虹とモンスーン

アジア連帯講座のBLOG

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配信:青年戦線189表紙1・表紙4青年戦線 第189号(2016.8.1)ができました。

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◆12月10日(土)
高江オスプレイ・パッド、辺野古新基地の建設を許さない!12.10東京集会
12月10日(土)1時半~/日比谷野外音楽堂
主催:基地の県内移設に反対する県民会議、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会


■2017反対同盟旗開き 主催:三里塚芝山連合空港反対同盟(代表世話人・柳川秀夫)

日時:2017年1月15日(日) 時間:正午 場所:横堀農業研修センター
(0479―78―0100) 参加費:1000円

会場への行き方:京成東成田駅地上 11時00分集合 迎えの車待機/09:13発  京成上野特急 →10:21着 成田→10:32発  京成成田 →乗り換え 京成本線(普通) [芝山千代田行き]→10:37着  東成田 

★反対同盟旗開き終了後(午後2時頃→旧東峰共同出荷場に車移動)


■2017.1.15 三里塚―東峰現地行動 主催:三里塚空港に反対する連絡会

飛行制限時間緩和を許さない! 成田空港「第3滑走路」計画を撤回せよ! 裁判所の強制執行―現闘本部破壊を許すな! 反原発―再稼働やめろ! 沖縄・辺野古・高江の新基地建設反対! TPP反対!

日時:2017年1月15日(日)/午後3時結集

場所:旧東峰共同出荷場跡(成田市東峰65-1)、開拓道路に向けてデモ

主催:三里塚空港に反対する連絡会
/連絡先:千葉県山武郡芝山町香山新田90-5/電話:FAX0479-78-8101

■会場への行き方:①2017反対同盟旗開き終了後(午後2時頃)→旧東峰共同出荷場に車移動 
②京成東成田駅地上 14時00分集合 迎えの車待機/12:35発  京成上野特急 →13:41着 成田→13:52発  京成成田 →乗り換え 京成本線(普通) [芝山千代田行き]→13:57着  東成田
 

【IMFO】2017.1.15三里塚空港反対同盟旗開きと1.15東峰現地行動のお知らせ

2017.1.15反対同盟旗開きと1.15東峰現地行動のお知らせです。

■2017反対同盟旗開き 主催:三里塚芝山連合空港反対同盟(代表世話人・柳川秀夫)

日時:2017年1月15日(日) 時間:正午 場所:横堀農業研修センター
(0479―78―0100) 参加費:1000円

会場への行き方:京成東成田駅地上 11時00分集合 迎えの車待機/09:13発  京成上野特急 →10:21着 成田→10:32発  京成成田 →乗り換え 京成本線(普通) [芝山千代田行き]→10:37着  東成田 

★反対同盟旗開き終了後(午後2時頃→旧東峰共同出荷場に車移動)

■2017.1.15 三里塚―東峰現地行動 主催:三里塚空港に反対する連絡会

飛行制限時間緩和を許さない! 成田空港「第3滑走路」計画を撤回せよ! 裁判所の強制執行―現闘本部破壊を許すな! 反原発―再稼働やめろ! 沖縄・辺野古・高江の新基地建設反対! TPP反対!

日時:2017年1月15日(日)/午後3時結集

場所:旧東峰共同出荷場跡(成田市東峰65-1)、開拓道路に向けてデモ

主催:三里塚空港に反対する連絡会
/連絡先:千葉県山武郡芝山町香山新田90-5/電話:FAX0479-78-8101

■会場への行き方:①2017反対同盟旗開き終了後(午後2時頃)→旧東峰共同出荷場に車移動 
②京成東成田駅地上 14時00分集合 迎えの車待機/12:35発  京成上野特急 →13:41着 成田→13:52発  京成成田 →乗り換え 京成本線(普通) [芝山千代田行き]→13:57着  東成田
 

1.15東峰現地行動呼びかけ

 安倍自民党政権は「戦争する国」づくりを目指し、2015年戦争法制を強行成立させ、南スーダンPKO派兵を突破口に、米軍と一体となって世界各地に自衛隊を派兵しようとしている。

 憲法9条は完全に空洞化されようとしている。安倍首相は、憲法を実態に合わせるために改憲を目論んでいる。憲法審査会の再始動を進め、3分の2以上の改憲派を確保した今、民進党をも巻き込んで改憲の世論形成を図っている。

 労働者・人民は今こそ安倍政権打倒!改憲阻止を闘う大衆的な直接行動をつくり出さなければならない。それなくしては着々と戦争に向いつつある現状を変えることはできない。

夜間飛行制限時間の緩和を許すな!

 三里塚では今、成田第3滑走路建設、夜間飛行制限の大幅緩和という計画が進められている。

 政府・国交省・空港会社は2020年東京五輪時の外国客増加を口実に発着回数を増やそうとしている。現在、夜間の飛行は午後11時から午前6時までは飛行が禁止されているが(2013年からやむを得ない遅延の際は例外的に午後11時台は認める)、それを午前1時から5時までのたった4時間に短縮しようというのだ。

 もともと内陸空港という制約上、住民が騒音被害を受けるのを少なくするために設けられた発着時間制限であった。それをLCC(格安航空会社)導入に伴って例外が設けられたのだ。その際には地元市町に「なし崩的に運用時間が拡大しないようにする」と約束されていた。

 騒音下におかれている成田市、芝山町、横芝光町、多古町の住民は、住民説明会で「夜間飛行延長は絶対に認められない」と反対の声を上げている。

 国交省・空港会社は、「アジア諸国との空港間競争や日本経済は大変厳しい状況にあり理解してもらいたい」などと、ひたすら自らの利益のみを追い求め、住民の生活には一顧だにしないという姿勢を改めようとしていない。

 住民の犠牲の上に成り立つ「空港機能の強化」を絶対に許すことはできない。国交省・空港会社は直ちに夜間飛行制限時間の短縮を撤回せよ!

2030年を目標とした成田第3滑走路建設阻止!

 国交省―成田空港会社は、2014年、成田に第3滑走路を作る計画を打ち出した。成田市や千葉県の経済団体が国交省に要望を出したのを受けて、空港機能拡大を目指して2030年を目標に新たな3本目の滑走路を作るというものだ。これと併せて平行(B)滑走路の北側延伸(1000m)も出されている。

 成田空港は羽田空港拡張、国際線の増便に伴い「空の表玄関としての地位が低下する」という危機感が高まり、しゃにむに成田を拡大しようとしている。

 3本目の滑走路用地は平行(B)滑走路南東の芝山町北部にかかる。全体で約200戸が予定地内にあり、移転を迫られ、騒音の影響を受けるのは現在の約6000戸から約2000戸増えるという。住民を札束で追い出し、騒音被害を押しつけて生活を破壊する第3滑走路・北側延伸計画に断固反対する。

横堀現闘本部裁判―最高裁の不当な決定弾劾! 裁判所の強制執行―本部破壊を許すな!

 現闘本部裁判は、千葉地裁が反対同盟の求めた現地調査、証人尋問を一切認めず、たった4回の書面審理で結審し、空港会社の不当な現闘本部撤去策動を追認した。東京高裁においても第1回公判で結審、次回判決という拙速な訴訟指揮を行った。そして最高裁は7・17三里塚闘争50周年・東京集会の直後の7月21日に上告棄却の決定を下すという露骨なやり方だった。

 今後、千葉地裁による本部建物破壊の強制執行が目論まれているが、我々はこうした不当な攻撃には現地に結集して,断固として抗議の声を上げていく。

 三里塚農民、全国の闘う仲間と連帯して直接行動を闘い抜こう。三里塚に結集しよう!
                       
                                                                      
2016.10.18

報告:安倍政権の暴走止めよう!自衛隊は戦地に行くな!11.19国会議員会館前行動

19国会 11月19日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は、衆議院第2議員会館前、参議院議員会館前、国会図書館前で「安倍政権の暴走止めよう!自衛隊は戦地に行くな!11.19国会議員会館前行動」を行い、3800人が参加した。

 安倍政権は、南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派兵するために国家安全保障会議(NSC/一五日)開催後、戦争法に基づく「駆けつけ警護」などの新任務を付与することなどを盛り込んだ実施計画を決定した。戦争ができる自衛隊作りのための「新任務付与に関する考え方」は、駆けつけ警護を「極めて限定的な場面で、応急的かつ一時的な措置として、能力の範囲内で行う」、活動範囲を「ジュバ及びその周辺地域」、「他国の軍人を駆けつけ警護することは想定されない」などとしているが、いずれも任務遂行のための武器使用が可能だ。たとえ限定地域だとしても小規模の武力衝突が発生すれば、それが連鎖的に拡大していくのが必然だ。威嚇射撃から乱射状態へと直結し、民衆をも巻き込んでいく可能性もある。こういった事態をも想定しながら、グローバル派兵国家に向けた帝国主義軍隊としてレベルアップしていく野望のために自衛隊員に犠牲を強要するとともに民衆に対しても危険な状態へと追い込んでいこうとしているのが実態だ。

 だから安倍首相は、南スーダンが政府軍と反政府軍が内戦状態にあるにもかかわらず、PKO参加5原則は維持されていると情報操作を繰り返し、15日時点でも現地の治安情勢が「比較的落ちついている」などとデッチ上げる始末だ。稲田防衛相にいたっては「自衛隊の国際平和協力活動の良き伝統を守りながら、南スーダンの平和と安定のため活動するよう期待している」と自衛隊員と民衆の命をもてあそぶ発言をしている。それだけではない。稲田は、「命令を発出したのは私自身なので、すべてのことについて責任がある」などと平然と言ってしまう無責任さに満ちている。

 20日、青森市の陸自第九師団(350人)第11次隊先発隊は、JAL機をチャーターして青森空港から出兵する。民間航空会社を戦争動員する徴用の強行だ。「殺す殺される」自衛隊派兵を糾弾し、ただちに撤収せよを呼びかけていかなければならない。

 集会は、明日の青森空港から自衛隊の南スーダン出兵に向けた「戦争法の発動を止めよう! 南スーダン派兵反対! 武力行使絶対反対!」の怒りのシュプレヒコールで始まった。

 国会議員からの連帯あいさつが小池晃参議院議員(共産党)、又市征治参議院議院(社民党)、初鹿明博衆議院議員(民進党)から行われ、共に「南スーダンは内戦状態にあり、自衛隊派兵は犠牲の押し付けだ。戦争法の発動を許してはならない」と訴えた。

  内田雅敏さん(戦争をさせない1000人委員会)は、南スーダン派兵に抗議し、「アジア民衆との共闘、戦争をさせない未来との連帯をかけて総がかり行動は闘っていきたい」と呼びかけた。

 米国の退役軍人平和会(VFP=ベテランズ・フォー・ピース)が発言。 ローリー・ファニングさんは、「広島、長崎に原爆を落とし、東京大空襲を起こしたことを心よりお詫びしたい。米国陸軍に属していたときアフガニスタン戦争に参戦していた。民衆の生活はひどい状態だった。今の南スターンと同じだ。敵味方が入り混じり、いったい誰が味方なのか、敵なのか判断するのがむずかしい。つまり、無実な人たちが犠牲に追い込まれるということだ。南スーダンへ戦争介入すれば、さらに広範囲になっていくかもしれない。日本の憲法九条が無視されている。どうか守ってほしい」とアピール。

 マイク・ヘインズさんは、「沖縄に駐留していたが、沖縄の人々にもお詫びしたい。ドナルド・トランプを大統領に選んだこともお詫びしたい。2003年のイラク戦争に従軍した。大量破壊兵器阻止とテロリズムとの闘いで参戦したが、どちらも嘘だった。米軍は、たくさんの民衆の家庭を襲撃し、嘘の通報でも繰り返していた。女性や子どもたちの叫び声が今でも残っている。支配者たちの嘘を見極めないと皆さんも巻き込まれてしまう。南スーダンでは停戦協定は崩壊している。邦人保護のためだと言っているが、先に邦人を避難させればいいのだ」と強調し
た。

 続いてTPP阻止国民会議の山田正彦さん、高江のヘリパッド建設に反対する若者有志の会、沖縄一坪反戦地主会関東ブロック、志葉玲さん(戦争ジャーナリスト)、安保法制に反対する学者の会、さようなら原発実行委員会、貧困と格差問題に取り組むエキタス、日弁連憲法問題対策本部から発言が行われた。

 最後に今後の行動提起が行われ、とりわけ「高江オスプレイ・パッド、辺野古新基地の建設を許さない!12.10東京集会―最高裁は沖縄の民意に応える判決を!」(日時:12月10日(土)1時半~/日比谷野外音楽堂/主催:基地の県内移設に反対する県民会議、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)への参加を強く呼びかけられた。

(Y)



【三里塚】加瀬勉さんの国、空港会社、行政等に対する抗議文

配信:加瀬さん加瀬勉さんから国、空港会社、行政等に対する抗議文が届きましたので配信します。

「抗議文 加瀬勉」について

 11月6日、千葉県多古町の牛尾共同利用施設で「成田空港の機能強化に関する地区説明会」が開催された。

 成田空港会社は、9月27日、空港機能の強化と称して住民の生活破壊に直結する「第3滑走路の配置」、「空港敷地の範囲」、「夜間飛行制限の見直し」(午後11時~午前6時から午前1時~5時の短縮)、「予測騒音コンター」等を成田空港に関する四者協議会(成田空港の周辺9市町と国土交通省、千葉県、成田国際空港会社)に提示した。夏目誠空港会社社長は、騒音被害が大きいと予想される地域を対象に地区単位で説明会を実施すると表明していた。その一環として行われたのが牛尾地区説明会であった。

 牛尾地区の住民である加瀬勉さん(三里塚大地共有委員会代表)は、空港会社が押し進める「成田空港の機能強化」に対して断固として抗議し、以下のような抗議文を明らかにした。皆さんにFAX、データ配信します。各メディア掲載は許可が出ています。(Y)


加瀬勉さんの抗議文

 お前たちは犯罪者

 成田空港の建設は国家犯罪の積み重ねの上に建設されたものである。お前たちは加害者であり犯罪者であり犯人なのである。

 人面獣心

 強権を突如発動しあらゆる者を奪い尽した。我々の闘争抵抗で強権が通らないと知るや、今度は「丁寧に説明する」「結論は急がない」と町村単位、地区単位、集落単位で説明会を開いている。鉄棒を振るっても鬼は鬼、笑っていても鬼に変わりない。「夜間飛行の制限緩和」「50万回増便」「第三滑走路建設」「騒音対策」に「ご理解をいただきました」この口実、既成事実をつくるための説明会ではないか。そこに並んでいる鬼ども、人間の皮をかぶった鬼ども衣の下に鎧が見える。我々は断じて、いかなる空港の機能拡大に断固反対する。

 殺人鬼

 「国策に反対するものは日本人ではない」「日本から出て行け」「空港に反対する奴は何人殺してもよい。お上からの指示である」。俺たちはあらゆる迫害を受け、多くの人が殺されていった。その事実をこの目で見つめ、体験してきた。いかにお前たちに殺されたか、殺されるような弾圧と迫害を受けてすべてを奪われたか。真実を語るから聞け犯罪人ども、空港機能拡大のペーパープランを撤回せよ。再び地域に大混乱を起こし、我々を殺して空港を拡大してゆくのか。人間の命を超える大義などこの世に存在しない。

 人間の良心の破壊

 「空港(株)、うつ向いていないで立って聞け」。お前のところの黒野(元空港株式社長、最高顧問)は、突如、三里塚東峰神社の御神木を無断で切り倒した。集落の鎮守、初詣、結婚の報告、出産の宮参り、七・五・三の宮参り・成人の宮参り、秋の収穫祭り。日常は神聖な場所として清掃してきた。御神木の一枝も折るものもない。集落の守り神として信仰の対象にしてきた。御神木を無断に伐採したことは、憲法で保障されている思想、信条の自由にたいする重大な人権侵害である。黒野は東峰集落住民に謝罪文を提出したが空港機能拡大の講演会を開催して歩いている。「黒野、人間として恥じを知れ」。

 国土航空局

 空港(株)の黒野が東峰神社の御神木を伐採する重大な過ちを犯した。監督官庁の航空局はどのように指導し注意したのか。答えてみろ。なぜ黙っているのだ。答えられまい、真実は、航空局が指示し切らせたのであろう。真犯人は黒野でなく、航空局お前であろう。

 一般社会では刑事事件である。なぜ刑事事件にならないのか。なぜそれが隠蔽されるのか。空港建設が国家犯罪であるからである。

 闘病生活

 私の集落では一戸一名の割合で病人がいる。ある者は通院し、ある者は福祉施設へ、ある者は自宅で療養生活を送っている。この人々にとって絶対必要なものは騒音のない静かな環境である。この人たちを騒音被害で苦しめ、さらに騒音地獄におとしいれ、立ち退きを要求するとはなにごとか。人権蹂躙である。人間の命をちじめる空港機能拡張計画を撤回せよ。

 振興政策

 隣の家と軒先を並べていながら騒音a地区、b地区に分断され、同じく軒を並べていながら、騒音b地区と騒音区域外に分断されている。騒音被害は同じだが、測定線引きによって分断された。集落内に被害とともに差別をなぜ持ち込んだのだ。子どもたちが独立し、結婚し、屋敷内に住宅を建てローンを組んで生活している。46年度以降新築した家には防音工事補助は出ない。防音の工事の補助は、家族構成割りであり、家の建ぺい面積にしたがってだされていない。集落の一戸の家族構成は平均3人である。工事費足りない。被害を受けている我々が不足分を出している。加害者の空港(株)のお前たちの会社が黒字で儲かっていて被害者の我々がなぜ工事費の不足分を出さなくてはならないのか。

 夜間飛行制限緩和

 夜間飛行緩和断固反対。24時間稼働絶対に許さない。騒音の30デシベル(音の高さ)の特殊な防音装置の寝室を作ると説明しているが、密封した金庫みたいな部屋になぜ我々は寝なければならないのか。高温多湿の日本の風土は開放的な家屋でなければならない。牢屋のような中に我々を封じ込めるとはなにごとか。

 立ち退き

 第三滑走路10年後、50万回増便30年後、騒音被害立ち退き区域からになるから村を出ていってくれ。「ふざけるなこの野郎」、お前たちのためになぜ俺たち住民が運命を変えなければならないのか。縄文、弥生有史以前から生活している場所を離れなければならないのか。お前たちの最高幹部は天下って高額な退職金を二度、三度もらって、宮遣いのお前たちも、やがて定年退職してゆくだろう。いや来年にも職場の配置転換で空港問題の係から離れるかもしれない。俺たちは子々孫々、永久に騒音地獄の中で生活してゆかねばならない。

なん人も人の運命に介入干渉する権利は有していない。我々の財産権、居住権、職業選択の自由、健康で文化的な生活を等しくおくる権利等の基本的権利人間の良心の世界になぜ行政権力をもって介入して来るのだ。三里塚の悲劇を再び作り出す夜間飛行制限緩和、50万回増便、第三滑走路建設計画を撤回せよ。

 重い経済負担

 防音工事個人負担は、当初、空港公団の統計では一戸当たり100万円支出されたと言われている。では、空港関連振興策の集落排水(下水・トイレ)の宅地内工事は最高個人負担260万円、最低30万円、平均50万円から60万円負担している。成田用水事業はどうだ、米価核が安く10a当たり10万円ぐらいしかならない。生産費は10a当たり全国平均で13万円である。年金、農外収入で組合費、賦課金を収めている。防音工事、集落排水、成田用水、空港関連振興策の経済負担は俺たちに重くのしかかつている。騒音被害で苦しみ、加えて経済負担で苦しんでいる。

空港(株)は黒字、お前たちも月給をもらってのうのうと生活している。なぜ俺たちが犠牲にならなければならないのか。

 騒音対策

 空港機能拡大とは騒音の被害を拡大し深刻化させることである。どんなに金をかけても木造家屋では騒音被害は防ぐこととができない。芝山相川、多古菅澤、横芝光伊藤の首長は空港交付金が成田市ばかり優遇されていて我々は少ない額であるといっている。交付金が増額され道路、箱物を作っても騒音の被害はなくならない。私の集落に騒音迷惑料が年間70万円来ている。騒音被害が増大し、被害が深刻化すれば、迷惑料もそれに従って増額されるだろう。でも、「金をやるから我慢しろ」では騒音の被害はなくならない。我々の我慢にも限度がある。必ず爆発する。お前たちにそのことを警告しておく。

 世界の流れに逆行

 「空港と地域との共生」とんでもない、「自然と人間の共生」これが我々の理念である。日本有数の北総台地の畑作農業を破壊し、北は茨城水郷稲作地帯、南は九十九里稲作平野の自然を騒音地獄にし、我々の生活に被害を与える。増便によって飛行機の排ガスをまき散らす。環境問題は地球温暖化に象徴されるように人類生存の危機をはらんでいる。京都議定書から最近のパリ―協定の枠組みまで、それでも地球の温度は3度上昇するといわれている。世界航空業界の総会でも2%の二酸化炭素の削減を議決している。空港機能の拡大は、この世界の流れに逆行するものであり、我々の未来に対する挑戦にほかならない。

 菅澤多古町長辞任せよ

 お前は町長をやめろ。何時から航空局と成田(株)の手先、提灯持ちになったのか。航空局に雇ってもらって霞が関の合同庁舎の玄関の掃除。空港(株)の窓ふき、掃除夫になればよい。空港で犠牲になり、騒音で苦しんでいる町民をしり目に、空港機能拡大四者協(成田、芝山、多古、横芝光の首長)の中で積極的に発言している。町民を犠牲にする町長など紙くずより価値がない。友納、川上千葉県知事、藤倉成田市長、寺内、手島芝山町長の誤り過失を、再び犯しているからである。町長をやめて、多古町の道路の端に散乱しているごみでも拾って歩け、町民のためになるし、社会や人類に貢献することができる。

 農民の作ったもの食うな

 お前ら今朝の食事何食ってきた。農民の作ったものを食ってきたであろう。毎日農民の作った米や野菜を食べて生き命を養っているだろう。農民の土地を奪い、農民を追い出し、農民を弾圧し、暴行し監獄に入れ、村を廃墟にした。そんなお前らに農民の汗水流して作った食料を食う資格はないのだ。滑走路と空港ビルディングのコンクリートをかじっていろ。それでは生きていることはできまい。農民の作った食糧によってお前らは生きているのだ。その農民を迫害して殺して空港を作ってきたのだ。現在の2500mの滑走路をさらに延長し新たに3500mの滑走路を新設する。その用地は1000ヘクタールを必要とする。米の政策で農民を苦境に陥れる。日本農業を衰退させる。そして農民から空港建設の土地を奪ってゆく。一寸もお前たちには渡さぬ。身命をかけて絶対に阻止する。

 航空政策の混迷

 「国策に反対するお前らは国賊である」「国策に反対するお前らは日本人ではない」「国賊は日本から出て行け」「空港に反対する奴らは何人殺してもよい。お上(政府)から命令されている」、お前たちはその言葉を実行して空港を建設してきた。「アジアに一つのハブ空港、それが成田」とお前らは言ってきた。韓国仁川、中国北京、上海に、フィリピンのマニラに巨大空港が建設されて、お前たちの思惑は外れた。

 国際線の発着は成田のみから、羽田、中部、関空へ、そして全国の地方空港への国際線の乗り入れ、これもお前たちの言ってきたことと違う結果になった。超音速機、音速の3倍の飛行機コンコルドがフランスで開発された。ソ連でもツボレスTU137型機が開発された。膨大な開発費、衝撃波の発生する騒音被害等で開発は中止されて姿を消した。今や、小型の格安飛行機が主力になる勢いである。お前たちの航空政策は、見通しはみんな外れた。

 だが俺たちは耐えがたき犠牲を背負わされた。お前たちは一人として政治責任はとってはいない。霞が関合同庁舎航空局に群がる学識経験者が、成田空港の機能拡大のプランを作成した。50万回発着は早くても15年後、遅くて30年後、なんの見通しもないペーパープランを出して再び地域を混乱させ悲劇を再発させようとするとはなにごとか。撤回せよ。

 戦後最大の失敗

 「成田空港の建設は戦後最大の失敗」だ。これは私の言葉ではない。私は、日本財界の要請によってその代表と会談した。経団連会長の桜田武、柳井日本商工会議所会頭、日本財界の実力者中山泰平、日本鋼管の社長、それに、元警視総監の秦野章である。

 桜田が「成田の内陸に空港を建設したことは、戦後自民党政策の中で最大の失敗であった。財界は海上空港を主張していたが、佐藤総理が我々の意見を聞かなかった。だからこんなことになってしまった。成田は4000m滑走路一本、貨物空港で事態を収拾したい」。

 私は成田空港の建設を放棄してほしいと要求した。

 秦野は「関東管区、中部管区の警官隊を総動員したが警視庁成田で破れたり。ジャングルの中にビルを建てて周りから攻撃されているようなものである。とても守れ切れない。日本の警察は15000人毎日動員して10日しか持たない。警察行政が麻痺してしまう。成田の事態を収拾したい」。

 私は闘争を継続すると秦野に言った。

 空港機能を拡大すれば住民の犠牲は深刻になる。内陸空港成田が背負った悲劇の運命である。航空局官僚とその手先の首長の亡者どもが悲劇の空港に取りすがっている。

 悪魔

 そこに座っている航空局の悪魔、空港(株)の悪魔、千葉県空港対策課の悪魔ども、悪魔はその魔力を失う時がある。それは鏡に映ったあまりにも醜い自分の姿を見たときである。鏡とは人民の、民衆の姿である。三里塚シンポで政府に行き過ぎがあったと謝罪した。村山総理も親書で謝罪した。黒野も東峰住民に謝罪文を提出した。千葉県当局も大木よねさんに強制代執行をかけたことに謝罪した。

 謝罪とは罪を償い、2度と過ちを繰り返さないことを誓い努力決意することである。反省するどころか新たな機能拡大のプランを出してくるのだ。三里塚シンポで強制代執行はやらないと合意しておきながら、空港(株)の社長夏目は、天神峰の市東さんの土地を強権発動して明け渡してもらおうと言明している。謝罪、反省とは人間の良心にもとずいて行うものである。
 謝罪、反省を方便としか考えていないそこに座っている悪魔ども、お前たちに
将来、未来を語る資格はない。

 人間の尊厳

 強制代執行時に俺は大木よねさんと生活を共にしていた。朝夕毎日、機動隊とガードマンが巡回にやってくる。そして、よねさんに「婆、出て行け」「糞婆、まだ生きていたのか」「婆あ、早く死ね」等あらゆる暴言、差別言葉を浴びせて行く。

 ある日、我慢が切れたよねさんが着物の裾をまくり性器をあらわにして、「そんなにこの婆が憎いなら、この股の穴に警棒を突っ込んで殺せ、この穴からお前たちも生まれたのだ」と機動隊に抗議した。さすがの機動隊も黙って帰っていった。

 お前たちにも母親がいるだろう。妻もいるだろう。可愛い娘もいるだろう。それが大木よねさんのような迫害を受けたらなんとする。「航空局答えてみろ」「空港(株)答えてみろ」「千葉県答えてみろ」「答えろと言っているんだ。なぜ黙っているのだ」。

 お前らが人間の尊厳を冒涜している事実をこの目で見、体験し、知った。この事実から目をそらし、知らんふりして素通りすることは、人間として許されることではない。知っているのに知らんふりをすることは鬼どものお前らよりさらに畜生道の地獄に落ちることになる。人間として生きたいから五五年の歳月を駆けて、お前たち国家と対決しているのだ。

 人類の敵

 空港(株)の共生委員会、空港と地域の共生、我々は違う、自然と人間の共生共存だ。空港ビル、滑走路、騒音地獄との共栄共存ありえない。

 空港の機能が拡大されれば土地は奪われ、自然は破壊され、騒音地獄は深刻化する。空港と地域の和解、共存など永久にありえない。我々は自然と人間の共栄、共存なのだ。人間のコンクリートと騒音地獄との共栄共存などありえない。地球温暖化に見られるように環境問題は人類の生存の危機として直面してきている。京都議定書に始まってパリ協定の枠組みを各国が完全に実施しても地球の温度は3℃上昇するといわれている。特にサンゴ礁の島国は水没の危険にさらされている。環境破壊による地球難民が発生している。空港機能を拡大してジェット機の油を北は茨城水郷穀物地帯、南は千葉県九十九里平野全体にまき散らす、そして騒音地獄の深刻な拡大。人類の生存をかけて環境保全に努力しているのに、お前たちは環境破壊をさらに深刻化させてゆく。お前たちは人間の敵なのである。歴史の流れに反逆する人類の敵である。天罰、歴史の裁きを必ず受けるであろう。首を洗って待っていろ。

 殺人鬼ども

 昨年、三ノ宮静枝さんが亡くなった。静枝さんは「空港が憎い」といって自ら命を絶った三ノ宮文雄君の母親である。首にロープをかけ、裏山の産土神社の境内の椎の木に縊死していた。俺は、仲間とともに文雄君を樹からおろし首のロープを取って、文雄君の家に連れ帰った。息子の死を見た一瞬「ギャー」と悲鳴を上げて静枝さんは昏倒し意識を失った。お前たちは文雄君の命を奪った人殺しなのだ。

 駒井野強制代執行の時は、婦人行動隊が砦の杭に鎖で身体を縛り付けて抗議した。杭と婦人行動隊をワイヤーロープで縛り付け、ブルドーザーで引き抜き、立ち木に登っているのに切り倒し、チェンソーを始動させ襲い掛かり、鳶口を振るって暴行を加えてきた。逮捕者800名、重傷者42名。北原事務局長の高校生ノ娘さんは、ガソリンを頭からかぶって抗議の自殺をしようとした。三里塚の宮本由美子さんは、「朝死んで帰ります」と両親に頭を下げ、1日の闘争が終って自宅に帰ってきて、「死なずに帰ってきて申し訳ありませんでした」と両親に頭を下げた。由美子さんは、小学校六年生であった。東山君は機動隊のガス銃で射殺され、刑務所から出てきた原君は拘禁症で自ら命を絶った。新山君は全身火傷で死んでいった。殺人鬼ども、人殺しども、人間の命と空港のどっちが大切か答えてみろ。黙ってうつ向いていないで答えてみろ。答えられまい。

 岩山の秋葉君は電車に飛び込んで自殺を図った。上野駅地下道で生活していた。移転したが悩んで自殺した女性、補償金の配分で親族で争いができ、新築した家に放火して自殺を図ろうとした農民、補償金を博打で使い果たし、家屋敷を失いホームレスになった農民、空港問題で離婚等、お前ら移転補償金をはらったから責任がないと逃げているが、悲劇の原因を作ったのはお前たちである。人間の価値の創造発展は、汗を流して働く労働の中から作り出される。それを暴力と紙幣で金を奪い尽してゆく。悪魔の所業を断じて許すわけにはゆかない。

 歴史に学ぶ

 中国の故事に「その国を滅ぼさんとするならば、その国の史を消滅させることである」、有名な格言がある。成田空港建設50年の歴史、それは弾圧、迫害、殺人の歴史である。この悲劇のすべての責任は政府と空港(株)、お前たちにあるのだ。この真実をなぜ語らない。お前たちの犯した犯罪としての過失は取り返しのつかないものだ。国家と資本の真の招待とは、強権による支配、力こそ正義であるというのが立場。

 だが、今度は2000年前の荘子の言葉、「人民を統治支するには小魚を煮るように、あまり弄ると魚が崩れる、時間をかけて静かに煮ることである」「親切丁寧に説明する」「結論は急がない」。強権によって農民を殺し、今度は真綿で首を絞めて農民殺す。夜間飛行制限緩和、50万回増便、第3滑走路の建設計画は新たなる農民殺しの計画ではないか。空港建設50年の歴史の真実をお前たちは真剣に命がけで学ぶべきである。

 空港の軍事利用

 航空局、「空港には民間と軍事の区別はありません。空港は真っ先に軍事的に使われます」と、日米安保地位協定についてなぜ正直に説明しない。安保法案が国会で成立した。列車、各医療機関、空港など特定公共機関は軍事的に利用でき動員できることになった。この重大なことを何故に説明しないで隠蔽しているのだ。東に旭海軍航空基地、南に栗山陸軍飛行場、北に八街陸軍飛行場があって、連日、米軍艦載機の猛爆、機銃掃射を見て私は育った。自らの命は自らが守る。軍事的に使われる空港建設は絶対に許すわけにはゆかない。

 侵略の軍隊

 1941年12月8日、日本軍は真珠湾奇襲攻撃、太平洋戦争に突入。

 1966年7月4日、佐藤(総理)は閣議において三里塚に空港を建設することを突如決定。千葉県の川上副知事は、「今日は大木よねさに対する代執行を中止する」と言って大木よねさん宅を急襲し、代執行を強行、大木よねさんに重傷を負わせすべてを破壊し強奪した。

 空港(株)の社長の黒野は、突如、東峰神社、産土神の御神木を切り倒した。

 お前たちの三里塚でやってきたことは、戦前の軍部、ファシストと全く同じことをやってきたのである。お前たちはファシストであり、軍部独裁者であり、民主主義を蹂躙し破壊し三里塚の農民を迫害し、すべてを強奪した侵略軍なのだ。

 三里塚シンポで政府は謝罪、村山総理も謝罪、黒野も謝罪した。千葉県も大木よねさんに謝罪した。いくら謝罪しても、お前たちに殺された人間の命は戻って来ない。コンクリートの下になった田畑や自然、そしてすべてを強奪されて運命を変えることを余儀なくされた多くの人々の生活とその歴史は戻っては来ない。

ファシストども自らの命をもって償い謝罪せよ。謝罪しつつ夜間飛行の制限緩和、50万回増便、第三滑走路の建設、1000ヘクタールの空港用地の拡大計画を提案してくるとは何事か。外道ども人間としての恥を知れ。計画を撤回せよ。
 
 環境破壊

 空港が建設された分水嶺である。北は根古名川、大須加川が北総台地の湧水を集めて利根川に流れ込む。南は新川、栗山川、高谷川、作田川が九十九里浜に注ぐ。高谷川と栗山川の合流地点に広がる水田地帯が俺の村である。この両河川の合流地点の川岸に屋号問屋さん(勝又貫行)の家がある。九十九里で鰯業が最盛期の時に千鰯が三十石船で積み荷されて栗山川を遡って問屋さんの川岸の倉庫に到着する。

 この俵詰めにされた千鰯は私の村は、勿論近在の田畑の肥料として配られる。千鰯の俵の荷卸しをした三十石船は、この地域で生産された米を積んで栗山川を下り九十九里浜に出る。そこから、利根川銚子河口を遡り,関宿の運河から江戸川に入る。多古米は江戸前寿司の原料となる。東京駅北口に多古米の販売の大きな看板が現在立っている。多古米は美味で特産米として他の地域の産米より高値で販売されている。私の村は多古特産米の中心的な生産地である。

 三里塚木の根谷津の一番上の水田が小川源さんの所有する水田である。この水田と畑の窪地に源さんの炭素窯があった。現在は管制塔の下になってしまった。源さんの水田は湧水の天水田であった。湧水を手で救って飲み、蛙がいて、タニシがいて、蛍がいて、オタマジャクシがいて、トンボがいた。この水田の湧水は横堀に出て辺田に出て高谷河上流の小さな流れに入る。その上流は一鍬田丹波山集落、反対同盟木村喜重さんの集落がある。一鍬田は高谷川の最上流でここが源水である。朝倉秋葉哲さんの所有する水田も源水のところである。浅香、稲葉、飯櫨を経て高谷川に合流する。高谷川は流れを大きくして下り、私の隣村、谷台地先で堰き止められて、牛尾、船越、木戸台、牛熊、殿辺田、寺方、於機の地域と集落の水田耕作に利用されてきた。この地域の稲作は高谷川の水流、水の恩恵によって生産されてきた。

 この地域の稲作は北総台地の湧水、谷津田、高谷川によって育てられてきたのである。高谷川は、この地域の人々にとって、インダス・ガンジスであり、ナイル、黄河なのである。高谷川はわれわれの文明の発祥地であり、われわれは高谷川の恩恵を受けてきた。その分水嶺、水源が空港建設で破壊され、コンクリートで埋められてしまったのである。現在は空港関連事業成田用水事業で利根川新川機場から送水されている。高谷川自然水、天水と利根川の水を反復して利用しているが高谷川の水資源の重要性は昔も今もかわりない。10aは300坪であるが、高さ2mの水量を必要とし、米は生産されている。さらに高谷川上流埋め立て1000町歩の空港用地を拡大するというのである。

 私の隣村志摩集落台地に縄文、弥生、平安時代の複合遺跡が関東最大の規模で存在している。

 多古高校横の居合五

 ちいき十嵐さんの宅地よりマンモスの等身大の牙が出土している。日本が大陸とつながっていたことを証明している。多古町は丸木船の全国一の出土数である。空港建設はこれらの地域の文化、資源を破壊尽しして建設されているのである。それは日本民族の精神、文化、良心の破壊、人間性の破壊にほかならないのである。

 日本の産業革命は、明治30年代。たかが100年ちょっとである。富岡絹糸工場が世界遺産となって騒いでいるが、「女工哀史」「ああ野麦峠」を読んでみるがいい。人間の生き血を吸って資本が太ってきたことがわかる。空港建設もまた人間の血と命を奪って肥大しているのである。私資本の傲慢さを絶対に許さない。

 ハイエナどもは交付金に群がり、増額するなら「空港機能拡大」を容認すると説明会開催を許した小泉成田市長、相川芝山町長、菅沢多古町町長、伊藤横芝光町長のことである。夜間飛行の制限緩和、1000町歩の空港用地の拡大、第三滑走路の建設、50万回の増便、騒音地獄で立ち退き住民は2000戸、騒音被害は北は茨城県水郷穀物地帯一帯、南は九十九里平野全体に広がる。この広大な地域の自由民を空港建設の犠牲に、生贄にするというのである。空港建設のために住民を生贄にする首長の祭司ども、住民を犠牲にして空港建設の露払い、提灯持ちをしたければ市長、町長を辞職して、霞が関合同庁舎航空局の玄関掃除に雇ってもらい、空港(株)ビルディングの窓ふきになればよいではないか。住民を犠牲にするお前らは市長でも町長でも何でもない。紙屑みたいなものである。

 佐藤(総理)の突如の三里塚位置決定、友納千葉県知事、藤倉成田市長、寺打ち芝山町長の犯した過ちをお前らは再び繰り返しているのである。口を開けば市民、町民のためのガラス張りの政治を選挙公約で唱ええ、霞が関に巣喰う安倍(総理)をはじめとする権力者共は住民自治、地方の時代、地方創生と言いつつ地方地域衰退を作り出してきた。高度経済成長政策は農村から土地、水、そして労働力を奪い尽してきた。過疎、集落放棄、耕作放棄、その後の政治経済のグローバル化は、格差、差別、貧困の固定化の社会を作り出した。空港周辺地域の村々、集落を見るがよい。多くの集落は廃墟になり、騒音地獄が発生した。

空港機能の拡大はさらなる環境破壊、生活破壊、貧困と格差社会の固定化を促進するに他ならない。 
  

報告:アジア連帯講座/講座報告「「ロシア革命― 革命的民主主義とプロレタリア権力」 講師:酒井与七さん(JRCL)

酒井講座 11月5日、アジア連帯講座は、文京区立アカデミー湯島で「ロシア革命― 革命的民主主義とプロレタリア権力」というテーマの講座を酒井与七さん(JRCL)を講師に招いて行った。

 来年はロシア革命100周年。資本主義の死の苦悶が続く現代において、その意義と継承すべき成果を探求していく契機の第一歩として講座を設定した。

 酒井さんは、その切り口としてトロツキーの永久革命論の成立プロセス、強調していたアプローチなどを①「マルクスとエンゲルスのヨーロッパ永久革命」②「トロツキーのプロレタリア永久革」③「1905年の第一次ロシア革命とトロツキーのロシア永久革命論の成立」④「1905年革命における革命的民主主義ブロック」⑤「トロツキー『総括と展望』と帝国主義時代におけるプロレタリア永久革命論」と整理し、各論分析、掘り下げた(講演要旨別掲)。

 講座の後半は、DVD「トロツキー伝」が上映された。
 「TROTSKY━革命の盛衰━(KULTUR社、米国)」は、以下のような内容で構成されている。

「①紹介/トロツキーの孫 エステバン・ボルコフがトロツキーの生活・襲撃時などを語る、メキシコの邸宅、撲殺後のベッドのトロツキー

 ②10月革命/武装蜂起、軍事革命委員会のトロツキー、レーニンとトロツキー

 ③トロツキーの生い立ち /1879.10.26 ヘルソン県イワノフカ村で生まれる

 ④トロツキー・ペトログラードソヴィエト議長/就任アジ演説など

 ⑤ウィーンにてスターリンとはじめての会議

 ⑥ロシア内戦

 ⑦第三インターナショナル

 ⑧クロンシュタット叛乱/鎮圧後のクロンシュタット

 ⑨勝利への試練 レーニン

 ⑩ソ連からの追放/アルマ・アタ到着1928.1.25

 ⑪わが生涯/トロツキーの演説 ほんもの声

 ⑫ヒトラーとスターリン

 ⑬メキシコシティー/リベラ、フリーダカーロなど登場、トロツキーのラジオ演
説の声とシーン

 ⑭暗殺/葬式

 ⑮メキシコ・トロツキー記念館」。
 

酒井与七さんの講演(要旨)

トロツキーの永久革命論 ― 革命的民主主義とプロレタリア権力


 1、マルクスとエンゲルスのヨーロッパ永久革命

 19世紀ヨーロッパ世界において民主主義革命を完遂することによって階級的な労働者革命にむけて急進することができるというマルクスとエンゲルスの近代的共産主義の立場は、さらに1848年 革命敗北の教訓として、労働者階級の運動が全政治革命において勝利的に前進することなしには全 ヨーロッパの民主主義革命も完遂されえないという結論にまで発展させられた。(『第二インターの革命論争』解説(1975年、 紀伊國屋書店、1~3頁) )

 トロツキーはこのような立場と方法を20世紀のヨーロッパとロシアにおいてつきすすめ、ロシア永久革命論という独自の綱領的立場に到達したのである。

 2、トロツキーのプロレタリア永久革命論とその3つの位相

 永久革命論に関するトロツキーの1929年の著作(トロツキー文庫『永続革命論』現代思潮社版) では、永久革命とされるものが3つの位相でとらえられている。

 すなわち、①帝国主義時代における民主主義革命を基盤にするプロレタリアートによる権力の獲得(いわゆる民主主義革命からプロレタリア革命への飛躍)、

②プロレタリア権力樹立後における社会主義にいたる長期の過渡的変革過程 (資本主義に対する長期にわたる過渡的社会革命過程 ― 社会主義にいたるまでの不断
の政治的・社 会的変革の過程としての反資本主義的過渡期)、

③一国または数ヵ国におけるプロレタリア革命の勝利から世界プロレタリア革命の完遂にいたるまでの国際的波及および相互影響の過程としてである。

 そして、社会主義にいたるまでの不断の政治的・社会的変革の過程としての反資本主義的過渡 期の展開は 世界プロレタリア革命の完遂にいたるまでの国際的過程に依存し、社会主義の達成は ただ国際的に世界規模においてのみ展望されうるとされる。

 トロツキーは、以上のような位相を包括するものとして永久革命または永続革命という概念を説明 している。

 3、1905年の第一次ロシア革命とトロツキーのロシア永久革命論の成立

 ロシア革命の性格とその展望をプロレタリア永久革命として構想するトロツキーの考え ― 永久革命の概念 ― は1905年の第一次ロシア革命をつうじて形成されるのであるが、1904年夏に出版されたトロツキーの『われわれの政治的任務』ではロシア革命について“2段階革命”論の立場が 依然として保持されていた。

 トロツキーの『1月9日以前』では、以上のように、プロレタリアートが階級的に主導する全人民 的政治ゼネストならびに武装蜂起によるツァーリ専制体制打倒と全人民的憲法制定会議の実現が展望 されていたが、しかし“臨時革命政府”の問題 ― 専制体制打倒後の革命権力とその階級的性格 の問題 ― はまだ提起され
ていなかった。

 ツァーリ専制権力に取って代わるべき革命的権力の問題が提起されるのは、専制体制の解体打倒を めざす政治的ゼネラル・ストライキと武装蜂起の実現とその勝利的成果としての臨時革命政府樹立の 問題が現実的課題として意識されることになる1905年初めであった。1905年の第一次ロシア革命は同年1月9[22]日の「血
の日曜日」をもって始まる。

 ここでは大衆的武装蜂起によるツァーリ専制政府の転覆と“われわれの政府”の樹立が呼びかけら れていて、こうして、現実の闘争展開をつうじてツァーリ専制権力打倒後の臨時革命政府の問題 ― 旧専制権力に取って代わるべき革命権力の問題が提起されたのである。

 まさにこのとき、メンシェビキは“専制権力打倒・革命政府樹立”に反対する立場をとったが、 そのメンシェビキについてトロツキーの「ロシア革命の3つの概念」で批判している。

 2つの党派の間で基本的不一致が始まったのはまさにこの点である。ボリシェビキは、ロシアのブ ルジョアジーが自分自身の革命を最後まで導くことができると認めることを断固として拒否した。”

 また1905年3~4月頃に書かれたレーニンの未発表手稿の「1879年型の革命家、1848 年型の革命か」には、ロシア革命とメンシェビキについて批判する記述がある。

 メンシェビキと異なり、革命をつうじて樹立されるべき臨時革命政府の問題について最初に鮮明な 立場を提示したのがパルヴスだった。パルヴスはトロツキー『1月9日以前』の序文を書いていて、その日付は“血の日曜日″の9日後になっている。

 1905年1月9日の労働者請願デモを主導したゲオルギー・ガポンは「血の日曜日」のうえで専 制政府打倒と武装蜂起の共同行動の呼びかけていて、レーニンはこれに積極的に呼応する「蜂起のための戦闘協定について」という文章を2月21日に発表している。

 レーニンは専制体制打倒の蜂起と民主主義的変革を実施すべき革命的臨時政府樹立が実 践的課題として現実的射程に入ってきていることを確認している。そして、民主主義的革命の全般的 課題を引き受けるべき臨時革命政府の政治的・階級的性格について、レーニンは“プロレタリアート と農民の革命的民主主義独裁”
として定式化したのである。レーニンは同年7月に『民主主義革命における社会民主党の二つの戦術』を発表し、労働者と農民 の革命的民主主義独裁の立場からロシア革命の戦略問題を詳細に論じ、メンシェビキを全面的に批判している。

 トロツキーがロシア革命における権力問題について自己の立場を確定し、パルヴスによる“労働者 民主主義の政府”の考えを跳躍台としてプロレタリア永久革命の展望を定式化したのは1905年夏 だった。

 4、1905年革命における革命的民主主義ブロック ― レーニン、ルクセンブルク、パルヴス、トロ ツキー

 1905年革命においてレーニン、ローザ・ルクセンブルク、パルヴス、トロツキーがカウツ キーをもふくめて基本的に“革命的民主主義”ブロックを形成し、全体としてメンシェヴィキに対立 していた。その基本的対立点は1905年のロシア革命におけるブルジョア自由主義派の政治的性格 の評価 ― ブルジョア自由主義派にたいして革命の政治的主導権を認めるか否かということについて であった。

 レーニン、ローザ・ルクセンブルク、パルヴス、トロツキー ― そしてカウツキー ― のあいだに 次の3点にわたる基本的一致点をみいだすことができる。

 すなわち、革命の当面する直接的性格としての民主主義革命、この革命における諸階級の基本的相 互関係、ロシア革命の国際的展望とプロレタリアートの社会主義的な階級的独立性などの諸点におい て、レーニン、パルヴス、ルクセンブルク、トロツキーはメンシェヴィキ派と対立するという点で共 通し、1905年のロシア革命において客観的に革命的民主主義ブロックを構成していた。

 だが彼ら の間には、一つの革命政党の内部において存在しうる様々な戦術的相違やロシア革命の究極的な綱領 的展望についての相違があった。

 ロシア革命の勝利にむけた綱領的展望にかんしては、ロシア民主主義革命の勝利は農民に支持されたプロレタリアートの独裁以外にはありえないし、そのプロレタリア独裁権力は都市の大工業にたいして反資本主義的な集産主義的手段をとるだろうと主張するトロツキーが他の3人から“孤立”して いた。

 他方、レーニンは、ロシア民主主義革命の勝利によって実現されるべき革命権力の階級的ならびに 政治的性格についてきわめて慎重で“抑制”的だった。専制体制打倒後の“権力は …… プロレタリ アートの手中に移るだろう”としたローザ・ルクセンブルクの考えは政治的にレーニンに非常の近 かったが、民主主義革命勝利の見通しについて最も慎重かつ“抑制”的だったといえるだろう。そし て、革命勝利後に“労働者民主主義の政府”を展望するパルヴスはレーニンとトロツキーの中間に位置し、カウツキーはロシア革命の展望についてパルヴスとトロツキーの中間に位置していたといえそうである。

 レーニンのロシア革命構想は、
①ツァーリ専制体制転覆後の革命権力を“プロレタ リアートと農民の革命的民主主義的独裁”であるとし、この革命権力はさしあたってブルジョア民主 主義革命の枠内にとどまらざるえないこと、しかしながら、

②労働者・農民の革命的民主主義独 裁として勝利的に実現されるロシア革命はヨーロッパ・プロレタリアートの革命的活性化の時期を切り開くだろうということ、そして

③ロシア・プロレタリアートの社会主義のための階級的闘争 ― プロレタリア革命 ― は西ヨーロッパ諸国プロレタリアートを主力とする国際社会主義革命の一環として展望することができるということによって構成されていたといえるだろう。

 このようなロシア革命構想からすると、レーニンはロシア革命の“革命的民主主義独裁”=ブルジョア民主主義革命段階を必ずしも固定的・教条主義的にとらえることなく、永久革命的モメントの 可能性を含めて考えていたように思われるし、以上のような構想は、その内容からして、独自のレー ニン版“永久革命”構想といえるかもしれない。

 5、トロツキー『総括と展望』と帝国主義時代におけるプロレタリア永久革命論

 トロツキーのロシア永久革命構想の基本的枠組みは、1905年『総括と展望』でまとめ、“永久革命論の3つの位相”という特徴を明らかに認めることができる。

 『総括と展望』の主張を“1905年ロシア永久革命論”といえるが、この時期の永久革命論の国 際的枠組みは、同書の第九章「ヨーロッパと革命」の結語から明らかなように資本主義ヨーロッパ だった。 また、一九〇五年ロシア永久革命論はその革命的労働者党建設において自然発生主義であった。こ のことについて、トロツキーの『永久革命論』(1929年) において革命的労働者党建設において“一種の社会革命的運命論”に陥っていたことを述べている。

 だが、 トロツキーの『永久革命論』(1929年)は『結果と展望』(1906年)のたんなる拡大延長 ではない。この2つのもののあいだには、一つの飛躍と一つの転換がある。『永久革命論』は資本主 義の帝国主義時代の意識的把握のうえに展開された反帝プロレタリア国際社会主義革命の理論と綱領 であり、そこには『結果と展望』からの重大な歴史的飛躍がある。また、1929年の『永久革命論』 はプロレタリア革命党組織論におけるトロツキーのレーニン的転換を明白に前提としているのである。

 「帝国主義と国際革命 ― 一国社会主義反対」については、 『レーニン死後の第三インターナショナル』一章、 『ヨーロッパとアメリカ』 で述べている。

 「帝国主義と植民地革命」については、「東洋における展望と任務 ― 東洋勤労者大学三周年記念講演」、 『レーニン死後の第三インターナショナル』3章、『永久革命論』で述べている。

 「プロレタリア独裁下における反資本主義的過渡期」については、ソ連共産党10大会トロツキー報告「産業 について」、「合同左翼反対派綱領」のソ連邦経済政策の部分『裏切られた革命』で述べている。

 最後に

 “3つの位相”とは別に、永久革命論に潜在的に含意されるものとして“国家をめぐる権力のため の闘争方法”という位相があると私は考えていて、“革命的民主主義と革命的民主主義とプロレタリ ア権力”というテーマは“国家をめぐる権力のための闘争方法”の問題になる。今後、このテーマを追求してみたい。

トランプの勝利は中東にとって何を意味するか

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ジルベール・アシュカル

2016年11月11日


 米国の新大統領ドナルド・トランプの対外政策一般、そしてとりわけ中東政策は、彼の国の海外に向けてその帝国的政策を一九世紀末に開始して以来、この職についた者の中で最も予測不可能な人物としてきわだった存在である。

 トランプは自ら矛盾に満ちており、幾つかの問題に関して選挙期間中も立場や調子を変えていった。しかしここ数年の間、彼が執拗に繰り返してきた幾つかの重要なテーマから考えれば、彼が大統領の任期中、中東に関してこだわっているだろう問題点を推測できる。

 彼の大統領への選出によって、最初に悪影響をこうむるのはシリア民衆となるだろう。米国へのドアはシリア難民に対して、キリスト教徒を例外として閉ざされてしまう。トランプのシリア難民に対するアジテーションは、つねにイスラム嫌悪(イスラモフォビア)を中心としているからだ。

 シリアからの難民流出を完全に止めるために、トランプは国境に「安全地帯」を作ることを主張している。居場所を奪われたシリア人たちは。そこで難民として海外への出国を許されるのではなく、一つにまとめられる。彼はアラブ湾岸諸国がそのための費用を払えと叫んでいる。メキシコとアメリカの国境に彼が作れと言っている「壁」の費用をメキシコに払わせる、というのと同じだ。

 トランプは第二に、ロシアの利害に協力することを基礎にロシア大統領ウラジミール・プーチンとの新たな友好・協力政策を出発させるだろう。これは中東において、シリアでのロシアの役割を積極的なものとして受け入れ、バシャル・アル・アサド政権を「より少ない悪」として受け入れることを含む。

 それは論理的には、この地域における米国の同盟者に対して、シリアの武装反対派への支持をやめるよう求めることを含む。ワシントンはその時、モスクワとともに「和解」政権の「反対派」メンバーを含むシリアの「連合政府」の共同スポンサーとなる。それは「テロとの戦争」の名の下に米国がアサド政権と協力する道を開くことになる。

 プーチンとともに権力の座にある「強い政治家」を支持する政策を採ることによって、トランプは、エジプトのアブデル・ファタハ・エル・シシ大統領とトルコのレイップ・タイイップ・エルドワン大統領の双方とワシントンとの関係を改善しようと望むだろう。

 彼は二人の男との間のフェンスを修繕し、二人をなだめすかして「テロリズム」に対する共同の努力を支持させることになる。それは二人の大統領がかれらの国で行っている「テロリズム」の定義を受け入れることになる。

 トランプがオバマ政権によるイランとの間の核交渉を廃棄しイランを敵に回す用意を示した以上、彼はサウジアラビアを引き入れてワシントンが支援するアンカラ(トルコ)、カイロ(エジプト)、リヤド(サウジアラビア)のスンニ派トライアングルに加わらせるよう試みるかもしれない。

 中東に向けたトランプのビジョンの原則的自己矛盾がここに存在する(彼の中国への敵対的スタンスは彼のグローバルビジョンの原則的自己矛盾なのだが)。それに打ち勝つにはモスクワ(ロシア政府)とアサド体制をテヘラン(イラン)との決裂に誘い込むことが必要である。

 最後に、トランプの下でワシントンとの関係が大きく改善されるだろうもう一人の地域的「ストロングマン」がいる。イスラエル首相のベンジャミン・ネタニヤフである。こうしてトランプが大統領に選出されたことによるもう一つの直接的犠牲者は、パレスチナ民衆である。ネタニヤフは、二〇〇一年九月一一日の攻撃の後のアリエル・シャロン以来のどのイスラエル首相よりも、パレスチナ民衆への対処においてより多くのフリーハンドを与えられることになるだろうからである。

(「インターナショナルビューポイント」ウェブ版二〇一六年一一月号)

【トランプ当選に際しての米社会主義組織の声明】右翼を打ち破るために左翼の建設を!

Cw8rJTJWgAAONLP(トランプ当選の報とともに「トランプ打倒」の大きなうねりが全米で巻き起こった。写真はマイアミにおける高速道路占拠)

 以下は米大統領選挙結果についての社会主義組織「ソリダリティー(連帯)」執行委員会の声明。「ソリダリティー」は米国における第四インターナショナルの支持組織。

右翼を打ち破るために左翼の建設を!



ソリダリティー執行委員会


2016年11月10日



 以下は米大統領選挙結果についての社会主義組織「ソリダリティー(連帯)」執行委員会の声明。「ソリダリティー」は米国における第四インターナショナルの支持組織。



 われわれは全世界の幾億の人びとと同様に、今朝目覚めて、ドナルド・トランプが米国大統領になったことにうろたえ、恐れおののいた。民主党やヒラリー・クリントンについてそれぞれがどのように考えていようと、投票した人の多数がトランプに投票したなどとは誰も信じたくなかった。トランプの勝利は、勢いを増しているポピュリスト右翼のグローバルなあり方であり、同じように予期されなかったイギリスの「ブレグジット(EU離脱)」投票の軌跡に従うものだった。トランプはマリーヌ・ルペン(フランス国民戦線の代表)のような欧州における右翼民族主義指導者たちの祝意を浴びている。

 今回の選挙で生み出されたものは、部分的には明らかに白人優位主義の表現である。しかしそれだけではない。選挙でクリントンがほぼ間違いなく代償を支払わされることになった戦場である、斜陽化した鉄鋼業が広がる州(ラストベルト=赤さびたベルト地帯)では、二〇〇八年と二〇一二年の選挙でオバマは二〇一六年のクリントンよりも白人有権者の中で明らかに好成績を残した。それは、今回の投票結果が単純に白人有権者のレイシズムのためだという意見よりも、もっと複雑な事態を示すものだ。

支配階級の新自由主義の政治が、数十年にもわたって全国と全世界で勤労人民の生活とコミュニティーを荒廃させてきたことが事実なのであり、ヒラリー・クリントンは多くの人びとによって、支配階級のエスタブリッシュメントの権化として、正しくも見なされている。多くの白人にとって、そうしたことが生み出した恨みは、レイシスト的で外国人嫌いの怒りという形を取っているが、その根っこはもっと広いものであり、レイシストの逆襲に打ち勝つためには、左翼はこうした事態を引き起こした根源を正しく指し示さなければならない。



悲しむべきことに、共和党の既得権層はドナルド・トランプの右翼ポピュリズムに対して自らの党をコントロールすることができず、民主党は新自由主義のセンターに危険を侵して倍賭けした。民主党全国大会は、あらゆる手段でバーニー・サンダース―-ポピュリストである彼はあらゆる世論調査でクリントンよりもよくトランプと対抗できるとされており、トランプが助長していたのと同様の経済的不安をかきたてていた――が候補として指名されないよう全力をつくした。

 ほとんど誰もが良いとは感じない候補者のために非民主的な道を切り開いた民主党は、左派や有色人種からの投票を当然のことと想定した上で、大統領選で保守派の有権者の票を獲得しようと追求したのである。民主党全国大会は、共和党大会の予備選でトランプが勝利するよう促し、そうすることで大統領選挙の本番において民主党が、それほどレイシスト的ではない保守派の票を獲得して勝利することがたやすくなるとふんでいた証拠が存在する。

 その一方で、緑の党――民主党よりも左に位置する最も目につくオルタナティブ――は大統領選で一%に満たない票しか獲得できなかったようである。この結果も、緑の党を左翼の党として建設しようと追求していた人びとにとって失望をもたらすものだった。その多くは五%の得票を目標にしていたが、実際の得票数は民主党の支持者あるいは無党派で、投票せず家から出なかった人びとや、さらに悪いことに船を飛び越えてトランプに投票した人の数よりも少なかった。

 簡単に言えば、米国の政治の中で左翼は空白となっている。まともな分析のどれも、民主党の大統領候補選びには最善の場合でも人間の顔をした新自由主義以上の存在はいなかった、とは結論づけていない。あらゆる人口統計とすべての政治的領域で見られた大衆的不満を生み出したものは、まさにこうした政治なのである。「どいつも同じ」という気分を促し、解決への期待を低めたのは、解決策を提起しなかったためであり、あらゆる左翼オルタナティブの不在こそ、少なくとも選挙期間中は不満のはけ口が右翼の側に流れていくことを確実にさせてしまったのである。



 われわれは、トランプに代表される白人至上主義とナショナリズムの極右的言説を打ち負かさなければならない。われわれの生命は、まさにその点にかかっている。しかし右翼を打ち負かす唯一の道は左翼の建設である。われわれは支配階級が選んだ候補者とかれらの新自由主義的課題を背後にして、より大きな統一を構築することでは、この闘いに勝利することはできない。何か悪いことへの恐怖から、この選挙でクリントンに勝利をもたらすに十分な多くの人びとを結集したとしても、あるいは彼女のような誰かのために二〇二〇年に同じことをしても、問題を先送りするだけで、右翼は強くなり続けるだろう。それではわれわれが勝利し、よりよい世界を作るために必要なパワーを築き上げることにはならない。

 そうするためには組織化が必要である。地域レベルから始めて、選挙政治において意味ある介入手段を左翼に与える、真に独立した政治的パワーを作り上げることが必要だ。リッチモンド進歩連盟は、その一例だ。同連盟は昨日、カリフォルニア州リッチモンド市政府で多数を獲得する三つの選挙で勝利した(訳注:米国西部カリフォルニア州のリッチモンド市は、人口一〇万人。同名の東部バージニア州のリッチモンド市とは別)。それは草の根の選挙パワーがどのようなものかの例証だ(こうした活動に参加する一つの方法は、二〇一七年三月三日から五日までシカゴで開かれる左派選挙会議に参加することだ)。

マサチューセッツ州の州民投票で、教員組合が主導する運動がチャータースクール(公設民営校)の拡大を求める大量の資金を投入したキャンペーンを打ち負かしたことも、われわれが新自由主義的民営化に反対して組織化をする時、何ができるかの励ましとなる例である。

われわれは、「黒人の命は大事」運動、ダコタ・アクセス・パイプラインに反対するスタンデイング・ロック・スーと連帯する闘い(訳注:スー族などスタンディング・ロックのアメリカ先住民保留地を通る環境破壊の石油パイプライン計画に反対する運動)、移住民の権利擁護グループなど、トランプの構想や極右のトランプ支持者の暴力による被害を最もこうむりやすい人びとにパワーを与える闘いを支援する必要がある。

現場の一般活動家が先頭に立つ社会的公正を求める組合活動、さらには階級的連帯による労働者の団結を可能にし、白人労働者の中でのレイシスト的・右派的語りを打ち破る新しい刷新的形態での組織化を含めて斬新な労働者階級の組織を作り出すことも決定的に重要である。

最後に、われわれは革命的組織を作る必要がある。現在、世界でわれわれが直面している恐るべき諸力の配置の究極的な解決のためには、それを支え、その衝撃を形づくっている資本主義と白人優位主義、ならびに異性愛的家父長主義のシステムを打倒するほかない。社会主義組織なしに社会主義世界を勝ち取ることはできない。われわれは、それが「ソリダリティー」であろうと別のグループであろうと、革命組織を見いだし、参加し、その建設にかかわり、公正な世界のために闘っているすべての人びとを強く励ますものである。

現在、われわれすべてが次に何が来るのかについて恐れており、われわれすべてが、友人、家族、同志たちの感情的・肉体的健康を確保するようチェックする必要がある。しかしわれわれは、闘い、勝利することができる活気にあふれた反資本主義左翼の再建を明日まで待つ余裕はない。われわれは心の底から、今日、多くの人びとが語る言葉に同意する。悲しむことなかれ、組織せよ!



2016年11月9日



報告 : 11.7 辺野古実防衛省定例申し入れ行動

IMG_1578高江にヘリパッドを作るな 辺野古に新基地作るな

 一一月七日午後六時半から、辺野古への基地建設を許さない実行委の呼びかけで、毎月第一月曜日防衛省申し入れ行動が行われた。

 最初に日韓ネットの尾沢さんが韓国の闘いを紹介し、沖縄反基地闘争との連動した意義を訴えた。

「一一月五日パク・クネ大統領退陣を求める二〇万人のデモがソウルで行われた。チェ・スンシルゲートという口きき、利得を求めるもの、そして大統領演説草稿を見ているなど国家機密が流れた。民衆の怒りはパク大統領の独裁的手法・支配に対するものでもある。民主労総は二度のゼネストを決行して闘っている。さらに、サード配備問題、日韓軍事協定保護協定の締結に向けた協議の開始、沖縄周辺での日米韓軍事演習を行っている。これらは沖縄での軍事基地強化・拡大の動きと連動してる。韓国民衆と沖縄の闘いの連携を作り出そう」。

 横田行動実行委は「一一月二七日、福生でオスプレイ横田基地配備に反対して集会とデモを行う。米空軍のCV22オスプレイが二〇一七年一〇月~一二月の間に横田基地に配備される予定になっている。これに特殊作戦コマンドの訓練も含まれる。このコマンド部隊は高江ヘリパッド建設が完了すれば連携して使うことになる」と指摘し、横田基地への闘いの重要性を語った。

 「高江 森が泣いている」上映実行委の全国一般全国協東京労組が高江の闘いの様子を報告し、映画上映を紹介した。宮古島自衛隊配備に反対する実行委の若者は「宮古島へ帰省してきた。宮古島には航空自衛隊の基地がもともとあり、レーダーの建物が一つあったが目立つものではなかった。今回は新たなレーダー基地など様々な建物が建設されていた。地元は反対の意志を表明している。内地の人々が宮古島に寄り添うようになってほしい。今月の二〇日に宮古島で自衛隊基地建設反対の大集会を開く。石垣島や宮古島の予定地自治会はみんな反対している。支援の声を届けてほしい」と切々と訴えた。

 次に沖縄平和センター事務局長の大城悟さんが電話でアピールした。 「高江でヘリパッド工事が強行されている。政府は年内完成の号令をかけている。一日七〇~一〇〇台のトラックが入っているが計画がずさんだ。環境に配慮してモノレールを作って伐採を最小限とする工事にするとしていたが道路を作り違法な伐採をして工事をやっている。厳しい状況だが排除されながらもまた立ち上がり阻止行動をしている」。

 「山城議長が逮捕・拘留されている。弾圧を怒りに変えて、必ず跳ね返していく。沖縄差別を許さず、民主主義・平和を取り戻す。共にがんばろう」。

 警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民監査請求実行委員会は「警視庁機動隊が沖縄に何人行っているのか、何をやっているのか教えてくれない。不当な行為を税金を使ってやっている。これに対して住民監査請求で、機動隊を東京に戻したい。一一月一五日、中野産業振興センターで北上田毅さん(沖縄平和市民連絡会)と高木一彦さん(弁護士)を講師に勉強会をやるので参加してほしい」と話した。

 日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会と平和・核問題委員会が防衛省に申し入れを行った。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが「福岡高裁那覇支部が行った、辺野古埋立て容認の判決の破棄を求める最高裁行動(11月11日、20日午後6時、キャンドル集会、20日8時~9時情宣 10時~署名提出・要請行動正午~午後1時昼休み集会)」への参加を呼びかけた。

最後に、辺野古実が11月27日(日)午後2時新宿アルタ前、沖縄連帯集会・デモ、12月5日午後6時半(月)定例防衛省行動の行動を提起し、全員で防衛省に向けて「高江ヘリパッド建設、辺野古新基地建設阻止、宮古島・与那国島など自衛隊配備反対」のシュプレヒコールをあげた。日本キリスト教協議会の司会を務めた平さんが「神奈川県の牧師さんが高江での行動の件で、教会に踏み込まれて逮捕された」ことを報告し、戦前の警察のやり方だと批判した。沖縄連帯の連続行動に参加しよう。

(M)

11.2 TPP反対行動報告

TPP11211.4
TPP衆院特別委員会で強行採決
八日衆院本会議採決許すな!
農業、医療、労働など破壊するな


一一月四日午後、自民、公明、日本維新の会はTPP(環太平洋経済連携協定)の承認案と関連法案を衆院TPP特別委員会で野党議員の抗議の中、賛成多数で強行可決した。与党側が民進など野党側と審議日程の調整がつかないまま、委員会採決に向け、午後から締めくくり総括質疑を実施した。民進党、共産党議員は、合意のない状態での委員会開会に反対し退席した。質疑の終了直前、委員会室に戻り、「強行採決反対!」などと書いた紙を手に、塩谷立委員長を囲んで抗議する中、採決を強行した。

今後政府・与党は四月八日にTPP承認案・関連法案の衆院本会議採決を目指すとしている。民進党は山本有二農水相の不信任決議案の提出も検討している。臨時国会の会期は一一月三〇日までだが、政府・与党は会期延長をせざる程追いつめられている。

この日も国会前ではTPPに反対する人々の抗議行動が行われた。TPPの協定審議内容がほとんど黒塗りで明らかにされないまま、農業、医療、労働、食の安全などを根底からくつがえすTPPが成立に向けて、全国の人々の意思を無視して進められている。断じてこれを許してはならない。

11.2STOP TPP 市民アクション国会前行動
国内批准反対 強行採決絶対反対


 一一月二日午後六時半から、衆議院第二議員会館前で「TPP批准反対 強行採決絶対反対」行動がSTOP TPP 市民アクションの呼びかけによって行われた。一一月四日に特別委員会と衆院本会議での強行採決が予定されていたが、山本有二農水相の「強行採決を認める発言は冗談だった」とする二度目の発言が明らかになり、四日の採決をめぐり与野党の激しい攻防が続く中での緊急行動であった。

衆院TPP特別委員会の理事・畠山和也さん(共産党衆院議員)が終わったばかりの理事会の様子を報告した。

「午後五時以降に理事会が開かれた。昨日の山本農水相の二度の暴言を問題にした。①強行採決発言について、撤回したが冗談だった発言②JA関係者に明日農水省に来てくれれば良いことがある、と発言した。大臣の資質に欠けると、野党は午前中に辞任に値すると要求。昼、自民党国対委員長は今日採決したい。野党は採決する状態にないとして午後五時自民と決裂。午後五時一五分理事会で、自民は四日の委員会で締めくくり質疑をする。強く抗議したが民進党理事は退席、共産党は残った。塩野谷委員長は四日午後一時半から総括質疑を行い、委員会の採決をすると決めた。本会議での採決はこの日は行わず、来週にずれこむことになった」。

集会の始まる前、カムロテツさんらのグループがラップ調で訴えた。

「TPP絶対反対、強行採決反対、国内批准反対。与野党合意も認めない。円満採決絶対反対。野党はもっと気合を入れろ、市民はもっと気合をいれろ。採決延ばしてもうれしくない。延ばした分だけこぶしをあげよう」。

山田正彦さん(元農水相)が「四日採決と聞いて頭にきた。日本の農業が危機に陥り、自給率が一〇%になる大事な問題だ。我々の勝負の時だ。許されない。TPPの葬式を出そう。四日正午に集まろう。何が何でも止めよう」と檄を飛ばした。清水忠史さん(共産党、衆院議員)。「採決が一日二日延びたぐらいで満足しない。廃案に追い込もう。農業のみならず、医療・中小企業への問題点が明らかになりつつある。審議は道半ばだ。山本農水大臣の発言、冗談で採決をもてあそぶな、辞めてもらうしかない。四日の委員会強行採決断固反対。中央公聴会も開いていない。日本を滅ぼす自民党になるな」。

植草一秀さん(オールジャパン平和と共生運営委員)。「TPPは様々な仕組みを根幹から変えてしまう、恐ろしいものだ。共同通信の行った世論調査でも、七八%が慎重審議を求めている。賛成しているのは一〇%のみだ。世界的にグローバリズムに抵抗する動きが現れている。TPP批准を阻止しよう」。加藤好一生活クラブ生協会長は金曜日には黒のコスチュームでがんばると語った。

毎日反対行動を行っているカムロテツさんは「TPPは社会の根幹が根底から変えられるものだ。6が9になる。山が海になるようなものだ。経済は円運動でなくてはいけないのに、線になりどこか一カ所に集められ独り占めされる。人間の生存・生活が破壊される。だからTPPは許せない」。JR総連、神奈川自治労連、全労連全国一般、自由の森学園の仲間がそれぞれTPPを批判した。



山浦康明さん(日消連共同代表)は「一〇月二七日午前中に、参考人として発言した。食の安全問題、遺伝子組み換え食品は鮭、麦、コメにまで及んでいて我々はそれを食べるのを拒否できない。食品添加物について知りたいが、TPPが通れば企業秘密だから表示しないとなってしまう。安倍首相は午後に、何ら私の具体的説明に反論することなく、日本の基準は変えないと答弁した。まともな審議が行われていない」と批判した。

ママの会の杉山さんは「先週の金曜日からずっと抗議行動に参加している。批准しても抗議しあきらめない。子どもをTPPから守る」と語った。神奈川県大和市から来た仲間は地元の人にTPPを知っているために話しかけている。一一月一二日には地元で行動する。TPPの危険性を地元で訴えようと話した。

横浜からきた岩田さんは「多国籍企業は彼らに都合のよいルールを作る。NAFTAで、アメリカの安いトウモロコシがメキシコに輸出され、メキシコのトウモロコシ農家は壊滅した。その人たちがアメリカに行き、低賃金で雇われたのでアメリカの労働者の賃金が半分になった。米韓自由協定によって、韓国の畜産農家は壊滅した。ボリビアでは水道事業民営化され、水道料金が値上げされ庶民が困った。エジプトでは最賃が上げられない。EUに加盟したイギリスの漁業はノルウェーの安い魚が入り衰退した。一%の多国籍企業だけがもうかる。それがTPPだ」と世界で起きている自由貿易協定の問題点を指摘した。

フェイスブック憲法九条の会、歌手のえみむめもの歌など発言が続いた。最後に、「ふるさと」を合唱してTPP阻止まで闘いぬく決意を固めた。

(M)

追記:
この日の行動を終えて、家に帰り午後九時からのNHKテレビニュースで、山本農水相の発言問題を取り上げて、政治家の発言として問題があるとコメントしていた。これで終わると思っていたら、TPP批准によって良いことが起こると三つの例を紹介した。

一番目、日本は豚肉に一キロ四八二円関税をかけているがこれが五〇円になる。価格では米国産に負けるが霜降肉のような質で対抗する農家。この農家は初めTPPに反対していたがピンチをチャンスに変えると紹介した。

二番目、コメ。日本のコメ消費は二〇年前の三分の一に減っている。ベトナムは二二・五%の関税をかけているがこれが撤廃される。そうすると日本の三倍のコメを食べているベトナムに輸出できる。日本のおむすびをベトナムで販売したら、高い商品だがおいしいと売れた。

三番目、自動車部品製造会社。メキシコに輸出しているが、アメリカに製造拠点がない。輸出するには自動車部分の三七・五%しか輸出できないという制限が撤廃される。これが雇用につながる。

このどの例を考えてみても、どれも不確かで、日本の農家やベトナムの農家が豊かになるとは思えない。圧倒的な日本の農家や関税をなくすことによる相手国の農家や労働者の生活が厳しい競争にさらされ破壊されるだけだ。こんなウソとごまかしでTPPを通してはならない。

【11.19 アジア連帯講座:公開講座】徹底批判 自民党改憲草案 ―天皇元首化、国防軍創設、人権抑圧、首相権限の強化―

11.19 アジア連帯講座:公開講座

徹底批判 自民党改憲草案
―天皇元首化、国防軍創設、人権抑圧、首相権限の強化―


清水雅彦写真講演 清水雅彦さん(日本体育大学教授・憲法学/九条の会世話人/戦争をさせない1000人委員会事務局長代行)

【参考テキスト】『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか?』(清水雅彦 著/高文研)


日時:11月19日(土)/午後6時30分
会場:文京シビックセンター 会議室2 (3F)[東京メトロ丸ノ内線・後楽園駅 都営地下鉄三田線・春日駅]
資料代:500円
主催:アジア連帯講座
  東京都渋谷区初台1-50-4-103 新時代社気付 
TEL:03-3372-9401 FAX:03-3372-9402

BLOG「虹とモンスーン」 
http://monsoon.doorblog.jp/

 今年7月の参議院選挙で、自民・公明の与党におおさか維新、「日本のこころ」、さらに無所属議員を加えた改憲勢力が、非改選を含めて3分の2以上の議席を獲得。改憲発議への要件が衆参両院で満たされたことで、政権与党による憲法改定作業が、現実の政治課題として目前に迫ってきました。それに呼応するように、大手メディアも「まず修正ありき」の論調で紙面を埋めています。

 自主憲法制定は自民党結党以来の悲願であり、現憲法への「押しつけ論」「一国平和主義論」などの批判を持ち出し、修正を目論んできました。安倍首相は在任中の改憲を繰り返し公言。2012年に発表された「草案」をたたき台に、野党第一党の民進党を巻き込みつつ、秋の臨時国会・憲法審査会での議論開始に執念を燃やしています。

 来年は憲法施行から70年。改憲の原案すらこれまで国会に提出されなかったのは、その平和主義の崇高な不偏性と、二度と戦争を繰り返さないという市民のたゆみない運動や闘いがあったからではないでしょうか。

 自民党草案のどこが問題なのか。それがもたらす社会とは。そして私たちがめざす憲法の姿とは――。

 今回の公開講座では、憲法学はじめ、平和主義や監視社会論など、多方面で活躍中の清水雅彦さんをお招きし、自民党「日本国憲法改正草案」の問題点を徹底的に検証します。


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