フォーエバー

報告 9.28-10.4 宮古島弾薬庫建設に反対して2週連続アクション

EGCPVPrU4AEYNeT(画像は琉球弧自衛隊配備反対アクションのツイッターから)

今年4月に陸上自衛隊基地が千代田地区で開設されたばかりの宮古島に、さらに平安名岬にほど近い保良(ぼら)地区で、ミサイル弾薬庫を主目的とする基地の着工が、急ピッチで進められようとしている。

政府・防衛省は、保良地区の旧鉱山地権者との交渉もまとまっていない現段階において、既成事実つくりのために早ければこの10月早旬にも、基地建設工事に着手しようとしている。

19-10-04-repo01そのアリバイのために、防衛省は10月3日に城辺保良の公民館で「説明会」の開催を強行。しかし、住民の多くは参加を拒否し、政府側の説明車より少ない12人の参加に留まった。さらに、公民館前では、宮古島住民たちが結集して、力強い集会が勝ち取られたことが報道されている。

また、このかんの宮古島下地島空港における海自機の使用(「屋良覚書」で軍事的な使用はしないと取り決めた空港)、あるいは奄美大島における日米共同訓練「オリエント・シールド19」とそれにともなう軍用機の空港使用や市街地封鎖の日常化、また住民投票を求める市民の声を無視し続けて強行されている石垣島での基地建設など、日本政府の南西諸島における軍事的で先制的な諸々の動きにも抗議するために、琉球弧自衛隊配備反対アクションが9月28日と10月4日に「2週連続アクション」に取り組んだ。

9月28日は、首相官邸前での行動。司会の植松さんからは「自衛隊配備の問題は日本政府のしていることであり、その政府を許してしまっている私たちの問題だ。現地に任せるようなことではだめだ。4年前の戦争法に反対するような結集で闘わなければならないテーマのはず。改憲を止めるためにも、今後も頑張りましょう」とあいさつ。

主に埼玉で自衛隊配備問題の街頭宣伝に継続的に取り組んでいる「島々スタンディング」の仲間たちは、歌を交えて「自然を壊さないで、島の平和を壊さないで」とアピールした。

宮古島出身の仲間は「弾薬庫建設は、自民党支持層からも憂慮の声を聞く。しかも、地下型ではなく地上型にしようという計画などだから、当然というほかない。10月にお台場でPAC3を持ち出しての訓練をやるとのことだが、宮古島や南西諸島各地ではすでに日常化しつつある。南西諸島の軍事化も『本土』の軍事化にも反対していくことが問われていると思う」と訴えた。


参加者からは「沖縄で、またも自衛官による性暴力事件が引き起こされた。数年前に自衛隊が来たら必ず性暴力事件が引き起こされると言った市議が猛烈なバッシングにさらされたが、まったくその通りになっている。誰も責任を取らない。いま、世界中で気候温暖化を止める若者の闘いが広がっている。海、ジャングル、マングローブ、サンゴを守るのは、温暖化を止める闘いの核心の一つだ。与那国島での自衛隊基地建設は赤土を流出させて、サンゴの海を大規模に破壊した。奄美大島でも。辺野古と同様に、自衛隊新基地反対の闘いは、海と地球を守る闘いとしても、もう一度位置付けたい」と声を上げた。

10月4日は、国会正門前での行動。

主催からは「私たちは、7月にホルムズ海峡派兵反対の集会を行った。この9月に「有志軍構想」をけん引したボルトン国務長官がトランプから罷免されて危機が遠のくかと思ったら何者かによるサウジ油田への攻撃があり、まったく予断を許さない状況だ。すでに、アフリカへの派兵のための自衛隊軍用機は沖縄島から飛び立っている。安倍政権は改憲成就前に海外で戦争をできる体制の完成をもくろんでいて、そのために南西諸島を踏みにじっている。自衛隊の新基地が完成して改憲が成就すれば、米軍が沖縄からアジア・中東に展開したように、今度は自衛隊が南西諸島からジブチ基地をもステップにして、海外でグローバルに展開する軍隊になろうとしている。日本を再び軍事大国にさせない、侵略国家にさせない、そのために南西諸島自衛隊配備に反対していこう」と訴えた。

2回の行動で、のべ35人の結集。次回は11月3日16時から首相官邸前で行われる予定だ。

(F)

【第四インター声明】われわれの未来を取りもどせ、気候変動ではなくシステムの変革を

_20191005_231405(アフガニスタンでの金曜気候ストライキ運動 9月20日)

声明

われわれの未来を取りもどせ、気候変動ではなくシステムの変革を

2019年9月26日 第四インターナショナル執行ビューロー

 九月二〇日の金曜日に始まった動員の一週間は、歴史的な規模を持つものだった。すでに一五六カ国で四〇〇万人がデモに参加し、五〇〇〇以上のイベントが行われている。数十万人の若者たちが何か月にもわたって学校や大学の外に出て、気候ストライキを行っていたが、今週はさらに大規模なものとなった。それは多くの場合、グレタ・トゥンベリの呼びかけに応えたものだった。現に進行中の気候破局を回避しようとする新しい世代が、地球上のすべての大陸で広がっている。

 二〇一九年七月は、これまでの記録の中で最も暑い七月だった。何ものにも代えがたい何十万ヘクタールものアマゾン流域の森林が灰燼に帰し、かつてなかった森林火災がグリーンランド、シベリア、アラスカで猛威をふるった。ハリケーン「ドリアン」がバハマを、台風ファクサイ(日本での呼称は台風15号)が日本を襲い、スペイン南部では滝のような豪雨が降り注いだ……。このリストはさらに長く続き、この一世紀半をかけた平均気温の一・五℃上昇の劇的な影響を示すものとなっている。

 摂氏二度は、安全のリミットだなどとは全く言えない。最大限でも一・五℃以下にとどめることがパリ協定で示されている。それは気候問題での大衆運動と、最初に海面水位上昇に脅かされる諸国からの圧力によるものだった。しかし二〇一五年以後、温暖化ガスの排出は増え続け、摂氏七度上昇にも達するという予測も出されている。

 今週、ニューヨークで国連気候行動サミットが開催されている。すでに四年前になされた極めて不適切な約束にも達していないにもかかわらず、国連事務総長は、これら諸国に「二〇五〇年までの炭素ガス排出ゼロを達成する計画」「化石燃料に代わるエネルギー源をどうするか」、「炭素税」、「二〇二〇年以後、新しい石炭火力発電所を稼働させない方法」を問うている。われわれは、この何度目か分からないサミットからは何ものも生まれないこと、資本主義は気候犯罪を続けるだろうことを、すでに知っている。

 気候を変動させないためには、システムを変えなければならない。われわれの希望は、変わったことの中にある。それは若者たちが主導するグローバルな結集である。われわれは労働者運動、女性運動、LGBTQ運動、略奪的資本主義によって直接虐殺された先住民族、グローバルな反レイシスト・反ホモフォビア(同性愛忌避に対する闘い)運動に、すべての人が生きることのできる惑星をめざす、この根本的な闘いに結集することを呼びかける。

 ストライキや気候行進が九月二七日、二八日の週末に、再度行われる。この行動を強化し、社会的公正と気候正義をめざす国際的で大規模のラディカルな運動を共に作り出そう。

報告:9.20 グローバル気候マーチ 私たちの未来を奪うな

配信:気候マーチ 9月23日から始まる国連気候行動サミットを前に、9月20日、全世界で地球温暖化を止める「グローバル気候マーチ」の取り組みが行われた。スウェーデンの高校生グレタさんが「地球温暖化」の危機を訴えて開始したこの行動は、全世界に波及した。今年も全世界で約400万人が参加する、文字通り「グローバル環境アクション」となった。「グローバル・ストライキ」というスローガンは、文字通り環境危機に対する直接行動を示すものだ。

 日本でも26都市で5000人が参加したと報じられている。

 この日の夕方、東京・渋谷の国連大学前には約2800人が集まり、温暖化の危機を止める意思を明らかにした。高校生など若い人たちの姿が目立ち、外国人の参加者が半数近い、フレッシュでジェンダーバランスの取れたユニークな行動となった。

 全労協系の各労組も、宣伝カーの手配などで協力していた。若者たち、女性た
ちの発言と、行動への参加は、新しい社会的・政治的アクションへの可能性をはっきりと示すものとなっている。

 日本では諸外国に比べて地球温暖化への関心が低いと報じられている。確かにそうだろう。しかし、この日の行動を契機に、温暖化STOP!の意識が広がることを期待したい。 

(K)

案内 09.28/10.04 宮古島自衛隊基地の拡張許さない2週連続アクション

2019.09.28/10.04 
〜宮古島自衛隊基地の拡張許さない〜
保良地区弾薬庫建設反対! 2週連続アクション


9/28(土)首相官邸前14時
10/4(金)国会正門前19時


呼びかけ・琉球弧自衛隊配備反対アクション
https://nobase-ryukyuko.hatenablog.com/
https:// twitter.com/nobase_ryukyuko/
090-1219-4519 栗原

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今年2019年4月に、陸自宮古島駐屯地が発足したばかりの宮古島にかねてより言われていた、
宮古島保良地区への「弾薬庫」建設計画が、ついに現実味を帯びてきています。
新聞報道によれば、この10月にも着工かと言われています。

宮古駐屯地と言えば、駐屯地の発足直後に住民への説明なく「誘導弾」が置かれ、それを島外に搬出したという発表が沖縄防衛局よりありましたが、しかし住民が本当に搬出されたのかの確認を防衛局は拒否しています。

与那国駐屯地でも、「弾薬庫」を「貯蔵庫」と説明し、その後「当たり前だから説明しなかった」と住民に対し誠意のない"釈明"を行っています。

また、奄美駐屯地では今、日米合同訓練「オリエント・シールド19」が行われ、自衛隊だけでなく米軍までが一緒に演習を行い、軍用機が飛び回っている様子が現地より報告されています。

こうして事前には説明せず、後から見えないところで基地というものは肥大化していきます。
そして、表向きは「自衛隊」基地であっても、米軍も共同で使用しその逆もまたしかりです。

さらに宮古島では9/1に防災訓練と称し、空自のC2輸送機があの下地島空港を使用しました。
下地島空港と言えば、あの「屋良覚書」で軍事利用はしないという取り決めをした空港です。

沖縄県は「応戦や戦闘訓練での使用は許されないが、人命救助が目的ならば問題はない」としていますが、はたしてこれは許されるのでしょうか?

軍用輸送機は災害救助での利用であっても軍用輸送機でしかなく、人命救助は本来それを専門とする組織を置けば十分であるはずです。

災害救助専門の部隊を置かず、それを自衛隊に肩代わりさせることで住民を慣れさせていく、
防災訓練での自衛隊の参加が目立つ最近は、そうした流れにも特に反対していくべきではないでしょうか。

保良に弾薬庫をつくるな!
石垣への基地建設をやめろ!
自衛隊は宮古・与那国・奄美から自衛隊基地を撤去しろ!
日米共同訓練反対!
必要なのは軍隊よりも災害救助隊だ!

ぜひ、みなさんも一緒に、声を上げていきませんか?

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青年戦線第195号(2019.9.23)ができました。

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目次

◆終わりにしよう天皇制 4.27—5.1反天WEEK 1p

◆オリンピック災害おことわり! 
     「東京五輪」1年前「返上」アクション 8p

◆「2020年東京五輪に反対する18の理由」 16p

アジア連帯講座:公開講座

◆反自衛隊連続講座1
反基地運動から見えてきた自衛隊の今/池田五律さん 17p

◆反自衛隊連続講座2
自衛隊の南西シフト 戦慄の対中国・日米共同作戦の実態/小西 誠さん 21p

◆フランス「黄色いベスト」運動を学ぶ/湯川順夫さん 27p

◆参院選・統一地方選の結果をどう見るか? 大阪からの視点/寺本 勉さん 45p

【三里塚】台風15号による横堀研修センター被害の修繕カンパに御協力お願いします

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P9141773[1]台風15号による横堀研修センター被害の修繕カンパに御協力お願いします

 1口 1000円

 【目標額/トイレ修繕費10万円+納屋修繕費20万円】

★かならず「台風被害カンパ」と明記してください。

ゆうちょ振替口座/口座記号番号 00130―6―697201
         口座名称 一般社団法人 三里塚大地共有運動の会

一般社団法人三里塚大地共有運動の会 2019年9月17日

連絡先/〒151―0061 東京都渋谷区初台1―50―4―103 一般社団法人三里塚大地共有運動の会
電話  03―3372―9408 /FAX  03―3372―9402
/メールアドレス kyoyu@sanrizuka.net

 9月8日から9日かけて首都圏をおそった台風15号は、9日未明千葉市に上陸し、東関東自動車道をなぞるように北東に進みました。千葉市や成田市で観測史上最大の風速を記録する強い台風でした。千葉県内では電柱や木々が倒れ、大停電が発生し、住宅や農業用ハウスなどに大きな被害がありました。

 63万軒に及ぶ停電は、当初11日中の復旧を目指すとされましたが、被害は広範囲で、完全復旧の見込みは次々と繰り延べられ、現在では27日とされ、1週間を経過しても、いまだ、75000軒が停電し、15000軒が断水しています。

 空港周辺の成田市、芝山町、多古町でも停電・断水が続き、私たちの闘う仲間も被害を受けています。三里塚空港反対闘争の拠点である横堀農業研修センター(旧・労農合宿所)では、納屋の屋根や壁の一部が飛び、トレイが横倒しになりました。

 9月13日事務局会議では、緊急の現地入りとともに研修センター修繕などの「台風被害カンパ」、修繕作業などを取り組むことを決めました。皆さん、御協力お願いします。


配信:トイレ■9月14日、横堀農業研修センター応急補修と現地調査の報告

 9月14日(土)三里塚大地共有運動事務局と中川憲一さん(元管制塔被告団)は、3人で三里塚現地に行きました。

 台風通過の2日後、千葉の仲間から「横堀農業研修センターのトイレ、納屋の屋根が飛んでいる。トイレそのものが横倒しになっている。東峰・ワンパック鶏舎の屋根も飛び、ソーラーパネルのインバーターを設置した小屋が倒壊。横堀鉄塔は竹が倒れているものの、農民像は無事」という報告が届いていました。

 緊急でしたが、私たちは、水・缶詰、ブルーシートなどを持参して京成東成田駅に午前10時過ぎに集合。天気は曇。倒木、壊れたビニールハウス、屋根にブルーシートが張られていたところなどが目立ちました。いまだに停電、断水が続いており、深刻な生活被害が続いているようです。
  
以下、訪問した順で報告します。

 ① 木の根ペンション―被害なしでしたが、停電中。念のためにブレーカーが落としてありました。

 ②柳川秀夫さん宅(芝山町香山新田)―畑に被害、裏の木が倒れ電線に引っかかっています。停電は1日だけでしたが、発電機もあり、自力で乗り越えました。里芋の葉、シートで覆った野菜も被害を受けています。

 柳川さんは、畑に野菜の種を撒く作業中でしたが、次のように話していました。

 「台風が通過する時はすごかった。大変だよ。電気は一晩だけだったらよかった。裏庭の大木が半分から折れた。家に直撃しなくてよかった。俺のところはまだいいほうだ。ニンジンとか野菜は出荷できない状態だ。秋の野菜は値段が高くなるな。ハウス農家は、ビニールが吹っ飛んだり、パイプが折れたりで大変だ。立ち直れないほどだ。稲刈りが終っているところはいいが、稲が倒れて収穫できず、収穫したものは乾燥機に入れるが停電で乾燥できずに芽が出てきてだめになってしまう。田んぼの被害は大きいだろう。秋の台風のはじめだからな。また来たら大変だよ」。

 ③横堀鉄塔と案山子亭(芝山町香山新田)―停電中。手前の誘導路下のトンネルも停電。建物に被害はないものの、周囲の竹や木が倒れています。電話ケーブル切断で固定電話も停止中。倒れた竹、木を切ったり、草刈りが必要です。整備作業の応援が必要です。

 ④横堀農業研修センター(芝山町香山新田)―停電中。固定電話停止中。竹が多数倒れています。竹の撤去作業をして車を庭に入れた。トイレは、横倒れになっており、屋根・壁等が吹き飛んでいます。納屋も強風と雨で被害を受け、老朽・腐敗をさらに促進。母屋、フリースペース、ポンプ小屋は無事でした。

 私たちは、破壊されたトイレの前面の屋根を取り外し、ロープで引っ張り、横倒れの状態から原状に戻しました。明日からの雨の打撃を避けるためブルーシートを張りました。これらはとりあえずの応急処置であり、今後、修繕のための作業などを設定する必要があります。当然、トイレ修繕のための新たな材料などを購入するためのカンパ、また納屋修繕も含めたカンパが必要で全国の仲間に訴えることを再確認しました。

 ⑤石井紀子さん宅(成田市川上)―石井さんは不在。事前の報告によると入り口の杉の木が倒れていたが、すでに撤去されていました。停電は5日間、ロウソクで過ごしていたとのことです。

 ⑥らっきょう工場(成田市東峰)―停電は4日間。訪問時は休日。空港会社が植えた防風林が数本、工場に向かって倒れ、除去されず放置されたままでした。旧出荷場前の荷物小屋がバラバラになっていたほか、空港会社が設置した「騒音避難プレハブ」や仮設トイレが横倒しになっていました。

 ⑦東峰・新出荷場は、鶏舎の屋根が飛び、トタンの屋根が木にぶら下がったままでした。屋根を失った鶏舎のなかの鶏は元気でした。

 ⑧加瀬勉さん宅(香取郡多古町牛尾)―加瀬さんは停電でも断水でも、とても元気でした。井戸水を耕運機で近所に配ったり、近所の被害状況を写真撮影したりして活躍中です。多古町は七割が停電と断水。固定電話も携帯電話もつながりにくい。店舗も閉店。停電はあと2週間続くようですが、ガスはプロパンなので、調理はできます。

 加瀬さんは、開口一番「電気がつかないけど、テレビ、パソコン、読書から解放され、さまざまなことを考える時間ができている。満月の下、野外で虫の響きを感じながら食事だ。早朝は白々と明けていく空に感動してるんだ。こんな解放感を味わったのは生まれて初めてだ」と述べてました。

 さらに「牛尾集落50軒中、電動ポンプの井戸は10軒、手押し井戸は5軒。発電機があれば、水は出る。さらに高谷川や栗山川、山からのわき水など、水は充分にある。だからあわてる必要ない。コンビニは停電で休業中だ。水はコンビニで買うものという発想だからだめなんだ。濾過すれば飲み水もできる。自然に対する自給自足のゲリラ戦の思想があるから、こういう時に生かせるんだ」と強調していました。ペットボトルの水を持参したのが、恥ずかしかったです。

 私たちは、加瀬さん宅に上がり、三里塚闘争史館のように歴史的な写真や書類等が並んでいる部屋で、コーヒーをご馳走になりながら、台風後の対応などについて話を伺いました。

 ⑨行き帰りの道では、いたるところで杉の植林が倒れていました。農業用ハウスは骨組みだけとなり、その骨組みも押しつぶされたようにゆがんでいました。

 通行量の少ない道路では、いまだ倒木が放置され、通行できないところがありました。辺田でも、道路を横切るように田んぼに向かって杉の木がたおれ、電線を切断していました。信号機も各所で消えており、空港南側入り口である第6ゲート(旧5ゲート)前の千代田交差点は交通量が多いにもかかわらず、消えていました。しかし、そこから500メートルほどの横宮交差点は正常に動いています。

 コンビニは、営業中のところもあれば、停電で閉店のところもありました。停電の場所はまだらです。東峰のコンビニは営業しており、弁当などは普段どおりですが、冷蔵庫内の冷凍食品やノンアルコール飲料は空っぽでした。

 農業の被害が大きいことは、少し見ただけでも実感できました。しかし、停電と断水の影響は、じわじわと生活を脅かしており、外から眺めただけでは判りません。早急な復旧や支援が必要と感じました。

報告:みんなで議論する! 東京パラリンピック! ただし、アンチ(9月8日)

東京パラリンピック 9月8日、2020オリンピック災害おことわり連絡会は、アカデミー茗台学習室で「みんなで議論する! 東京パラリンピック! ただし、アンチ」を行った。

 連絡会は、パラリンピック開催(2020年8月25日~9月6日)1年前にあたって様々な角度からパラリンピックを検証するためのステップとして企画した。論点としては、例えば、「競技であるかぎり差別の助長につながらないか」「競い合わないスポーツはありうるのか」などを設定した。

 すでに連絡会は、そのためのアプローチとして「反東京オリンピック ガイド」の「14 パラリンピックと優生思想」で「『障害者』スポーツの多くは、障害の程度や種類によって細かくクラス分けされています。秒単位で勝敗を争う世界の発想は、障害の軽重によって、能力の高低によって人々を序列化するのが前提です。人々はそれぞれの『障害』の軽重、能力の高低に沿って『分をわきまえる』ことが当然のように求められるようになります。これはナチスドイツが国策として『障害者』を抹殺した優生思想の発想となんら変わるところはありません」と批判。

 また、「『障害者』たちは、パラリンピックとは関係ないところで、自然発生的にスポーツを含む様々なことを工夫しながら楽しんできました。また、共生共学の空間の中では、『障害』のある子ども、ない子どもが知恵を出し合いながら色々なことを一緒に行ってきました。パラリンピックと『障害者』スポーツの称揚は、スポーツ以外のことを行っている人々の姿を不可視化し、共に生きている人たちの存在を後景化していきます」と強調している。

 そのうえで学習会の呼びかけでは「『健常』という『国民の責務』を果たさな
い、つまり戦争に行けないという『非国民』の範疇から脱出するための装置の一つとしてパラリンピックがあるのではという議論、皇室による観戦と慰労、オリパラ道徳教育、感動の共生、高額な義肢器具、オリパラの一体化など、パラリンピックが記録やメダルをともなう国威発揚に政治利用されていないかといった問題についても、みんなで議論したいと思います」と呼びかけた。

 問題提起を北村小夜さん(障害児を普通学校へ全国連絡会)、岡崎勝さん(自由すぽーつ研究所)が行った。

 北村さんは、「分けるな(パラリンピックは障害者差別を助長する)と言う立
場から」というテーマ。

 資料として「『障スポ』と歩む皇室」(朝日/18・10・12)、「東京パラリンピック 22競技540種目」、「障害区分(障害の種類・程度)」、「2018全国障害者スポーツ大会出場選手申込」などを材料にしながパラリンピックが抱える「差別・選別」などの問題性を浮き彫りにした。

 とりわけ北村さんは、「しばしばパラリンピックについて発言してきたのは、障害者や家族が生きて行くための要求をしていく中でしばしば恩恵に甘んじなければならない場面を見てきたからです。それは深い所で天皇制につながっています。皇族たちは障害児・者に対しては『憐み』を惜しみません。それがパラリンピックには露骨に表われます。感動、慈愛と同じ路線上に在る健常者は、頑張る障害者に感動し、できない障害者を憐れみます」と問いかけ、健常者と障害者の関係と差別のあり方、天皇制統合装置の反動性を暴いた。

 さらに、「『パラリンピック』が正式名称になり『もう一つのオリンピック』という考えが定着してきた。こうして大会ごとに整ってきたように見えるが、よく見ると障害者の振り分けの基準が整ってきたということである。制度が整い優れた能力の先主が現れればできないことを弁えざるを得ない障害者が明らかになる。それを無視するのが競争の理である。排除が進み、人々の心のバリアフリーも障害者の能力を過小評価するか過大評価するかに二極化されかねない」ことを明らかにした。

 岡崎さんのテーマは、「パラリンピックっていいものなの? スポーツにとっての『障害』を考える」。(この日、台風15号の影響で会場参加ではなく電話での報告となった)。

 冒頭、「教員という仕事で、障害を持った子どもたちと長い間付き合ってきたけれど、体育やスポーツの授業や指導の場面で、彼らと向き合うときは、体育やスポーツとは何か?という本質的な問いなしですまされなかった。オリンピック批判はスポーツ批判や社会批判として成立しなければならないけれど、パラリンピックも同様なのだと思う。『障害者スポーツ』について少し考えてみたい」と述べ、次のような問題提起を行った。

 「パラリンピックのスポーツとは、人間を障害者と健常者にカテゴリー化することと同一視することである。さらに掘り下げれば、①競争原理と排除の原理の中に感動を求めている ②費用対効果、宣伝効果によってスポーツの社会モデルを構築していく。資本の論理。 ③スポーツの意義を障害を持つ人にも強制していく。教育の論理。④「障害者への理解」を「障害者の『克服』を志向する」こととセットにする。勤勉効率。 ⑤障害「用」スポーツの囲い込みと分断。肢体と知的。障害の微細な分類。 ⑥「健康な障害者」イメージの固定化と暗黙の強制と動員。総動員体制などの問題が存在している―などと分析する視点をあげることができる」と述べた。

 さらに「オリンピックとパラリンピックの同一性と『協力』」、「障害者スポーツを見るまなざし」について取り上げ、「いずれも格差序列を前提としており、権力行為そのものだ。『健常』とは何かとして問われている」と訴えた。

 討論では、「運動会そのもののあり方、必要性があるのか」、「れいわ新選組
の積極性と今後の課題」、「障害者による『健常者社会』の告発、諸要求実現、あらゆる場でアプローチしていく踏みこみの必要性」などの論点などが様々な経験談の紹介も含めて提起され、明日に向けたリアルな論議が行われた。これからの1年間、パラリンピックに対する問題提起を継続して行っていくことを参加者全体で確認した。

(Y) 

報告:8.30アフリカの資源・環境・未来を奪うTICADにNO! TICAD7に反対するアピールとデモ

配信:チカッド 8月30日、横浜でTICADを考える会は、桜木町駅前広場で「アフリカの資源・環境・未来を奪うTICADにNO! TICAD7に反対するアピールとデモ」を行った。

 安倍政権は、グローバル派兵国家建設の一環としてアフリカへの経済侵略と軍事的影響の拡大に向けて横浜の第7回アフリカ開発会議(TICAD/8月28日〜30日)でたち振る舞った。TICADは、国連とともに日本のイニシアチブで積み上げてきた。アフリカ各国(五四カ国)の政権首脳を経済援助と称して買収し、日本資本と共同で権益を広げてきた。

 TICAD7のテーマとして「アフリカの躍進を!ひと、技術、イノベーションで」を掲げたが今回の横浜宣言は、中国によるアフリカへの覇権からの劣勢を意識して対中国シフトに貫かれた内容となっている。その一つが中国の海洋進出に抗して「自由で開かれたインド太平洋」構想を押し出し、日本帝国主義の利益と手前勝手な立場から「海洋安全保障における協力促進と国際法の原則に沿った、ルールに基づく海洋秩序」などと言い出しているにすぎない。

 つまり、中国の軍事力の影響拡大に対して日本は、日米安保のグローバル戦争を前提にした軍事作戦の展開のレベルアップを策動しながら米軍とともにその一端を担っていくことを目的にしており、それを中東・アフリカへと広げていくのが本音だ。軍事的緊張と挑発を射程に入れた帝国主義的野望を許してはならない。

 さらに宣言は、経済的分野についても中国による借金漬けを前提とした過剰融資の手法を批判する。だが、政策目標として「経済構造転換の促進と改善が必要」「質の高いインフラは、持続可能な経済、社会、開発効果の最大化に寄与する」「アフリカ開発における民間の役割を認識」と強調し、欧米帝国主義の経済侵略政策に連動しながら諸分野に渡って収奪と搾取を行っていくことを宣言した。

 安倍首相は、わざわざ「この三年間で日本からアフリカへの民間投資が約二兆一千億円に達した」と自慢し、「この勢いが日々新たに塗り替えられるよう、全力を尽くす、日本企業のアフリカへの投資を助けるため、あらん限りの策を講じる」と居直った。

 横浜宣言は、アフリカに対する人権・環境破壊を加速化させることは明白だ。アフリカ民衆とともに連帯運動を強化し、中国も含めた帝国主義諸国の野望を打ち砕いていこう。

 アピール行動は司会の中森圭子さんのあいさつから始まり、「私たちはTICADに反対する声をあげていこうということで集まりました。TICADは、アフリカの人々のためになるからやると言ってますが、本当にそうでしょうか。アフリカでは戦争が続き、民族同士の争いが絶えません。先進国が資源をどのように使うかという目的のために襲いかかるようにねらっている。アフリカ民衆の生存を脅かすような日本政府の政策に対して反対していくことだ」と訴えた。

 リレートークに入り、TICAD7に反対するアピールが行われた。

 大友深雪さんは、アパルトヘイト時代から南アフリカの教育支援に関わってきた観点から「どんな地域でさえ武器、原発、軍隊、有害物質の所有・持込みを許さず、水・種子の民営化を阻止。住民の立ち退き、土地破壊をまねく大規模開発と農業ビジネス、巨大プロジェクトへの投資をやめさせよう。債務は取り消し、不当蓄財解体、汚職根絶だ。住民による資源の再配分、協働の助け合いが必要だ」と強調した。

 さらに会の小倉利丸さん、茨城国体を問う「戦時下の現在を考える講座」、信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会、木元茂夫さん(すべての基地にNO!をファイト神奈川)、宮崎俊郎さん(「2020オリンピック災害」おことわり連絡会) が発言。

 アピール終了後、桜木町駅前から横浜赤レンガ倉庫に向けてデモに移った。「TICAD7反対!アフリカ民衆の人権破壊を許さない!」とシュプレヒコールを響かせた。

(Y) 
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